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生後0ヶ月の赤ちゃん|身長・体重・一日の様子
1日20~30gの体重増加を目安に

生まれたばかりの赤ちゃんは身長が約50cm前後、体重は約3000g前後が平均的。このあと生後1ヶ月までに、身長は約5cm、体重は1kg増えると言われています。
体重は1日20g~30gの増加があれば大丈夫と言われますが、20gは母乳育児、30gはミルクで育っている赤ちゃんの平均値です。
自分の赤ちゃんだけを見ていると母乳が飲めているのか、大きくなっているのか心配になると思いますが、そんな時は地域の保健師さんに相談してみると良いでしょう。
赤ちゃんの出生後、多くの自治体では保健師を派遣してくれます。保健師さんは訪問時に赤ちゃんの体重を測り、生まれた時の体重から増加率を出してくれます。
体重増加が著しく低い場合は、母乳育児の場合なら少しミルクを足すようにアドバイスがあるかもしれませんし、心配な場合は受診を勧められるかもしれません。
赤ちゃんの様子
赤ちゃんは、お腹が空いたときや、暑すぎたり寒すぎたり、おむつが濡れたりして不快なとき以外は眠っています。音はよく聞こえていますが、目はまだぼんやりとしか見えていません。
吸てつ反射といって、口に当たったものに吸い付く反射があります。これは、おっぱいを飲むための本能的な動きです。指しゃぶりをするのもそのためで、成長とともにしなくなることもあります。
授乳間隔|母乳の量は?1日何回・何時間おき?足すミルクの量は?
授乳は2~3時間おきに8回~12回が目安

この頃の赤ちゃんは、2時間~3時間おきにおっぱいやミルクを飲むのが目安。3時間以上間隔があいてしまうと赤ちゃんが脱水状態になってしまうことがあるので、眠っていても赤ちゃんを起こして授乳しましょう。
授乳は欲しがるだけ与え、それでも泣くようならミルクを少量与えてみましょう。それで泣き止む場合は、それ以上あげる必要はありません。
完全にミルクのみで育てている場合は、あげすぎないようにミルクの缶に記載されている量を与えます。
また、ミルクよりも母乳の方が消化が早いので、授乳間隔が短くなる傾向にあります。時には1時間半くらいの間隔でおっぱいを欲しがることもあります。
あまりに頻回で授乳しても泣き止まない場合は、母乳の出が悪いことも考えられますから、保健師さんや母乳外来などに相談してみても良いでしょう。
母乳とミルク、どっちが良いの?
母乳をあげたいと思っていても母乳の出が悪かったり、逆にミルクも使おうと思っていても母乳の出が良いので完全母乳で行けそう、と思ったり。
母乳とミルクのどちらが良い、ということは一概にはいえません。産後のママの体調や仕事への復帰状況など、臨機応変にしましょう。
昼間は母乳にしておいて、寝る前は腹持ちの良いミルクにする、というのもママの体力回復には良い方法かもしれません。
ただ、乳幼児突然死症候群という原因不明の病気の発生率はミルクよりも母乳育児の方が発生しにくいと言われています。機会を見て、母乳も続けられると良いかもしれませんね。
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赤ちゃんの沐浴はいつまで?
赤ちゃんの沐浴の手順
赤ちゃんの沐浴の簡単な手順をご紹介します。
準備するもの
・肌着
・ベビー服
・バスタオル1枚
・ガーゼ
・ベビー用石けんか洗浄料
1.座布団やマットの上に、袖を通したベビー服(肌着とカバーオール)と、すぐ履けるように開いたおむつをセットします。
2.1で用意した洋服の上かその隣に、バスタオルを置きます。
3.赤ちゃんを入れるお湯の温度を確認します。温度計があっても、必ず自分の肘を入れて、熱すぎたりぬるすぎたりしないか確かめます。
赤ちゃんを入れているうちに温度が下がってしまうので、少し熱めのお湯も手桶や洗面器に入れて、横に置いておくのもよいでしょう。
4.ガーゼを赤ちゃんのおなかにかけ、できれば赤ちゃんの両手でつかませるようにして、ベビーバスにためておいたお湯に入れます。
5.湿疹やにおいがある時は、石鹸や洗浄料をよく泡立てて洗いましょう。わきの下や首回りなどは洗い残しが多いので、よく洗い流しましょう。頭を洗う時はお湯を含ませたガーゼで撫でるように流します。
6. 赤ちゃんを洗い終えたら、きれいなバスタオルで赤ちゃんを拭きます。頭から体温を奪われやすいので、頭もしっかりくるんで水分をよく拭きます。
7.おむつの上に赤ちゃんのお尻をのせ、おしっこが跳ばないようにおむつでひとまずカバーをしてから、まず洋服にそでを通します。赤ちゃんの上半身をベビー服で覆ってからおむつをつけるようにすると、湯冷めをしません。
8.赤ちゃんはお風呂上りに水分を失いがちなので、ミルクか母乳を飲ませます。
沐浴の便利グッズは?
ふんわりベビーバス パステルブルー|永和

空気で膨らませるタイプのベビーバス。空気の量を調整することで、背中の部分に赤ちゃんを持たせかけるような角度にもできます。
台所のシンクに置いても使える設計がされていて、産後、痛めがちなママの腰にも優しいアイテムとなっています。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 3,218
*メーカー:永和
*対象年齢:0歳~0歳6ヶ月
*カラー:ブルー
商品の特徴
*空気で膨らませるフワフワで赤ちゃんも安心な沐浴用バスタブです。
*[本体サイズ] 約幅65×奥行45×高さ27.5(cm)
*[製造国] 中華人民共和国
*[素材] 塩化ビニル樹脂(玩具安全基準適合可塑剤使用)
*容量/約13リットル(満水時)
フレキシバス ホワイト|ストッケ

トリップトラップのベビーチェアやストローラーで有名な北欧発祥のメーカー、ストッケが提案するベビーバス。
洗練されたデザインで、コンパクトに折りたたむことができますが、4歳ごろまで使える十分な大きさがあります。赤ちゃんに有害と言われる重金属やホルムアルデヒドなどは使われていませんので、安心して赤ちゃんをお風呂に入れられますね。
オレンジ、ブルー、ホワイト、クリア、ピンクの5色展開で、好きな色が選べるのもうれしいです。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 4,860
*ブランド:STOKKE
*対象年齢:~4歳
*カラー:ホワイト
商品の特徴
*[本体サイズ] 幅:34×奥:66×高:24cm
*[製造国] デンマーク
*[素材] 側面・底面:ポリプロピレン/可動部:水添型スチレンブタジュン共重合樹脂
*全ての素材は、フタル酸エステル類、ホルムアルデヒド、ビスフェノールAなどの有害物質を一切含んでおりません。
お風呂用 ねんコロマット|まめいた

お湯を張ったベビーバスの上で慣れない沐浴をさせるのは、落としてしまいそうで怖い、という意見も多く聞かれます。
そんなときに役立つのが、こういったマット。この上に赤ちゃんを寝かせて、石けんや洗浄料をつけてから洗い、そのまま洗い流し、最後にお湯に入れてあげれば、ママも赤ちゃんも安心ですよね。
沐浴を卒業しても、しばらくはお風呂場において、ママが体を洗っている間寝かせておくこともできますので、沐浴グッズとしては長く使えるのも魅力的です。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 1,620
*メーカー:まめいた
*対象年齢:0歳~5歳
*カラー:イエロー
商品の特徴
*柔らかスポンジのお風呂用マット
*スポンジ/ポリウレタンフォーム、ひも/ナイロン
生後1ヶ月の赤ちゃんのお悩み|寝ない・母乳過多・吐く
母乳が出ない!母乳が出すぎ!
母乳育児の人に多いのが、おっぱいのトラブル。母乳は出産後、赤ちゃんにおっぱいを吸わせることでどんどん分泌されるようになります。
しかし最初のうちはその調整がうまくいかず、母乳が出すぎて乳腺炎になってしまったり、逆に出なくて赤ちゃんにミルクを足したりと、いろいろなケースがあります。
数ヶ月経つと、母乳は赤ちゃんが飲んだ時だけ分泌されるようになるのですが、母乳が出すぎてしまう間はとにかく赤ちゃんに飲んでもらい、赤ちゃんが飲みきれない分をしぼりすぎないようにしましょう。
母乳を目いっぱいしぼってしまうと、身体はそれだけ必要なんだと認識して、もっと母乳を出すように指令を出してしまいます。
母乳が出過ぎて辛い…そんな時は、軽く母乳をしぼって、とにかく冷やします。冷凍庫の保冷剤などだと冷やしすぎるので、ぬれたタオルや生のキャベツなどで挟んでおいてもよいでしょう。
しぼりすぎない、冷やしすぎない、に気を付けながら、とにかく赤ちゃんに飲んでもらうようにしましょう。
母乳が出にくい場合は、とにかく頻回に赤ちゃんに飲ませることです。乳首が切れてしまう人は、乳首につけるカバーや保護する薬がありますから利用するようにしましょう。また、母乳の分泌を促すマッサージなどを利用してみるのも良いですよ。
赤ちゃんが吐いてしまう!
赤ちゃんが飲んだ母乳やミルクを吐いてしまうのはよくあることです。げっぷが出にくい赤ちゃんの場合は、驚くほど吐き戻してしまう赤ちゃんもいるので心配なのと、寝具などを汚されることでママパパも泣きたくなってしまいますよね。
母乳の赤ちゃんは空気が入りにくいのでげっぷが出ないことも多いのですが、それでももどしてしまう場合は、赤ちゃん用の傾斜がついた枕を使ってみてはいかがでしょうか。
また、よく戻してしまう子は、吐いた母乳やミルクがのどに詰まると命にかかわりますから、必ず大人の目の届くところに寝かせておくようにしましょう。
飲ませたものを毎回吐いてしまう場合などは、病気が隠れている恐れもありますので、小児科医に相談してみることをおすすめします。
生後0ヶ月の赤ちゃん|体験談
何をしても泣く!

母乳の悩み

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※夜間休日、お子さまの健康状態に心配なことがある場合や受診の目安に迷った場合は子ども医療電話相談♯8000に相談をおすすめします。
厚生労働省・子ども医療電話相談事業
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
まとめ
生後0ヶ月の赤ちゃんについて、いかがでしたでしょうか。分からないことだらけの育児を開始したママパパさんたち、まずは深呼吸して赤ちゃんをゆっくり眺めることから始めましょう。
というのも、赤ちゃんの哺乳量や、体重の増え方は個人差がとても大きいのです。観察することで、まず、わが子の「普通」を知ることが大切です。
その上で不安なことや分からないことを相談できる人を探しておくと、安心して育児ができます。これから大変な育児の始まりですが、楽しいこともたくさん待っていますよ。
(文書作成:Reikon)
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