目次
だるまさんシリーズの絵本って?
赤ちゃんがニコニコ笑顔になる絵本

「だるまさん」シリーズは『だるまさんが』、『だるまさんの』そして『だるまさんと』の3部作です。
どの作品も“だるまさんがころんだ”というあのお馴染みの掛け声が、かがくいひろしさんの手によってものすごく楽しい世界に生まれ変わっています。
ほのぼのした雰囲気の赤くてころころしただるまさんが動くたびに、赤ちゃんから笑顔がこぼれますよ。この肩を張らないナチュラルなユーモアは、赤ちゃんから大人まで思わず笑わされてしまう不思議な魅力を持っています。
テンポのいい繰り返しの展開が続いて、1歳前の子でも十分楽しめるので、赤ちゃんのファーストブックとしても選ばれることが多いんですよ。
かがくいひろしさんの絵本とは
だるまさんシリーズだけじゃない!

美術教員をしながら人形劇の世界でも活躍していたかがくいひろしさんが『おもちのきもち』で絵本作家としてデビューしたのは2005年の50歳の時でしたが、悲しいことにその4年後の2009年に急逝されています。
でもこんなに短い期間で、かがくいさんは「だるまさん」シリーズ以外にもたくさんの作品を発表しています。
特に『おしくら・まんじゅう』や、読者参加型の「まくらせんにん」シリーズ等は、子どもたちの人気を集めています。
「だるまさん」シリーズは赤ちゃんから楽しめますが、その他の作品は3歳くらいの子が楽しめるストーリーのものが多いです。
どの作品もあのほのぼのしたイラストと独特のユーモアセンスが光る面白いものばかりです。「だるまさん」シリーズを卒業したら、ぜひかがくいさんの他の作品も楽しんでみてくださいね。
かがくいひろしさんのおすすめ絵本をご紹介します
【1】だるまさんが|かがくいひろし
読んだ時の赤ちゃんの反応がかわいい!ページをめくるたびに動きが楽しいだるまさんに大注目

かがくいひろしさんの大ヒット作、だるまさんシリーズの一番最初の作品です。だるまさんが、“だるまさんが”のかけ声に合わせて左右にステップする次のページには、“どてっ”っと転ぶなど予想できない姿のだるまさんが待っています。
“だるまさんが転んだ”という誰もが知っているフレーズを発展させたこの展開は、ユニークでかわいいだるまさんの絵と合わさって、とんでもなく面白い世界観を作り出しています。
赤ちゃんも大人も思わず吹き出してしまう楽しい絵本は、1歳になる前でも楽しめるのでファーストブックにもおすすめですよ。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥918
*ブランド:子どもの文化普及協会
*メーカー:ブロンズ新社
*著作者:かがくい ひろし
*ページ数:20
口コミ
・だるまさんの絵がとてもかわいらしく、「だるまさんが」のところは左右に体を揺らしてジェスチャーをつけたりして、子どもも楽しく読んでいます。お気に入りの絵本です。
・テンポよく読めて、シンプルですが面白くいので読むと子どもがとても喜びます。大人も楽しめる絵本です。
【2】だるまさんの|かがくいひろし
大好きなだるまさんの体のパーツの秘密

だるまさんシリーズの第2弾で、だるまさんの体のパーツの秘密が明らかになります。「だるまさんの」の掛け声の後に“手”や“毛”といった1文字のパーツが登場しますが、どれもちょっとぎょっとさせられる構造になっています。
見てはいけないものを見てしまったような感じと、でもくすっとわらってしまう面白さとが混ざっていて、ハマってしまいますよ。
リズム感のいい文章と、はっきりした色のおもしろかわいいイラストで、赤ちゃんを笑顔にしてくれる要素が満載です。
口コミ
・読み聞かせをする方も聞いている子どもも楽しく幸せになってしまう絵本です。読むたびに大きく反応して笑うので、買ってよかったなと思います。
・文字が少な目で、赤ちゃんでも楽しめるように擬音語などでオチがつけられているので、ファーストブックにもおすすめです。
【3】だるまさんと|かがくいひろし
だるまさんといちごやメロンなどのフルーツがぎゅっとしたり、ぺこっとしたり

だるまさんシリーズ第3弾では、だるまさんといろいろなフルーツがコンビになって楽しませてくれます。“いちごさんと”や、“ばななさんと”というページの次には、だるまさんとフルーツたちの楽しい姿がやってきますよ。
最後の“だるまさんと”の後には、それまでに登場したフルーツみんなとだるまさんによる、渾身の大技が待っています。
相変わらずかわいくて面白いだるまさんに、ちょっと癒されますよ。
口コミ
・リズミカルに読み進めることができ、短めなので1,2歳でも飽きずに最後まで読むことができて良いです。
・だるまさんシリーズはどれも親子で大好きですが、この本が一番好きです。本の中でだるまさんがフルーツにぎゅっと抱きつくのですが、読むと子どもも実際にぎゅっと抱きついてくれるのでかわいいです。
【4】おしくら・まんじゅう|かがくいひろし
紅白まんじゅうに押されたものが

まんまるでかわいいピンクと白の紅白まんじゅうコンビが、こんにゃくや納豆などを間に挟んでおしくらまんじゅうします。
あのおなじみのおしくらまんじゅうの掛け声に合わせてぎゅうぎゅうすると、次にページにはおもわず笑ってしまうような展開が待っています。
そして最後のゆうれいとのおしくらまんじゅうの後には、ちょっと恐ろしい運命がまんじゅうたちを待っています。テンポの良さとほのぼのとしたイラストで、かがくいひろしの絵本の魅力がぎっしりつまった作品です。
口コミ
・表情の描写や内容のリズム感がとても良いです。
・体を使いながら読んであげると、子どもが大爆笑します。
・読みながら「ギュー」などスキンシップもとれるところが良いです。
【5】おふとんかけたら|かがくいひろし
おふとんをかけたらどうなるかな?

たこさんにお布団をかけたら“くーるくる”、ソフトクリームにお布団をかけたら“とーろとろ”というふうに、色々なものにお布団をかけたらどうなるかが擬音語で表現されています。
お布団に入ったものたちが、みんな無防備で安心しきった表情なのが印象的です。そのほのぼのとした様子に、なんとなく優しい気分になれますよ。
読んでいると自然とお布団が恋しくなっていく、寝かしつけにもぴったりの作品ですよ。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥918
*メーカー:ブロンズ新社
*著作者:かがくい ひろし
*対象年齢:2歳~5歳
*ページ数:24
*商品サイズ:18cm x 18cm x 1cm
*商品重量:0.2kg
口コミ
・かがくいさんのかわいらしくてユーモアがある優しい作品の中でも、特に息子のお気に入りです。文字が少なめなので赤ちゃんから楽しめると思います。
・次々に出てくる意外なものたちに、次はどうなるの?とわくわくします。イラストも優しい雰囲気でかわいくておすすめです。
【6】はっきよい畑場所 |かがくいひろし
個性的な野菜たちが登場する相撲大会

野菜たちの相撲大会のお話ですが、登場する野菜の力士や実況係、さらには解説係までみんながみんな個性派ぞろいです。
力士たちの入場場面や取組の様子がコマ送りのように描かれていて、絵本でありながらマンガをみているような感じもします。
野菜ならではの決着のつき方をみると、おもわず突っ込みを入れてしまいそうになります。ラストの横綱同士の対決の結果と最後のページのイラストに、ほっこりとした気持ちになれますよ。
口コミ
・とても面白いお話で、読み聞かせにぴったりです。
・野菜が相撲を取るという設定や、リアルな実況中継、あっと驚く展開にわくわくして、何度も読み返してしまいます。
【7】がまんのケーキ|かがくいひろし
みんなで一緒に食べたほうがおいしいね!最後はほっこり優しい気持ちに

テーブルの上に置いてあるケーキをかこんで、今すぐ食べたいというこいたろうを、かめぞうさんが「けろこさんが帰ってきてからみんなで食べよう」となだめています。
こいたろうのたくみな誘惑の言葉にかめぞうさんが負けそうになったそのとき、あるものが2人を改心させました。3人の関係が友達同士にも、子どもとパパとママにも見えるところが面白いです。
最後に3人一緒においしそうにケーキを食べている姿を見ると、待つのが苦手な子でも、待つともっといいことがあるかもしれないと気付いてくれそうですよ。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥1,080
*メーカー:教育画劇
*著作者:かがくい ひろし
*対象年齢:4歳~8歳
*商品サイズ:24cm x 18cm x 1cm
口コミ
・読むととても温かくて優しい気持ちになれます。一人で食べるよりみんなで食べたほうがおいしいよというメッセージが込められている気がします。
・どのキャラクターもすごくインパクトがあります。どうなるかな~と心配しながら読み進めても、やはりハッピーエンドになるのが絵本の良いところかなと思います。
【8】なつのおとずれ|かがくいひろし
夏の風物詩たちが梅雨明けとともに走り出す

太陽さんのもうすぐ梅雨明けという知らせを受け取って、扇風機やスイカ、それにソフトクリームやヒマワリといった夏の風物詩たちが、一斉にものすごい剣幕で走り出します。
途中でトラブルに見舞われてもみんなあまりに必死に走っているので、一体どこに向かうのか不思議に思っていると、そこにまた太陽さんが現れます。
夏の情緒あふれる景色の裏に、夏の風物詩たちのあんな冒険が隠れているのかと思うと、夏がさらに楽しい季節に思えますよ。
口コミ
・夏ならではのモノたちが夏に向けてみんなでダッシュするシーンにとても勢いがあって明るくて、思わず笑ってしまいます。元気なキャラクターたちから元気をもらえる絵本です。
・絵がかわらしくて、言葉の響きも楽しいので子どもたちに大人気でした。
【9】おもちのきもち |かがくいひろし
表紙も中身もインパクト大 講談社絵本新人賞を受賞したかがくいさんの絵本作家デビュー作

床の間に飾られた立派な鏡もちは、人間に食べられるのが嫌なあまりその家から逃げ出してしまいました。いっぱい走っておなかがすいた鏡もちは、あんなに食べられるのを嫌がっていたにもかかわらず、自分の体を食べ始めます。
変な形に固まってしまった鏡もちですが、周りの人たちが何でこんな形になったのか理解できなくても、それは仕方の無い事ですよね。おもちの気持ちをのぞき見しているようでとっても楽しいですよ。
第27回講談社絵本新人賞を受賞した、かがくいひろしさんのデビュー作です。
口コミ
・鏡餅が食べられる恐怖を感じていて、食べられないような行動にでるのですが、シュールな展開でとても面白かったです。
・子どもがとても気に入っていて、読むとお餅つきが楽しみになります。絵も優しいタッチでかわいいです。
【10】まくらのせんにん そこのあなたの巻|かがくいひろし
面白さは想像以上!見ている読者自身が参加できる絵本

しきぶとんとかけぶとんを従えて歩くまくら仙人は、穴に体の一部がはまって抜けなくなってしまった動物たちに遭遇します。何とかみんなを助けようと色々考えていたまくら仙人ですが、なんと自分まで穴にはまってしまいました。
このピンチを助けるのは、絵本の中の登場人物ではなく、絵本を見ている子どもたちです。物語を楽しみさらにその物語に参加できる、とても斬新で楽しい作品です。
人気の「まくらせんにん」シリーズの2作目は、54歳で早世されたかがくいひろしさんの遺作でもあります。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥1,404
*メーカー:佼成出版社
*著作者:かがくい ひろし
*ページ数:32
*商品サイズ:25cm x 21cm x 1cm
口コミ
・展開が面白くて、ページをめくるとどうなるかわからないドキドキ感があります。穴にはまった動物たちをどうするか、せんにんが言った一言に子どもも私も大うけでした。
・仙人さまも穴にはまってしまい、「そこのあなた」と穴から出るのを手伝ってほしいと読者に呼びかけてきます。読者も参加できる楽しい絵本です。
まとめ
「だるまさん」シリーズは赤ちゃんにもママにも笑顔をくれるとって楽しい作品です。あの丸っこくてほのぼのしただるまさんを、いつの間にか友達のように感じる子も多いのではないでしょうか。
かがくいひろしさんの作品には、赤ちゃんのツボにはまる絶妙なユーモアが詰まっています。楽しくてかわいい作品たちは、赤ちゃんが絵本を好きになるきっかけにもなってくれるかもしれませんよ。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。