目次
- ▼離乳食のひじきのポイントは?
- ▼ひじきはいつから食べられる?
- ▼ひじきに含まれる栄養は?
- ▼ひじきには、発ガン性のヒ素が含まれる!?
- ▼アレルギーはある?
- ▼ひじきの選び方
- ▼ひじきの下ごしらえ方法/調理法
- ▼便利な調理道具は?
- ▼ひじきは冷凍保存できる?
- ▼ひじきを使ったおすすめの離乳食後期レシピ
- ▼【1】ひじきとシラス、ほうれんそうのおかゆ
- ▼【2】【離乳食後期】ひじき枝豆しらす入り♪南瓜おやき
- ▼【3】【離乳食後期】ひじきと豆腐のおやき
- ▼【4】離乳食後期☆ひじきとささみのハンバーグ
- ▼【5】【離乳食後期】ひじき、わかめ、ほうれん草の5倍粥
- ▼【6】さつまいもとひじきとバナナの蒸しパン★離乳食
- ▼(ご参考)コズレ会員「ベビーフード」ランキング・おすすめ診断もチェック!
- ▼(ご参考)Amazon・楽天の「ベビーフード」売れ筋人気ランキングもチェック!
- ▼まとめ
離乳食のひじきのポイントは?
●赤ちゃんに食べさせるなら、離乳食後期から。
ひじきはあまり消化がよくないため、生後9ヶ月からがおすすめ。
●離乳食期には「芽ひじき」を。
芽ひじきは葉の部分にあたるため、やわらかく食べやすい。
●ひじきには栄養たっぷり。
骨を作るカルシウムや、腸内環境を整える効果が期待される食物繊維をはじめ、ビタミン、鉄分、マグネシウムなどさまざまな栄養が含まれている。
●ひじきにもアレルギーの可能性が。
アレルギーについては海藻類全般に言えるため、初めて与える時は少量を慎重に。
●ひじきは冷凍保存が可能!
小分けにしておくとアレンジがきいて、離乳食の時期には便利。
では、詳細とおすすめレシピをご紹介していきます!
ひじきはいつから食べられる?
消化器官がととのう生後9ヶ月(離乳食後期)から

ひじきには様々な栄養素が含まれますが、その中でも特に食物繊維やミネラルが豊富です。このため、昔から長寿食・健康食として親しまれてきました。
そんな栄養満点で親しみのあるひじきなら、赤ちゃんのうちから食べさせてあげたくなりますね。ところが食物繊維が豊富なひじきはあまり消化に良くない食べ物なので、内臓の機能が整っていない低月齢の赤ちゃんには向いていません。
だんだんと内臓の機能が整ってきた生後9ヶ月頃から取り入れていくのがおすすめです。
ひじきに含まれる栄養は?
カルシウムや食物繊維が豊富

ひじきには、食物繊維、ビタミン、カルシウム、鉄分、マグネシウムなど、様々な栄養素が含まれています。その中でも特に注目したいのが、カルシウムと食物繊維。
カルシウムは骨や歯を作り、赤ちゃんの成長には欠かせない栄養素です。ひじきにはこのカルシウムが豊富に入っています。
食物繊維には、腸内環境を整える効果があると言われています。便秘になりやすい赤ちゃんにはうれしい効果ですね。食物繊維も、ごぼうの約7倍もの量が含まれているそう。
かつては鉄分が豊富と言われていたひじきですが、2015年版の「日本食品標準成分表」によると、鉄分の量が大幅に減少していることが判明しました。以前は鉄製の鍋で調理していたからと言われています。
ただ、とってもうれしい栄養素がたくさんのひじきですので、ぜひ離乳食後期から子どもに食べさせたいですね。
食べ合わせの良い食材は大豆や野菜

先ほど説明したように、ひじきにはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは、タンパク質やマグネシウム、ビタミンDなどと一緒に摂取すると吸収が良くなります。
大豆には、良質なタンパク質やマグネシウムが入っているので、ひじきと一緒に食べるのにぴったり。ひじきの煮物にもよく大豆が入っていますが、ちゃんと意味のあることだったのですね。
大人用にひじきの煮物を作るついでに、赤ちゃんの離乳食も一緒に作ることができるので便利ですよ。ただし、大豆は誤飲の危険があるため、必ずつぶしたり刻んだりした状態のものを与えましょう。
また、ひじきは野菜との相性も良い食材です。さまざまな野菜と組み合わせて食べることで、栄養バランスがさらによくなります。
ひじきには、発ガン性のヒ素が含まれる!?
摂取量に注意し、下ごしらえを工夫しよう

ひじきには、発がん性がある無機ヒ素が入っていると言われています。ヒ素は自然界に存在しており、他の海藻類にも含まれていますが、ひじきの含有量は他の海藻類に比べるとダントツに高いのです。
そのため、海外では食べないように勧告している国もあるくらい。そんなこと言われると、赤ちゃんに与えても大丈夫なの?と心配になりますよね。
日本では、昔から長寿食材として身近な食材ですので、厚生労働省より摂取量の目安が提示されています。簡単に言えば、食べ過ぎなければ大丈夫。
どれくらいが食べ過ぎかといえば、「体重50kgの人が、毎日4.7g以上を継続的に摂る」くらい。それ以下であれば、健康被害はないと言われています。
赤ちゃんに、毎日大量のひじきを食べさせなければ、ヒ素について心配する必要はありません。
今回、ご紹介したスポットの詳細はこちら
アレルギーはある?
ひじきの選び方
水戻しが不要な商品も
最近では、乾燥ひじきだけでなく、封や缶を開けるだけですぐに使える、ドライパックタイプのひじきもあります。
離乳食でも使える「芽ひじき」を使用した商品が多く、また面倒な水戻しなどの下ごしらえが不要。手間もかからないことから、離乳食時期に大変便利です。
スーパーなどのほか、食材宅配サービスなどで取り扱いがありますよ。
ひじきの下ごしらえ方法/調理法
戻し方や加熱の方法は?

1.乾燥ひじきは水に30分以上入れてもどします。
2.もどしたひじきを、お湯の入った鍋に入れて柔らかくなるまでグツグツ煮ます
3.柔らかくなったら水気を切ってみじん切りをします。離乳食後期であれば、この状態であげてみてもいいでしょう。
無機ヒ素は、水に溶け出しやすい性質を持っています。ですので、乾燥ひじきを戻す時は、水に30分以上つけておくと無機ヒ素が多く流出します。
加えて、戻したひじきを洗ってから茹でると、さらに無機ヒ素を減らす効果が期待できますよ。
最初は、素材そのものの味を赤ちゃんに知ってもらうために、お湯でのばしてあげましょう。食べ慣れてきたら、お湯の代わりにだし汁やミルク、野菜スープなどを使ったり、手づかみできるおやきなどに混ぜたりしてもですね。
便利な調理道具は?
ミルクパン ポーチカ 12cm|野田琺瑯

離乳食でよく出てくるのが茹でるという工程。少しだけの量なのに、大きな鍋で煮るのはやりづらいですし用意や片付けも大変です。
そんな時に小さめの鍋が1つあると、少量ずつ茹でることが出来て便利です。こちらのミルクパンは、70年以上の歴史があり、デザインと品質の良さが人気の野田琺瑯の製品です。
鍋の直径が12センチと小ぶりなので、キッチンでも邪魔になりません。柄は木製なので暑くなりにくく、見た目もとてもかわいらしいです。
普段の生活でも離乳食だけではなく、ゆで卵やお味噌汁、お弁当のおかずなど少しだけ作りたい時にとっても重宝しますよ。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 2,376
*メーカー:野田琺瑯
商品の特徴
*メーカー型番: PO-12M
*サイズ:W26.6×D13.4×H7.4cm
*重量:260g
*容量:0.7L
*材質:本体/ホーロー用鋼板(ホーロー加工) 取っ手/天然木
口コミ
・軽くて大きさも深さもちょうど良いのでとても使い易いです。柄がガタつくこともなく、作りもしっかりしていて重宝しています。
・熱くなりすぎないのがいいです。ホーロー製のおかげで洗いやすいです。汚れや匂いも付きにくくて便利。見た目がかわいいのもお気に入りです。
手に収まるおしゃれなミニすり鉢 (すりこぎ付)

少量の離乳食作りには、大きいすり鉢ではやりづらいですね。このすり鉢は、両手の中にすっぽり収まるくらいの小さめサイズです。
このすり鉢なら手で持ちながら調理することが出来ます。赤ちゃんの目の前で、お世話をしながらササッと作ることも可能ですよ。場所を取らないのでいつでもそばに置いておいて、ちょっと硬かったかな?量が足りなかったかな?という時も手早くすり潰すことができます。
この商品の基本情報
商品情報
*ブランド:手に収まるおしゃれなミニすり鉢
*メーカー:ビッキー株式会社
*カラー:白
商品の特徴
*調理に便利と主婦の口コミで話題のミニすり鉢!すりこぎ付き!
*安心安全の日本製
*【サイズ】本体: 高さ6.5cm × 直径9.5cm すりこ木: 長さ12cm × 直径3.2cm
*【原材料】 本体:陶磁器 すりこ木:天然木(サワグルミ)
*ミニすり鉢
口コミ
・つくりが深いので周りに飛び散らなくてとても使いやすいです。
ひじきを使ったおすすめの離乳食後期レシピ
【1】ひじきとシラス、ほうれんそうのおかゆ
ほうれん草は小松菜やブロッコリーに変えても○

こちらは、ひじきとしらす、ほうれん草の入ったおかゆです。これだけでも栄養バランスが整っているので、忙しい日の朝ごはんや晩ご飯にぴったりですね。
【作り方】
1. ひじき、ほうれん草、しいたけ、茹でたしらすをみじん切りにします。
2. 1の材料を耐熱容器に入れ、電子レンジ(600w)で30秒加熱します。
3. おかゆと混ぜたら完成です。
野菜の種類を変えたり、しらすを他の魚に変えたりしてもいいですね。食材の大きさを変えれば、離乳食完了期以降も活躍しそうなレシピです。栄養たっぷりなおかゆは、体調を崩した時にも食べやすいでしょう。
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【2】【離乳食後期】ひじき枝豆しらす入り♪南瓜おやき
手づかみ食べに!栄養バランスのいいおやき

かぼちゃの甘さで食べやすく、手づかみ食べにぴったりなおやきのご紹介です。ひじきの他に入っているのは、しらす、枝豆、かぼちゃ。だしは赤ちゃん用を使用しましょう。
【作り方】
1. かぼちゃが柔らかくなるまで蒸します。
2. 枝豆は薄皮をむき3mm角、ひじきは5mm角のみじん切りにします。
3. 鍋に2としらすを入れ、茹でます。
4. ボウルに潰したカボチャ、枝豆、ひじき、しらす、だし、小麦粉を入れ、よく混ぜます。
5. フライパンに油をしき、1.5~2cmの丸型にして、蓋をして焼きます。
きれいな焼き色がついたら、できあがり。手でつまみやすい大きさなので、手づかみをはじめた赤ちゃんにぴったりですよ。かぼちゃの代わりにじゃがいもや里芋を使うのもいいですね。
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【3】【離乳食後期】ひじきと豆腐のおやき
完了期以降も食べ続けたい、おいしいおやき

豆腐とひじきのみが入った、シンプルだけど、とってもおいしいおやきです。成長に欠かせない栄養が摂取できるので、ご飯以外におやつとして食べるのもおすすめです。
【作り方】
1. 水で戻したひじきを鍋に入れて、柔らかくなるまで煮たらみじん切りにします。
2. ボウルにひじき、豆腐、和風だし、片栗粉を入れてよく混ぜます。
3. フライパンに油を入れて熱し、500円玉ほどの大きさにスプーンですくって蓋をして弱火で焼きます。
4. 焼き色がついたら裏返して、さらに焼いたらできあがり。
緑黄色野菜を入れたり、魚や肉を入れたりして作ってもいいですね。完了期以降もメニューに加えていきたいレシピです。こちらのレシピのだしも、赤ちゃん用を使用します。
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【4】離乳食後期☆ひじきとささみのハンバーグ
脂が少ないささみを使っているから食べやすい

ハンバーグといえば、合挽き肉を思い浮かべる方も多いはず。ですが、こちらは赤ちゃん向けに、脂の少ないささみを使ってあります。さっぱり食べられるので、ダイエット中の大人にもいいですね。
【作り方】
1. ひじきは水で戻し、柔らかく煮て細かく刻みます。
2. ささみのひき肉(または茹でて細かく刻んだもの)とひじきを混ぜます。まとまらないようだったら、小麦粉を加えましょう。
3. 両面を焼いたら完成です。
冷蔵庫に使いかけの野菜があったら、みじん切りにして一緒に入れてしまってもいいですね。焼いたハンバーグは冷凍もできるので、たくさん作って冷凍するのもおすすめです。
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【5】【離乳食後期】ひじき、わかめ、ほうれん草の5倍粥
海藻の香りが食欲そそるおいしいおかゆ

和風だしと海藻の相性が抜群なおかゆには、栄養たっぷりのほうれん草が入っています。鉄分やカルシウムが摂取できますが、海藻類は消化するのに負担がかかるため、しっかり柔らかく煮ましょう。
【作り方】
1. 5倍がゆは炊飯器で炊き、30分蒸らします。
2. ひじきとわかめは、それぞれ水で戻し、鍋で柔らかく煮たらみじん切りにしておきます。
3. ほうれん草の葉を茹で、汁気を切ってみじん切りにします。
4. 材料をすべて混ぜ、和風だしを入れたら完成です。
こちらのレシピで使っているのは、昆布とカツオ節で取った手作りのだしです。たくさん作って製氷皿で冷凍しておくと、使いたい時にすぐ使えます。
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【6】さつまいもとひじきとバナナの蒸しパン★離乳食
砂糖・卵は不使用!電子レンジで作る蒸しパン

さつまいもとバナナでほんのり甘い、電子レンジで作れる蒸しパンです。ひじきが入っていますが、バナナの香りで違和感なく食べられます。
【作り方】
1. 水で戻したひじきを柔らかくなるまで茹で、みじん切りにしておきます。
2. 茹でて柔らかくしたさつまいもとバナナは、5mmの角切りにします。
3. 小麦粉、ベーキングパウダー、牛乳と全ての材料を混ぜ合わせます。
4. 蓋のできる耐熱容器に入れ、電子レンジ(500w)で3分半加熱したらできあがり。
食べやすい大きさに切ってから与えましょう。簡単にできるので、朝食やおやつにもいいですね。
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(ご参考)コズレ会員「ベビーフード」ランキング・おすすめ診断もチェック!
コズレ会員の皆様が利用したベビーフードの評価をに集計。その結果をもとにしたランキングや診断をご覧いただけます。何かと手間がかかって大変な離乳食。ベビーフードは離乳食を進めるうえで助けになってくれますよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。ひじきは普段不足しがちな食物繊維やミネラルなどが豊富なので、ぜひ赤ちゃんにも食べてほしい食材です。
ヒ素やアレルギーなど、食べさせる時に気にしておきたいこともありますが、下ごしらえをしっかりすれば、いろんな料理に手軽に混ぜることができるので、とても便利ですよ。
こちらの記事を参考に、少量ずつ取り入れてみて下さいね。慣れたら、いろいろなレシピに挑戦してみてもいいですね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。