【幼稚園入園前の生活準備(1)】規則正しい生活を身に付けましょう
早寝早起きのリズムを作りましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです就園前の子どもは、親と同じように夜型の生活を送っている子も多いのではないでしょうか。
幼稚園が始まれば毎朝決まった時間に登園しなければなりません。
早寝早起きができるように、幼稚園入園前から「◯時になったら寝る時間」、「◯時にはみがきをしよう」というような具合で、時間を区切って物事を進めて行くようにし、その時間ぴったりに寝ることができるようにしていきましょう。
食事の時間を決めましょう
出典:PIXTA*写真はイメージですまずは、幼稚園での昼食の時間に合わせて食事がとれるようにしましょう。
昼食の時間が決まればおのずといつ朝食をとればいいのか決まりますよね。
朝食・昼食・おやつ・夕食の時間をきちんと決め、食卓に出せるようにしましょう。
規則正しい生活を送ることでお腹がすくタイミングが整ってきたり、子どもの中でスケジュールに沿って行動することが身につき、集団生活へのストレスを軽減させることができます。
好き嫌いをなくしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです幼稚園では一定の時間内に食事を終えなければなりません。
好き嫌いをなくして何でも食べられるようにし、「◯分以内に食べる」という目標を持ってやってみましょう。
とはいえ、そうできないのが現実。
時間内に食べる、または何でも食べられるにこしたことないけど、「食べられないならしょうがない!」と思うママの心の緩さも大切です。
苦手なものはごく少量にして「少しだけれど食べられた!」という達成感を持たせたり、「今度はがんばろうね」と許し励ますなど、少しずつ進めましょう。
お弁当の園なら、子どもの好物を食べられる量で作ればOKです。
給食の園でも、苦手なものでもみんなが食べているのを見て挑戦しようとする場合もあるのでさほど心配はありませんよ。
実際に筆者の子の場合は、幼稚園では食べるけど家では渋るものがたくさんあります。
子どもは子どもなりになんとかやりますから大丈夫です。
子どもの頑張れる範囲で構わないと思います。
それに、最近では厳しい給食指導は少なく「楽しく食事しよう!」ということに重きを置いている園も多いそうです。
心配な子どもの場合は先生に相談しましょう。
先生も、その子に合ったやり方で楽しく食事ができるように工夫してくれますよ。
歯磨きを習慣づけましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです幼稚園でも昼食後にハミガキがあります。
子どもが自分でやらなければなりませんので、ママがお手本を見せながら一緒にハミガキをしましょう。
入園すると幼稚園でも教えてもらえますので、「できるようになっておけば安心」程度で大丈夫!
1人でできるようになっても、お家ではまだまだ仕上げ磨きは虫歯予防のためには必須ですよ。
【幼稚園入園前の生活準備(2)】自分でできるようにさせましょう
ひとりで衣類を脱いだり、着たりできるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです幼稚園では、「園服を脱ぐ」「スモックを着る」「体操服を着る」などの「服を着替える」ことが意外と多いものです。
今から一人でできるように、着替えやお風呂の前には練習させておきましょう。
制服が無い園ならば、ボタンやファスナーなどが少ないなるべく着脱が簡単なものが好ましいです。
また、プールの時などは脱いだ服をまた着ることあります。
「服をたためる」ということも大切ですね。
排便、排尿はひとりでできるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです基本的に幼稚園では、トイレトレーニングが完了していることが条件の場合が多いようですね。
でも完璧に完了しているという子どもはいないですから、先生もその辺はよくわかっておられますので安心してください。
また、トイレを使った後に、おろした下着やパンツなどをちゃんと元のように戻し手を洗う一連の動作ができるように練習しておきましょう。
そしてトイレットペーパーの使い方を覚えておくことも大切です。
「こういう時にはこうするものだ」ということを知っていると、先生に言えなくてモジモジすることが無くなり、子どもも安心できます。
また、これは男の子の場合ですが、特に2年保育で入園される場合、おしっこをする時におしりは出さずに前だけ降ろしてすることを練習しておいた方がよさそうです。
おませな年中さんならば、お友達をからかうこともあるそうです。
手洗い、うがいができるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです最近の園では、感染症や食中毒を予防するために手洗いには厳しくなっています。
自分のコップでうがいをし、自分のタオルで手や口をふきます。
お家でも、お出かけから帰った時には、子どもが自分で手を洗い、うがいをし、タオルをかけられるようにやらせましょう。
鼻をかめるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです幼稚園では、園にもよりますが、先生が子どもの鼻水を気を付けて拭くということがない場合が多いようです。
また、鼻水を拭くだけの対処よりも、「鼻をかむ」習慣をつけておいた方がいいですよね。
個人差もありますが、だいたい3歳以上なら練習すれば自分で鼻をかむことができます。
片方ずつ鼻を押さえ、「フン!フン!」と声を掛けて息を出させます。
筆者の場合は「鼻でろうそくを消す感じ!」と言って、鼻から息を出すことを教えました。
”鼻がきれいになって気持ちが良い”事を伝えながら、まず、親がお手本を見せてあげることが効果的かもしれませんよ。
お片付けができるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです家でもですが、幼稚園でも片付けをするように言われます。
すすんでできるように、お片付けの習慣も身に着けておくといいでしょう。
はじめは親が手伝ってもいいでしょう。
片付いたらとにかくほめて、達成感を持たせてあげるといいと思います。
【幼稚園入園前の生活準備(3)】基本的な礼儀やルールを身に着けさせましょう
挨拶やお返事(名前を呼ばれたら)ができるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージですお名前を呼ばれたら元気に「ハイ!」、知人に会ったら「こんにちは!」。
基本的なことですが、集団生活ではとても大切なことです。
忘れている時には教えて促してあげましょう。
「ありがとう」「ごめんなさい」が言えるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージですこちらも円滑な人間関係を形成するための基本ですね。
親が率先してお手本を見せ、どんな時に「ありがとう」や「ごめんなさい」を言うのかを伝えながら子どもにもそのシーン毎に言えるようにしましょう。
道を歩くことに慣れさせておきましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです道路を安全に歩けるように、交通ルールを教えておきましょう。
普段から「なぜ今そうしなければならないのか」「どこをポイントに考え注意するのか」など、一緒に歩きながら具体的に教えておくと安心です。
【幼稚園入園前の生活準備(4)】その他にママにできること
自分の物だとわかるように教えましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです子どもはまず、文字を形で覚えます。
自分の名前だけはわかるように教えておきましょう。
家の色んな所に名前を書いて貼り、目についたら読んでやれば自然と覚えますよ。
もしくは、自分のマークを決めて全ての持ち物に付けるものいいですね。
そういったことは幼稚園でも行われていることが多いので、入園後にマークを合わせた方がいいでしょう。
意思表示ができるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです集団の中での自己主張は、自己防衛のためにも絶対に必要なことです。
特に、「悲しい気持ち」は自分の身を守るためには大切なことです。
嫌なことをされた時にきちんと「やめて」と言えるようにしておきましょう。
まずはママが見本を見せて、「今が悲しい気持ち(もしくは嫌な気持ち)だった」と伝えてみてください。
子どもがそんな気持ちであろう時にも声を掛け、”気持ち”に注意を向けさせるのもよいでしょう。
ですが、ママにはできるようになっても先生に伝えるとなるとおとなしい子にはなかなか難しいことかもしれないので、始めに担任の先生に話しておくのもよいかと思います。
最初は1人でできなくても、周りの大人の力や友だちの影響などでだんだんできるようになります。
人の話をしっかり聞けるようにしましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです入園したら、先生の話をだまって聞く機会が増えます。
また、この先の人生においても「聞く」という行為は集団生活や人間関係にはとても重要なことですので、その大切さを教えておきましょう。
話を聞かせる習慣をつけるには、本を読んであげることが有効だそうです。
または、「お話を聞いてね。」と宣言してから話すと、子どもも聞く姿勢になります。
【幼稚園入園前の生活準備(5)】ママの心の準備
話し合いの時間と場を多くし、よい聞き手になってあげましょう
出典:PIXTA*写真はイメージです子どもの話は、頭の中にあることを途切れ途切れに思いつくまま話すことが多いので結局何が言いたいのかよくわからないというパパ・ママもいらっしゃるのではないでしょうか。
理解できずイライラすることもあるかもしれませんが、「そんなものだ」とただ聞くことに重きを置いてあげてくださいね。
ただ「うん、うん」と聞いてくれるだけで子どもは満足するものです。
また、「ママは聞いてくれる」とわかれば、何でもお話してくれるようになると思いますよ。
ママからの質問攻めはタブー
出典:PIXTA*写真はイメージです幼稚園でのことを聞きたくて、ついつい「今日は楽しかった?」「友達はできた?」と質問攻めになってしまうことがあります。
それについて子どもは「ママは「楽しかった。友だちいっぱいできた」と言ってほしいんだ」と思い、本当は困っていることがあっても言わなくなることもあるのです。
また、答えが欲しくて「Yes・No」で答えられる質問を浴びせてしまうこともあります。
「今日はどうして泣いたの?こけて痛かったから?コレが嫌だったから?アレがやりたくなかったから?」という感じです。
子どもはそう言われているうちにどれかの答えに「うん」と言いますが、それが本当ではないことも多いし、本人もよくわかってない場合も多いです。
「どうして泣いてしまったんだろうね。なんでかなぁ・・・」と自分で考え、自分なりの答えを導き出せるように手助けしてあげましょう。
幼稚園のイメージはポジティブに!
出典:PIXTA*写真はイメージです「こんなことでは幼稚園には行けない」とか「幼稚園にはママはいないのに大丈夫?」など、プレッシャーや緊張感を与えてしまうようなネガティブな声掛けはしないようにしましょう。
「幼稚園に行けば◯◯ができるよ」「幼稚園ではお友達とたくさん遊べるんだよ」と楽しいイメージを持てるような、ポジティブな声掛けで「幼稚園に行けば楽しいことがたくさんある」ということを教えてあげましょう。
まとめ
こうやって並べると、とっても大変そうですね。
でも一番大切なことは、子どもに入園の期待を持たせてあげながら過ごし、心を安定させてあげることです。
全てできなくてもいいのです。
あまり心配せず、親子で楽しみながら、できることに取り組んでみましょうね。
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