目次
乳頭保護器ってなに?
乳頭保護器とは

乳頭保護器は赤ちゃんの授乳の時にママの乳頭を保護するためのもので、ニップルシールドとも呼ばれます。
乳頭は元々デリケートな場所で、毎日何度も授乳しているとトラブルが起きることもよくあります。
乳頭保護器は、授乳のときの負担を和らげてくれる、ママにとって困った時の救世主的なアイテムなんですよ。
乳頭保護器は必要?どんな時に使う?
乳頭陥没、乳首が大きすぎ、小さすぎて赤ちゃんが吸いにくい
授乳する時乳首の形によっては赤ちゃんが上手に吸えないこともよくあります。大きすぎたり小さかったり陥没乳頭だったりと乳頭の形は本当に様々です。
赤ちゃんが乳首を上手く吸えずに授乳がなかなかうまくいかないなという時、乳頭保護器を使うと赤ちゃんが吸いやすくなることが多いんですよ。
入院中の授乳の指導の時、助産師さんにすすめられることもあるくらいです。
授乳がうまくいかないとママも赤ちゃんもストレスですが、乳頭保護器を使うことでそのストレスをやわらげ、よりリラックスして授乳に挑めるようになりますよ。
ソフトタイプ、ハードタイプの違いや選び方は?

乳頭保護器はソフトタイプとハードタイプに分かれていて、見た目も使い心地もかなり違います。
乳頭の状態や悩みによってどちらがより便利かは変わってくるので、ソフトタイプとハードタイプのそれぞれの特徴やどんな人におすすめなのかを見ていきましょう。
ソフトタイプ
ソフトタイプは薄くて柔らかいシリコン素材でできていて、乳頭にベールをはるようにすっぽりとかぶせるように装着します。
素材が薄く乳首に触れるため、傷があまり深くない場合にはおすすめです。
また、乳頭陥没や扁平乳首それに乳首が小さい場合に使いやすいです。ぴったりとかぶせるように装着するものなので乳頭の大きさによっていくつかサイズ展開されていることが多いです。
大きすぎても小さすぎても使えないので、自分の乳頭の大きさにあったものを選ぶようにしたいです。
サイズはメーカーによって様々ですがピジョンの商品を参考にすると、乳頭が11㎜以下の場合に使えるMサイズと13㎜以下の時に使えるLサイズに分かれています。
14㎜以上の場合はピジョンではハードタイプを使うように記載されていますが、海外製品だとソフトタイプでももっと大きいサイズを見つけることができますよ。
薄くて柔らかで、シリコン越しではあるものの赤ちゃんがママの乳首をいつも通りに吸う形になるので、赤ちゃんもあまり違和感なくすってくれるのではないでしょうか。
ハードタイプ
ハードタイプは哺乳瓶の乳首とほとんど変わらない形をしていて、ママの乳頭の上にかぶせて装着します。
一番の特徴は乳頭保護器のトップがママの乳頭から離れていることで、乳頭に傷ができている時には直接傷に触れずに授乳することができますよ。
ソフトタイプではどうにもならないくらい傷が深い時にはハードタイプがおすすめです。
また、サイズは1種類でフリーサイズなので、乳首が大きくて赤ちゃんが吸いにくそうな場合にもおすすめです。
乳頭保護器の使い方
ハードタイプ
ハードタイプは通気孔を上にし、ママの乳首に触れないように乗せるようにかぶせます。
赤ちゃんは乳頭ではなく乳頭保護器だけを吸うことになるので、授乳中ずっと指で保護器を抑えておくようにします。
最初は赤ちゃんもなかなか吸いにくいと思うので、まずママが搾って保護器の乳首の中に母乳をためてからくわえさせてあげるようにしましょう。その時姿勢をやや前かがみにするとやりやすいですよ。
母乳が出なくなる場合、授乳前にマッサージを
乳頭保護器を使う場合、直接乳首を吸われないので母乳の出がいつもより悪いなと思う時があるかと思います。
そんな時には授乳前におっぱいを温かいタオルであたためる、胸をさすったりゆするなどしてマッサージをすると良いでしょう。
消毒はどうするの?
乳頭保護器は哺乳瓶などと同じように洗浄+消毒で常に清潔に保っておく必要があります。
まず洗浄する時はしっかり水洗いするか赤ちゃんの口に入っても安心な哺乳瓶用の洗剤を使うようにしましょう。
使ってからすぐに寝かしつけに入ってそのまま置きっぱなしになることもあると思いますが、母乳は時間が経つと取れにくくなりますので、できるだけ早く洗ってしまうようにしたいです。
どうしても手が離せない時はとりあえず水に浸けておくだけでも違いますよ。
そして消毒の方法は電子レンジ消毒かミルトンなどの液体につけ込むタイプの消毒を使うことができます。
乳頭保護器のメリットとデメリットは?
メリット
乳首が小さい、大きい、陥没でも上手に吸える
・乳首が小さかったので使用したら吸い付きが良くなり授乳が楽になった。(129tmkさん)
・もともと陥没乳頭で乳首が短く、吸いづらいからか授乳中毎回泣いていた我が子。
入院中、産院の勧められメデラの保護器を使っていました。保護器を付けると難なく吸ってくれる様になりました。(Baya0309さん)
傷ついた乳首を保護してくれた
・ピジョンのソフトタイプとハードタイプ、両方使いました。 痛みの強さによって使い分けていましたが、 ハードタイプは特に痛みが軽減されて授乳が楽になりました。ただ、赤ちゃんが保護器に慣れるまでなかなか大変でした。(aiosarusanさん)
・生後3ヶ月で歯が生えてしまったため、まだ充分に育っていない歯は薄く鋭利でした。そのため乳頭が傷つき、およそ30分から1時間ごとの授乳が辛く、乳頭保護器を使いました。直接でなくなったおかげで比較的楽になりました。(なすびママさん)
上手く吸えなかったが、直母に移行することができた
・自分の乳首には吸い付いてくれなかったが、装着したことで吸い付くことができるようになった。徐々に直母に移行することができた。(けいけい614さん)
デメリット
装着や消毒が手間
・授乳の時に毎回準備して装着するのとがても面倒だった。また、毎回消毒するのも手間だった。しかし2週間で保護器を付けなくても大丈夫になったので良かった。(keiko155さん)
赤ちゃんが保護器を嫌がり飲まなくなる
・もともとおっぱいの出はあまりよくありませんでしたが、保護器をつけたら余計に出にくくなり…子どもも飲みにくかったのかすぐに口を離すようになってしまいました。そのため数回使っただけで諦めました。(ミムラさん)
母乳の出が悪くなる
・私は、左乳首が乳頭陥没です。 なので、出産直後から赤ちゃんが左の乳首を上手くくわえられずにいました。 入院中に看護師さんに勧められて保護器を使用しましたが、母乳の出も悪く上手く出来ませんでした。赤ちゃんは、必死に吸ってくれましたが…結局断念してしまい、左からは母乳をあげれないままになってしまいました。(さや0913さん)
おすすめの乳頭保護器:ソフトタイプ
【1】乳頭保護器 授乳用 ソフトタイプ 2個入|ピジョン

育児用品の老舗ピジョンが発売しているソフトタイプの乳頭保護器です。2個入りで持ち運びに簿便利なケースがついています。
サイズは2種類あるので自分に合った方を選んでください。トップのサイズが11㎜までならMに、13㎜までならLになりますよ。
【2】乳頭保護器 コンタクトニップルシールド|メデラ

シートの上の部分が短めの、ママの肌を直に感じられるデザインになっています。2枚セットでケースもついていますよ。
サイズが3つあって、16㎜以下の場合はSサイズ、20㎜以下の場合はMサイズ、24㎜以下の場合はLサイズを選ぶようにしてください。
【3】ママニップルシールド 乳頭保護器|カネソン

母乳が出やすいカット方法や滑り止めがあったりと、シンプルながら独自の工夫がいっぱいです。
電子レンジ消毒にも使える専用ケースがついています。
乳頭が12㎜以下の場合はSサイズを14㎜以下の場合はMサイズを使うようにしてください。
おすすめの乳頭保護器:ハードタイプ
【1】乳頭保護器 授乳用 ハードタイプ|ピジョン

母乳を飲むときに近い口の動きで吸えるようになっています。
飲み口が乳頭に当たらないのでフリーサイズになって、トップのサイズに関わらず使うことができますよ。
1個入りでケースもついてきます。
【2】ママニップルガード 乳頭保護器 フリーサイズ|カネソン

赤ちゃんのくわえやすさにこだわった商品です。
1個入りで保管用のケースがついていて、このケースを使ってレンジ消毒もできますよ。
乳頭の内径は4㎜ですがトップに直接触れない構造で、誰でも使えるフリーサイズです。
まとめ
乳頭保護器は乳頭に傷ができた時だけでなく、赤ちゃんが乳首を上手くくわえる手助けをしてくれるものです。
生まれたばかりの赤ちゃんは吸い付くのがまだ下手な上に力も強くないので、乳頭保護器にものすごく助けられることもありますよ。
記事内の選び方を参考に、自分に合ったものを探してみてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。