目次
- ▼中川ひろたかってどんなひと?
- ▼中川ひろたかの代表作は?
- ▼中川ひろたかの絵本 おすすめをご紹介します
- ▼【1】みんなともだち (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
- ▼【2】おおきくなるっていうことは (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
- ▼【3】さつまのおいも (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
- ▼【4】おこる|中川ひろたか
- ▼【5】えんそくバス (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
- ▼【6】あくび|中川ひろたか
- ▼【7】ないた|中川ひろたか
- ▼【8】ごめんなさい|中川ひろたか
- ▼【9】こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)|中川ひろたか
- ▼【10】あっぷっぷ (あかちゃんあそぼ)|中川ひろたか
- ▼【11】だじゃれどうぶつえん|中川ひろたか
- ▼まとめ
中川ひろたかってどんなひと?
元保育士ならではの視点が魅力

中川さんは、1954年埼玉県大宮市生まれの絵本作家兼シンガーソングライターで、ピーマンの愛称でもおなじみです。年の離れたいとこを見て子どもに興味を持ったのがきっかけで、日本で初めての男性保育士として勤務しました。
その後、1987年に子どものための曲を歌う『トラや帽子店』というバンドを結成し、「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」等今でもこどもたちに愛されている曲を発表しました。
絵本作家としてデビューしたのは1995年で、作品は前年にこどもちゃれんじの雑誌に掲載された「さつまのおいも」でした。この「さつまのおいも」が2週間で増版になるくらい人気を博し、その後たくさんの作品を生み出し続けています。
曲も絵本も子どもたちから支持される秘密は、やはり元保育士さんということで子どもの好きなものを知り尽くしているからではないでしょうか。
中川ひろたかさんは絵本では主に文章を作り、イラストは村上康成さんや長新太さんなど著名なイラストレーターが手掛けています。作品によって違うバラエティにとんだ挿絵のバリエーションも、作品の見どころですよ。
中川ひろたかの代表作は?
『みんなともだち』『さつまのおいも』など多数出版

中川ひろたかさんの代表作は「トラや帽子店」の曲からできた『みんなともだち』やピーマン村の絵本たちシリーズ、それに日本絵本大賞受賞を受賞した『ないた』などです。
『みんなともだち』は卒園して離れ離れになっていく友達に、これからもずっとみんなともだちと繰り返す作品で、温かさと少しの寂しさを感じる春先にぴったりの作品です。
ピーマン村の絵本たちシリーズは、中川ひろたかさんの愛称ピーマンと、挿絵を手掛ける村上康成さんの“村”を組み合わせてできた名称で、幼稚園くらいの子どもたちの心をつかむ楽しい作品がいっぱいです。
特に人気なのはデビュー作でもある『さつまのおいも』で、発売以来ずっと子どもたちに親しまれています。長新太さんの挿絵にも注目の『ないた』は、ぼくが泣くということについて真剣に考えるという作品です。
読み手の子どもに大人が答えを提示するのではなく、あくまで主人公のぼく思考がめぐっていくままにストーリーが展開していくのですが、それが余計に心に響きます。
どの作品も幼稚園くらいの子どもたちの楽しさや悲しさといった感情や、色々なことに対する疑問が鮮やかに表現されていますよ。
中川ひろたかの絵本 おすすめをご紹介します
【1】みんなともだち (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
今日は卒園式だけど…小学校に行っても、ずっとともだち

幼稚園の卒園式の日、幼稚園でみんなでしたことを思い出しながら「みんなともだち」と繰り返す、心温まる作品です。
初めてママの所から離れて通った幼稚園、そこで出会った友達や体験したこと、そして何より一緒に成長してきたかけがえのない時間がこの本の中に凝縮されています。
中川ひろたかさんがリーダーを務めた『トラや帽子店』の曲を元に描かれた絵本で、1998年の発売以来ずっと幼稚園児たちに愛され続けている中川ひろたかさんの代表作ですよ。卒園式が近づいてきたらぜひ読んであげたい1冊です。
口コミ
・幼稚園の楽しかった思い出が描かれているので、幼稚園が大好きな子にぜひ読んであげたいです。文章は短くシンプルなので、子どもひとりでも読めるボリュームだと思います。
・卒園したらお引越しして遠くに行ってしまう友達へのプレゼントにしました。卒園してもずっと友達だよという気持ちを、この本とともに伝えたいと思います。
【2】おおきくなるっていうことは (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
大きくなるのはうれしいこと 自分では気づかない変化を気づかせてくれる

大きくなるということはどういうことかを、“服が小さくなること”や“自分より小さな人に優しくなれること”というような例をいっぱいあげながら教えてくれる作品です。
ママやパパは日々心も体も成長していく子どもの姿を感じていますが、幼稚園くらいの子どもたち自身は自分たちが大きくなっていることにあまり気付いていないのではないでしょうか。
でもこの本を読めば、子どもたち自身も大きくなることのうれしさや楽しさ、それに誇らしさを感じてくれると思います。
毎年多くの子どもたちを園に迎え、そして見送っていた元保育士さんらしい視点だなと感じました。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥1,404
*メーカー:童心社
*著作者:中川 ひろたか
*ページ数:32
*商品サイズ:21cm x 22cm x 1cm
口コミ
・子どもたちにわかる内容で、大きくなるとはどういうことがが描かれています。卒園前くらいの子どもに読んであげたいと思いました。
・今度年長になる娘に読み聞かせましたが、進級したら頑張ることやチャレンジすることへの、モチベーションアップにつながったと思います。
【3】さつまのおいも (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
おいもと子どもたち、勝つのはどっち?中川さんデビュー作

土の中でわたし達と同じように普通に暮らすさつまいもたちですが、ある日芋ほりに来た子どもたちと綱引き競争が始まります。健闘の末掘り起こされたお芋たちはいったんは負けを認めるものの、なんと勝負はこれで終わりではありませんでした。
芋を掘り起こしてからの展開と、最後のオチが子どものツボにばっちりハマる、とても楽しい作品ですよ。1995年に発売された中川ひろたかさんの絵本作家デビュー作です。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥1,404
*メーカー:童心社
*著作者:中川 ひろたか
*ページ数:32
*商品サイズ:21cm x 22cm x 1cm
口コミ
・短い文章で、テンポよく読める本です。楽しいストーリー展開かつよく知っているさつまいもが出てくるお話なので、1歳になる息子が何度も繰り返し読んでほしいとせがみます。
・言葉の響きや絵の雰囲気も良く、子どものお気に入りです。お芋がごはんを食べたり歯を磨いたりする場面があり、子どもに生活習慣を教えられるので良いと思いました。
【4】おこる|中川ひろたか
子どもだけでなく大人も共感

「なんでいつもおこられてばかりなんだろう」というぼくの問いが、やがて「なんで人はおこるんだろう」という考えに行きつきます。怒りというもやもやした大人にとってもコントロールするのが難しい厄介な感情を、肯定も否定もせずただそこにあるものとして客観的に見ることができる作品です。
子どもはもちろん、子育ての中で子どもを怒ってしまうことが多いママも共感できますよ。テレビ番組の「情熱大陸」に中川ひろたかさんが出演された時に生まれた一冊です。
口コミ
・読むことで、なぜ怒られるのかを客観的に考えることができます。親も怒ることについて考えさせられるし、親子で「怒る」ということはどういうことか、色々考えながら話ができる絵本です。
・怒られてばかりの子どもにも、怒ってばかりの大人にも読んでほしい一冊です。イラストも文もシンプルで、笑みがこぼれる楽しい内容になっています。
【5】えんそくバス (ピーマン村の絵本たち)|中川ひろたか
大好きな遠足の楽しさが全部つまっている

楽しみにしていた幼稚園の遠足の日、寝坊した園長先生がいないことに誰も気づかないまま、バスは公園に向かいます。遅れて到着したうえにお弁当まで忘れてきた園長先生へのみんなの優しさに、ほのぼのしますよ。
友達みんなで一緒に乗るバスの中や、ダイナミックな遊具がある公園など、遠足のウキウキ楽しい感じが本からあふれていて、読んでいると楽しい気持ちになれます。
幼稚園入学前や初めての遠足の前などに特に読んであげたい作品です。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥1,404
*メーカー:童心社
*著作者:中川 ひろたか
*ページ数:32
*商品サイズ:21cm x 22cm x 1cm
口コミ
・バスの中や公園、お弁当など、遠足の楽しさやうれしさがたくさんつまった絵本になっています。園長先生が忘れ物をするという展開も面白いです。
・左右に揺れながらバスで向かう場面や、到着した公園の面白そうな遊具など、子どもが一緒に遠足に行って遊んでいる気分になって楽しんでいます。
【6】あくび|中川ひろたか
こっちにもあくびがうつりそう

カバさんを皮切りに、色々な動物さんや鳥さんそして人間にまでどんどんあくびが伝染していくというストーリーです。物語はシンプルですが、口をめいっぱい開けておもいっきりあくびをしている登場人物たちのイラストがインパクト大で、まじまじと眺めてしまいますよ。
この表紙を見るだけでもほどよい眠気に誘われて無防備にあくびが出る、なんとも言いあらわせない心地よいひと時がひしひしと思い出される幸せな作品です。
口コミ
・とても迫力のある絵で、あくびをしている顔が面白く描かれています。子どもと一緒に大笑いしたい時におすすめです。
・色々な動物が次々にあくびをするので、読んでいると眠くなってきます。子どもの寝かしつけに読んだりしています。
【7】ないた|中川ひろたか
泣くのは一体なんでだろう

泣き虫のぼくは痛かったり、悔しかったり、寂しかったり、そして時にはうれしかったりと毎日色んなことで泣いています。
人はどうして感情が揺さぶられると涙が出るのか、子どもはよく泣くのにどうして大人になるにつれてほとんど泣かなくなっていくのか。
そんな“泣く”ということについての色々をぼくが必死に考えていくストーリーは、心にずっしりと響きます。長新太さんの挿絵も素敵な、泣き虫の子に読んであげたい日本絵本大賞受賞受賞作品ですよ。
口コミ
・子どもは泣くのになぜ大人は泣かないのか、大人でも深く考えさせられる内容で、とても良いです。長新太さんの挿絵もカラフルで素敵です。
・男の子が泣くシチュエーションが繰り返されるシンプルな内容ですが、泣くという行為について改めて考えさせられる、何度も読み返したくなる素晴らしい絵本です。
【8】ごめんなさい|中川ひろたか
ごめんなさいを楽しく言おう

“勝手に人のおうちに入って行ってご飯を食べる電車”、“まわり中を真っ赤に塗ってしまうペンキやさん”等、奇想天外な迷惑をかけるキャラクターが次から次へと登場して、最後にみんなで「ごめんなさい」をするという作品です。
悪いことの内容がすごすぎて逆に笑えるせいか、最後の「ごめんなさい」が真剣に言っているようには見えなくてもまあいいかと思えてしまいます。
悪いことをしたら謝るように真剣に言い聞かせるより、こんなふうに楽しいストーリーにのせた方が、案外子どもはすんなり「ごめんなさい」と言えるようになってくれるかもしれませんね。
口コミ
・普通ではありえないようなことが次々に起こりますが、子どもは楽しく読んでいます。なぜ謝らなければいけないのかを子どもと一緒に考えることができるので、この本を読みだしてから子どもがごめんなさいを言えるようになってきました。
・一見奇抜な内容ですが、楽しく読みながら、ごめんなさいと謝ることを学べる絵本です。
【9】こんにちワニ (わははは!ことばあそびブック)|中川ひろたか
ページをめくるたびに笑っちゃう 言葉遊びを楽しいイラストで

わははは!ことばあそびブックシリーズの一つで、「こんにちワニ」、「いないいないばあちゃん」、「どうもすみませんぷうき」など、言葉の語尾を違う言葉とつなげただじゃれのようになる言葉遊びの絵本です。
だじゃれのセンスがいいのはもちろん、村上康成さんの楽しいイラストがさらに言葉の響きの楽しさを盛り上げてくれています。この絵本を読み終わったら子どもと一緒に同じようなだじゃれを考えてみるのも楽しいですよ。
口コミ
・子どもが好きそうな、馴染みある言葉のだじゃれがたくさん出てくるので、わが子のお気に入りの本です。大人でも声に出して読みたくなるほど楽しいです。
・本を読んでから、「こんにちワタアメ」など子どもたちで色々なだじゃれを作って言葉遊びするようになりました。
【10】あっぷっぷ (あかちゃんあそぼ)|中川ひろたか
ベビーにおすすめ 絵本に向かってにらめっこゲーム

「にーらめっこしましょ、あっぷっぷ!」の掛け声に合わせて、本の中に登場するだるまさんやぶたさん、それにおかあさんとにらめっこしてあそべる絵本です。
にらめっこの顔のイラストもその後にみんなが笑った時の顔のイラストも、温かみがあってとてもかわいいですよ。あかちゃんとの遊びがテーマになっているあかちゃんあそぼシリーズのひとつで、シンプルで楽しい内容なので赤ちゃんへの初めての絵本にもおすすめです。
口コミ
・あっぷっぷの発音は赤ちゃんでも言いやすいようで、この本を読んでから真似するようになり、今では絵本を読まなくてもあっぷっぷで遊べるようになりました。
・絵本とにらめっこした後に、ママともあっぷっぷをして遊ぶととても盛り上がります。
【11】だじゃれどうぶつえん|中川ひろたか
人気のだじゃれシリーズ

こちらは「だじゃれすいぞくかん」「だじゃれしょくぶつえん」などで人気のだじゃれシリーズの1冊で、愉快なだじゃれとともに色々な動物たちのイラストが描かれています。
「ひっくりカエル」「シャンプー アンド リス」など、楽しいだじゃれが次々と出てくるので、お子さんと一緒に笑いながら楽しく読めそうですね。イラストもその雰囲気にぴったりで、動物好きのお子さんにもおすすめです。
子どもの言葉の創造力を刺激する1冊になっています。
口コミ
・短い文章のだじゃれなので、まだ字が読めない4歳の孫でも内容を覚えるくらい大好きな絵本です。
・だじゃれにイラストがとても合っていて、大人でも笑ってしまうくらい面白いです。
まとめ
中川さんの絵本は、子ども心をぐっとつかむストーリーなのはもちろん、子どもの気持ちに気付かされたり幼稚園での子どもの姿が想像できたりと、ママにとっても興味深かったりしますよ。
子どもの目線に合わせて立つと、中川さんの絵本のような世界が広がっているのかもしれませんね。ぜひ親子で読んでみてくださいね!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。