目次
- ▼にんじんはいつから食べられる?
- ▼にんじんに含まれる栄養は?
- ▼にんじんを食べさせる際の注意点
- ▼にんじんの選び方
- ▼にんじんの調理法/冷凍法
- ▼にんじんを使った離乳食中期のおすすめレシピ
- ▼【1】離乳食❤初期・中期*にんじんの白和え*
- ▼【2】離乳食❤初期&中期*にんじんとトマトの和風スープ*
- ▼【3】離乳食中期~野菜もぐもぐ♡シチュー
- ▼【4】簡単離乳食中期〜ひじきの炊き込みご飯
- ▼【5】離乳食中期・後期・完了期やわらか鶏だんご
- ▼【6】☆離乳食中期〜ジャガ豆腐おやき☆
- ▼【7】☆離乳食中期〜☆蒸し器いらずの茶碗蒸し☆
- ▼【8】【離乳食中期】人参とバナナヨーグルト
- ▼【9】離乳食中期♡手づかみバナナ人参パンケーキ
- ▼【10】離乳食中期から★りんごと人参のゼリー
- ▼(ご参考)コズレ会員「ベビーフード」ランキング・おすすめ診断もチェック!
- ▼(ご参考)Amazon・楽天の「ベビーフード」売れ筋人気ランキングもチェック!
- ▼まとめ
にんじんはいつから食べられる?
離乳食初期から食べられる万能食材

にんじんは離乳食初期から食べられます。彩りが良く見た目も鮮やかで、ほのかな甘みもあり赤ちゃんでも食べやすい野菜です。
季節に関わらず1年中手に入るので、アレルギーの心配がなければ離乳食のローテーションに加えておきたい食材ですね。
あまりクセのないにんじんですが、少し独特の香りがあり好き嫌いがわかれるかもしれません。実は子どもの苦手な野菜にも、毎年のようにランクインしている野菜だったり…。
栄養豊富な野菜なので赤ちゃんのうちから食べ慣れておき、大きくなった時に苦手にならないようにできると良いでしょう。
にんじんが苦手そうな赤ちゃんには、独特な香りが少なく甘みの強いミニキャロットを試してみるのもいいうよ。小さくても、大きいにんじんと同じように栄養があります。
にんじんに含まれる栄養は?
免疫力向上の効果が期待できるβ-カロテンが豊富!

にんじんは「緑黄色野菜の王様」と呼ばれることもあるほど、たくさんの栄養素を含んでいます。その中でも含有量が高く、赤ちゃんの成長に役立つ栄養素をご紹介します。
《β-カロテン》
ビタミンが豊富な緑黄色野菜の中でも、にんじんはβ-カロテンが特に豊富に含まれています。緑黄色野菜の仲間である、ほうれん草やかぼちゃの2倍以上と言われています。
β-カロテンは、皮膚や粘膜を健康に保つことによって体の免疫力を向上させる働きがあるので、風邪などのウイルス感染予防にも期待できます。美肌効果があることも有名で、おむつかぶれや乳児湿疹を起こしやすい赤ちゃんにも強い味方になります。
《食物繊維》
便秘に効果があると広く知られている食物繊維。にんじんにも多くの食物繊維が含まれています。離乳食の頃の赤ちゃんは便秘になりやすいので、うれしい栄養素の一つですね。
《カルシウム》
骨を作るのに重要な栄養素のカルシウムも摂取できます。離乳食開始~1歳位までにに生えてくる歯の健康にもカルシウムは欠かせません。
食べ合わせの良い食材は豆腐やほうれんそう

にんじんはどんな食材とも合う万能野菜です。その中でもおいしく、栄養面でも相性の良いものを紹介します。
《にんじん×豆腐》
豆腐の原材料である大豆は、畑のお肉と言われるほど栄養価が豊富です。赤ちゃんの成長にも大切なたんぱく質が摂取でき、一緒に食べることでにんじんの独特な香りもやわらぎます。
にんじんと豆腐を和えるだけで簡単に白和えという一品になるのもうれしいですね。忙しい時の簡単お助けメニューになりますよ。
《にんじん×ほうれん草》
オレンジとグリーンで彩りが良く、赤ちゃんの食欲をそそる組み合わせです。どちらもβ-カロテンが豊富に含まれているので、免疫力向上のためには最強のタッグと言えるでしょう。
ほうれん草には、にんじんには少ない鉄分が多く含まれています。赤ちゃんの鉄分を補うためにも摂取したい食材です。
にんじんの調理法/冷凍法
にんじんの加熱方法は?

根菜類は沸騰した湯から茹でると表面に早く火が通り、中心部分には火が通りにくくなりますので、にんじんも、水から茹でるという方が多いと思います。離乳食中期では、にんじんをやわらかく煮込んでからすり潰すので、あまり気にしないで湯から茹でても大丈夫ですよ。
また、にんじんは千切りやみじん切りにしてから茹でると火が通りやすく茹で時間が短くて済みます。大きさや厚みによって茹で時間は変わるので、茹でながら竹串を刺してみてやわらかさを確かめてくださいね。
大根や玉ねぎなど他の野菜と一緒に煮ると、野菜スープのだしも一緒に作ることができるのでおすすめです。単品で煮る場合、煮汁も一緒に保存しておくとにんじんの栄養を逃すことなく摂取できますよ。
にんじんは皮に栄養が多く含まれていますが、繊維質が多く赤ちゃんには不向きです。皮もしっかり剥いて調理しましょう。
にんじんを使った離乳食中期のおすすめレシピ
にんじんの好き嫌いを調査しました!結果は?
コズレの行った調査によれば、にんじんが好きな子どもは41%(男の子:41%、女の子:41%)。嫌いな子どもは2%(男の子:1%、女の子:2%)という結果となりました!
好きな野菜ランキングは堂々の1位でした。嫌いな野菜ランキングは18位でした。オレンジ色が鮮やかなにんじん。比較的、甘みが強い野菜なのでお子さんにも人気のようですね。
子どもがにんじんを嫌いという方は、以下でご紹介するレシピを参考に、いろいろな食材との組み合わせや調理法で克服に挑戦してみましょう。
【1】離乳食❤初期・中期*にんじんの白和え*
簡単一品!赤ちゃんにもママにも優しい白和え
オレンジと白のやさしいコントラストに、赤ちゃんも食欲をそそられそうな一品。なにかと忙しいママにうれしい、豆腐とにんじんを混ぜるだけでできるお手軽メニューです。
豆腐だけだと中々食べてくれない赤ちゃんも、にんじんの甘みと合わせるとおいしく食べてくれるかもしれません。
【作り方】
1.豆腐を沸騰したお湯に入れて軽く湯がく
2.豆腐の水分を飛ばし、すり鉢やスプーンなどで細かくつぶす
3.茹でて潰したにんじんと豆腐を和える
月齢に合わせてにんじんや豆腐のつぶし具合を変えていけば、中期以降も使えるメニューです。簡単メニューで、赤ちゃんの成長に必要な栄養を効率よく取り入れてみましょう。
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【2】離乳食❤初期&中期*にんじんとトマトの和風スープ*
味を引き立て合う甘酸っぱい和風スープ
酸味のあるトマトと甘みのあるにんじんを、和風だしでまとめたスープです。トマトが苦手という子でも、にんじんの甘みでまろやかにしたこのスープなら食べられるかもしれません。どちらの食材も赤みの強い食材なので、かわいらしくおいしそうに見えますね。
【作り方】
1.昆布だしを取る
2.トマトは皮をむき種を取り、月齢に合わせて細かく刻む
3.にんじんは細かく刻み、茹でてつぶす
4.トマトとつぶしたにんじん、だしを合わせる
酸味と甘みがベストマッチのこちらのレシピは、スープとしてだけでなく、ご飯やうどん、豆腐などに合わせて食べられる万能さを兼ね備えています。このまま冷凍保存もできるので、ストックを作っておいて損はありませんよ!
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【3】離乳食中期~野菜もぐもぐ♡シチュー
野菜がたっぷり食べられるおすすめシチュー
離乳食も毎日作ってくるとマンネリ化してしまいますよね。こちらは「離乳食を食べなくなった」とお悩みのママへおすすめのレシピです。色んな野菜も子どもの大好きなシチューにすれば、たっぷり食べてくれますよ。茹でた野菜を使って電子レンジで調理する簡単レシピです。
【作り方】
1.月齢に合わせて使いたい食材を細かく刻んで茹でる(にんじん・ブロッコリー・玉ねぎなど)
2.耐熱皿に野菜と牛乳、片栗粉、塩(微量)を入れて電子レンジで加熱、一度混ぜて再度加熱する
下ごしらえして冷凍保存した野菜を活用すれば、数分で完成する簡単レシピです。入れる野菜の種類を変えて味や栄養も色々組み合わせられます。シチューの味付けは市販のホワイトソース等でも良いですね!
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【4】簡単離乳食中期〜ひじきの炊き込みご飯
主食一品で栄養満点
こちらの炊き込みご飯は、白粥ばかりになってしまいがちな離乳食に変化をつけるのにピッタリです。にんじんや玉ねぎなどの野菜を入れて栄養満点、野菜の甘味もあるので食べやすいですよ。
【作り方】
1.ひじきを水で戻し、砂などの汚れを取り除く
2.ひじきと野菜を離乳食期に合わせて刻む
3.ひじき、野菜、お米をお粥モードで炊く
炊き上がったら製氷皿に入れて冷凍保存すると、一食分ずつ使いやすくなります。このお粥一品で栄養豊富な離乳食になります。
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【5】離乳食中期・後期・完了期やわらか鶏だんご
たんぱく質をたくさん摂取!
鶏ひき肉、にんじん、豆腐で作る鶏だんごをご紹介します。そのまま食べてもよし、うどんや汁物の具にしてもよし、冷凍保存もできる!と、いいことづくめです。鶏ひき肉と豆腐で、たんぱく質がたくさん摂取できますよ。
【作り方】
1.鶏ひき肉、豆腐、にんじん、しょうゆをポリ袋に入れる
2.袋をもみ、最後に片栗粉を入れて再度もむ
3.袋からスプーンで取り出し丸めながら茹でる
手づかみでも食べられるので、お子さんの成長に合わせたメニューが楽しめますね。離乳食中期での調理は、ビニール袋に入れたひき肉をすりこぎなどでよく潰してあげてください。お肉のかたまりが減って食べやすくなりますよ。
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【6】☆離乳食中期〜ジャガ豆腐おやき☆
固さが調節できるおやき
野菜を全てみじん切りにして入れるおやきは、赤ちゃんも食べやすいメニューです。子どもが苦手なピーマンやにんじんも、細かく刻んでしまえば大丈夫ですね!
【作り方】
1.じゃがいもを茹でてつぶす
2.野菜を小さく刻む
3.じゃがいも、刻んだ野菜、豆腐、片栗粉を混ぜて焼く
自分で手づかみ食べをしたい子にもおすすめな料理です。焼いた後は冷凍保存もできます。
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【7】☆離乳食中期〜☆蒸し器いらずの茶碗蒸し☆
お鍋で簡単に作れる茶碗蒸し
離乳食中期の、卵が食べられるようになった赤ちゃんにおすすめな茶碗蒸しレシピをご紹介します。蒸し器いらずで、器ごと茹でれば簡単に作れます。
【作り方】
1.鍋に水を入れ沸騰させる
2.茹でて小さく刻んだ野菜を器に入れる
3ボウルに.卵黄を入れ、泡だて器でなるべく泡立たないように混ぜる
4.卵黄を混ぜたボウルに和風だしを加え、なるべく泡立たないように混ぜ卵液を完成させる
5.卵液を茶こしでこして、野菜を入れた器に注ぐ
6.沸騰した鍋に器を入れ、アルミホイルをかぶせて茹でる
具やだしを小分けにして冷凍しておくと更に簡単にできます!卵を泡立てないようによく混ぜることが上手に作るポイントです。具はなるべく小さくしてたくさんの種類を入れるとおいしく食べられて栄養満点です。
茶碗蒸しはのどごしが良く食べやすいので、少しクセのある食材をチャレンジするのにもおすすめです。だしと卵のやさしい味なので、お粥ともよく合いますよ。離乳食後期以降も具を変えたり、味をつけたりとアレンジができるレシピです。
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【8】【離乳食中期】人参とバナナヨーグルト
食物繊維と整腸作用でお通じに効果的
ヨーグルトとバナナ、加熱したにんじんを一緒に食べるレシピです。乳酸菌やビフィズス菌といった腸内環境を整えてくれる善玉菌と、にんじんの食物繊維を一緒に摂取でき、バナナの自然な甘さが食べやすくしてくれます。
【作り方】
1.バナナを粗くつぶす
2.にんじんをすりおろし、電子レンジで加熱する
3.バナナとヨーグルトを和え、加熱したにんじんを乗せる
バナナには赤ちゃんの発育に良いビタミンB2やB1,マグネシウムなどの大切な栄養素が豊富に含まれています。プレーンヨーグルトは甘味が無いので、バナナの甘さと合わせると食べやすくなりますよ。
赤ちゃんのお通じに悩んでいる方はぜひ試してみてくださいね。
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【9】離乳食中期♡手づかみバナナ人参パンケーキ
おやつにぴったりなパンケーキ
こちらもにんじんとバナナを使ったレシピです。にんじんとバナナの栄養素をしっかりと摂れます。小麦粉やたまご、牛乳はアレルギー症状が出やすい食材なので、アレルギーが出ないか確認してから与えるようにしましょう。
【作り方】
1.にんじんはすりおろし、バナナはつぶしておく
2.にんじん、バナナ、小麦粉、たまご、牛乳、ヨーグルトを混ぜて生地を作る
3.フライパンで、生地を両面焼く
離乳食中期以降もおやつとして活躍しそうですね。混ぜてフライパンで焼くだけなので、調理時間が短いのもうれしいポイントです。
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【10】離乳食中期から★りんごと人参のゼリー
ツルッと飲みこみやすいゼリー
ゼリーににんじんとりんごを入れれば、おやつでも豊富な栄養素を取り入れられます。りんごジュースの甘味でにんじんの独特な香りも食べやすくなりますよ。
【作り方】
1.にんじんをすりおろす
2.りんごを離乳食期に合わせて細かく刻む
3.小鍋ににんじん、りんご、りんごジュース、水を入れて火にかけ、アクを取りのぞく
4.りんごが透き通ったら火を止め、かき混ぜ再度沸騰させる
5.器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす
体調が悪いときや食欲がないときでも、ゼリーなら食べてくれるかもしれません。ぜひ試してみてくださいね。
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(ご参考)コズレ会員「ベビーフード」ランキング・おすすめ診断もチェック!
コズレ会員の皆様が利用したベビーフードの評価をに集計。その結果をもとにしたランキングや診断をご覧いただけます。何かと手間がかかって大変な離乳食。ベビーフードは離乳食を進めるうえで助けになってくれますよ。
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まとめ
にんじんは赤ちゃんにとって必要な栄養素が豊富に含まれている、離乳食におすすめの食材です。離乳食初期から使える食材なので、色々なレシピにうまく活用していきましょう。茹でるだけで手づかみ食べもできるので、離乳食中期以降もとても重宝しますよ。
簡単に安く手に入って下ごしらえも簡単、冷凍保存もできるという手軽に使えるにんじんで、お子さんに栄養満点な離乳食を作ってあげてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。