目次
- ▼5歳の子ども向けの絵本って?選び方のポイント
- ▼5歳の子どもにおすすめの絵本をご紹介します!
- ▼【1】おしいれのぼうけん|ふるた たるひ・たばた せいいち
- ▼【2】どんなにきみがすきだかあててごらん|サム マクブラットニィ
- ▼【3】スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし|レオ・レオニ
- ▼【4】しずくのぼうけん|マリア・テルリコフスカ
- ▼【5】やさしいライオン|やなせ たかし
- ▼【6】さっちゃんのまほうのて|たばた せいいち
- ▼【7】だじゃれ日本一周|長谷川 義史
- ▼【8】としょかんライオン|ミシェル ヌードセン
- ▼【9】りんごかもしれない|ヨシタケシンスケ
- ▼【10】エルマーのぼうけん 3冊セット (世界傑作童話シリーズ)|ルース・スタイルス・ガネット
- ▼【11】ちか100かいだてのいえ|いわい としお
- ▼【12】のはらひめ おひめさま城のひみつ|中川 千尋
- ▼【13】とけいのほん①|まつい のりこ
- ▼【14】クリスマスの森|ルイーズ・ファティオ
- ▼【15】こどもがはじめてであう せかいちず絵本|とだ こうしろう
- ▼【16】もりのへなそうる|わたなべ しげお
- ▼【17】きらきら は・は・歯|室井滋
- ▼【18】ぼくのぱん わたしのぱん|神沢 利子
- ▼【19】フルーツがきる! |林 木林
- ▼【20】ぼく、まってるから |正岡 慧子
- ▼【21】ねえたんが すきなのに|かさい まり
- ▼【22】カブクワれっしゃ|タツトミ カオ
- ▼【23】おばけのてんぷら|せな けいこ
- ▼【24】おおきなかぶ|A.トルストイ
- ▼【25】かわ|加古 里子
- ▼【26】ジャックと豆の木|ジョン シェリー
- ▼【27】あかいじどうしゃ よんまるさん|堀川 真
- ▼【28】じゅうにしのおはなし|ゆきの ゆみこ
- ▼(ご参考)コズレ会員の絵本お気に入りランキング・おすすめ診断もチェック!
- ▼(ご参考)Amazon・楽天の絵本人気ランキングもチェック!
- ▼まとめ
5歳の子ども向けの絵本って?選び方のポイント
短すぎず長すぎず
5歳になるとひらがなを読めるようにもなる子どもも増えてきます。なので、「自分で読みたい」という気持ちも出てきます。この気持ちを大切にしてあげるためにも程よい長さの本を選ぶようにしてあげましょう。
あまりにも短いと物足りないし、長すぎると疲れて途中で読めないと諦めてしまうかもしれません。個人差もありますが、子どもがちょっと頑張って読めるくらいの本を選んであげたいですね。
社会生活やしつけを学べるものや、食育をテーマにしたもの
友達付き合いも立派な社会生活の第1歩。友達と仲良くしたいのに上手くいかない。どうやって仲直りすればいいのか。そんな時には、絵本を通して教えてあげるといいかもしれません。
主人公が同じ悩みを抱え、解決していく姿が描かれている絵本を読むことで、どうすればいいか学ぶ事ができるでしょう。
その他、大きな災害や障害に関する内容も理解できるようになってくるので、絵本を通して伝える事もできます。また、はみがきや虫歯、果物や野菜など、しつけや食育に関する本もおすすめです。
プププッと笑えるもの
子どもはおもしろいことが大好き!5歳になるとだじゃれなども理解できるようになり「人を笑わせよう」という子どももいます。
おもわず笑ってしまうような絵本は擦り切れるほど繰り返し読むことでしょう。ユーモアも身についてクラスの人気者になれるかもしれませんよ!
またこの頃は、へんてこなものや怖いものが好きな子も多いですよね。虫やおばけの本、ちょっぴり怖い内容の本なども楽しめるでしょう。
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5歳の子どもにおすすめの絵本をご紹介します!
【1】おしいれのぼうけん|ふるた たるひ・たばた せいいち
押し入れで繰り広げられるドラマにドキドキ

お昼寝前にミニカーの取り合いっこをしていたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。
おしいれの中で出会ったのは、地下に住む恐ろしいねずみばあさん。ねずみばあさん2人をやっつけようと追いかけてきます。さとしとあきらは諦めず手を取り合って走り続けます。
ストーリー性のあるファンタジーな内容に、子どもは夢中になってしまうでしょう。また、友情についても考えさせられます。
子どもが自分で読むのには少し長いですが、気に入った子は自分から何度も読もうとするほど中毒性のある1冊ですよ。
口コミ
・物語に出てくるねずみばあさんがあ恐ろしいのですが、子どもはその怖さにはまってしまったようで何度も読んで読んでとせがまれます。
・押入れの中で繰り広げられる世界に、忘れられないドキドキが詰まっています。ドキドキしたい子どもたちにおすすめです。
【2】どんなにきみがすきだかあててごらん|サム マクブラットニィ
「すき」の言葉の意味を大切に感じる本

チビウサギがベッドへ眠りに行く途中、デカウサギに聞いてみたくなりました。「どんなに、きみがすきだか あててごらん」「こんなにさ」と腕を思い切り伸ばすチビウサギに「でも、ぼくはこーんなにだよ」とデカウサギ。お互いどんなに好きかを比べ合います。
同じフレーズが何度も出てくるので子どもでも無理なく読める1冊です。競い合っている内容が「どんなにきみがすきか」。言葉で伝える大切さも学べます。大人も子どもも心がほっこり温まります。
保育園では読んだ後、友達同士で「どんなにすきか」と比べっこを始める姿がありました。読み終わった後はぜひ、子どもと比べっこしてみてください。
口コミ
・絵の雰囲気や色づかい、お話の内容も、なんともかわいらしい作品です。ぜひいろんな方に手に取ってほしいと思います。
・大きいうさぎと小さいうさぎが飛んだり跳ねたりするのがかわいく、子どもも大喜びです。
【3】スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし|レオ・レオニ
力を合わせればできないことなんてなにもない

小さな赤い兄弟たちの中で1匹だけ真っ黒な魚のスイミー。ある日、大きな魚に兄弟達が飲み込まれてしまいます。
唯一逃げることのできたスイミーは広い海の中を泳いでいると、兄弟とそっくりな小さな赤い魚達を見つけます。大きな魚を追い出そうとスイミーは考え、仲間と力を合わせます。
レオ・レオニの描く海の中の様子は、カラフルで幻想的。子ども達も目を惹かれ、想像力が育つでしょう。また、考えることや仲間と力を合わせる事の大切さもこの絵本から学べます。
少し長めのお話しですが、5歳の子どもでもでも少し頑張れば自分で読める1冊ですよ。
口コミ
・小学校の教科書にも使われている話です。深い内容で、大人になった今でも考えさせられるお話です。
・読んだときの年齢や環境で感じ方が変わってくるお話だと思います。今1番子どもに読ませたい絵本です。
【4】しずくのぼうけん|マリア・テルリコフスカ
水について学べる。梅雨時期にもおすすめ

水のしずくちゃんはバケツから飛び出し、冒険の旅に出ます。お日さまに照らされ水蒸気になり雲の上へ。雨になって地上へ逆戻りしたかと思うと、今度は氷に。最後はしずくに戻り川に流れていきます。
子どもにも身近な水が題材なので、想像しやすいお話です。気温や場所によって変化する水の不思議を楽しみながら学べます。文もリズミカルなので声にだして読みたくなる作品です。
口コミ
・40年以上前に書かれた絵本のようですが、絵もお話も古さを感じない素敵な絵本です。
・しずくちゃんの冒険を通して、雨水はどこへ行くのか、氷はどうやってできるのかを理解できる絵本です。子どもに読ませるにはぴったりだと思いました。
【5】やさしいライオン|やなせ たかし
ブルブルとムクムクの優しさあふれるお話

ある動物園に、みなしごライオンのブルブルがいました。お母さん代わりの犬のムクムク育てられたブルブルは、やさしいライオンになりました。
ある日、別の動物園に行くことになったブルブルは、歳とったムクムクと離れ離れに。ある夜、遠くの方からムクムクの子守唄が聞こえ、ブルブルはものすごい勢いで檻を破って飛び出します。
しかし、それが危険とみなされ銃で撃たれてしまうのです。大好きなムクムクを抱きしめたブルブルは幸せそうに倒れていきます。
アンパンマンで有名な作家・やなせたかしさんの作品です。悲しい結末ですが、ブルブルとムクムクの愛情に感動します。保育園の年長児に読むと涙を流す子も。悲しさの中にやさしい心が育まれる1冊です。
口コミ
・幼稚園の頃、母に読んでもらった思い出があります。成長した今読むと、母子の愛情というものをより感じました。
・やなせたかしさんの絵本は内容もさることながら、絵のタッチや色づかいもよく、明るい場面でもどこか寂しげで心に残ります。
【6】さっちゃんのまほうのて|たばた せいいち
障害と初めて向き合うのに最適な本

主人公は生まれつき右手指に欠損を持つ女の子「さっちゃん」。さっちゃんは、幼稚園のままごとでお母さん役を取り合いになった時、友だちの「手のないおかあさんなんか変だ」という言葉に深く傷つき、幼稚園に行かなくなってしまいます。
そんなさっちゃんが、お父さん、お母さんの言葉と、幼稚園のお友達、先生との交流の中で静かな自信を取り戻していくストーリーです。
いろいろな障害がある事ももちろんですが、筆者はこの本を読んで、相手を傷つけない事を学んでくれるのではと思っています。何気ない一言が相手を傷つけてしまう、という事を学ぶきかっけになる1冊です。
口コミ
・子どもに読んであげるのですが、何度読んでも泣かずに読むことが出来ない、感動的なストーリーです。
・ひどい事をいってしまった友達が思いやりの気持ちを持つところ、さっちゃんが成長し強くなるところなど、子どもにも感じてほしい部分がたくさんありました。
【7】だじゃれ日本一周|長谷川 義史
電車に乗って日本中を周ろう!

47都道府県をだじゃれでぐるっと回ってみよう!各県の名物も随時に登場。旅行気分を味わえます。「いいかげんに滋賀県」、「すっころんで大分県」など笑いながら遊び感覚で都道府県を覚えることができます。
内容もさながら長谷川さんの描く世界観も、インパクトばっちり。子どもの大好きなだじゃれで大笑いすること間違いなしです。
口コミ
・ダジャレで都道府県が紹介されているので、地理の勉強にもなり、子どもは楽しく読んでいるようです。
・絵が意外とリアルで細かく、ダジャレと合わせて楽しく都道府県が頭に入ってきます。
【8】としょかんライオン|ミシェル ヌードセン
こんな図書館に行ってみたい

図書館には「ライオンが入ってはいけない」というきまりはありません。いつも静かな図書館にライオンがやってきました。大慌てで報告する図書館員に、図書館長メリウェザーさんは「図書館のきまりを守っているなら、そのままにしておきなさい。」と言います。
きまりをきちんと守りながら、かしこいライオンはメリウェザーさんのお仕事を手伝うようになり、やがて図書館に欠かせない存在になっていきます。ところがある日…。
図書館にライオン!?という表紙を見ただけで興味をそそられます。かなり長いお話ですが、ライオンは何をするの?どうなるの?と子ども達は絵本から目を離しません。
「きまり」は絶対に守らなければなりません。しかし、「きまり」より大切なものは何かを教えてくれる1冊です。ライオンに心を奪われ、優しさ、寂しさ、愛おしさを感じられます。
口コミ
・暗すぎず、やさしさのわかる内容の絵本を探していたらこの本に出会いました。絵のタッチや色合いもきれいで、何度も子どもに読み聞かせしています。
・決まりを守ることについて、ユーモラスで自然に入ってくるので、子どもたちも飽きずに読んでくれました。
【9】りんごかもしれない|ヨシタケシンスケ
想像力を豊かにするヨシタケシンスケさんの代表作

テーブルの上にりんごが置いてあった。でももしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。もしかしたら、大きなさくらんぼの一部なのかもしれないし、心があるのかもしれない。実は宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない…。
「考える」ことを果てしなく楽しめる、発想絵本です。次々と出てくる「かもしれない」に子ども達は大ハマり。読み終わった後も「~かもしれないよね!」と影響を受けまくりですよ。
想像力も自然につく1冊です。ヨシタケシンスケさんの他の本もとてもおすすめです。
口コミ
・子どもに読ませたら、「かもしれない」という言葉が気に入ったようで何度も言っています。イラストも繊細で子どもは気に入ってくれました。
・子どもが考え方は一つではなく多様にあるということに気付くことができる絵本です。
【10】エルマーのぼうけん 3冊セット (世界傑作童話シリーズ)|ルース・スタイルス・ガネット
ずっと読み続けられている名作

9歳の男の子エルマーは、親しくなったノラ猫からかわいそうなりゅうの子どもの話を聞きます。りゅうの子どもはどうぶつ島でやばんな動物たちのとりこになっているのです。エルマーは、助けに行くことにしました。
どうぶつ島に行ったエルマーは、トラやサイなどの動物たちに捕まりそうになりますが、その度に機転をきかせて危機を切り抜けます。
子どもの冒険心をくすぐる、ドキドキワクワク満載の物語。見返しに描かれたどうぶつ島やみかん島の地図が「エルマーと一緒に冒険に出かけよう!」と言わんばかりに物語の世界に誘います。
筆者自身、5歳の時に幼稚園でこの本と出会い、今も大好きな本です。童話なので字のみのページもありますが、子ども達の頭は想像でいっぱいになることでしょう。
年長さんには毎年読み聞かせをしており、子ども達も「今日も続き読む?」と楽しみにしています。
口コミ
・子どもが大きくなってきて、読ませるものを少し複雑な内容のものに移行したい時期にぴったりです。
・ファンタジー溢れるエルマーの冒険に、子どもは興味津々で次の展開が気になる様子でした。
【11】ちか100かいだてのいえ|いわい としお
地下には誰が住んでいるのかな?人気シリーズの第2弾

大人気絵本「100かいだてのいえ」の続編です。
おふろが大好きな女の子のクウちゃんがおふろに入っていると、不思議ないきものから「ちか100かいのいえ」でのパーティーに誘われます。クウちゃんは思い切ってちか100かいのいえに行ってみることにしました…。
クウちゃんは地下1階から100階まで1つずつ部屋を降りていきます。10階ごとに違う生き物が住んでいて、それぞれの家族にストーリーがあって引き込まれます。絵も細かく描き込まれているので読むたびに発見がありますよ。
本を縦にして見開き1ページに10階が描かれています。10進数を理解する最初の1歩にもなるかもしれませんね。
口コミ
・子どもは気に入っていて何度も読んでとせがまれます。大人が読んでも楽しく、苦になりません。子どもと読みながら「次は誰が住んでいるかな?」と想像しながら読むのがお約束です。
・イラストがとても丁寧でかわいらしく描かれていて、読むたびに新しい発見があります。他のシリーズも気になります。
【12】のはらひめ おひめさま城のひみつ|中川 千尋
女の子憧れのプリンセスになれる物語

5歳くらいになるとプリンセスが大好きな女の子も多くなりますね。プリンセスに興味が出てきたら、「のはらひめ」の読み聞かせはいかがでしょうか。
おひめさまになりたいと思っていたまりのところに、ある日お城からお迎えが来ます。おひめさまになるためのお勉強をすべて終えると、なりたいおひめさまになんでもなれます。さて、まりが選んだおひめさまは…?
お金持ちの王子様を見分けるお勉強や何年もよだれを垂らさずに眠るお勉強など、大人が読んでもクスリと笑ってしまう内容です。この本を読んだ後に、どのおひめさまになりたいかぜひ聞いてみたいですね。
口コミ
・お姫様にあこがれる娘が大好きな本で、何度も読みました。嫌がることでも「お姫様の試験だよ」と言うと喜んでやってくれるので驚きです。
・娘と「どんなお姫様になりたい?」と聞きながら読むのもいいですし、自分を見つめて自分に合ったものを選ぶというストーリーも良いです。
【13】とけいのほん①|まつい のりこ
時計の読み方を学ぶ第1歩

時間や時計に興味が出てくる5歳頃に一緒に読みたいのが「とけいのほん①」です。「じゃあじゃあびりびり」などの絵本で有名なまついのりこさんの絵本です。
一見すると小さい子向けの本かと思いがちですが、内容をきちんと理解するには5歳頃からがおすすめのようです。長針と短針の動きがわかりやすく描かれていて、「○時ちょうど」と「○時半」が自然に理解できるようになっています。
絵に出てくる赤いカードは「とけいのほん②」に詳しく出てきます。こちらでは「○分」を楽しく学べるようになっています。「もっと時計が読めるようになりたい!」という意欲が出てきたらステップアップしてくださいね。
口コミ
・段階を踏んで少しずつ時計の読み方がわかるようになるのでおすすめです。
・とてもわかりやすく、何度も繰り返し出てくるので自然と覚えることができます。子どもが時計に興味をもって自分から時間を聞いてきたり、「今○時だよね?」と得意げに教えてくれたりします。
【14】クリスマスの森|ルイーズ・ファティオ
クリスマスプレゼントはちゃんと手元に届くのか?

クリスマスが近くなりクリスマスに関する本が読みたくなった時には、「クリスマスの森」はいかがでしょうか?
赤と緑のクリスマスカラーで描かれていて、クリスマス気分を盛り上げてくれますよ。少しお話が長めなので、集中して読み聞かせが聞けるようになった頃がおすすめです。
クリスマスのおもちゃを作るのに忙しくて寝不足だったサンタさんは、クリスマスプレゼントを届けに行く途中に眠ってしまいます。それを見ていた森の動物たちは…。
読み終わった後、「今年のプレゼントは誰が届けてくれるかな?」と親子で会話が弾みそうな絵本です。
口コミ
・丁寧に描かれたお話と、すてきな絵がとてもマッチしています。ぜひクリスマスの時期に子どもに読んでほしい一冊です。
・絵がとても素敵です。冬の日の火はより温かみがあり、雪の日のお日様はあつく感じられます。寒く、暗い中の火の照り返しの暖かさを、絵本で感じられるような絵です。
【15】こどもがはじめてであう せかいちず絵本|とだ こうしろう
世界は広くて大きいな

5歳くらいになると、「国」や「地球」といった言葉にも興味を持ち始めますね。旺盛な好奇心を満たすために親子で一緒に読みたい本が、「こどもがはじめてであう せかいちず絵本」です。
見開き1ページで大陸ごとに国名や地域特産物・動物を紹介してあったり、世界で一番高い山・長い川が比較されていたりと、大人でも十分に楽しめます。説明するのが難しい時差や季節の違いもわかりやすく描かれています。
全部理解するのは難しいかもしれませんが、世界はとても広くていろいろなものがあるんだ、と分かるきっかけになりそうな1冊です。
口コミ
・子どもの成長具合によって色々な理解や発見ができる本です。長く読める一冊だと思います。
・子どもが遊びながら楽しく学べる本です。絵がカラフルでシンプルな配色が読みやすいようです。
【16】もりのへなそうる|わたなべ しげお
森で出会う不思議な生き物「へなそうる」

絵が少なめで長いお話も読めるようになってきたらおすすめなのが、「もりのへなそうる」です。「ぐりとぐら」でお馴染みのやまわきゆりこさんの絵です。
1975年に初版が発行され、長く愛されている絵本です。彩色していない優しい絵が中心なので、寝る前の読み聞かせにもいいですね。
幼稚園に通う5歳のてつたくんと、弟で言い間違いが多い3歳のみつやくんが、森で不思議ないきもの「へなそうる」に出会うお話です。みつやくんの言い間違いと、それを真似する「へなそうる」に誰もが笑ってしまいます。
1冊すべて読むと結構な長さになりますが、4つのお話に分かれているので読み聞かせもしやすいですよ。
口コミ
・自分自身も子どものころ読んでいて、今でも覚えています。読んだ後にほのぼのとした気分になれる一冊です。
・幼稚園児では一人で読むにはまだ難しいですが、読み聞かせをするとケラケラとよく笑ってくれる本です。
・兄弟がとてもかわいらしく、よんだあとはごっこあそびをして楽しんでいます。言葉の繰り返しも楽しい様で、よくマネをして遊んでいます。
【17】きらきら は・は・歯|室井滋
子どもにも虫歯予防の大切さがわかる本

よしお君の家族はみんな歯のトラブルを抱えていて、嫌なことばかりが起きます。一方、隣に住むケント君一家はいつもピカピカの歯で、みんな幸せそう。
ある日、歯が痛み出したよしお君はケント君のパパに連れられて、森の奥にある歯医者さん「マシュマロハウス」に行きます。そこで歯や虫歯についていろいろなことを学びます。
女優の室井滋さんの軽快な文に、長谷川義史さんのダイナミックな絵がとても印象的な1冊です。子どもにも歯磨きの大切さ、虫歯になる仕組み、お菓子と虫歯の関係性などがわかる内容になっています。
口コミ
・きれいな歯の家族と汚い歯の家族の比較や虫歯のデメリットを、おもしろおかしく描いている作品です。
・歯学部教授が監修されているだけあって、虫歯についての知識までも身につくのが心強いです。
【18】ぼくのぱん わたしのぱん|神沢 利子
きっと親子でパンが作りたくなる⁉

3人兄弟が仲良く力を合わせてパンを作っていく様子を描いた本です。力を合わせて汗をかくほど頑張ったり、時にはけんかをしてみたりと兄弟ならではのパン作りがとても微笑ましく描かれています。
パンの材料や時間の経過、豆知識も載っています。この本を読むと子どもたちはパンを作りたくなりそうです。
口コミ
・パン作りの行程や、パンを1個作るのにどれだけ時間がかかるのかという大変さもわかって勉強になります。
・色々な形のパンに子どもたちは夢中になり読んでいます。皆で「パンのいいにおいがしてきそうだね」と話しながら、楽しく読んでます。
【19】フルーツがきる! |林 木林
くだもののキャラクターたちが大活躍!

子どもの本にはめずらしいほどの痛快な時代劇絵本です。
リンゴのりんごのしんがお茶屋でお茶を飲んでいると、ブドウの兄弟が走ってきて「畑のスイカが全部消えちゃった」と話します。夏の代表格のフルーツのスイカがなくなれば夏みかんが1番になれると考えた、だいだいかんとその手下のいちごやの仕業です。
りんごのしんと仲間たちはスイカを取り戻すためにだいだいかんの元へと向かいます。果たして、りんごのしんとスイカの運命は?
色とりどりの果物たちとダジャレを含んだ言い回しがとっても面白い1冊です。
口コミ
・侍に代官に越後屋という正統派な時代劇のようなのに、ダジャレを織り交ぜていて大人も子どもも楽しめる1冊です。
・普段は切られっぱなしの果物たちが正義のために剣を振るうという茶目っ気たっぷりで進みます。最後は時代劇のお決まりのラストに安心させられます。
・声に出して読むと、スカっとします。写楽や北斎へのオマージュのようなシーンもあって、絵を見るだけでも楽しめました。
【20】ぼく、まってるから |正岡 慧子
春夏秋冬を通して描かれる友情物語

ある日、突然に出会ったくまくんとねずみくん。「なのはながすきなんだ」というくまくんの言葉をきっかけに二人は友達になります。
夏は川で魚を獲ったり、秋は森で木の実を取ったり…。毎日、2人は一緒に過ごしました。しかし、くまくんは冬が近づくにつれてだんだんと眠くなってきてしまいます。
元気をなくすねずみくんでしたが、くまくんが春にまた起きて一緒に遊ぶことを夢見て、くまくんが起きた時のためにサプライズを準備します。そのサプライズとは…。
卒園や引っ越しなどお別れを経験する子どもにもおすすめな一冊です。
口コミ
・引っ越しで今まで仲良くしていた友達と遊べなくなってしまう時に、娘に購入しました。優しい絵とほっこりする話がすてきで、読んでいる親も癒されます。
【21】ねえたんが すきなのに|かさい まり
ねえたん大好きの気持ちが伝わってくる

私はねえたんが大好きでねえたんと同じことがしたい。寝る時もご飯を食べる時も遊ぶ時でも…。だけど、ねえたんはたまに私を置いて行ってしまう。ねえたんはたまに私のことが嫌いなんだ。
姉妹のあるあるが描かれている作品です。お姉ちゃんのたまには妹を置いて自分のお友達と遊びたい気持ちや、お友達ができて妹も成長していく過程が優しいタッチで描かれています。
【22】カブクワれっしゃ|タツトミ カオ
力自慢の二人が運転する列車に乗ってみたい

カブトムシとクワガタが運転手を務める「カブクワれっしゃ」。今日もたくさんの虫たちが利用します。ありづか駅やくさむらがおか駅など様々な場所に停車していきます。木の上だってへっちゃらです。助っ人たちが助けてくれます。
1番の見せ場は羽を羽ばたかせての空中飛行シーンです。しかし、そこにカラスが現れて…。どうなる、カブクワれっしゃ!?
登場する小さな虫たちはかわいらしく、また躍動的に描かれています。水彩画のような優しいタッチの絵に癒されます。
口コミ
・助っ人のチームワークもみごとで、読みながらちょっとしたスリルもある旅が楽しめます。自分の力をいかに活かすかを教えてくれる、幼児向けビジネス本としてもおすすめです。
【23】おばけのてんぷら|せな けいこ
てんぷらのにおいにつられておばけもやってくる⁉

「ねないこだれだ」などで人気の、せなけいこさんのおばけシリーズです。
ねこくんのお弁当に入っていた野菜の天ぷら。うさこちゃんが作ってみたいと言うので、ねこくんは料理の本を借してくれます。家に帰って、さっそく天ぷらをあげるうさこちゃん。いい匂いに誘われて、おばけもやって来て…。
たくさんの野菜と、自分のメガネまであげてしまううさこちゃん。天ぷらの盗み食いに夢中なおばけは、うっかり足を滑らせて、天ぷらにされてしまいます。
読んだ後は食育もかねて、子どもと一緒に野菜を切ったりして天ぷらを作ってあげるのも良いですね。
口コミ
・せなけいこさんの切り絵とキャラクターたちが独特で、夢中になって読みました。
・お話も挿絵も楽しくて、親子で楽しめます。
・とってもおいしそうに絵が描かれていて、思わず作りたくなります。
【24】おおきなかぶ|A.トルストイ
昔から読み続けられる名作ロシア民話

対象年齢は、「自分で読むなら小学校初級むき」となっていますが、有名なお話で文章の量も多くないので、5歳くらいから徐々に自分でも読めそうです。
おじいさんが野菜のかぶを植えたところ、とっても大きなかぶが…!多くのパパやママも子どもの頃に読んだことがある作品ですよね。よく子ども向けの劇の題材にもなる名作です。
「うんとこしょ どっこいしょ ところがかぶは ぬけません。」おじいさんがおばあさんを引っ張って、最後はネズミも引っ張って…。
「やっと、かぶは ぬけました。」表紙と背表紙を広げると、みんなで抜けたかぶを持ち帰っている様子が描かれています。
口コミ
・「うんとこしょ どっこいしょ」のフレーズがリズミカルで、子どもは楽しく読んでいます。
・単純なストーリーと繰り返しの言葉が子どもにうけます。世代を越えて何年も愛される傑作絵本の一冊です。
・歌番組や保育園で何度も見ているお話ですが、手元に購入してあげるととっても喜んで毎日読んでくれます。
・幼稚園の頃に購入しましたが、小学校に入ってからも読んでくれています。長く楽しめることができてやはり名作だなぁと感じます。
【25】かわ|加古 里子
川の大きさ、偉大さを身近に感じよう!

「だるまちゃんシリーズ」でも有名な加古里子さんは、東京大学工学部応用化学科を卒業されている、工学博士でもあります。
こちらの絵本では、山の小さな水が、どんどん大きな「かわ」になり、最後は海にたどり着く様子がよくわかります。また「かわ」が、人々の生活に深く関わっていることを、様々な視点から描いた内容です。
山の材木を運ぶ列車や田植えの様子など、少し前の日本の原風景が高いところから見下ろすように描かれています。まるで自分が空に飛んで「かわ」を見ているようです。
子どもにとっては、ちょっとお勉強っぽい絵本かもしれません。しかし、情景描写がとてもおもしろいので、説明をしながら読み聞かせてあげるのがおすすめです。
口コミ
・水が川となり、人々の生活を支えて海に流れ込むまでの様子が描かれていて、子どもは川の偉大さに驚かされています。
・本文以外のところで小さな字が入っていたり、細かな描写がされているので、子どもたちは1ページごとに釘付けです。
【26】ジャックと豆の木|ジョン シェリー
昔から読み継がれる善と悪の物語

子どもの頃、劇などで「ジャックと豆の木」を観ませんでしたか?ジャックに、牛と豆を交換しようと言ってきた不思議な男は何者なんだろう?人食い鬼はなぜお金持ちなんだろう?
おばけよりも怖そうな人食い鬼と、背の高い女房が出てきます。ジャックが人食い鬼から逃げ切れるのか、最後まで目が離せません。
ジョン・シェリーの絵は丁寧で、余白までも繊細なタッチできれいに描かれています。プレゼントとしてもおすすめの1冊です。
口コミ
・絵に膨らみを持たせるなどの細かな技法で、高低差や躍動感を感じさせてくれる本です。大人が見ていても飽きません。
・追われるスリルがたまらないらしく、子どものお気に入りです。男の子には特におすすめです。
・空を上る情景が気持ちよく、また怖いもの見たさで鬼が出てくるのも面白いようで、何度も読んでと持ってきます。
【27】あかいじどうしゃ よんまるさん|堀川 真
ものを大事にする心を大人にも教えてくれる1冊

4歳~5歳くらいだと、妹や弟が産まれるご家庭も多いかと思います。この絵本に出てくる若い夫婦にも赤ちゃんが産まれます。赤い自動車の「よんまるさん」は古くても頑張っていたのですが、赤ちゃんをのせられないので引退して畑の隅に置かれます。
そこに野ネズミがやって来て「よんまるさん」と友達になります。「よんまるさん」が元気だった頃の話を聞いていると、野ネズミは「よんまるさん」のエンジンの音を聞きたくなります。でも「よんまるさん」は工場に連れていかれて解体されてしまいます。
果たして「よんまるさん」の運命は?子ども達はナンバープレートが、403(よんまるさん)なことに気付くことができるでしょうか?
口コミ
・ものが古くなってしまったっから捨てるという概念を捨て、修理して新たな活躍の場を作ってあげる。ものが豊かな現代だからこそ「ものを大切にする」心を養うために読んでほしい1冊です。
・カーズに夢中の子どもに購入しました。速いだけがカッコいい訳ではないということに気がついたようです。小さな子どもも夢中になる本です。
【28】じゅうにしのおはなし|ゆきの ゆみこ
十二支の成り立ち、ママパパは説明できる?

冬、子どもたちにとっての楽しみなイベントと言えば、サンタさんからプレゼントがもらえるクリスマスでしょうか。しかし、クリスマスの後にはお正月も控えています。お正月は年神様をお迎えし祝う、日本の大切な風習の1つです。
ところで、干支の十二支はどうやって決まったのでしょう?ある年の年末、神様は動物たちを集めて、レースを開催し、干支の順番を決めます。勝つためのやりとりや、作戦に思わずくすりと笑ってしまいます。
どうして十二支に猫が入っていないのか?なんで猫はネズミを追いかけるようになったのか?という逸話も描かれています。
子ども達に受け継いでいきたいので、保育園や幼稚園で教わっていたとしても、ご家庭でもきちんと教えてあげたいですよね。
普段はあまり耳にすることのない干支ですが、12匹の動物たちが神様のところに着いた順番だと、この絵本で分かってもらえそうですね。
家族みんなでゆっくりと過ごすお正月、久し振りに会ったおじいちゃんやおばあちゃんに、読み聞かせてもらうのもおすすめです。
口コミ
・干支をテーマにした本はたくさん出ていますが、絵が優しくて、文章もわかりやすく書かれているのでおすすめです。
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まとめ
いかがでしたか?5歳児におすすめのプレゼントにもぴったりな絵本をご紹介しました。絵本は親子のコミュニケーションを豊かにするアイテムでもあります。
5歳になると様々なテーマの本を理解できるようになります。小さい時に読んだ絵本は大人になっても覚えてたりしますよね。
また、コズレ会員にお寄せいただいた口コミをもとに、あなたのお子さんにぴったりの絵本をご紹介する絵本診断もご用意しております。
ぜひ、お気に入りをたくさん見つけてください!
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