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離乳食は初期から完了期まで、冷凍保存がベスト!
栄養価や鮮度を保つことができます

離乳食を作る作業は手間と時間がかかり、忙しいママにとっては頭を悩ませる問題ですよね。特に離乳食初期は、少量な上に食材を滑らかにする裏ごし作業は、とても細かい作業です。
徐々に具材が少しずつ大きくなる頃には、1日に2食、3食と食事の回数が増えていくので、食事の度に全てを一から作るとなると、本当に大変です。
そこで助かるのが冷凍保存。下ごしらえをした状態で冷凍保存をすれば、食べる直前に具材をかけ合わせて温めるだけという解凍方法で離乳食が完成し、格段に楽になります。
調理したその日に与える場合は冷蔵でも大丈夫ですが、栄養価や鮮度を保つためには、冷凍がやはりベストです。衛生面を考慮し、どの季節も常温は避けましょう。
保存期間はいつまで?
冷凍したら1週間を目安に食べきりましょう
冷凍保存した食材は、1週間以内には食べきるようにしましょう。いくら冷凍しているとはいっても、少しずつ劣化して、鮮度や味が落ちていきます。
長く保存しすぎると、冷凍特有の匂いがついてしまうこともあります。テープやペンで、冷凍した日付と食品名がわかるように記載しておくと便利ですよ。
解凍の方法とコツ
食材の水分量に注意
再加熱する時は、食材の水分量に気をつけましょう。加熱時に水分が蒸発してしまうので、おかゆなどの食材の水分がとんでパサパサになり、赤ちゃんが食べにくくなってしまうことがあります。
水分の少ない野菜などの食材を再加熱すると、水分が足らずに焦げてしまうことがあります。そのため、水分が少ない食材には、最初に水やだし汁・スープなどを加えてから加熱し、焦げていないかを確認しながら温めることがポイントです。
また、凍った食材を電子レンジで温めると、温度にムラができることがあります。その時は混ぜて様子を見ながら10~20秒程ずつ追加で加熱しましょう。
食材別の冷凍方法や容器、レシピのご紹介
【1】おかゆの冷凍方法と中期向けのストックレシピ
水分量の多いおかゆは「小分けパック」が便利

おかゆは毎回与える量が一定なので、1食分ずつ分けた冷凍保存が便利です。お鍋や炊飯器、電子レンジで調理したおかゆを保存容器に入れて冷凍しましょう。
離乳食初期の10倍粥は水分が多くポタージュ状で、ラップで包むのが難しいので、電子レンジも利用できる「小分けパック」がおすすめです。
こちらは離乳食専用のフリーザー容器で、煮沸消毒や薬液消毒対応なので、いつも清潔に保つことができます。離乳食中期以降は徐々に水分が減り、ラップで包むこともできますが、繰り返し使える容器はエコで経済的です。
冷凍できたら別のフリーザーバッグや容器に入れ替えておけば、また別の食材の冷凍保存にも使えます。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 288
*ブランド:チュチュベビー
*サイズ:120mL 8コ入り
*商品サイズ:9cm x 7cm x 21cm
商品の特徴
*チュチュベビー 離乳食保存用 小分けパック 120mL 8コ入り
口コミ
・1パックの量が決まっているので、どれくらいあげているのかわかりやすくて便利です。
・重ねて保存できるので、冷凍室で場所をとりません。
・凍った食材をパックから出すとき、底面を押すとポコンと簡単に取れるので使いやすいです。
・そのままレンジできるので容器を入れ替える必要がなく、助かっています。
おすすめストックレシピ【離乳食☆7倍粥】

鍋で「お米から炊く」レシピ!一度手間をかけて冷凍しておけば、食べるときはレンジで簡単に解凍できて便利ですよ。
【材料】
・米 大さじ4
・水 420cc
【作り方】
1、米を洗い鍋に入れて、水を加えて30分ほど置きます。
2、強火にかけ、沸騰してきたらずらして蓋をし、弱火に変えます。そのまま30分ほど火にかけます。
3、火を消して蓋をし、15分以上蒸らせば完成です。
小分けパックに入れて冷凍しておけば、使う分だけレンジで解凍!食べたい時にすぐに食べられます。離乳食の進み具合によって柔らかさを調整してくださいね。
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【2】パンの冷凍方法と、後期向けのストックレシピ
パンの冷凍には「フリージングバッグ」が便利です

パンを冷凍する時は、離乳食後期までは1cm×5cm程の手づかみしやすいサイズにカットして冷凍するのがおすすめです。パンの耳は落としておくと、歯ぐきで噛みやすくなりますよ。
中期までは、スティック状に冷凍したパンをそのまますりおろして使うと便利です。フリージングバッグなどに入れ、しっかりと空気を抜いて密閉しましょう。
口コミ
・スライダータイプのジッパーは合わせ留めのタイプと違って真空にしやすいので、食材の保存に役立っています。
・離乳食を小分けにして冷凍していますが、ジッパーの開け閉めが簡単で、忙しいときでもストレスなく開閉できて気に入っています。
おすすめストックレシピ【きな粉のスティックフレンチトースト★離乳食】

食パンを冷凍しておけば、簡単にできる時短レシピです。
【材料】
・食パン 1枚
・マーガリン 小さじ1
・卵 1個
・牛乳 100ml
・きな粉 大さじ1
【作り方】
1、冷凍保存しておいた食パンを、1cm幅のスティック状に切ります。
2、電子レンジで約20秒加熱し、解凍します。
3、卵と牛乳をよく混ぜ合わせて、パンにからめます。
4、マーガリンをひいたフライパンに、弱めの中火で焼き色がつくまでパンを焼きます。
5、焼き上がったパンに、きな粉をまぶして完成です。
食パンは、カットした状態で冷凍はもちろん、冷凍した状態でカットしてもきれいに切れますよ。赤ちゃんの成長に合わせて、食べやすい大きさにカットしましょう。
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【3】うどんの冷凍方法と中期向けのストックレシピ
茹でずに袋ごと冷凍してもOK!
本当に時間がないときや、うどんの賞味期限が切れてしまいそうなときは、袋のまま冷凍してもOK!ただし、1玉そのままだと一度に食べきれない赤ちゃんには、定規などで袋のまま切れ目をつけておく方法が便利です。
4等分や6等分など、食べられる量で切れ目をつけておくと、めんも短くなって食べやすくなります。解凍する時はそのまま茹でればいいので簡単ですね。
おすすめストックレシピ【離乳食 中期 刻みおうどん】

赤ちゃんに人気のうどんの下ごしらえは、カットして茹でるだけ。冷凍前の作業も手間がかからないのでおすすめです。
【材料】
・冷凍うどん 1/4
・ベビー用和風だし 小さじ1
・お湯 大さじ2
【作り方】
1、冷凍うどんを、表記時間より少し長めに茹でます。箸で簡単に切れるぐらいの柔らかさが目安です。
2、茹で上がったうどんをザルに上げ、水で洗います。よく水切りをして、キッチンハサミなどで食べやすい大きさに切ります。
3、うどん1/4をお皿に入れ、上からだしとお湯をかけてできあがり。
4、残ったうどんは、保存容器に移して冷凍保存します。
食べるときは、必要量だけ取り出して、野菜などと一緒に加熱するだけでOKです。
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【3】ほうれん草・にんじんなど野菜の冷凍方法と中期向けのストックレシピ
使用量が少ない野菜は、ブロックトレーが便利です

野菜は通常の下ごしらえ同様に加熱処理をした後、赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせて、裏ごしやみじん切りした状態で冷凍保存します。
メインの食材とは異なり、野菜は1食に使う量が少ないので、キューブ状に冷凍できるフリージングブロックトレーが最適です。形の変わらない製氷皿と違って、下から押してポコンと楽に取り出すことができます。
ほうれん草などの葉野菜は繊維が多く、離乳食初期に裏ごしするのがとても大変ですが、茹でてラップに包んで棒状に冷凍すると、そのまますりおろして調理できるので便利ですよ。
口コミ
・蓋がパチッと閉まるし、重ねて冷凍庫に入れられるので場所も取りません。また、汚れもつきにくいので何度使っても劣化しなくて使い勝手がよい商品です。
・冷凍したものを取り出すのが簡単なので、ストレスなく使えます。大きさも種類があるので、離乳食の進み具合に合わせて選べます。
おすすめストックレシピ【*ゆっくり中期*しらすでパクパク^^野菜のおかゆ】

野菜や魚が入って栄養満点のおかゆです。野菜は旬の物など、季節に合わせてアレンジOK!余った野菜は、小分け容器に入れて冷凍しておけば、使いたい時に電子レンジ加熱すればいいので、便利ですよ。
【材料】
・しらす 10g
・ブロッコリー 10g
・にんじん 5g
・おかゆ(作り置きして冷凍保存していたもの)50g
【作り方】
1、鍋でにんじんとブロッコリーを柔らかくなるまでよく煮ます。
2、1のゆで汁でしらすを湯通し、包丁で細かくみじん切りにします。
3、すりばちに、ブロッコリー・にんじん・しらすを入れて、すりつぶします。
4、冷凍保存していたおかゆを解凍して、3と混ぜ合わせればできあがりです。
しらすの風味がきいた優しい味のおかゆです。味が物足りない場合は、野菜スープや赤ちゃん用だしなどを使うのもおすすめです。
冷凍した野菜はミルクとあわせてポタージュスープにしたり、片栗粉でとろみをつけてあんかけにしたりと、応用がきく便利ストックになりますよ。
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【4】卵・魚・ささみなどの冷凍方法と後期~完了期向けのストックレシピ
調理した状態なら冷凍OKです

離乳食初期から使える白身魚や中期から使える鶏肉のささ身は、ボソボソしていて苦手な赤ちゃんも多い食材ですが、とろみをつけるとすんなり食べてくれる場合も多いようです。
ささ身は繊維を断つようにカットするのがポイントです。だし汁で加熱し、片栗粉でとろみをつけた状態で、1食分ずつラップやフリージングブロックトレーで保存しましょう。
卵や納豆も冷凍保存できるのをご存知でしょうか?炒り卵や固ゆでしたゆで卵の黄身など、調理した状態のものは冷凍できます。つぶした黄身を平たくして空気が入らないようにフリージングバッグで保存しましょう。
納豆は1食分ずつラップに包んで冷凍保存するのが便利です。食べるときは他の食材と一緒に加熱処理をしてくださいね。
冷凍日を記載できて便利!ラップにかけるペン

冷凍する際に、ラップに直接文字や絵がかけるペンがあることをご存知ですか?離乳食を冷凍する時に、冷凍日や内容物を記載しておくと便利ですよ。冷凍はもちろん、電子レンジでの加熱もOKです。
おにぎりが食べられるようになったら、ラップに動物の顔や楽しいイラストを描いたり、具材の絵を描いたりすれば、赤ちゃんも喜びますね!
おすすめストックレシピ【離乳食後期 手づかみお好み焼き】

シンプルで、大人もおいしく食べられるお好み焼きです。好きな具材を入れて楽しんでくださいね。
【材料】
・キャベツ 50g
・卵 1個
・小麦粉 大さじ2
・水 50ml
・納豆 1パック
・鶏ひき肉 100g
【作り方】
1、キャベツを食べやすい大きさに細かくみじん切りします。
2、全ての材料をボウルに入れてよく混ぜます。
3、フライパンに薄く油をしき、おたまで生地を流して両面焼いたらできあがりです。
食べきらない分は、1枚ずつラップで包んで冷凍保存しておくと便利ですよ。
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【5】ひじきの冷凍方法と後期向けのストックレシピ
おすすめストックレシピ【離乳食〜後期〜鶏ひき肉の豆腐ひじきハンバーグ♡】

野菜もたくさん摂れて栄養満点!手づかみしやすいハンバーグにして保存しておけば、電子レンジで加熱するだけで時短離乳食の完成です。
調味料を加えれば、同時に大人用のつくねにもアレンジできますよ。
【材料】
・鶏ひき肉 250g
・豆腐 1/2丁
・玉ねぎ 1個
・ひじき 大さじ3
・片栗粉 大さじ2
・オリーブオイル 少々
(大人つくね用)塩コショウ 少々
(大人つくね用)みりん 大さじ4
(大人つくね用)醤油 大さじ2
(大人つくね用)酒 大さじ1
(大人つくね用)砂糖 大さじ1/2
【作り方】
1、ひじきを約20分、たっぷりの水につけて戻します。
2、ひじきを戻している間に、玉ねぎをみじん切りにします。皿にのせてラップをし、約3分電子レンジで加熱します。
3、ボールに鶏ひき肉・豆腐・ひじき・玉ねぎ・片栗粉をいれて、よく混ぜ合わせます。離乳食用に取り分けして、小さめの丸形に成形します。
4、フライパンにオリーブオイルをひき、片面がこんがり焼けたら、ひっくり返し蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
5、約3分たったら蓋をあけ、水分が蒸発するまで焼いて完成です。
※ここからは大人用つくねのアレンジです!
6、残ったボールの中のひき肉に、塩コショウをします。
7、食べやすい大きさに丸め、フライパンで同じように焼き上げます。
8、最後に、みりん・醤油・酒・砂糖を混ぜ、照りが出たら完成です。
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【6】じゃがいも・さつまいも・玉ねぎの冷凍方法と初期向けのストックレシピ
じゃがいもはマッシュポテトにして冷凍

じゃがいも・さつまいも・玉ねぎは1年中手に入りやすく、常備野菜として使い勝手が良く、離乳食初期から使えるので、ストックしておくと便利ですよ。
じゃがいもは、マッシュポテトのようにペースト状にして冷凍すると、のどごしが良くなり食べやすくなります。
さつまいもは繊維が多い端は避けて、2cm幅の輪切りにします。皮の近くは繊維が多いので、厚めに皮をむき、15分ほど水にさらしてアク抜きをしてから、柔らかくなるまで茹でます。
玉ねぎは、繊維の少ない内側を利用します。柔らかくなるまで茹でます。
さつまいもと玉ねぎは、離乳食の進み具合に応じて裏ごししたりすりつぶして使います。また、細かく刻んだ状態でも冷凍可能です。
下ごしらえした具材は、フリーザーバッグなどに入れて平らにし、空気をしっかりと抜きます。1食分ずつ、すじを付けて冷凍すると、使う時に便利ですよ。
おすすめストックレシピ【[離乳食:初~]じゃがいもポタージュ】
![[離乳食:初~]じゃがいもポタージュ,離乳食,ストック,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/600020.jpg)
冷凍ストック食材を使った簡単レシピです。初期から食べられるスープですが、食欲がない時や調味料を加えて大人も一緒に楽しめる一品です。
じゃがいもの代わりにさつまいもペーストを使ってもOKです。
【材料】
・冷凍マッシュじゃがいも 小さじ1~2
・冷凍玉ねぎペースト 小さじ1~2
・調合した粉ミルク(or牛乳) 30cc
【作り方】
1、冷凍マッシュじゃがいもと冷凍玉ねぎペーストを、それぞれ耐熱容器に入れて電子レンジで解凍します。
2、1で解凍したものに粉ミルクを混ぜれば完成です。
※写真には風味づけにパセリを使用していますが、パセリは後期頃から様子を見て与えてくださいね。
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まとめ
離乳食を上手に冷凍保存でストックすれば、毎日様々な食材を使ったメニューが手間をかけずに作ることができます。
赤ちゃんが食事中にお皿をひっくり返し、作り直しになってしまうことも多々あり、ママもがっかりする時でも、冷凍保存のストックがあれば、おなかの空いた赤ちゃんを待たせずに用意することができ、ママも赤ちゃんもにっこり。
冷凍保存を上手に活用できるアイテムもたくさんあるので、たくさんの食材やメニューのレパートリーを増やして、赤ちゃんとの楽しいお食事タイムを過ごしてくださいね!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。