妊娠中の動悸がおこるのはなぜ?

動悸とは?

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動悸とは、心臓の拍動をドクンドクンと強く感じたり、脈拍を早く感じたりすることのことを言います。一般的に頻脈とは1分間の脈拍が100回以上の場合を指します。

ですが動悸の感じ方には個人差があり、それより少ない回数でも動悸を感じる人もいれば、一般的に頻脈と言われる回数でも動悸を感じない人もいます。

ホルモンや貧血、圧迫が原因にも

妊娠中の動悸の原因は様々なものがあります。まず一つ目は、妊娠によるホルモンバランスの変化によるものです。妊娠すると、多量に分泌されるプロゲステロンというホルモンの作用によって自律神経が乱れ、その影響で動悸が起こることがあります。

二つ目は、妊娠中の貧血によるものです。妊娠中は胎児に栄養や酸素を送るために妊婦さんの血液量や血球量が増えます。

この時、赤血球の量よりも血液量の増え方が多いため、妊婦さんは貧血になりやすく、貧血になることで動悸や息切れ、めまいなどの症状が起きます。

三つ目は大きくなった子宮が肺や横隔膜を圧迫することで動悸が起こることがあります。また、血液量が増えることで心臓が今まで以上に頑張り、その結果として動悸を感じることもあります。

張り止めの副作用、バセドウ病なども原因に

さらに、妊娠中に張り止めの薬を飲んでいる妊婦さんは、その副作用で動悸や手の震えが起こることもあります。

この他にも、もともと妊娠前からバセドウ病などの疾患を持っていた妊婦さんなどはその症状として動悸が出ることがあります。

対処法

動悸の対処法としては、まずはゆっくりと横になってください。仕事中でも無理をせず少し横になることで動悸が解消されることもあります。

電車などで長時間立っているのもあまりよくないので、通勤時間を遅らせるなどしてなるべく座るようにしましょう。また、休んでも動悸がしんどくて治まらない場合は病院を受診してください。妊娠中でも飲める漢方などもあるので無理せずまずは医師に相談をしてみましょう。

予防法

妊娠中のホルモンバランスの変化によるものや子宮の圧迫による動悸を予防するのは難しいです。ですが、貧血によるものは貧血を予防すればいくらか防ぐことも可能です。

そのため、食事はバランスよく鉄分をしっかりととり、必要であればサプリなどに頼ることもおすすめです。また、あまりにも貧血が強い場合は医師に相談し鉄剤などの薬を飲むのも効果的です。

また、急激な体重増加も心臓の負担が増え、動悸の原因になるので体重コントロールもしっかり行ってくださいね。

妊娠初期の動悸

吐き気、頭痛の症状も

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妊娠初期の動悸の主な原因はホルモンバランスの変化によるものです。妊娠するとプロゲステロンというホルモンの分泌量が増加します。そのホルモンの作用により、自律神経が乱れ、動悸が起こります。

また自律神経の乱れは動悸だけでなく、冷や汗、吐き気、便秘、下痢、頭痛といった体の不調をきたすこともあります。

また、妊娠初期はこの他にもつわりがありつらい時期であるため、体調がすぐれないときは無理せずにしっかりと休息をとるようにしてくださいね。

ですが妊娠初期はまだ見た目にはわからないものの、お腹の中の赤ちゃんにとっては重要な臓器や器官の作られる大事な時期です。自己判断で薬を飲んだりせず、つらい時は医師に相談をしてください。

妊娠中期の動悸

貧血によるめまいや息切れに注意

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妊娠中期の動悸の原因は初期に引き続き、ホルモンバランスの変化によるものに加え、貧血によるものがあります。妊娠中期(妊娠5ヶ月~7ヶ月)頃になると妊婦さんの血液量や血球量もどんどん増えていきます。

ですが、この時に同じ量の血液と血球が増えるわけではなく、赤血球の量よりも血液の量の方が増える量が多いため妊婦さんは貧血になりやすいのです。

貧血になると動悸だけでなく、めまいや息切れ、体のだるさといった症状が現れることがあります。貧血は度合いによっては薬を処方されることもあります。貧血がすすみ、めまいが頻繁に起こると転倒などの危険性もあるため無理はせずにしっかり鉄分をとるように心掛けてくださいね。

妊娠後期の動悸

ストレスが原因となることも

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妊娠後期になると赤ちゃんはどんどん大きくなり、妊婦さんの血液量も増えます。血液量が増えることで妊婦さんの心臓は今まで以上に頑張って血液を押し出し、体全体に届けます。このことが動悸の原因になります。

また、妊娠後期は胎動や頻尿で夜に何度も目を覚ますことで熟睡できなかったり、出産に対する不安などでストレスが溜まったりすることがあります。このストレスが溜まることで動悸が起こることもあるので、なるべくリラックスして過ごすようにしてみてください。

妊娠中の動悸に関する体験談

横になるだけでもつらい

ごんたれさんからの体験談:
30週頃、お腹の張りがきつくなってきました。普通の量のご飯を食べたくてもすぐにお腹がパンパンになってしまい苦しくなってしまいました。

その後も息苦しさが続き、横になって休む日々でした。またお腹も徐々に大きくなるので、腰痛もその分悪化しました。寝ている時の寝返りができずいつも痛い思いをしながら起き上がっていました。

それから動悸や息切れが多くなってきました。普通に座っていたり、横になったりしているだけなのに息切れし始め、とてもつらかったです。夜も寝つきが悪くなり何度も起きてしまいました。トイレも近くなるのでぐっすり寝れるということがなくなってしました。

まとめ

いかがでしたか?妊娠中の動悸は多くの妊婦さんが経験するものです。ですが実際に動悸が起こるとつらいものです。動悸が起こったらまずは無理せずゆっくり体を休めてください。

ストレスを溜めずにリラックスして過ごすこともとても大切です。どうしても動悸が治まらず日常生活にも支障が出るようであれば、早めに医師に相談をしてみてくださいね。

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