目次
ホルモン分泌の変化と影響|気になる症状は?
表れる症状(2)前駆陣痛
妊娠39週頃になると前駆陣痛が起こる妊婦さんが多いでしょう。前駆陣痛は本陣痛と間違えやすいですが、本陣痛と違い不規則で痛みの強弱もバラバラです。
前駆陣痛から本陣痛への移行はいつ起こるかわかりませんので、前駆陣痛が始まったらいつでも入院できる準備をしておきましょう。
表れる症状(3)便通に変化
臨月に入ると腸の活動に影響する黄体ホルモンが減少するため、便秘気味だった人が便通がよくなったり、快便だった人はおなかがゆるくなったりすることがあります。
あまり心配する必要はありませんが、下痢がひどい場合は脱水症状にあることもありますので、医師に相談しましょう。
表れる症状(4)頻尿
出産が近づいて子宮が下がってくると、膀胱が圧迫されトイレが近くなります。夜中に何度もトイレに行き、寝不足になる妊婦さんも多いです。
就寝前の水分の取りすぎには注意しましょう。
表れる症状(6)恥骨痛
出産が近づくとホルモンの影響で骨盤が緩み広がるので、恥骨に痛みを感じることがあります。赤ちゃんが生まれてくる準備をしている証ですよ。
妊娠39週の体験談
むくみがひどく漢方薬を
もんぷちさんからの体験談:
血圧が高くなり、家でも測るように指導を受けました。家で測定すると血圧は基準値内だったので、白衣高血圧(医者や看護師の前だと、緊張して血圧が上がってしまう)と診断されました。
また、むくみがひどくなり今まで履いていたスニーカーやブーツが入らなくなり、冬なのにサンダルしか履けない状態になってしまいました。
むくみを解消するために赤ちゃんに影響のない漢方薬を出してもらいましたが、あまり改善はしませんでした。
恥骨痛と夜中のトイレ
ユキンコ79さんからの体験談:
足の付け根のあたりや恥骨に痛みがみられるようになりました。10ヶ月に入ってすぐの36週頃からの事です。
座っていても痛みがある、歩いても痛みがある、特につらかったのが寝て起きたとき立ち上がろうとしたときに走る痛みです。
このころ夜中の尿意に悩まされていたので頻繁に寝ぼけ眼で立ち上がっていました。うっかり普段の癖で勢いをつけてごろんと起き上がってしまうことが多く、時には悶絶するような痛みを感じるほどでした。
胎児の体重や成長の様子
いつ産まれても大丈夫なまでに成長

この頃の赤ちゃんの大きさは、体重は2800~3400gで、身長は48~50cmほどです。
今までからだを覆っていた胎脂はなくなり、皮下脂肪がついたぽっちゃりしたからだに成長しています。腎機能がしっかり機能し、水分を処理できるようになったので肌の色はピンク色になっています。
子宮の中での赤ちゃんは、出産に備えあごを胸につけひざをおなかに引き寄せた体勢でママに会える日を待っています。また、赤ちゃんの頭蓋骨は、せまい産道を通る時に頭を小さくできるように完全にかたまっていません。
また、この頃になると赤ちゃんが成長し子宮内で動くスペースが狭くなるため、胎動が少なくなったと感じる方もいらっしゃるでしょう。半日まったく胎動がないなど異変を感じた場合はすぐに医師に相談してくださいね。
生活習慣・体調管理
心がけること、気を付けること
妊娠39週の生活習慣・体調管理で気を付けたいことについて見てみましょう。まずこの頃の服装ですが、からだがむくみやすいのでゆったりとした締め付けないものを選びましょう。
食べ物に関しても、むくみの原因となる塩分の取りすぎには注意してください。妊娠39週頃は胎児が成長し、より多くの血液が必要となるため貧血や動悸、息切れを感じる妊婦さんも多いです。
食事やサプリメントで鉄分を補うようにしましょう。病院で鉄剤を処方される場合もあります。出産間近のこの頃は、出産のための体力づくりも大切です。
経過が順調であれば、ウォーキングや物につかまりながらのスクワットなど、無理のない程度に運動しましょう。
ただし、この時期はいつ赤ちゃんが産まれてきてもおかしくないので、突然の破水や陣痛が起こった場合のために遠出は控え、連絡が取れるよう携帯電話を持っておきましょう。
用意するとよい道具・アイテム
出産、産後に必要なものを用意しておこう

いつ出産が始まってもおかしくないこの時期。いざ陣痛や破水があったときに慌てないよう用意しておくと良いものをご紹介します。
・病院の連絡先
すぐに病院に連絡できるよう、電話のそばにメモを貼ったり携帯電話に登録しておくと良いでしょう。
・保湿クリーム
ホルモンの影響でおなかなど皮膚にかゆみが出ることがあります。こまめに保湿しましょう。赤ちゃんも使えるものを選べば産後も使えますね!
・生理用ナプキン、バスタオル
破水があった時に便利です。車やバッグに常備しておくと安心ですね、
・陣痛カウントアプリ
陣痛の時間間隔をカウントしてくれるスマートフォンアプリをダウンロードしておくと、便利です。
・入院グッズ一式
前開きパジャマ、産褥ショーツ、スキンケア用品、歯ブラシや病院から指定のあったものなどをまとめて玄関など家族もわかる場所に置いておきましょう。
・産後補正下着
出産するとなかなか買い物に行くことが難しいので、産後の骨盤ケアを目的とした補正下着もこの時期までに用意しておくことをおすすめします。
パパや他の家族も出産のイメージトレーニングしておこう
ママがリラックスできるサポートを!

出産予定日が近づくと妊婦さんだけでなく、周りの家族もソワソワしますよね。でも一番不安なのはママ。ママがリラックスできるよう、赤ちゃんが産まれたあとの楽しい生活の話などしてあげましょう。
他にはむくみ予防のマッサージや爪切りなど、おなかが大きなママが自分でできないことをやってあげると喜ばれますよ。
またお産が始まった時に落ち着いて行動できるよう、病院の両親学級に参加するなどして出産の流れを把握しておきましょう。
この時期は残業や予定はなるべく入れず、出産に備えておくとママは安心です。他に役場や職場で必要な出産に関する手続きについても、産後すぐに動けないママに代わってパパが準備してくれると助かります。
パパのサポートにまつわる体験談
パパの心遣いが不安を和らげてくれた
ki-fioさんからの体験談:
妊娠10ヶ月の頃は里帰り出産だったため、直接パパに何かしてもらうことはありませんでした。
しかし妊娠10ヶ月に入ってからは赤ちゃんがいつ産まれてもおかしくないので、毎日連絡をくれて、私の気持ちが不安定にならないように励ましてくれました。
初めての出産で私も不安なことが多かったので、このちょっとした心遣いがとてもうれしかったです。出産は夜中だったのですが、陣痛が来てから産まれるまでも寝ずに連絡を待ってくれていたのもうれしかったです。
週末は2人でデート!
みつママさんからの体験談:
マッサージはとても助かりました。お腹がかなり大きくなり手が届かなかったり、疲れてしまったりするので自分ではあまり出来なくなっていました。
また、旦那の方が力加減がいいので気持ちもリラックスできます。また、家事を出来なくなる日もあって外で夕食を食べてもらう日も多くなっていました。
それに対して文句ひとつ言わず、逆に無理しないでと言ってくれた事がうれしかったです。休日の日には、必ずデートをして二人きりの時間を楽しみました。
まとめ
出産予定日まであと1週間!きっと赤ちゃんもパパママに会える日を楽しみに、産まれてくる準備を頑張っていますよ。
出産までの流れ、入院グッズ、用意した赤ちゃんグッズの再確認をするなどし、リラックスした気持ちで赤ちゃんが産まれてくる日を迎えてくださいね。
また産後はなかなか難しいパパと2人の時間も楽しんでください!(文章作成:Sue)
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