気になる調査のポイントは?
●子育て中にイライラした気持ちを感じたと答えたのは70%
●出産後の休日、全体の約45%が30分~2時間を自分の時間に充てることができる
●息抜きしたことでイライラした気持ちは「やわらいだ」と答えたのは約80%
子育て中、イライラすることはある?
70%のママパパがイライラを感じたことがある

子育て中にイライラしたことがあると答えたのは70%、ないと答えたのは30%という結果になりました。
赤ちゃんが生まれると子育て中心の生活になりますよね。
そのため、ママパパの思い通りに物事が進まなくなったり、子どもの一挙手一投足に戸惑ったりすることが多くなり、自然とイライラを感じる機会が増えることが予想できます。
子育て中のイライラの原因は?
家族に対することや子どもに関すること

子育て中のイライラの原因は、家族に対すること(育児に協力してくれない、家事に協力してくれない、など)が21%、子どものお世話・子どもとの関わりが21%、自分のこと(うまく授乳できない、家事が効率よくできない、など)が18%でした。
授乳やおむつ替えがうまくできなかったり、家事が効率よくできなかったりするときに頼れるのは、家族の存在ですよね。
しかしパートナーが協力的ではないとしたら、さらにイライラした気持ちは増していくでしょう。
また、子どものお世話や関わりを通してイライラを感じる場面や内容は、月齢や年齢によって異なります。
以下では、0歳~1歳の子どもをお持ちの先輩ママパパから、どのような場面でイライラするのかを聞いてみました。
気持ちをコントロールするのはなかなか難しいですが、子どもの成長だと前向きにとらえられるといいですね。
先輩ママパパの口コミ ~子どもが生後0ヶ月~生後4ヶ月の場合~
ちゃんでこさん なかなか泣き止んでくれない、なんで泣いているかわからない時に疲れや睡眠不足、でイライラしてしまう事がある。
ことりmmさん 2時間おきで泣き、おむつ替え、母乳、ゲップ、またおむつ…。この作業だけで1時間がかかります。
ものすごく体力、精神的に負担が。特に旦那が出張などでいない時が辛いです。
先輩ママパパの口コミ ~子どもが生後5ヶ月~生後11ヶ月の場合~
みんみーさん せっかく離乳食を作っても、全然食べてくれないから。
ふうかぶんぶんさん 後追いが激しくトイレやキッチンに立つために隣の部屋に行っても大泣きをするので困る、掃除をしたいのに泣くのでできない、トイレに行けない、自由に動き回れるようになったので色んなものを散らかす。
先輩ママパパの口コミ ~子どもが1歳の場合~
ai3121さん イヤイヤ期で何をするのにも嫌!といわれてしまって。
言葉がまだはっきり理解できないので意思疎通が出来ずイライラしてしまう。
まゆ0501さん 歩けるようになって様々なものに興味を持つので、すぐ手を振りほどいてどこかへ行こうとしてしまう。
思うようにいかないと癇癪を起こす時。
時間の使い方、出産前後でどう変化した?
出産後の休日は、30分~1時間を自分のために使える


出産前の休日に自分のために使えた時間を聞いてみたところ、結果に大きな差はありませんでした。しかし、出産後の休日(パートナーがいる日)については、自分のために30分~2時間を使うことができると答えています。
子育ての合間であってもパートナーと協力しながら、自分のための時間を確保していることが分かりますね。
子育て中にイライラしたとき、息抜きする時間は必要だと思う?
必要と答えたのは98%!

子育て中の息抜きは必要だと答えたのは98%、必要ないと答えたのは2%でした。ほとんどのママパパが必要であると答えています。
子育て中にイライラする原因の多くが家族や子どものお世話に対するものでした。
イライラした気持ちを軽減させるためには、それらから離れて息抜きする時間を確保するのが重要と言えるでしょう。
もしも!15分間・2時間ひとりで息抜きする時間があったら何したい?
15分間

2時間

赤ちゃんが生まれてから一度も息抜きの時間を取ったことがないと答えたママパパを対象に、「もしも、息抜きする時間が15分・2時間あるとしたら何をしたいか」を聞いてみました。
15分という短い時間では、睡眠をとるが約45%、自宅でスイーツを食べるが約35%、買い物をするが約20%、入浴をするが約15%という結果になりました。
これに対して、息抜きの時間が2時間あるとしたら回答はどう変化するでしょうか?
睡眠をとるが約40%、買い物をするが約35%、食事をする・セルフケアをするが約30%と、時間の長短に対して回答内容はあまり変わりませんでした。
特に注目したいことは、睡眠をとる・食事をする・入浴をするという健康に関わることですら十分な時間が確保できていないという点。産後の体調不良・子育てへのイライラにつながる原因と言えそうです。
子育ては体が資本!
ママパパ自身が体調不良にならないように、少ない時間でも睡眠をとる、簡単な食事でもいいので三食しっかり食べる、など心掛けるようにしましょう。
先輩ママパパに学ぼう!子育てでイライラした時の息抜き方法

それでは、息抜きの時間はどのように確保すればいいのでしょうか?
息抜きの時間を作ったことがあると答えたママパパを対象に、手段や方法を聞いてみました!
息抜きをする時間はどうしたら確保できるの?
パパ・ママに預けると答えたのが43%

自分の息抜きの時間を確保するためには、まずは子どものお世話を誰かに代わってもらう必要があります。
パパ・ママに子どもを預けたと答えたのが43%、両親(おじいちゃん・おばあちゃん)に子どもを預けたと答えたのが38%という結果になりました。
やはり、身近な存在である家族に預けることが、親子にとっても安心できる方法なようですね。
子育て中にイライラした時、息抜きの時間を誰と何をして過ごす?
約半数がひとりで過ごしている

息抜きの時間を誰と過ごしたかという質問に対して、ひとりで過ごしたと答えたのが53%、友人と過ごしたと答えたのが20%、パートナーと過ごしたと答えたのが14%、子どもと過ごしたと答えたのが5%という結果になりました。
子育て中は、子どもと一緒に過ごす時間がほとんど。
ひとりで行動する時間や友人に会う時間はほとんどありません。
そのため、子育てや家事から離れてひとりで過ごしたい、たまには友人と会って話がしたいと思うママパパが多いのは当然のことなのかもしれませんね。
ひとりで買い物をすると答えたのが35%

それでは、具体的にどのようなことをして過ごしているのでしょうか?
買い物をして過ごしたのが約35%、睡眠をとって過ごしたのが約30%、セルフケアをしたのが約25%という結果になりました。
買い物、睡眠に次いでセルフケアという回答が三番目に多く、美容院やマッサージ、ネイルサロンなどへ通いリフレッシュしていることが分かります。
子育て中は髪を切ったり体の疲れをいやしたりする時間すら少ないため、自分自身の心身のケアをするだけでも贅沢な時間を過ごせそうですね。
パートナーや友人とは食事をする割合が高い


パートナーと過ごす場合、約45%のママパパが「食事する」、約40%が「買い物をする」と回答しました。
友人と過ごす場合は、約70%のママパパが「食事をする」と回答しています。
子どもが生まれると、パートナーと一緒に過ごしたりゆっくり話したりする時間は少なくなります。
二人きりの時間を作ることで、お互いの気持ちの整理をしたり子育てに関する意見を言い合えたりする良いコミュニケーションの機会にもなりそうですね。
また、友人とは会う機会すら減る傾向にあるので、久しぶりに会って話をするだけでも良い息抜きになることでしょう。
子育て中は特に、ただ単に会話を楽しんだり話を聞いてもらえたりする相手がいるということが大切なのかもしれませんね。
子どもと一緒に睡眠をとって息抜きという意見も!

子どもと一緒に息抜きする方法は、一緒に睡眠をとったと答えたのが約60%、自宅で遊ぶと答えたのが約20%、地域行事に参加したと答えたのが約20%という結果になりました。
睡眠不足になってしまいがちな子育て中は、子どもと一緒に寝てしまうことも息抜きのひとつととらえられます。
また子どもとの遊びを息抜きとしてとらえることでリフレッシュする方法も。
地域で行われている親子参加型のイベントなどに参加することで、いつもとは違う体験ができたり他の親子との交流が持てたりできます。
子育てに関する悩みを共有できたりヒントをもらえたりする機会にもなりそうですよね。
息抜きは子どもと一緒だってできる!という新しい視点がもてる結果となりました。
息抜きの時間を作ることで、気持ちはどう変化する?子どもや家族への接し方は変わる?
83%のママパパが、イライラした気持ちがやわらいだと答えた!

息抜きの時間を作ったことでイライラした気持ちにどう変化があったか聞いてみたところ、やわらいだと答えたのが83%、よくわからないと答えたのが9%、かわらないと答えたのが8%という結果になりました。
以下では、先輩ママパパに子育て中に息抜きの時間を作ったことによる気持ちの変化に関するエピソードを具体的に書いていただいたものをご紹介します。
たとえ少しの時間でも息抜きの時間を作ることで、自分や子どもや家族を客観的に見ることができるようになるようですよ。
先輩ママパパの口コミ 「子育てを頑張っていこうという気持ちになりました」
*☆さん 0歳と2歳の子どもの世話に日々追われて1日があっという間に過ぎており、パパも帰りが遅いため平日は育児を1人でこなし夜には疲れ果てていました。
そのため心身ともに余裕がなく、イヤイヤ期の子どもに上手く対応してあげれない自分にも毎日自己嫌悪な日々でした。
そのため休日にパパに子ども達を預けて1人でおでかけしてリフレッシュさせてもらいました。
1人で過ごして家に帰ると子ども達に対してもとても大らかな気持ちで見守ることができ、改めて子ども達への愛おしさを実感してたくさん抱きしめました。
これからも子育てを頑張っていこうという気持ちになりました。
先輩ママパパの口コミ 「子育てを協力するという体制を整える一歩に」
mioko3030さん 子どもができる前にずっと好きだったディズニーランド。
年間パスポートを持っているくらいでした。
仕事のストレスなどもそこで解消していたわたしにとってはディズニーは心のオアシス。
産後体が戻ってきてからミルクの上げ方など主人に叩きこみ、半日行かせてもらいました。
結局初日は不安でドキドキして心から楽しめなかったのですが、久しぶりの外の空気にリフレッシュできたのと、意外と主人にまかせても平気とわかり、子育てに対して肩の荷が降りた気がしました。
そこから主人自身も意外とやれると思ったそうで率先しておむつを替えたりするようになったので、息抜きだけでなく子育てを協力するという体制を整える一歩になったと思います。
先輩ママパパの口コミ 「息子に愛おしさを感じました」
ゆけねこままさん 9ヶ月の息子、よく動くようになり目も離せなくなりました。
次第に私のストレスも溜まっていき泣いていたところパパが少し外に出て息抜きしてきな、と私は美容院やショッピングに行くことができました。
でも長いこと1人でいる時間というのも久しぶりで息子の顔が思い浮かんで早く会いたいと思い1-2時間くらいで帰宅。
顔を見て泣いてくれる息子になんだか愛おしさを感じました。
その日は一日中抱っこしていても苦ではありませんでした。パパに凄く感謝しました。
先輩ママパパの口コミ 「外に出かけることで私も娘と楽しんでいます」
aumixさん 生後7ヶ月の娘は、体力が有り余っていて、昼間はトータルで1時間ねないこともしばしば…。
買い物や子育て支援センターに行くと、帰宅してからよく寝てくれるので、家事もはかどります。
部屋にこもっているとワンパターンですが、外に連れ出すと遊びの幅も広がり、私も娘も楽しめている気がします。
まとめ
子育て中はどうしてもイライラした気持ちを抱えることが多くなってしまいます。
そのような時は息抜きの時間を確保することで「また子育てをがんばろう」と気持ちをリセットできることが分かりました。
家庭によって実践できる方法は異なってきます。ぜひ、どのような息抜きの方法ができるかご家庭で話あってみてくださいね。
※期間:2018年8月22日~2018年09月4日
有効回答者数:7,980名
質問方法:Webアンケート
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