目次
豆腐はいつから・どのように食べる?
初期はすりつぶすか裏ごししてペースト状に
離乳食初期は、絹ごし豆腐を茹でて、すりつぶすか、裏ごしをしてから使います。
より食感がなめらかになり、飲み込みやすくなりますよ。
裏ごしやすりつぶすのが面倒な時は、ビニール袋を使ってつぶすのもおすすめです。
火を通した豆腐を十分に冷まし、ビニール袋の上から手でつぶします。ビニール袋の角をハサミで切れば、器に出すときも手が汚れませんよ。
おすすめポイント
豆腐が離乳食初期からOKな理由はいくつかあります。
たんぱく質を含む食材のなかでも消化吸収が良い
赤ちゃんのお腹は、1度にたくさんの食材を消化吸収できません。そのため離乳食では、胃腸に負担の少ない食材を選び、消化しやすい状態にする必要があります。柔らかい食感とたんぱくでクセがない味
柔らかいので赤ちゃんにも飲みこみやすく、調理しやすいのも魅力です。あっさりとしたクセのない味なので、他の食材とも合わせやすく料理に使いやすいのもポイントです。1年中手に入る食材
豆腐はスーパーなどで1年中売られているので、他の食材に比べて採り入れやすいのも魅力ですね。豆腐を使う際の注意点
1歳を過ぎるまでは必ず火を通す
これは他の食材にも共通して言えることですが、食材はかならず加熱しましょう。
大人は冷奴としてそのまま食べられますが、離乳食に使用するときは殺菌のため火を通して調理します。離乳食完了期くらいまでは加熱してから食べさせると安心ですよ。
食べる量に注意
離乳食初期の場合は、小さじ1杯から始めて、徐々に食べる量を増やしていきます。ただし、たくさん食べるからとあげすぎないようにしましょう。
豆腐のたんぱく質は、消化吸収がよい食材ではありますが、食べ過ぎてしまうと消化の負担になってしまいます。
たんぱく質の大量摂取や消化不良が原因でアレルギーにつながることもあるため、適切な量を与えることが大切です。
豆腐に含まれる栄養は?
野菜と合わせて栄養アップ!
大人の献立でも豆腐を使った「白和え」は有名なレシピですが、離乳食でも豆腐は野菜との相性が良いです。
豆腐だけでは摂取できない栄養を、野菜を合わせることで補うこともできます。
また、ほうれん草など緑の野菜はどうしても苦味が出てしまうことがありますが、豆腐と混ぜることで苦味がやわらぎます。
赤ちゃんも食べやすくなり、栄養バランスもととのうのでおすすめですよ。
豆腐の選び方
口当たりがなめらかな絹ごし豆腐
離乳食初期には、絹ごし豆腐がおすすめです。
しっかりした木綿豆腐や焼き豆腐に比べるとやわらかく、口当たりがなめらかなため、赤ちゃんも飲みこみやすいでしょう。
また調理の際も、絹ごし豆腐の方がつぶしやすいため、離乳食の準備の手間もかかりません。
添加物の少ないものを
豆腐には、「凝固剤」や「消泡剤」などの添加物が使われています。凝固剤は豆腐をかためるため、消泡剤は煮沸した時にできる泡を消すためのもの。
どちらも、使用しても良い量が定められている食品衛生法にのっとり使われているため、添加物としては問題ないと言われています。
ですが、食品表示をしっかり確認し、香料やその他の添加物が含まれていないかをチェックすると良いでしょう。
「国産大豆100%使用」の豆腐
豆腐のパッケージを見てみると、「国産大豆100%使用」と書かれたものを見かけます。これは、国内で製造された大豆が100%使用されている豆腐という意味です。
「国産大豆使用」とだけある豆腐は、外国産の大豆の中に国産大豆が混ざって作られていることもあります。
外国産の大豆の場合、輸出後日本へ到着するまで腐らないよう、防腐剤などが使用されていることもあるそうです。
赤ちゃんの離乳食では、なるべく国産大豆を100%使用した豆腐を使いたいですね。
豆腐の調理法
加熱の仕方は?

電子レンジの場合
離乳食初期の豆腐は、電子レンジで加熱することもできます。深さのある器に豆腐とかぶるくらいの水を入れ、ラップをせずに電子レンジへ入れます。しっかりと豆腐が加熱できるまで、電子レンジにかけましょう。ワット数によって加熱時間は異なるので、様子を見ながら加熱してください。
お鍋でゆでる場合
豆腐は熱湯でしっかりゆでましょう。しっかりゆでることで中まで加熱されるため、殺菌効果も高まります。茶こしなどに入れてゆでると、後でさっと取り出せて便利です。大人が食べるおみそ汁を作る時、お味噌をとく前に豆腐を入れて加熱するのも時短になっていいですよ。
ただし、赤ちゃんが食べたことのない食材が入った鍋では行わないよう、気をつけてくださいね。
豆腐の冷凍保存方法
すりつぶしてペースト状にしたものを冷凍する
では、離乳食で使う豆腐を冷凍する際は、どのような下ごしらえが必要なのでしょうか?
通常通り、加熱後にすりつぶしてペースト状にしたものを、製氷皿で小分けにして冷凍するのがおすすめです。
解凍は電子レンジを使ってしっかり加熱してください。赤ちゃんは大人より抵抗力が弱いため、冷凍後は1週間以内に使うようにしましょう。
コズレオリジナル離乳食日記で初めて食べたものを記録しよう!

毎日作る離乳食。どの食材をいつ食べたかを全部覚えておくことも難しいですよね。
そんな時に便利なのがコズレオリジナル離乳食日記!
赤ちゃんが食べた離乳食を記録しておけば
いつどんな食材を試したか?
食べた時はどんな様子だった?
きちんと食材のバランスがとれてる?
などもすぐにわかります。
食べた回数や時間も書くことができますので、これから続いていく離乳食のスケジュールを簡単に管理できます。
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コズレオリジナルのかわいいデザインの離乳食日記で、ぜひ離乳食の管理をしてみてくださいね♪
豆腐を使った離乳食初期のおすすめレシピをご紹介!
【離乳食初期】しらすと玉ねぎとお豆腐

【材料】(1人分)
絹ごし豆腐 3cm角
玉ねぎ 1/4
しらす 小さじ1
【作り方】
①豆腐と玉ねぎをゆでて、すりつぶす。
②しらすを湯通しして、すりつぶす。
③全ての食材を混ぜ合わせたら完成。
【ポイント】
玉ねぎは長めにゆでると甘みが増します。豆腐と玉ねぎの大人用味噌汁を作る時に調理すると、簡単ですね。
離乳食初期~OK!おかずになるケーキ

【材料】(1人分)
じゃがいも 1/2個
にんじん 3cmくらい
豆腐 大さじ2~3
【作り方】
①じゃがいもとにんじんを柔らかくゆでる。
②それぞれ裏ごしし、月齢に合わせた形状にする。
③豆腐をゆでて、なめらかなクリーム状になるまですりつぶす。
③牛乳パックの1面をくるりと丸め、外側をテープで留めて型を作る。
④③の型にじゃがいもを半分敷き詰め、さらににんじん→残りのじゃがいも→豆腐の順に敷き詰める。
⑤型から食材を抜き、にんじんでデコレーションをしたらできあがり。
【ポイント】
月齢が進んだら、にんじんはみじん切りのものをはさんだり、型抜きしたものをデコレーションに使用したりしてもOKです。
離乳食☆じゃがいも豆腐

【材料】(1人分)
じゃがいも 1/4個
豆腐 大さじ2
【作り方】
①じゃがいもを加熱してつぶし、ゆで汁などでやわらかさを調整しておく。
②豆腐をゆでて水切りしたものをつぶしておく。
③じゃがいもと豆腐をあわせればできあがり。
【ポイント】
素材の味が淡白なので、離乳食が進んだら昆布だしやコンソメで和風にも洋風にもアレンジできます。大人用のポテトサラダやマッシュポテトを作る過程で、取り分けもできるので便利ですよ。
<離乳食初期>豆腐のトマトあえ

【材料】(1人分)
裏ごしした豆腐 小さじ1
裏ごししたトマト 小さじ1
【作り方】
①裏ごしした豆腐とトマトを合わせたら完成。
【ポイント】
タンパク質とビタミンを含んだ、栄養満点な一品のです。ペースト状にして冷凍していた野菜を使えばいろいろアレンジ可能です。
離乳食初期 豆腐の擦り流しほうれん草がけ

【材料】(1人分)
絹ごし豆腐 大さじ1
ほうれん草のペースト 小さじ1
水 大さじ2
【作り方】
①お湯を沸かして鍋で豆腐を湯がく。
②豆腐をすりつぶし、なめらかにする。
③ほうれん草ペーストと豆腐を和えたらできあがり。
【ポイント】
ほうれん草はゆでた後に水気を切り、少量に分けて冷凍しておくと便利です。冷凍したまま、おろし金でそのまますりおろせば時短調理が可能です。
離乳食・初期!豆腐とにんじんのミルク粥

【材料】(1人分)
おかゆ 大さじ2~
絹豆腐 大さじ1
にんじん 小さじ1
粉ミルク 小さじ1
【作り方】
①豆腐とにんじんを適当なサイズに切る。
②耐熱容器にそれらを入れ、お粥と水を加えて電子レンジで1~2分程加熱する。
③さらにミキサーやブレンダーで月齢に合わせた形状にする。
④粉ミルクをひとさじ加えて、軽くかき混ぜれば完成。
【ポイント】
粉ミルクを足すと甘味が増し、喉ごしも良くなりますよ。余っている粉ミルクの活用にも便利なレシピです。
<離乳食初期>カボチャ豆腐

【材料】(1人分)
裏ごししたカボチャ 小さじ1
裏ごしした豆腐 小さじ1
【作り方】
①豆腐とかぼちゃを裏ごしする。
②よく混ぜ合わせたら完成。
【ポイント】
かぼちゃがパサつくようなら、お湯などでのばしてあげると食べやすくなりますよ。
<離乳食初期>にんたまあんかけ豆腐

【材料】(1人分)
豆腐 20g
裏ごししたにんじん 小さじ1
裏ごしした玉ねぎ 小さじ1
水溶き片栗粉 少量
【作り方】
①豆腐をゆでてペースト状にする。
②裏ごししたにんじんと玉ねぎを混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を加えて温め餡を作る。
③豆腐の上に餡をかけたらできあがり。
【ポイント】
片栗粉は、とろみづけに便利です。離乳食が2回になり、少量であれば使えます。
<離乳食初期>りんごと豆腐のうどん

【材料】(1人分)
ゆでうどん 6本
ミニ絹豆腐 1/6
裏ごししたりんご 小さじ1
BFりんご果汁 大さじ1
【作り方】
①ゆでうどんを細かく切り、芯がなくなるまで柔らかくゆでる。ザルにあけて水気を切り、すりつぶす。
②すりつぶしたうどんを、りんご果汁でなめらかになるまでのばす。
③うどんの上に、ゆでて裏ごしした豆腐と裏ごししたりんごをのせたら完成。
【ポイント】
炭水化物、たんぱく質、ビタミンが摂れる栄養たっぷりな一品です。りんごはベビーフードを利用すると便利です。
(ご参考)コズレ会員「ベビーフード」ランキング・おすすめ診断もチェック!
コズレ会員の皆様が利用したベビーフードの評価をに集計。その結果をもとにしたランキングや診断をご覧いただけます。何かと手間がかかって大変な離乳食。ベビーフードは離乳食を進めるうえで助けになってくれますよ。
(ご参考)Amazon・楽天の「ベビーフード」売れ筋人気ランキングもチェック!
離乳食におすすめの豆腐をご紹介!
【1】国産有機なめらか絹豆腐 240g(120g×2)|(有)島田食品 オーサワジャパン

120g入りの豆腐が2パックセットになった、国産大豆使用の絹豆腐です。なめらかな舌ざわりが、赤ちゃんにも食べやすくておすすめ。
120gという量も、大人と赤ちゃんが1回で食べるのにぴったりな量で、食べきれそうですね。北海道や青森県で有機栽培された国産大豆が使用されています。
消泡剤は不使用で、凝固剤として「にがり」が使用されています。添加物の使用が少ないものは、赤ちゃんに安心して食べてもらえますね。
この商品の基本情報
*参考価格:¥198【2】国産大豆100%使用 手がるな一人前絹豆腐|株式会社白帆タンパク
![自然の味そのまんま 国産大豆100%使用 手がるな一人前絹豆腐[150g],離乳食 ,初期,豆腐](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/792666.jpg)
国産大豆を100%使用した絹豆腐は、150g入り。こちらも、1回で食べきりやすい分量であることと、原材料が大豆とにがりだけなので、離乳食に使いやすいですよ。
容器ではなくパックに入っているので、捨てる際も手間がかからず使いやすいですね。
この商品の基本情報
*参考価格:¥115まとめ
離乳食初期に便利な豆腐について、詳しくご紹介しました。豆腐は、離乳食のステップが進んでも、小さく刻んでスープに入れたり、豆腐ハンバーグにしたりと、いろいろな献立に役立ちます。
豆腐は安くて栄養たっぷり。大人の献立にも使えてとても便利な食材なので、ぜひこの記事を参考に、豆腐を離乳食の初期から採り入れてみてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。