マタニティブルーってどんなもの?
マタニティブルーは、産後すぐにかかる一時的なうつ症状

マタニティブルーは正式には「マタニティブルーズ」という名称です。出産後1週間以内にあらわれるとされる症状で、特に産後2日~4日に発症するものが多いようです。
出産の疲れや育児への不安など、様々な原因が考えられますが、中でも妊娠中通常の1000倍にまで上がっていた女性ホルモンの値が一気に下がることで、精神的に不安定になりやすい、と言われています。
症状としては、涙もろさ、不安感、焦燥感、緊張感、抑うつ気分、集中力欠如などが見られるようになります。普通は一過性の症状で、段々と収まっていくことが多いのですが、中には長引いてしまうことも。
そんな時は、育児の不安などを相談できる保健師さんや助産師さんなどを頼るようにしましょう。それでも、難しい場合は、精神科などを受診することも考えます。
最近では、妊娠中の不安感も「マタニティブルー」と呼ぶように
マタニティという言葉が妊娠中を連想させるので、最近では「マタニティブルー」を妊娠中の精神的な不安やイライラなども含めて言うように。
妊娠中もつわりなどの体調不良で思うように動けなかったり、育児への不安、また、赤ちゃんが元気なのかどうかなど、心が不安定になる要素には事欠きません。
また、ホルモンのバランスも妊娠していないときとは全く違いますので、うつのような症状に陥りやすいのです。
もし「マタニティブルー」になってしまったら?
周囲の人の励ましは禁物。「ガンバレ」は絶対に言わないこと。
この時期の不安定なママに対し、周囲の人はひたすら話を聞いてあげることしかできません。意見を求められた場合は別ですが、積極的なアドバイスや「ガンバレ」という言葉は、本人をより一層追いつめてしまうことになります。
目いっぱい頑張って踏みとどまっている状態の人を崖から突き落とすようなことになりかねませんので、飽くまでも「話を聞く」に徹して。そして、ゆっくりと休ませてあげることが何よりも大切です。
ママ達のマタニティブルー体験談
先輩ママ達もこうしてマタニティブルーを乗り越えた
先輩ママにマタニティブルーの症状や解消法、対策を伺いました。マタニティブルーもいつかは終わりを迎えるもの。ママ仲間の体験談を読んで、辛い時期を乗り越えていただけたらと思います。
★それぞれの体験談は下の写真横のタイトルをクリックするとお読みいただけます★
まとめ
日本の女性が「マタニティブルー」に陥りやすいのは、産後すぐと産後1ヶ月と言われています。この産後1ヶ月は、里帰りから自宅に戻る時期。
やはり、自分ひとりで頑張ろうとすることが、こうした状況をよりひどくしてしまうのかもしれません。周囲の人と上手に協力し、乗り越えていきたいものですね。
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