目次
生後1ヶ月の赤ちゃんの確認しておきたいポイントは?
●生後1ヶ月の赤ちゃんはふっくらとした見た目で、手足をよく動かし、動きや光を目で追うようになってきます
●泣き方にも表情が出てきて、赤ちゃんが伝えたいことが泣き方に表れてきますが、親はまだわからないことが多いものです
●生後1ヶ月の赤ちゃんの身長は中央値だと、男子55.6cm女子54.6cm、体重は男子4.79kg、女子4.47kgと言われています
●生後1ヶ月では、授乳時間は定まっていないことが多く個人差もあるものですが、1日2-3時間を目安に授乳すると良いでしょう。母乳のみ、ミルクのみ、混合によって違います。
●生後1ヶ月の赤ちゃんと外出するのは感染症への危険を避けるために、1ヶ月健診が終わってからが◯
それでは、詳細とママの体験談を交え、以下を見ていきましょう!
生後1ヶ月の赤ちゃんの成長
手足の動きに注目

生後1ヶ月の赤ちゃんは、生まれた直後と比べて、ふっくらとした見た目になってきます。個人差はありますが、赤ちゃんによっては皮下脂肪がたっぷりついて丸々している子もいますね。
寝かせる時は、仰向けで寝かせるようにしましょう。手足はまだ曲げたまま寝る赤ちゃんが多いですが、握る手に力を入れたり、手足をよく動かしたりと、活発に動く赤ちゃんもいます。
動きや光を目で追います

見た目だけではなく、表情も豊かになってきます。生後1ヶ月になるとニコッと微笑んでいるような微笑反応の表情を見せてくれることもあります。
ママの顔をじっと見つめたり、動いているものや光を目で追ったり反応を示すこともありますよ。これまでは、黒やグレーなどのモノトーンの色彩しか認識できなかった赤ちゃんですが、この時期には赤い色を認識するようになります。赤ちゃんに呼びかけると、こちらに顔を向けるなどの反応もしてくれます。
また、機嫌が良いときは「あー」「うー」など声を出します。赤ちゃんがパパとママに話しかけているときは、赤ちゃんに返事してあげましょう。赤ちゃんと一緒に「あー」「うー」と言ってみるのもいいですね。
抱っこしないと泣くのはなぜ?泣き方の違い

生後1ヶ月になると泣き方にも違いが表れてきます。抱っこしないと泣いてしまうのはなぜでしょう?
10ヶ月もの間ママのおなかの中にいた赤ちゃんは、急に一人になると寂しさや不安を感じを感じ、反射的に泣いてしまいます。できるだけ抱っこするように心がけましょう。
また、おむつがぬれているときや、お腹がすいているとき、抱っこしてほしいときなど赤ちゃんが伝えたいことが泣き方に表れます。
「火がついたように」激しく泣く時は、体のどこかが痛かったり不調が起きたりしているかもしれません。泣き方を観察しておくことも大切です。今、赤ちゃんが何を伝えたいのかを感じ取れるパパやママになれたら素敵ですね。
そのためには、日々の赤ちゃんのお世話をすることが大切です。毎日お世話をしていると、少しずつ様々な変化が読み取れるようになってきます。
また、赤ちゃんはよく泣くものです。生理的な欲求も解消されており体調も悪くないという場合でも、ただ泣いていることもあります。泣き止んでくれないと心配になったりイライラしたりしてしまいますよね。
この状況がずっと続くわけでは決してありませんから、ほどよく力を抜きながら、周りに頼ったり甘えたりしながらこの時期を乗り越えてくださいね。
生後1ヶ月の赤ちゃんの体重や睡眠時間について
平均身長、平均体重

生後1ヶ月~2ヶ月の赤ちゃんの身長は男の子50.9cm~59.6cm、女の子50.0cm~58.4cm、体重は男の子3.53kg~5.96kg、女の子3.39kg~5.54kgと厚生労働省が発表しています。中央値(真ん中の値)は男子55.6cm女子54.6cm、体重は男子4.79kg、女子4.47kgです。赤ちゃんにとって個人差はありますが、生まれた直後と比べて身長は約3~4cm、体重は約1~2kg増加します。
睡眠時間は1日にどれくらい?
0ヶ月のころに比べて、1ヶ月経つと睡眠時間も多少変わってきます。1ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間の平均は14.7時間です。
「平均より寝ている時間が少ない」と不安になるママパパもいらっしゃるかと思いますが、睡眠時間も個人差が大きいものです。泣いてばかりでなかなか寝ない赤ちゃんもいれば、母乳やミルクを飲めばぐっすりという赤ちゃんもいます。
ママの睡眠時間もなかなか確保できない時期ですので、ひとりで抱え込まずに話しやすい人に相談してみましょう。パパのお仕事がお休みの時は、お世話を代わってもらって少しでも睡眠をとるようにしましょう。
生後1ヶ月の授乳間隔、外出などについて
赤ちゃんの授乳時間と回数の目安

生後1ヶ月の赤ちゃんへの授乳時間は決まっていません。母乳の場合、欲しがったらあげるが基本ですが、一日3時間おきで8~10回の授乳が目安です。完全ミルクの場合は、一日3時間おきに100mlを7回ほどです。
授乳間隔や一日の回数は個人差がありますので、あくまで目安です。「少ないかな」「あげ過ぎかな」と不安になる場合は、小児科や助産師さんなど相談してみましょう。母乳やミルクの授乳のコツなど、アドバイスしてくれますよ。
赤ちゃんの生活リズムを整えてあげよう
まだまだ整わないことが多いものですが、赤ちゃんにも好みの生活のリズムがあります。個人差はありますが、平均的に3~4時間おきに寝るといわれています。
授乳間隔に合わせてなるべく赤ちゃんの睡眠リズムに合わせてあげるのもいいでしょう。一人で寝られる子もいれば、抱っこしてもらわないと寝られない子もいます。
赤ちゃんが安心して寝られる環境づくりも重要です。夜の就寝時間を決める、時間になったら照明を暗くする、テレビを消して静かにするなど、できることから始めてみましょう。
赤ちゃんと外出するときの注意点

基本的に赤ちゃんと外出するのは感染症への危険を避けるために、1ヶ月健診が終わってからにしましょう。
1ヶ月健診の際は、なるべく赤ちゃんが外気に触れないように、自家用車、もしくはタクシーを利用することをおすすめします。自家用車に乗せる場合は、チャイルドシートを設置するようにしましょう。
無事に1ヶ月健診を終えたら、まずは5分~10分程度の外出から始めてみましょう。免疫力がまだまだ高くない時期ですから、外気に慣れさせることが目的です。
それにも慣れてきたら、少しずつ外出時間を延ばしていきましょう。人込みは避けて家の近くをお散歩するようにしましょう。30分程度で帰宅できる範囲内がおすすめです。
思うように外出できずにママはストレスが溜まってしまいますね。そんな時は、パパや家族に赤ちゃんのお世話をうまく交代してもらって、近所を少しお散歩するだけでも気分転換になりますよ。
目をみて話かけてあげましょう
生後1ヶ月はまだ首が座っていないので、急に抱きあげるのは危険です。抱っこをするときのコツは首とおしりをしっかり支えることです。
この時期は関節や骨がやわらかいので、股関節脱臼になってしまわないように気を付けましょう。おむつを替えるときは足をもたずに腰から支えてあげるようにします。
赤ちゃんに語りかけたり、目を見て笑ってあげたり、マッサージなどでスキンシップを積極的にしてあげてくださいね。
生後1ヶ月の授乳間隔に関する体験談
1日8~10回ほど

1日10回以上

生後1ヶ月の赤ちゃんの鼻づまり、下痢や便秘などの症状について
発熱や痙攣、喘息発作などの急病に要注意
赤ちゃんはおおよそ体温が36.7度から37.4度までは正常、37.5度-37.9度はグレーゾーン(今後上がってくるかもしれないため注意)38度以上は発熱(受診する)と覚えておくといいでしょう。
発熱だけでは受診かどうかの判断は難しいのですが、咳や痙攣などの心配な症状がある場合は、受診するほうがいいですね。
痙攣の場合はてんかんの可能性があり、咳がひどい場合は呼吸困難などの症状が出ることがあるためその際もすぐ病院に連れて行きましょう。
便秘や下痢になったら?うんちの色や臭いが違ったら早めに病院へ

うんちの色や臭いがいつもと違うと気づいたら、うんちの状態を写真に撮ったりメモしたりしておきましょう。受診時にそれらを持っていくと、お医者さんが診断する際の材料となることもあります。
うんちに血が混じっている、うんちがグレーや白くなっている、または黒いうんちが出るなどは、心配なうんちの色です。写真に撮って、小児科を受診しましょう。
黄色(ミルクの場合は白いつぶつぶが入ることも)、茶色、緑色のうんちは問題ありませんが、うんちの色がいつもと違う場合、胆道閉鎖症などの病気の可能性があることから、母子手帳にうんちの色を示したカラー写真が載っていますので、参考にしてくださいね
便秘の場合ですが、便秘になってしまった時の対処法として、オリーブ油や保湿オイルを綿棒の先につけて肛門の周りを刺激するだけで効果があります。
生後1ヶ月に気をつけたこと:体験談
乳児湿疹のケア

外出は人混みを避けて

この記事に関連するリンクはこちら
専門機関へのご相談はこちら
※夜間休日、お子さまの健康状態に心配なことがある場合や受診の目安に迷った場合は子ども医療電話相談♯8000に相談をおすすめします。
厚生労働省・子ども医療電話相談事業
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
まとめ
今回は生後1ヶ月の赤ちゃんについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。生後1ヶ月になると赤ちゃんの生活リズムや体重増加など日々目まぐるしいほどの変化があるので、目が離せませんね。
赤ちゃんからのサインを見過ごさないためにも日ごろのスキンシップを心がけてください。パートナーと分担しながら赤ちゃんが過ごしやすい環境をつくっていきましょう。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。