目次
幼稚園入園後の1日の流れ
慣らし保育中
幼稚園によっては、慣らし保育のある園があります。慣らし保育のある園では、午前中にお迎えとなる場合が多いようです。
*登園(9時ごろ)
制服のある園では、登園したら帽子や鞄を棚に置き、体操服へ着替えるところもありますね。
*朝の会
先生の弾くピアノに合わせて、朝の会が始まります。今日一日楽しく過ごそうね、という気持ちになる会です。
*歌を歌ったり、お絵かきしたり
幼稚園にいる時間も短いため、慣らし保育中はお友達と楽しく過ごせることをする園も。怪我防止の観点から、子どもたちが園生活に慣れるまでは外遊びをしない園もあります。
*帰りの会
体操服に着替えた場合は、再び制服へとお着替えします。今日も楽しかったね、また明日も元気に会おうねと、先生とご挨拶をして今日はおしまい。
*お迎え(11時ごろ)
直接お迎えをする場合は、ここで子どもの様子を詳しく聞かせてもらえるでしょう。案外、すぐ泣き止んで楽しんでいた、なんてこともわかるかもしれません。
通常保育時
慣らし保育などのない園では、入園したらすぐにさまざまな活動が始まるかもしれません。初めての園生活にドキドキしますね。
*登園
*朝の会
*歌を歌ったり、制作をしたり
*お弁当(給食)の時間
手を洗う、テーブルを拭く、お弁当の準備(ナフキンを敷く、お弁当を置く)などを行います。先生のピアノに合わせてお弁当の歌を歌い、みんなで「いただきます」をします。
*外遊びなど
午前中に行ったこととは違うことをすることもあれば、行事などで制作がある場合は午前中と同じことをすることもあります。
*帰りの会
*降園(14時ごろ)
トイレは大丈夫かな?と不安になるママへ
幼稚園で一日中過ごすようになると、トイレは大丈夫かな?と心配になる方もいるかもしれませんね。
幼稚園では、子どもたちの排尿のペースを考え、活動ごとにトイレへ連れて行ってくれるので、安心です。
たとえば、朝の会後、一つ目の活動が終わったらトイレへ、そして、またもう一つの活動が終わったらトイレへ、というイメージです。
幼稚園の生活に慣れれば、自然と「あともう少しでトイレへ行ける」とわかるようになります。はじめはおもらしすることもあるかもしれませんが、次第に子どももちゃんとトイレに行けるようになりますよ。
幼稚園に通わせる際の持ち物や服装
持ち物(平日)
幼稚園児が平日持って行く物の一例です。
*通園バッグ
・出席ノート
・連絡ノート(先生への連絡がある場合や、先生から連絡がある時に使うノート)
・お弁当(お弁当、トリオセット、ナフキン、巾着袋)
・コップ(コップ、巾着袋)
・歯ブラシ
・体操服上下
・ハンカチ、ティッシュ
*水筒
服装
*制服あり
園指定の制服上下・靴がある園や、制服ジャケットの下は私服というところもありますね。
靴下については、園指定がある場合とない場合があります。ない場合でも、園行事がある時は「白」などと決まりがある園もあります。
*私服の場合
園では子どもたちが脱ぎ着するため、子ども自身が着脱しやすい服がおすすめです。トップスは、フードや紐のついていないトレーナーやTシャツがいいでしょう。ズボンはゴムが便利です。
女の子の場合、スカートを履きたがるかもしれませんが、おすすめしません。スカートとズボンが一体になっているタイプが動きやすくていいですね。
スカートとレギンスが一体になっているものは、足にぴったりフィットして脱ぎにくいものもあるため、子どもが着替えにくいようなら避けましょう。
幼稚園での集団生活で必要なことは?
自分の名前がフルネームでわかる・言える
子どもによって、下の名前やニックネームのみしかわからない場合もあるかと思います。自分の名前は、苗字も含めて理解し、ちゃんと言えるようにしておきましょう。
幼稚園では、出席を取ることもあります。その時に、フルネームで呼ばれてもわからないと困りますよね。
同学年や他学年に同じ名前の子がいる、という場合もあります。ですから、自分の名前を苗字とともにわかっていることがとても大切なのです。
自分の名前をお友達に伝えたことがきっかけで、お友達ができることもあります。園生活を心地よくスタートするためにも、お名前はしっかりわかる・言えるようにするといいですよ。
自分のものがわかっている
幼稚園では、制服をはじめ、みんな同じようなものを持っています。気づいたら、ハンカチや靴下など、購入したものがお友達と同じ!ということも。
園によっては、制服や体操服への装飾を一切禁止している園もあります。ですから、外から見えない場所に、目印になるように同じワッペンを付けるのもおすすめです。
例えば、制服の裏地、スカートやズボンの裏、体操服の裾(ズボンで見えなくなる部分)などにつければ、目立つことはありません。
子どもが自分のものとわかるための印ですので、小さいワッペンでいいでしょう。お子さんの好きな動物など、お気に入りを探してみてください。
また、ハンカチやポケットティッシュ、粘土ベラなど細かいものは、記名とともに同じマークのシールなどを貼っておくと間違えにくくなりますよ。
お片づけができる
ちゃんと自分の物をカバンにしまったり、所定の位置に戻したりできる。それだけで、ものをなくす、お友達のものと間違えるなどの可能性が低くなります。
また、幼稚園の物を使って活動をしたあとは、お片づけをする時間もあります。ちゃんと片付けができれば、それだけで所定の位置にあるはずのものを先生が探す時間もなくなり、物事をスムーズに運べます。
まだ上手にお片づけできないお子さんもいらっしゃると思いますが、親子で一緒にお片づけの練習をして、一人でもできるようにしていきましょう。
先生やお友達に気持ちを伝えられる
幼稚園に行ったら、本当にいろんなことが待っています。家ではしない制作をしたり、お友達と長時間過ごしたりして、子ども自身も想像つかないことがたくさん待っていることでしょう。
先生のお話をしっかり聞くことも大切ですが、それと同時に「自分の気持ちを伝えられる」ということがとても大切になります。
トラブルや困ったことがあった時などは、自分でどうにかしなければなりません。先生やお友達に助けてもらうためには、自分の言葉で伝える必要があります。
昼間ママやパパと過ごしている時期は、悲しかったね、うれしかったね、などと親が言葉に出して共感することも大切。子どもが何かを言う前に、親が気持ちを代弁することも多いですよね。
でも、少しずつでいいので、親が先回りして気持ちを言わず、子どもが自分の気持ちを伝えるまで待つなどして練習してみてくださいね。
入園前に:早寝・早起きの習慣を始める
出発時間から逆算して、子どもの起床時間を決める!

子どもが小さいうちは、朝バタバタするよりは寝ていてくれた方が…。と、起きるまで寝かせているママパパもいらっしゃるのではないでしょうか?
入園後の子どもたちは「今日は少し眠いからゆっくり…」というわけにはいきません!まずは、朝何時に起きるかを決めましょう。
ご飯、歯磨き、お着替えなど、登園前にやることを挙げてみます。そこで今子どもが何にどのくらい時間をかけているのか、また親が手伝った場合の時間を把握しましょう。
子どもの起床時間を決める際は、プラスアルファの時間をとっておくと安心です。
筆者の息子は、おでかけ前に少し自宅で遊んでからでないと不機嫌になってしまいます。ですからその時間も含めて考え、起床時間を決めています。
ママの起床時間は、子どもの起床時間から逆算!
朝、子どもが起きる前にママのメイクなどのおでかけ準備が終わっていると、朝バタバタしません。一緒に朝食をとることもできますし、子どもの準備も手伝うことができます。
ちなみに筆者のタイムスケジュールは
5時半 ママ起床(メイクや自分の準備・お弁当作り・朝食準備)
6時半 息子起床、顔を洗う、うがい
7時まで 一緒に朝食を取り、歯磨き、着替え、幼稚園の準備
8時まで 自由時間(好きなおもちゃで遊んだり、絵本を読んだり)
8時半 自宅前のバス停から登園
幼稚園によって、お弁当、給食、両方と様々です。お弁当の場合は、慣れるまで少し余裕を持って起きることをおすすめします。筆者の場合、お弁当がない日は、30分ゆっくり起きるようにしていますよ。
理想の睡眠時間を目指して、就寝時間を逆算する!
睡眠時間は、年少ですと3歳ですので、だいたい12時間くらいが理想と言われています。お昼寝も含めた時間ですので、お昼寝が1時間の場合は夜11時間しっかりと睡眠をとれば良いわけです。
成長ホルモンが活発といわれている、22時~23時にはぐっすりと眠りについていられるように、出来れば20時にはベッドに入るのが理想です。
ぐっすり眠ることができると、次の日すっきり起床してくれるので、朝もスムーズになりますよ。
起床時間から逆算すると、かなりの早寝になってしまい、日中の家事が忙しくなるように思えます。
ですが、子どもが早寝すればその後にたくさん時間がありますので、子どもが寝た後に家事をするように習慣つければ、ママも楽になりますよ。
就寝時間からさらに逆算!お風呂や夕飯はいつにする?
はじめに決めた就寝時間から考えて、夕ご飯、お風呂、寝かしつけの時間も決めてみてください。
筆者のタイムスケジュールは
17時半 一緒に夕食→歯磨き
18時半 お風呂→パジャマに着替え、寝室へ行く
眠る前の時間は子どもとの大切な時間だと思っていますので、毎日30分~1時間は寝室で過ごしています。
寝室では、水分補給後に子どもに選ばせた読みたい絵本を2~3冊読み、今日の楽しかった事、明日したい事などをお話しています。
「おやすみなさい。」を合図にしており、その後は添い寝で寝かせていますが、だいたい19時半~20時には就寝しています。
幼稚園のリズムで過ごしてみる
午前中は活動的に!ママと過ごす時間をたくさんとる!

起床時間が早まると、午前中がとても長く感じるかもしれません。せっかくの時間を自宅で何もせずに過ごすよりも、少しで構いませんので公園などで遊ぶようにしたいところです。
幼稚園によって様々ですが、だいたいが午前中は外遊び、制作、体操などと活動的に過ごすところが多いです。
そのため、入園前から午前中に出来るだけ活動するリズムをつけてあげると、入園後にお子さんもスムーズに過ごすことが出来ますね。
また、この時期にいろいろな公園で遊具に慣れておき、「こんなことをしたら危ない」と実感を伴った経験をしておくことも大切です。
1日中ママと一緒に、いろいろなことが出来るのはこの時期だけ。子どもとたくさん過ごして、思い出もたくさん作ってあげましょう。
お昼ご飯は幼稚園と同じ時間に
たくさん遊んだ後は、お昼ご飯ですね。出来るだけ毎日同じ時間に食べるようにすると、子どももリズムをつかめるようになります。
その際に「あの時計の針が12になったら、お昼ご飯にしようね」などと声をかけてあげると、時計や時間の認識が少しずつ出来るようになりますよ。
幼稚園から帰宅するのは、だいたい2~3時頃になります。お昼ご飯後の過ごし方は子どものリズムに合わせて、臨機応変に対応してあげてください。
お昼寝はどうする?
幼稚園に入園するまで、お昼寝が必要なお子さんもいらっしゃるでしょう。しかし、お昼寝に関しては注意が必要です。
午前中に寝る習慣があるお子さんは、幼稚園入園後も午前中に同じく眠くなってしまいます。午後にお昼寝をするよう、午前中は活発に活動するのがおすすめです。
また、起きるまで長時間ぐっすり眠るようなお昼寝をしてしまうと、夜なかなか早く寝付けないときも出てきます。ですから、お昼寝をするにしても、短時間で切り上げるのがベストです。
とはいっても、寝起きが悪くグズグズされると、どうしても起きるまで寝かせたくなりますよね。ここは親子共に頑張って、早く寝て早く起きる、昼寝は短時間へとシフトしていきましょう!
トイレトレーニングが進まず心配?焦らず進めよう
おむつNGの園も多い

幼稚園によっては、「入園までに必ずトイレトレーニングを完了させること」というルールのある園もあります。
早生まれのお子さんがいるご家庭にとっては、そんな~!と嘆きたくなりますよね。でも、幼稚園で快適に過ごすためにも、ここはぜひトイレトレーニングを進めていきましょう。
おむつで排泄してしまい、なかなかトイレに行きたがらないお子さんもいると思います。徐々にでもいいので、トイレで排泄することの快適さを実感してもらいましょう。
今は、絵本やシールなど、たくさんのトイトレグッズが揃っています。お子さんの好きなキャラクターなどを利用して、トイレに行くことへ前向きになってもらえるといいですね。
自分で拭けるようにする
おしっこは自分で拭けるけど、うんちは難しい、というお子さんもいると思います。きれいに拭くことは難しいですが、練習していきましょう。
年少さんだと、先生も気にして見てくれることも多いですが、残念ながらやはり我が子だけをずっと見てくれるわけではありません。
トイレットペーパーの取り方とたたみ方、拭き方、うんちを拭いた後のペーパーのたたみ方などを順序立てておしえてあげてくださいね。
少しずつで構いません。徐々にできることを増やしていけるといいですね。
自宅以外のトイレに行くことにも慣れておこう
自宅以外のトイレに行けない、という子をたまに見かけます。公共のトイレだと特に、勝手が違ったり汚れていたりして行けなくなってしまうようです。
幼稚園のトイレに行けない、入れないということを防ぐためにも、自宅以外のトイレにも入れるようにしておくと安心ですね。
また、男の子の場合、幼稚園には立って用をたす便器もあります。外出した際などに、少しずつでもいいので、立ってできるように練習しておくといいですよ。
排泄で失敗しても大丈夫!
つい「トイレ行こうか」とか「トイレ我慢してるんじゃない?」など、大人が声をかけがち。トイレに行きたい、おなかが痛いなど、普段から子どもから言う練習をしておきましょう。
また、おもちゃなどで遊んでいるとトイレを我慢してしまい、その結果漏らしてしまう…ということもありますよね。
何かに夢中になるのはいいことですが、我慢するとどうなるか、その結果どういうことになるかなど、ママパパと一緒にお子さんが考え、お子さんが答える形で話合ってみるのもいいでしょう。
トイレトレーニングがいくら完璧でも、たまに失敗することもあると思います。先生たちも状況を考慮してくれるので、たまに失敗する程度なら心配はいらないですよ。
食事の時間に困らないために
時間内に自分で食べる練習を

おうちで過ごすことが多い入園前のお子さんは、時間を気にしながら「何分以内に食べよう!」とか、「全部を一人で食べる」という経験があまりないかと思います。
幼稚園では、やはりお弁当(給食)の時間が決まっていますから、「時間以内に自分で食べる」ことがとても大切です。
どうしてもママやパパと一緒にいると甘えて、「食べさせて」ということもあるでしょう。そんな時には、無理強いする必要はありません。
「じゃあ、このトマトを自分で食べられたら、次はお手伝いするね」など、食事の時間を楽しみながら、自分で食べる練習を少しずつはじめましょう。
時間がかかったとしても自分一人で全部食べられた時や、遊ばずちゃんと食べられた時にはたくさん褒めてあげましょう。
お弁当箱やトリオセット、巾着袋の使い方に慣れる
お子さんが入園予定の幼稚園は、お弁当でしょうか、給食でしょうか。給食という園でもスプーンフォークは持参などの園もありますし、遠足だけはお弁当の園もあるでしょう。
幼稚園に入る前はあまり使う機会がない、巾着袋やお弁当箱。トリオセット(スプーン、フォーク、箸の入ったカトラリーセット)となると、未知ではないでしょうか。
物によっては、開けたり閉めたりしづらいものもあります。お子さんにとって、どのようなタイプが使いやすいのか、いろいろと見てみてくださいね。
巾着袋を開け閉めできる、お弁当箱を水平にして開け閉めできる、スプーンやフォークを落とさず出せるなど、ひと通りおうちで練習しておきます。
園でお弁当箱をひっくり返したり、スプーンなどを落としたりすることも少なくなりますよ。
好き嫌いをなるべくなくす
幼稚園によって「お弁当箱・給食をピカピカに(完食)する喜びを味わう」ことを大切にしているところもあります。
また、給食のある園に通っていながら子どもに好き嫌いが多いと、メニューによっては白米しか食べられない!という日も出てきます。
好き嫌いがある子に強制して食べさせる時代ではありませんが、好き嫌いない方がやはり子どもの苦労も少なくなります。少しずつでいいので、好き嫌いを減らしていけるといいですね。
子どもの好きなメニューに混ぜたり、味の濃いハンバーグやカレーなどに混ぜたりして、食べられた!という経験を増やすと苦手意識もやわらいできますよ。
お着替えを自分でできるように練習する
洋服はたためますか?
幼稚園にもよりますが、制服から体操服、体操服から制服へのお着替えがあるところや、脱いだ制服を棚へしまうところもありますね。
「脱いだ服をきちんとたたむ」ということはまだ難しい年齢ではありますが、ご家庭で少しずつ練習してみてくださいね。
まずは、小さなタオルハンカチなどからたたむ経験を積むと、できる!という感覚が生まれて意欲が出ますよ。
ちなみに「お着替え袋」と呼ばれる巾着へ、体操服や汚れた服をしまう園もあります。きちんとたたんでしまえると、シワにもならず気持ちの良い状態で整理することもできます。
意外と見落としがちなのですが、靴下も片方ずつバラバラに片付けず、一足にまとめてしまえるとなくしませんよ。
【入園後】幼稚園に馴染めない、行くのを嫌がる場合の対処法
誰もが一度は通る道?

子どもが入園してすぐ、または少しして慣れたかなと思った頃に始まるのが「ようちえん、いかない」宣言です。
夜寝る前から「行きたくない」とシクシク泣いたり、調子よく登園したのに「バイバイ」する時になって大暴れしたり…。子どもによって、理由も嫌がり方もさまざまなようです。
入園後しばらくの間は嫌がることが誰にでもある、と覚えておくといいかもしれません。でも、長い子だと、年少さんの間ずっとママパパと「バイバイ」する時に大泣き、なんてこともあります。
入園直後のお子さんと、年長などの幼稚園に慣れたお子さんでは嫌がる理由も異なります。ここでは、入園直後のお子さんが嫌がる・馴染めないことに関してお伝えします。
なんで馴染めなかったり、嫌がったりするの?
子どもによって、馴染めない理由や行きたくないと嫌がる理由はさまざまです。まずは、子どもにその理由を聞いてみましょう。
行きたくない理由には、
・大好きなママパパと離れるのがとにかく嫌
・制服が着心地悪い、デザインが嫌い
・知っているお友達がいない
・人見知りで担任に甘えられない
・教室にいることに馴染めない
(幼稚園のルールがまだわからず、なんだか居心地がわるい)
・行われている活動(制作、歌、プールなど)が嫌
・給食に好きなものがない
(お弁当のご飯が冷たいから嫌という子も)
・トイレが怖い、または勝手が違って嫌
などがあるようです。
ご覧になってわかるかもしれません。子どもたちは、今までのママやパパとの時間がとても楽しく、おうちで過ごしていた時間がとても心地よかったのですね。
対処法|ママパパと離れたくない場合
幼稚園入園時、幼稚園に行きたくないと嫌がる子は、ママやパパとの信頼関係がしっかり築けていると言われています。
泣き叫ぶ我が子を見ると、後ろ髪を引かれるのが親。ママやパパのなかには、我が子が泣く姿にもらい泣きしてしまう方もいるかもしれません。
でも、ここは心を鬼にして「〇〇のこと大好きだよ。ママ(パパ)も離れるのは寂しいけれど、あとでお迎えに来るからね」と笑顔で接し、あとは先生にお願いして去りましょう。
いつまでも泣き叫ぶ我が子を抱いたまま、幼稚園の玄関や園バスの乗車口で押し問答するのは避けます。せっかく泣き止んだ他の子も自分のママが恋しくなり、泣き出すこともあるからです。
抱きしめたり、両手を握って「バイバイ」と言い合ったり…。「これをしたら親とお別れ」という毎日のサインを決めておくのもおすすめです。
対処法|制服を着ない、靴を履かない
朝の支度を嫌がる時、もしお話できる状態でしたら、嫌がる原因を探ってみましょう。ただ単に着ることや履くことを嫌がる場合、少しでも喜ぶ工夫をしてみると改善することがあります。
たとえば、大好きなキャラクターのワッペンや、ママ特製のお守りと称した小さな飾りを裏地につけます。靴ならキャラクターの中敷を敷いたり、中敷に絵を描いたりしてみましょう。
「〇〇の好きなキャラクターが応援してるよ」とか「このお守りがママの代わりに〇〇のそばにいるからね」などと伝えてみると、すんなり着てくれることもあります。
一方で、そもそものデザインを気に入ってない場合、気に入らない部分を聞いてみるといいですよ。
「〇〇はそう思うんだね。でも、ママやパパはここがすごく似合ってかっこいい(かわいい)と思うよ」と、子どもの気持ちを受け止めた上で似合う部分を褒めてみると、その気になってくれることも。
対処法|幼稚園に馴染めない
これは、幼稚園の何に馴染めていないのかを、具体的に探った方が良さそうです。担任の先生やサポートに入られている先生と、しっかりとお話してみましょう。
たとえば、入園直後ならどの子も幼稚園の生活に慣れてはいません。親があれこれ心配しすぎると、子どもは余計に「自分はダメな子なんだ」と思ってしまうこともあります。
時間が解決することもあるため、我が子の力を信じて、夏休み前くらいまで気長に様子を見守りましょう。馴染めなかったけれど、仲良しのお友達ができてあっさり解決、なんてことも多々あります。
一方、発表会や運動会などの集団で何かを成し遂げる行事や、プールや体操などの特定の活動が嫌という場合。
「何事も諦めない」方針の園と、「子どもの気持ちに寄り添う」方針の園では、子どもに対するアプローチも全く異なります。先生と相談し、園の方針に合わせた対応をするようにしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?幼稚園入園は、子どもにとっても大きな節目の1つですね。
入園前の時期に少しずつお子さんの生活リズムを整えてあげることが、ママが出来る最初の入園準備ではないでしょうか。
すぐには難しくても、焦る必要はありません。出来るだけ長い期間をかけて、子どもにいろいろなことを教えてあげてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。