夫婦2人でウォーキング

妊娠中の適度な運動は体力の低下を防ぎ、お産のための体力を維持できたり、ストレス解消に役立つというメリットがあります。
ただし、相手と接触の多いスポーツや体を激しく動かすスポーツは、重心や骨格ラインの変化や妊娠による心臓への負荷のため、妊娠中には向いていません。
息が少し上がる程度の運動として、お2人でお子さんの名前などを相談しながらウォーキングを楽しまれてはいかがでしょうか。
また、その際は妊婦健診で医師に運動許可をもらい、妊婦さんの体調の良い時間で、高温多湿の環境を避けて運動してくださいね。
おいしいご飯を夫婦2人でゆっくり食べる
つわりが終わっておでかけしやすい安定期に入った頃には、出産後、赤ちゃん連れではなかなか行けなくなるような場所へ、夫婦でおでかけしておくのも良いでしょう。
近年、妊娠中の体型の変化を気にするあまり、痩せ過ぎている妊婦が増えているようです。妊娠中期では普段のお食事に250キロカロリー、後期だと450キロカロリーを上乗せした食事量が必要になります。
行き過ぎた体重管理を行うより、時間のある妊娠中にご夫婦でよく話し合って、メニューやお店を考えてみてはいかがでしょう。
ただし、受動喫煙してしまうような飲食店へのおでかけ、飲酒、体力的に無理のあるスケジュールでの旅行は避けてくださいね。
【最後に】
夫婦で楽しみながら過ごすことは、赤ちゃんを一緒に育てるパートナーとのより強い協力体制を築くことに繋がり、産後の大変な時期も乗り越えていきやすくなるもの。その準備を妊娠中から始めておきましょう。
PROFILE
十倉陽子

大学卒業後、総合診療、家庭医、地域医療を初期研修で学び、産婦人科医局に入局。
婦人科良性腫瘍手術、性感染症、女性医療、婦人科悪性腫瘍、周産期医療、新生児治療の研修を踏まえ、現在は不妊治療専門施設に勤務。
体外受精を含む不妊治療を中心に、その他女性のトラブル全般に対応できる女性の全人的医療者を目指しています。二児の母。

(※本記事は、ベビー用品の「ピジョン」による子育てノウハウ満載の情報サイト『コモドライフ』の提供です。)
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