妊娠20週~23週にあたる妊娠6ヶ月!妊婦さんの状態は?
身体がふっくらしてくる時期|乳腺が発達し乳首から乳汁が出る人も
腹部だけでなく、バストやウエストも大きくなり、全体的にも体型がふっくらと変化してくる時期です。だんだんと普段着が窮屈になり、マタニティウェアを着る機会も増えてくるでしょう。
乳腺が発達するので、乳首を指でつまむと黄色っぽい乳汁が出てくることもあります。これは初乳と呼ばれる栄養がたくさん含まれたお乳で、もう少し後の時期に出る人や産前には出ない人もいますが、人それぞれなので問題ではありません。
体験談|マタニティウェアを購入

妊娠6ヶ月の胎児の大きさ、状態
反応|聴覚はほぼ完成、胎動の位置で逆子かどうかわかることも
この頃の赤ちゃんの聴覚はほぼ完成しており、ママの声や血液が流れる音、心臓の音などの他、お腹の外の大きな音も聞こえています。
お腹に話しかけたり、手でお腹をトントンと叩いたりすると、ポコポコとお腹を蹴って反応してくれる赤ちゃんもいるようです。
また、胎動を感じる位置によって逆子であるか分かるとも言われています。通常は、おへそよりも少し上の方で胎動を感じますが、逆子の場合、赤ちゃんの姿勢によって胎動を感じる位置が異なります。
逆子の場合、胃のすぐ下からおへその上あたり、肛門や膀胱、直腸の近く、お腹側の足の付け根のあたりで感じることが多いようです。
体験談|お腹に声をかけたりノックしたりして赤ちゃんとコンタクト

妊娠6ヶ月で注意すべき症状、病気、マイナートラブルは?
安定期に入りつわりは落ち着く時期|妊娠線ができ始める人も

妊娠6ヶ月は安定期に入って、つわりは落ち着いてくる人が多いですが、腰痛や足の痛み、便秘または下痢、乳首のかゆみや痛み、黒ずみ、こむら返りなどといったマイナートラブルを感じることが増えてくる時期でもあります。
これらは体内バランスの崩れやホルモンの働きが影響していたり、大きくなったお腹を支えるために出てくる症状です。
また、お腹が大きくなることによって重心が変わるため、歩くときや階段を上るときなどは注意が必要です。重心が変わることに加え、お腹が邪魔をして足元が見えにくくなってくるため、バランスを崩しやすいのです。お腹やバストに妊娠線ができるのも、この時期のママの悩みの一つです。
対処法|腰痛、足の痛み、便秘や下痢
腰痛や足の痛みがある場合には、なるべく休息をとり、熱すぎないぬるいお風呂につかったり、逆に痛いところを冷やすなどの工夫をすると、痛みが軽減されることもあります。
便秘にならないように、水分と繊維質をしっかり摂り、便秘になってしまった場合には、市販の薬を自己判断で飲む前に医者に相談するのが良いでしょう。
下痢の場合は、少しやわらかめの便が出る程度なら、肛門を清潔に保ち様子を見ますが、水のような便が何度も出る場合は、子宮口が開いてしまうことも考えられるため、きちんと医者に診てもらう必要があります。
対処法|こむらがえり、妊娠線、乳首のケア
乳首のかゆみがある場合には、乳カスが原因となっていることもあるので、乳カスを優しく取り除いて清潔を保ちましょう。保湿剤や乳首専用のケアクリームを塗るのも効果的です。
痛み、黒ずみは妊娠によるホルモンバランスの変化が原因のため、産後には症状が消えていくものですが、どうしても痛いという時には、冷たい水に濡らしたタオルなどで乳首周辺を軽く冷やしてあげると痛みが緩和します。
こむらがえりへの対処法としては、長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしを避ける、ふくらはぎを伸ばすストレッチやマッサージをする、足を高くして寝るなどが効果的です。
妊娠線は、必ずしも防げるというわけではありませんが、毎日妊娠線予防のクリームを塗るのが一般的な対策です。
注意すべき病気|妊娠高血圧症候群
妊娠生活に慣れてくるこの時期、体重管理がおろそかになったり、食事バランスが乱れてきたりということもあるでしょう。
しかし、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の危険性も出てくる時期なので、基本的な健康管理はしっかりしておくのが賢明です。
妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または、高血圧にタンパク尿を伴う場合のいずれかで、かつそれが妊娠前から持っている症状でないものとして定義されています。
妊娠後期に症状が出やすいとされていますが、妊娠中期から発症することもあり、その場合には妊娠後期に向けて症状が悪化することもあります。
発症の原因ははっきりとは分かっておらず、確固たる予防策も見つかっていませんが、一般に食べ過ぎたり塩分を取りすぎたりすると発症しやすいと言われているため、医者や栄養士などと相談して自分にあった予防法に取り組むのが得策でしょう。
妊娠6ヶ月の過ごし方
適度な運動|お腹の張りや痛みのないときに

体重コントロールのためにもう一つやっておきたいのが運動です。ダイエットのように体重を減らすことが目的ではなく、ゆるやかな増加に食い止めるためなので、激しい運動ではなく、身体も心も気持ちよくなるような軽い運動やストレッチが適しています。
また、妊娠6ヶ月頃の適度な運動は、腰痛や肩こりなどのマイナートラブルにも効果的です。マタニティヨガやウォーキングなど、気軽に自分一人でも気軽にできるものから始めると良いかもしれません。
ただし、運動を行ってよいのは、お腹の張りや痛みの無い状態の時です。もしも医師などに運動を控えるように指示を受けている場合は、自己判断での運動は避けましょう。
体験談|妊娠6ヶ月でやっておいてよかったこと

まとめ
妊娠6ヶ月のママや赤ちゃんの状態、過ごし方などについて紹介しました。妊娠生活に慣れてきて心に余裕が出てくる反面、妊婦ならではのトラブルや不安なども現れやすい時期です。
できる事と注意すべきことを意識し、楽しく健康な妊娠中期の生活を送ることができると良いですね。
(文書作成:caltoids)
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