目次
【1】インフルエンザとは
突然の高熱や激しい頭痛などが特徴

インフルエンザは”インフルエンザウィルス”に感染することによって起こる病気です。
風邪は年間を通して起こる病気であるのに対し、インフルエンザは主に例年12 月〜2月頃に流行期を迎えます。
風邪の多くは、咳・鼻水・喉の痛みなど症状が緩やかにあらわれ重症化することはあまりありません。
一方、インフルエ ンザは、突然の高熱・激しい頭痛・体の痛み・倦怠感などの重い症状が急激にあらわれることが特徴です。
突然の高熱や激しい頭痛のほか、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状を伴います。
また場合によっては、 肺炎や脳症などを併発して重症化することも あるため十分な注意が必要です。
【4】予防接種以外の予防方法
二酸化塩素の予防効果について
近年「部屋に置くだけでインフルエンザウィルス等を除菌できる」というような宣伝の二酸化塩素の商品をみかけます。
このような商品につていては効果がはっきりとしていないだけではなく、健康被害の報告もあるようです。
とくに乳幼児のいるご家庭での使用は注意してください。
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【5】それでもインフルエンザにかかってしまったら
もしインフルエンザから熱性痙攣(けいれん)になったら

熱性痙攣とは38℃以上の発熱に伴い乳幼児期(主に6ヶ月から5歳位まで)におこる痙攣や一時的な発作性疾患です。
インフルエンザによるものでも通常の熱性痙攣の時と対応は同じです。
まず痙攣の様子を観察していただき、慌てずに対応することが大事です。
対処法は...
⃝首のまわりの衣服をゆるくし、頭部を少しそり気味にして呼吸を楽にする。
⃝嘔吐が見られた際は、体ごと顔を横にむけて、吐物が気道に入らないようにする。
また初めての痙攣、痙攣時間が5分以上、止まったあとも意思疎通が十分にとれない、24時間以内に繰り返す、左右非対称の痙攣などは救急受診を推奨します。
まとめ
以前、診察しているお医者さんはインフルエンザにかからないのですか?と聞かれました。
実は僕自身は勤務医時代に3回かかってしまいました。
ただ、それを教訓に予防をきちんとするようになり、開業後は5年間一度もかかっていません。
インフルエンザにおいて予防がいかに大切かおわかり頂けたら幸いです。
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