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新生児は外出できるの?いつからOK?
新生児のうちは基本的に家で過ごします

新生児とは、出生後28日未満の赤ちゃんのこと。新生児は1日の大半を寝て過ごします。新生児の間は基本的に家でゆっくり過ごしましょう。
なぜなら、新生児はまだ身体も弱く、免疫力も低いので、病気になる可能性が高いからです。外界からの刺激をできるだけ避け、感染症を予防してあげましょう。ちなみに新生児が大人と同じ湯船に入らず、沐浴をするのも感染症予防が理由です。
また、問題なく出産、退院しても、ママの体は完全に回復しているわけではありません。3時間ごとの授乳や慣れない赤ちゃんのお世話で、寝不足が続いている時期でもあります。
赤ちゃんが外出できるようになるまでは、赤ちゃんが寝ている間はママもなるべく横になって体を休めるようにしましょう。買い物などは、パパにお願いしたり、ネットスーパーなどを利用したりするのがおすすめです。
ちょっと気分転換ややむを得ない用事で外出したいこともありますよね。そんな時は、できるだけ赤ちゃんを連れて行くのは避け、パパや家族に家で見てもらうといいでしょう。
おでかけデビューは1ヶ月健診
赤ちゃんのおでかけデビューは、一般的に生後1ヶ月に行われる1ヶ月健診になることが多いようです。1ヶ月健診で特に問題がなければ、少しずつ外出してもOKになります。
退院後家で過ごしてきた赤ちゃんは、外気や人ごみには慣れていません。1ヶ月健診に公共交通機関を利用していく場合は、ラッシュの時間を避けていけるように健診の予約をすることをおすすめします。
徒歩や車、タクシーを利用して行く場合も、赤ちゃんを連れて荷物も多いおでかけになるので、時間に余裕をもってでかけるようにしてくださいね。
新生児と外出することはある?
2人目、3人目などの場合は?
上の子がいる場合、幼稚園や保育園への送迎が毎日あるご家庭もありますよね。また、習い事の付き添いや送迎もあるでしょう。やはり2人目、3人目、それ以上となると、退院後マニュアル通りに家でゆっくり、とはなかなかいきませんよね。
しかし新生児を連れての外出はできるだけ避けたいところです。パパや祖父母、ママ友、地域のファミリーサポートなどの助けをうまく借りることをおすすめします。
どうしても、新生児を連れて外出する際は、感染症や紫外線対策をしっかりして短時間で済ませるようにするといいでしょう。
特に寒い時期は、体が冷えないように気を付けてくださいね。また、乾燥した季節は、感染症にかかりやすいので、人ごみは避け、ママの手もこまめに消毒するようにしましょう。
月齢別で変わる赤ちゃんとのおでかけ
生後1ヶ月、生後2ヶ月の赤ちゃんとのおでかけ
まずは外気浴から!

1ヶ月健診が終わり、何も問題がないからといって、どんどん外出して大丈夫かというと、そうではありません。生後1、2ヶ月のうちはあくまでも家の中での生活が基本です。まずは、1日数分の外気浴程度の散歩からスタートしましょう。
外気浴とは、外の空気に触れて慣れること。室内で窓を開けて、外の風や光に当たる外気浴は生後2~3週間から可能です。
次にベランダやお庭で慣らしておくと、生後1ヶ月過ぎにはだいぶ外気に慣れていることでしょう。散歩をする時間や距離を少しずつ延ばしていくと、外出にもだんだん慣れていきますよ。
上の子の送り迎えなどもあり、なかなか理想通りにいかないこともありますよね。どうしても一緒に出かけなくてはならない場合は、短時間で帰ってくるようにしましょう。
時間帯もポイント
月齢の低い赤ちゃんは、まだ体温調整がうまくできません。お家の中と外の気温差が大きいと負担になってしまいます。なるべく気温差が少ない時間帯がいいでしょう。
夏場なら涼しい午前中、冬場なら気温が上がる昼過ぎの時間帯がおすすめです。暑過ぎる日や寒さが厳しい日は、室内で過ごすようにしましょう。
おすすめおでかけスポット:近所の公園やスーパー
この時期はまだ抵抗力も低いので、外出が可能になってからも近所での短時間のおでかけが基本になります。
お天気の良い日は公園に連れて行ってあげると外気浴もできますし、日光を浴びると赤ちゃんの生活リズムも身に付いてきますよ。近くのスーパーまで買い物ついでにお散歩するのもいいですね。ただ、混雑する時間帯は避けるようにしましょう。
持ち物
赤ちゃんを連れて、近所へ散歩へ行くくらいでも何があるかはわかりません。どんな短時間でもおでかけする時は常に母子手帳と保険証、医療証を忘れずに持参するようにしましょう。
数分程度のお散歩や買い物なら、母子手帳などの他にママの財布や携帯電話などの貴重品とガーゼやタオル、ウエットシートくらいがあれば大丈夫でしょう。
注意点
生後1ヶ月から使用できるベビーカーや抱っこ紐がありますが、振動などから赤ちゃんに負担が大きくかかる時期ですので、長時間の使用はなるべく避けましょう。
大変な出産を終えて日々の夜泣きや授乳で大変なママ達は少しリフレッシュしたくなる時期ですよね。家にこもり気持ちがふさがってしまうのも赤ちゃんにとって良くないですよ。パパや他の家族に赤ちゃんを見てもらって、しばしのひとりタイムを楽しむのもいいですね。
またママ一人では、まだ赤ちゃんとのおでかけが不安、という場合は、パパや他の家族と一緒に赤ちゃんの負担にならない外出をしましょう。
生後3ヶ月、生後4ヶ月の赤ちゃんとのおでかけ
おすすめおでかけスポット:子ども支援センター・児童館
近所に子ども支援センターや児童館があれば、遊びに行ってもいいかもしれません。ねんねの時期の赤ちゃんも過ごせるように、ベビーベッドやベビーメリーが置いてあるところが多いです。
赤ちゃんとの初めての生活に少し疲れてしまっても、子ども支援センターのようなところに行けば、同じ月齢の赤ちゃんがいるママとお話しできたり、保健師さんに相談もできるのでおすすめです。
おすすめおでかけスポット:ベビールームのある施設
赤ちゃんが小さいうちのおでかけ先は、授乳やおむつ替えができるベビールームが設置されている百貨店や大型のショッピングモール、赤ちゃん専門店などが安心ですよ。
ベビースケールや身長計が置いてあるところもあるので、体重の増減が気になる時おでかけ先でチェックできるのもうれしいですね。出産前は入る機会のなかったベビールームですが、最近ではママの気分も上がるようなおしゃれな内装のところもあるので、訪れるのが楽しくなります。
慣れないうちは、外出先にベビールームがあるかどうか、どこにあるかを事前に調べておくようにしましょう。
おすすめおでかけスポット:ベビーウェルカムの飲食店・キッズカフェ
最近ではベビーウェルカムの飲食店も多いので、家族やお友達とランチを楽しむこともできるようになります。座敷や小上がりの席があるところだと、赤ちゃんを寝かせてあげられるのでおすすめですよ。
キッズカフェでは、赤ちゃん連れしかいないので心置きなくランチを楽しめますし、赤ちゃんが楽しめるおもちゃも置いてあるので飽きずに過ごせます。
今回、ご紹介したスポットの詳細はこちら
持ち物
赤ちゃんとのおでかけの際は、たくさんの持ち物が必要になります。なので、容量が大きく軽量なマザーズバッグがあるとおでかけも快適になりますよ。
生後3,4ヶ月頃までのおでかけに必要な持ち物にはこのようなものがあります。これらはミルク・おむつを卒業するまで基本の持ち物です。
【赤ちゃん連れの基本の持ち物】
・母子手帳・保険証・医療証
・おむつ(5,6枚あると安心です)
・お尻ふき
・おむつ替えシート
・おむつ処理袋(捨てられるところが多いですが、持ち帰る必要もあるので準備しましょう)
・着替え(うんちが漏れることがよくあるんです!)
・ミルク用品一式
・授乳ケープ
・ガーゼ、タオル
・ウェットティッシュ
・体温調整グッズ(上着やブランケットなど)
・お気に入りのおもちゃなど(途中でぐずった時のためにあると便利です)
また、ベビーカーでおでかけする場合でも、スリングや首座り前から使える抱っこ紐を一緒に持って出かけると、どうしても抱っこしなければいけなくなった時でも安心です。
車でのおでかけの時は、ベビーシートを必ず装着して出かけましょう。赤ちゃん連れの荷物は小旅行並みに多いので頑張りましょう!
おすすめ商品:おむつが臭わない袋 BOS|クリロン化成

ベビールームやおむつ替え設備があるところならおむつ用ゴミ箱が設置されている場合がほとんどですが、ない場合は使用済みおむつを持ち歩くことになります。そんな時に便利なのが防臭力のある袋です。使用済みおむつもこれに入れれば臭いを気にせず持ち歩けますよ。
注意点
初めてのベビーカーで電車・バス移動の際は、それまでは気付かなかった段差など、バリアが多くあることを実感すると思います。
特に電車とホームの隙間にタイヤが引っかかりやすいので、乗車の際は十分に気を付けましょう。もちろん無理な乗車は禁物です。時間に余裕を持ってでかけましょう。
生後5ヶ月、生後6ヶ月の赤ちゃんとのおでかけ
遠方もOK

5,6ヶ月頃の赤ちゃんになると、首が据わってくるので、おでかけもしやすくなります。この頃は意志も少しずつ出てくるのでベビーカーを嫌がる赤ちゃんもいるかもしれません。
その場合は少し大変ですが抱っこ紐を活用したり、ベビーカー用おもちゃを使ってベビーカーを楽しんでもらえるような工夫をしましょう。
首が据わってくると、遠くへのおでかけもできるようになり飛行機や新幹線で旅行に行きやすくなります。まずは、乗り物に乗っている時間が短めの旅行から始めてみましょう。
飛行機を利用する際は、ベビーバシネット・ベビーカーの貸出やベビーミールなどベビー向けサービスを活用すると快適に過ごせます。
赤ちゃんが生まれてからの初めての旅行はとても思い出になるので、無理なく楽しめるといいですね。
おすすめおでかけスポット:ベビーウェルカムの宿泊先
また、旅行に行く時はベビーウェルカムの宿泊先を選ぶといいですよ。宿によって種類は異なりますが、たくさんの赤ちゃんのお世話グッズが備えられていて大変便利です。
ミキハウスが認定するウェルカムベビーのお宿や星野リゾートのキッズ&ベビーウエルカムがある施設は赤ちゃん連れの家族に大人気ですよ。
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持ち物
基本的には3,4ヶ月の頃までと変わりありません。旅行の場合は、離乳食をスタートしている赤ちゃんは、食事の用意が必要ですね。ベビーフードのお粥を活用すると便利ですよ。離乳食用のスプーンやエプロンも忘れずに持っていきましょう。
離乳食がまだでもマグやストローデビューしている赤ちゃんは、ベビーマグが荷物に加わります。暑い日のおでかけの時はこまめに水分補給をさせるようにしましょう。
注意点
ベビーカーでのおでかけが多くなると、気付かされるのは自分一人で移動するよりも、かなり時間がかかるということです。
なかなかエレベーターが見つからなかったり、エレベーターに乗るためには遠回りしなくてはいけなかったりと何かと時間がかかってしまうのです。
電車でどこかに行く際に、乗換案内を検索する方も多いとは思いますがベビーカーでのおでかけではその時間通りに移動できないことも多いです。
なので、電車移動の際はスケジュールに余裕を持って動くことをおすすめします。ベビーカーでの移動を考慮した乗換案内検索サイトを利用してもいいですね!
生後7ヶ月~生後12ヶ月の赤ちゃんとのおでかけ
自分で動ける場所や動物園・水族館・テーマパークなども!

お座りができるようになったり、自分で自由に移動できるようになる頃からは、赤ちゃんも様々なものに興味が出てくるので、お外に遊びに連れて行ってあげましょう。
広々としたプレイエリアでは思う存分遊ぶことができ、他の赤ちゃんも居ると刺激を受けるので成長に繋がります。お天気の良い日は、芝生のある公園に連れて行ってあげると気持ちがいいですよ。動物園やテーマパークデビューも良いですね!
お座りが上手にできるようになると、ベビーチェアにも座ることができるので外食もしやすくなりますよ。遊びに行ける範囲も広がり、ママパパも赤ちゃんとのおでかけに慣れてくる頃です。いつでも安全を心がけてたくさん楽しい時間を過ごしましょう!
おすすめおでかけスポット:プレイエリア
腰が据わりハイハイができるようになる頃からは、赤ちゃん向けのプレイエリアがある場所に遊びに行くと楽しいですよ。
子ども向けのプレイエリアでも、乳幼児エリアと幼児エリアに分かれているところですと、まだ小さい赤ちゃんでも安全に遊べるのでチェックしてみましょう。
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おすすめおでかけスポット:動物園・水族館・テーマパーク・遊園地
お座りができるようになる頃から、興味も広がり動物の絵を見て喜ぶ赤ちゃんもいるかもしれません。動物園や水族館は赤ちゃん連れにぴったりです。
なんとなく分かっていないようでも、赤ちゃんに「ぞうさんがいるね!」「きれいなお魚さんだね!」と話しかけてあげると言葉の理解力向上にも繋がります。
テーマパークが好きだけど、妊娠中からはずっと我慢していたママも多いのでは?私もディズニーランドが大好きで子どもと一緒に行くことを夢見ていました。
テーマパークによっては、1人でお座りができれば乗れるアトラクションもありますし、ショーやパレードを見るだけでも楽しいですよ。絶叫系に乗りたい時は、パパや同伴者と交代で乗りましょう!
おすすめおでかけスポット:離乳食サービス・食べ放題の飲食店
離乳食も進んでくると、おでかけ先で離乳食をあげる機会も出てきます。「不二家レストラン」や「IKEA」では離乳食を無料で頂けるサービスがあるので活用してみてくださいね。
またファミリー向けの食べ放題のお店や、パン食べ放題のお店などでは取り分けできるものもありますよ。
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持ち物
離乳食が本格的に始まり、段階も進んでくるとお食事セットも持ち歩く必要が出てきます。この頃から追加されるお食事セットはこのようなものです。
【基本のお食事セット】
・赤ちゃん用スプーン&フォークセット
・お食事用エプロン
・手口ふき
・離乳食(手作りが大変であれば、おでかけな便利なベビーフードを活用してみては?)
・飲み物
【あると便利なお食事グッズ】
・離乳食用はさみ(うどんなど麺ものを取り分ける際に便利です。)
この頃からは、赤ちゃんせんべいやボーロなどおやつも食べられるようになるので、おでかけ中にぐずった時のお助けグッズとして持っているといいですよ。
また、お座りができるまではA型・AB兼用ベビーカーを使用しますが、この頃からはB型ベビーカーやバギーを使用できるようになります。とてもコンパクトで軽量なので、公共交通機関を使用するおでかけストレスが軽減されるのでおすすめですよ!
紫外線が強い時期に公園など外におでかけする時は、日焼け止めや虫よけをしてからおでかけしたり、長時間のおでかけの際には持ち歩きましょう。
おすすめ商品:おでかけランチくん 離乳食スプーンセット(ケース付) |リッチェル(Richell)

スープなどの汁物も飲ませやすい深めのスプーンと赤ちゃんのお口に入れやすい浅めのスプーンの2本セットです。やわらかい素材なので、赤ちゃんの口あたりもやさいい感触ですよ。ケース付きで、おでかけにぴったりですね。
おすすめ商品:油が落ちるエプロン |コンビ

NEO-NOCX加工と言う、油汚れが落ちやす加工が施されたエプロンです。水につけるとカレーやミートソースの汚れも落ちるんですよ。ポケット部分は食洗機でも洗えてお手入れ楽々。持ち運ぶ際は、エプロンをくるくる巻いてポケットに入れれば、とってもコンパクトになりますよ。
おすすめ商品:おでかけランチくん 離乳食はさみ|リッチェル(Richell)

おでかけのお供に便利なケース付きの離乳食はさみです。刃先は食器を傷つけにくいプラスチック製。麺類だけでなく、ソーセージやブロッコリーなども楽に切れますよ。
おすすめ商品:ALOBABY(アロベビー) UV&アウトドアミスト|株式会社N&O life

アロベビーUV&アウトドアミストは、その通り、日焼け止めとアウトドア対策が1つになったミストです。レモングラスやローズマリーなど天然由来の成分100%なので、赤ちゃんでも安心して使えます。
注意点
生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの免疫力が落ちてきます。そうすると、感染症にもかかりやすくなり初めての風邪や病気を体験することもあるでしょう。
おでかけに慣れてきて、たくさん外の世界に触れ刺激をもらうと同時に、病気ももらいやすくなるので赤ちゃんも含めて家族全員で帰宅時の手洗いを心がけるようにしましょう。
とはいえ、風邪をひくことによって免疫も付いてどんどん強い身体になっていくので、気をつけながら楽しくおでかけすることが1番ですね!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、0歳の赤ちゃんとおでかけする際の月齢別ポイントをご紹介しました。赤ちゃんとのおでかけは大変なこともありますが、親も新しい発見や出会いがたくさんあり楽しいことがいっぱいです!
親子で成長していく機会も多いので、楽しいおでかけをしてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。