沐浴の基本
沐浴って毎日必要?
赤ちゃんは、新陳代謝が活発で汗や皮脂がたくさん出ます。また、1日に何度もうんちやおしっこをします。
そのため、基本的には毎日沐浴をして、清潔にしてあげましょう。
沐浴の時間は?
沐浴をする時間帯ですが、大人のお風呂は夜が多いかと思いますが、赤ちゃんは暖かい日中の時間帯に入れてあげるのがおすすめです。
ただ、ママ1人で行うのが大変という場合は、深夜などを避けたパパや家族が一緒にできるタイミグでも大丈夫です。
生活リズムを一定にするために、できるだけ毎日同じ時間帯にいれてあげられるといいですね。
沐浴をする場所は?

ベビーバスには、プラスチックタイプや空気を入れて膨らますタイプなど形状やサイズがいろいろあります。
沐浴は、ベビーバスが設置できれば、浴室はもちろんキッチンのシンクや洗面台でも可能です。
<浴室での沐浴の場合>
・お湯を入れやすく排水もしやすい
・お湯が飛び散っても床が濡れることを気にしなくていい
・中腰になって赤ちゃんを洗うため姿勢が辛く感じることも
<シンクや洗面台での沐浴の場合>
・立ったまま洗ってあげられるので姿勢が楽
・危険がないように周りのものを都度片付けないといけない
沐浴の場所を決める際は、ママパパのやりやすさの他に着替えの場所や室温の調節のしやすさなども考えて選ぶといいでしょう。
沐浴はいつまで?
基本的には、生後1ヶ月の健診で、医師から大人と一緒の入浴を許可されてからです。ただ、これはあくまでも目安です。
この頃は、まだ抵抗力が弱くウィルスや感染症など心配なことも多いため、勝手な判断で大人と一緒に入浴することは避けてくださいね。
生後1ヶ月だとまだまだ小さく首もすわっていないので、大きな湯船に入れて洗ってあげるのが大変だと感じる場合もあるでしょう。
そんな時はベビーバスでの沐浴を継続しても問題はありません。やりやすい方を選びましょう。
沐浴の注意点
手早く済ませましょう
あまり長くお湯に入れていると赤ちゃんに負担がかかってしまいます。
沐浴は、お着替えなどを含めて10分程度で終わらせるようにしましょう。
授乳直後や空腹時は避けましょう
授乳直後はうんちが出やすくなったり、吐き戻しをしたりすることがあるので、沐浴は避けましょう。また空腹時も機嫌が悪くなることもあるでの、あまりおすすめできません。
毎日決まった時間に必ず入れないと、と焦って無理をする必要はありません。赤ちゃんが気持ち良く、機嫌良く入れるタイミングに入れてあげてくださいね。
沐浴に必要なグッズ
温湯計
沐浴の温度管理に使います。アナログとデジタル表示の2種類のタイプがあり、デザインもさまざまです。赤ちゃんの顔や体に触れても安心なものを選びましょう。
沐浴布
沐浴中の赤ちゃんが安心してお湯につかれるように、体にかけてあげる布です。
また、お湯から出ている部分も冷めにくく、かけておくと保温効果もあるようです。手ぬぐいや大判のガーゼでも代用可能です。
ベビー石鹸・沐浴剤
沐浴剤は、洗浄成分と保湿成分が含まれた赤ちゃん用入浴剤です。お湯で体を温めた状態で、体を洗うことができる上に、保湿効果も期待できるので、ケアまでスムーズに行えます。
沐浴剤を使うと楽に洗うことができますが、汚れやにおい、湿疹などが気になる場合は、ベビー石鹸やベビー用のボディソープを使って洗い、よく洗い流しましょう。
毎回、ベビー石鹸などを使う場合は、沐浴剤は絶対に必要なものではありません。
洗面器・手おけ
全身をきれいに洗い終えたら、上がり湯をかけるのに使います。また、おしりなど部分的に洗いたい時にも重宝します。
湯上りタオル(バスタオル)
湯上りタオルは、吸水力があり清潔であればどんなタイプでもOKです。
特に正方形のものは、赤ちゃんを寝かせたまま体を拭けるので、沐浴時期に便利です。おくるみとしても重宝します。
他には、長方形やバスローブ、ポンチョタイプなど、使い勝手の良いものを選んでくださいね。
沐浴のやり方とコツ
それでは、沐浴の基本的なやり方とコツを手順に沿って説明します。
【手順4】まずは顔から洗っていく

それでは洗っていきましょう。基本的にはまずは顔、そして頭から下へ下がる順番で洗います。汚れの少ない部分から!と覚えておきましょう。
①顔を洗う
お湯を適度に絞ったガーゼで目から顔全体の順にやさしく拭きます。1箇所拭くごとにガーゼをすすぎ、きれいな部分を使いましょう。湿疹などが気になる時は、泡立てたベビー石鹸を使ってよく洗い流します。
②頭を洗う
泡立てたベビー石鹸で頭をやさしく洗います。お湯を絞ったガーゼで拭いて泡を洗い流します。③体の前側を洗う
あごの下→首まわり→手→わき→胸→おなか→足→おまたの順番洗っていきます。首やわきのシワの間、手と足の指と指の間、おまたは特に汚れがたまりやすい場所なので、丁寧に洗ってあげましょう。
まとめ
慣れるまでは本当にバタバタしてしまう沐浴ですが、育児書通りにしなければならない!ということはありません。赤ちゃんの安全とママパパのやりやすさを優先してくださいね。
沐浴は期間が限られている貴重なお世話なので、慣れてきたら動画や写真に残しておくのもおすすめです。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。