インフルエンザとは

ウィルスが原因の感染症

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インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気です。風邪の症状と似ていますが、インフルエンザの症状の方がより強く出ます。

また感染力がとても強いので、せきやくしゃみなどによって次々と感染していきます。高熱、寒気、倦怠感、関節の痛みなどが主な症状です。

インフルエンザにはさまざまな型があり、毎年流行する型が異なります。しかし、「一つの型のインフルエンザに感染したから、もう他の型のインフルエンザには感染しない」ということはないので、大人も赤ちゃんも注意が必要です。

感染経路

感染経路の主なものは、せきやくしゃみによる「飛沫感染」です。その他には、漂っているウィルスを吸いこんでしまう「空気感染」や、ウィルスがついているものを触ったり、触った手で食べ物を食べたりして感染してしまう「接触感染」があります。

授乳しているママがインフルエンザに感染した場合、母乳から赤ちゃんに感染してしまうのではないかと不安になるかと思いますが、母乳から感染することはないので安心してください。

潜伏期間

インフルエンザの潜伏期間は、1~3日ほどです。赤ちゃんの場合は大人より潜伏期間が短く、1日で症状が出る場合もあります。

潜伏期間を含め完全に治るまで、1週間から10日ほどかかります。またその期間は他の人にインフルエンザをうつしてしまう可能性があるので、むやみに外出しないようにしましょう。

流行する時期

気温が低く、乾燥する季節に流行します。だいたい11月頃から感染者数が増えてきて、1月から3月がピークとなります。

しかし、9月から10月でも集団感染したという報告もあるので、空気が乾燥し始めたら注意が必要です。

赤ちゃんのインフルエンザの症状

高熱、咳など大人と同じ症状

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赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合、大人と同様に、せき・くしゃみ・鼻水、高熱や倦怠感、関節痛が出ます。

関節痛など痛みを伝えることができない赤ちゃんは、泣いて伝えることしかできません。泣き方がひどい場合や普段と比べて機嫌が悪い時は、病気の兆候かもしれません。

大人のインフルエンザとの違い

赤ちゃん特有の症状もあります。それは嘔吐、下痢、気管支炎、肺炎などがあげられます。インフルエンザは高熱が出ることが多いのですが、赤ちゃんの場合、高熱が出ない場合もあるのです。

また、赤ちゃんは免疫力が弱いため重症化する危険があります。そのため普段と様子が違うと感じたら、早めに病院を受診してください。

病院に行くタイミングは?

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インフルエンザか風邪かの判断は、医療機関でウィルスを調べなければわかりません。病院を受診する判断として、以下を参考にし、いつからそのような症状が出ているのかをメモしておいてください。

・高熱がある
・食欲がない(水分がとれない)
・機嫌が悪い
・嘔吐
・下痢

また、周囲にインフルエンザにかかった人がいた場合にも、ウィルスをもらった可能性もあるため、医師に伝えると良いでしょう。

インフルエンザ脳症など気をつけたい合併症

赤ちゃんがインフルエンザにかかると、まれに重症化し、以下のような合併症を引き起こす場合があります。

・インフルエンザ脳症
合併症の中でも一番危険なものです。意識障害やけいれんを引き起こし、死に至る場合や後遺症が残る場合があります。詳しい原因はまだ不明で、熱性けいれんやライ症候群との見分けが難しいと言われています。

・熱性けいれん
赤ちゃんから6歳くらいまでの子どもにみらる、発熱時に起こすけいれんのことを言います。全身がこわばったようになり、手足が震えます。

・ライ症候群
脳症の一つで、熱を下げようとアスピリンを服用した場合に引き起こされる可能性があります。脳症の他にけいれんや肝臓の機能障害を引き起こします。

・肺炎・気管支炎
インフルエンザによって体力が弱まり免疫力が下がった時に、他の菌やウィルスによって引き起こされます。またアレルギー疾患や気管支喘息などの持病を持っている場合は急激に症状が進む場合があるので注意が必要です。

対処法|高熱時の水分補給、衣類、お風呂、部屋の湿度など

母乳を飲まない場合は?

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高熱、嘔吐、下痢によって体内の水分が少なくなっていき、脱水症状を引き起こしやすくなります。こまめに水分を補給しましょう。母乳、湯冷まし、薄めた麦茶、イオン飲料などを飲ませます。

ぐったりしている時などは、母乳を飲んでくれない時もあるかと思いますが、一度にたくさん飲ませるのではなく、少しずつ少しずつ、様子を見ながら飲ませてみましょう。水分補給することでのどが潤うので、せきを緩和させることもできます。

室内の湿度を高めに保つ

風邪やインフルエンザのウイルスは湿度に弱いため、室内の湿度を50~60%に保ってください。湿度が高いことで、鼻やのどの粘膜を保護することもできます。

熱が高い時に厚着はNG

熱の上がり始めは寒気がありますが、熱が上がりきったら薄着を心がけましょう。そうすることで体内にこもっている熱を外に逃がすことができます。

その時は汗をたくさんかくので、綿などの汗をよく吸収してくれる素材がよいでしょう。たくさん汗をかいた場合は、汗をタオルで拭き取って着替えをさせてあげてください。

熱がある時はお風呂に入れない

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インフルエンザや熱で体力が弱っている時、お風呂に入るのはおすすめできません。高熱が何日も続く場合は、お風呂に入らず、温かいタオルで体を拭いてあげましょう。

離乳食は無理に食べさせない

体調が悪く食欲がないような時は、離乳食を無理に食べさせないようにしましょう。体調が悪い時は胃腸も弱っているので、消化がよく水分の多いものを食べさせてください。吐き気がある時はヨーグルトなどの乳製品は控え、りんごや柔らかく煮たおかゆなどを食べさせるようにしましょう。

薬は使える?

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インフルエンザの治療薬と言えば、タミフル、リレンザ、イナビルなどですが、月齢の低い赤ちゃんの場合は、投薬せずに経過観察とする病院も多いようです。

医療機関によっては、投薬するところもありますが、赤ちゃんの症状によって対処が違ってきますので、一概に薬がもらえるとは言えません。

外出は控える

インフルエンザにかかっている場合は他の人にうつす可能性があるので、外出は控えましょう。体力が落ちているので、安静にして体力の回復をはかることが大切です。

解熱した後も、しばらくはウィルスが体内に残っている場合もありますから、熱が下がったからとすぐに外出しないように気を付けましょう。

インフルエンザの予防法|湿度の管理、予防接種が大切

室内の換気、湿度

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インフルエンザに限らず感染症の予防に言えることですが、室内の換気と湿度の管理が大切です。寒い冬は窓を閉めきっていて空気がこもりがち。そんな時にウイルスをつけた家族が帰ってきたりすると大変です。

ウイルスは空気が乾燥している所を好むので、室内の湿度は50~60%になるように心がけてください。加湿することで、鼻や口の粘膜を潤すことでインフルエンザにかかる予防ができます。

家族が予防接種を受ける

通常6ヶ月未満の赤ちゃんは予防接種を受けることができません。ですから、一緒に暮らす家族全員が予防接種を受けることが大切です。

授乳中のママでも予防接種は可能です。家族全員が予防接種を受け、インフルエンザにかからない、インフルエンザにかかっても重症化しないようにすることが大切です。

予防接種|おすすめの時期、卵アレルギーの場合、同時接種について

予防接種は生後6ヶ月から

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赤ちゃんは生後6ヶ月からインフルエンザの予防接種を受けることができます。インフルエンザが本格的に流行る前(12月ごろまで)に1回目の予防接種を済ませておくとよいでしょう。

インフルエンザのワクチンは、不活化ワクチンといって、体が免疫をつけるのに必要な成分が入っているものです。

予防接種をすれば、インフルエンザに全くかからなくなるというものではありませんが、重症化を防いだり、インフルエンザの発症を予防したりという場合に、一定の効果が得られると言われています。

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卵アレルギーの子は?

インフルエンザワクチンを作る際、鶏卵を使用しているため、ワクチンには卵の成分が少量残っています。

そのため、卵に強いアレルギーのある赤ちゃんは、アナフィラキシーショックを起こしたり、接種後に赤く腫れたりする危険があります。

予防接種をする場合は、必ず医師とよく相談して決めましょう。

同時接種は可能?

赤ちゃんの月齢によっては、インフルエンザの予防接種をいつ打てばいいのか迷うこともあると思います。しかし、インフルエンザのワクチンは、不活化ワクチンですから、他の予防接種と同時接種も可能です。

迷った場合には、主治医と予防接種のスケジュールを相談してみてください。

赤ちゃんのインフルエンザ体験談

高熱が出て検査をしたらインフルエンザと判明

めめKocoさんからの体験談:
生後6ヶ月の時に夜中にはいきなり39度8分に。母乳もあまり飲まなくなりました。次の日に病院を受診し、鼻にスティックを入れて検査する方法でインフルエンザと判明しました。

脱水症状が見られたため、紹介状をもらい大きな総合病院にて点滴をして家庭ではシロップを飲みました。5日ほど点滴に通い、39度、38度7分と徐々に熱も落ち着いて、5日目で37度まで下がったので、あとはシロップを飲んで平熱になるまでゆっくり休ませるようにと指示されました。

完全に平熱に戻ったのは7日目でした。

まとめ

赤ちゃんがインフルエンザにかかると重症化する可能性があるので、できるだけ感染しないように気をつけてあげましょう。

人混みを避けて、家族がウイルスを持ち込まないようにし、赤ちゃんにうつさないようにしましょう。インフルエンザの流行する時期だけでなく、外から帰ってきた時は手洗いうがいを必ずしてください。

万が一赤ちゃんがインフルエンザにかかってしまった場合は、早めに病院を受診してください。赤ちゃんをインフルエンザから守りましょう。
文章作成:nobii

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