さつまいもの離乳食後期レシピ10選｜下ごしらえは？手づかみ食べにも

初期から完了期まで食べられる便利食材

さつまいもは、離乳食の初期から食べられる便利な食材です。赤ちゃんに優しい自然な甘みが、様々な食材と相性が良く、甘い味付けにしたい時にも重宝します。

まれに、さつまいもやじゃがいもなど、パサパサした食感を嫌がる赤ちゃんもいます。そんな赤ちゃんには、スープやおかゆなどと混ぜたり、パンケーキ生地に入れて一緒に焼いたりするなど工夫すると良いでしょう。

さつまいもは、裏ごしもしやすく、ママにとっても手軽に準備できる食材の1つです。離乳食初期には、裏ごししたさつまいもを粉ミルクなどでのばしてあげると、ほとんどの赤ちゃんは喜んで食べてくれますよ。

ビタミンC、カルシウム、食物繊維が豊富

さつまいもには、ビタミンCがとても多く含まれ、さらに加熱しても失われにくいという特徴があります。

ビタミンCには、白血球の免疫力を高め、風邪を予防する働きも期待できます。その他にもさつまいもには、カルシウムと食物繊維まで豊富に含まれています。

食物繊維は、腸を刺激して活性化し、さらにヤラピンという成分が、便の排出を促してくれるので、便秘解消にも効果がありますよ。便秘がちな赤ちゃんには、特におすすめの食材です。

アレルギー症状が出にくい食材

さつまいもは、比較的アレルギー症状が出にくい食材と言えます。しかし、「初めて赤ちゃんに与える時は、必ず少量から」という基本ルールは、さつまいもでも同じです。他の食材と比べたら、発症は少ないですが、さつまいもでもアレルギー反応が出てしまう赤ちゃんもいます。

さつまいもでアレルギー反応を起こす場合は、じゃがいもやれんこんなど根菜類にも同じくアレルギー反応を起こすことが多いです。また、さつまいもは、アクが強く繊維質が多いので、アクを取り除いて、舌触りを滑らかにするために、しっかりと下ごしらえをしましょう。

水にさらしてアク抜きを

良いさつまいもを見分けるには、太さとひげをチェックしましょう。ぷっくりと太くて、ひげがないものがおすすめです。さつまいもは、アクが強い野菜なので、このアクを抑えるために、皮は厚めにむいて、適当な大きさに切ったら水にさらしてアク抜きをしましょう。

さつまいもの皮部分は、消化しにくいので離乳食には使わないように。アク抜きをしたら、茹でて、離乳食初期なら裏ごしをします。中期以降なら、茹でたり、ふかしたりした後に、スプーンなどで潰すだけでOKです。

後期なら、加熱したさつまいもを潰さずに食べられるようになります。冷凍保存もできるので、まとめて調理して作り置きしておくと便利ですよ。

さつまいもの好き嫌いを調査しました！結果は？

コズレの行った調査によれば、さつまいもが好きな子どもは36％（男の子：42％、女の子：29％）。嫌いな子どもは3％（男の子：1％、女の子：4％）という結果となりました！

好きな野菜ランキングは堂々の2位。嫌いな野菜ランキングでは16位でした。さつまいもは、食物繊維が多く含まれている野菜なので離乳食に取り入れたいですね。

子どもがさつまいもを嫌いという方は、以下でご紹介するレシピを参考に、いろいろな食材との組み合わせや調理法で克服に挑戦してみましょう。

子どもの野菜・果物の好き嫌いランキング！克服体験談やレシピも

離乳食後期の食材一覧｜いつからどうやって食べる？簡単レシピも

材料と作り方

【材料】
・りんご　小さじ1
・さつまいも　小さじ2
・薄力粉　大さじ2と1/2
・牛乳　大さじ2
・砂糖　小さじ1/4
・ベーキングパウダー　小さじ1/4

【作り方】
1. さつまいもの皮をむいて適当な大きさに切り、10分程水にさらす。
2.鍋に水を入れて、柔らかくなるまでさつまいもを煮る。
3.2の茹でたさつまいもをフォーク等で潰す。
4.りんごの皮をむき、すりおろす。
5.ボールにさつまいもとりんご、その他の材料を加えてよく混ぜる。
6.シリコンカップに取り分けて、600Wの電子レンジで約1分10秒加熱する。
7.加熱が足りない場合は追加で加熱し、完成。

りんごの他にさつまいもの甘みを借りて、苦手野菜を加えても良いですね。

材料と作り方

【材料】
・ごはん　50g
・水　100g
・だし汁　大さじ2
・さつまいも　大さじ2（切った状態）

【作り方】
1.さつまいもの皮をむき、1cmほどの長さの細切りにして水につけてアクぬきをする。
2.小鍋にアク抜きしたさつまいも、ごはん、水を入れて火にかける。沸騰したら弱火にして水分が少なくなるまで炊く。
3.さつまいもが柔らかくなったらだし汁を加え、弱火で2～3分煮たらできあがり。

材料と作り方

【材料】
・さつまいも　50g
・にんじん　20g
・ほうれん草ペースト　15g
・乾燥パセリ　ひとつまみ
・ピザチーズ　5g

【作り方】
1.あらかじめ茹でて冷凍してあったさつまいもとにんじんを電子レンジで加熱しておく。
2.さつまいもとにんじんは角切りにし、ほうれん草ペーストで和える。
3.チーズをのせてトースターで5分ほど焼く。
4.仕上げにパセリを散らして完成。

レシピにあるピザチーズは塩分が多く含まれているので、完了期までは中期から使えるカッテージチーズがおすすめです。
食べにくい場合は、水や粉ミルク、牛乳などでのばしても良いですね。

材料と作り方

【材料】
・さつまいも　250g
・ミルクorフォローアップミルク　30ml
・バター　5g
・卵黄　少々

【作り方】
1.さつまいもを柔らかく茹でて潰す。
2.1のさつまいもが熱いうちにバターを加え、さらにミルクも少量ずつ入れる。
3.2を丸めてアルミカップに乗せ、つや出し用に卵黄をぬる。
4.トースターで15分ほど焼き上げれば完成。

バターは後期から少しずつ様子を見ながら使える食材です。塩分が気になる場合は無塩バターがおすすめです。

材料と作り方

【材料】
・しらす　15g
・じゃがいも　小さじ2
・さつまいも　小さじ2

【作り方】
1.しらすを湯通しして塩分を抜き、適度な大きさに刻む。
2.さつまいも、じゃがいもは茹でて潰す。
3.全部を混ぜ合わせて、よくこねたら完成。

おやつ感覚で手軽に栄養補給できるレシピですね。さつまいもやじゃがいもは、あらかじめ茹でて潰し、冷凍保存しておくとさらに簡単に作れますよ。

材料と作り方

【材料】
・さつまいも 60g
・豆腐　20g
・きな粉　小さじ1
・片栗粉　小さじ1

【作り方】
1.さつまいもを茹でて、なめらかになるまで潰す。
2.すべての材料を混ぜ合わせる。
3.食べやすい形に成型する。
4.フライパンにオーブンシートを敷いて、両面しっかりと焼いたらできあがり。

さつまいもときな粉の優しい甘さと、豆腐のしっとりとした食感が特徴です。丸型や棒状にするなど、子どもが手づかみしやすい形に仕上げるのがおすすめです。

材料と作り方

【材料】
・さつまいも　1本
・ほうれん草　1/4束
・塩　ひとつまみ
・片栗粉　大さじ2
・オリーブ油　大さじ1

【作り方】
1.さつまいもを適当な大きさに切って水にさらす。
2.茹でるか電子レンジで加熱して柔らかくする。
3.2を熱いうちに潰す。
4.ほうれん草を茹でて、月齢に合わせた大きさに刻む。
5.さつまいも、ほうれん草、さらに塩と片栗粉を加えてよく混ぜ合わせる。
6.5を食べやすい大きさに成型する。
7.フライパンにオリーブ油を熱し、両面に焼き色がつくまで焼いたら完成。

ほうれん草などの葉物野菜も、甘いさつまいもと一緒におやきにすれば、パクパクと食べやすくなりますよ。苦手野菜を加えてもいいですね。

材料と作り方

【材料】
・うどん　30g
・だし汁　大さじ3
・鶏ささみ　15g
・たまねぎ　10g
・さつまいも　10g
・片栗粉　小さじ1/4
・しょうゆ　1滴

【作り方】
1.たまねぎ、さつまいもを柔らかくなるまで茹でて、細かく刻む。
2.鶏ささみの筋を取り除き、茹でて細かくほぐす。
3.うどんは1cm程度に刻み、柔らかく茹でる。
4.すべての材料を鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。
5.しょうゆで味をととのえ、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。

食欲のない時もスルっと食べられるうどんは、ストックしておくと便利な食材です。さつまいもの甘みと、たまねぎと鶏ささみのうまみで食が進む一品です。

材料と作り方

【材料】
・食パン（8枚切り又は10枚切り）1枚
・さつまいも（ペースト）大さじ1弱
・ツナ水煮缶　小さじ1弱

【作り方】
1.さつまいもの皮をむいて、鍋で柔らかくなるまで茹でる。
2.1を潰してペースト状にする。
3.ツナはザルに入れ、熱湯をまわしかけて塩抜きする。食べにくい場合は、包丁で細かく刻む。
4.2と3をよく混ぜる。まとまりにくい場合は、少量のお湯で伸ばす。
5.食パンの耳を切り、1枚を半分に切って、片面に4を塗る。もう半分を挟んでサンドし、食べやすい大きさに切れば完成。

手づかみしやすいサンドウィッチが食べられるようになると、おでかけの時も便利ですね。食べにくい場合は、ラップを使って手で少し潰しておくと食べやすくなります。食べやすい大きさにカットしてあげましょう。

材料と作り方

【材料】
・たまねぎ　1/2個
・にんじん　中1個
・さつまいも　中1/2個
・鶏ささみ　1本
・水　約200cc
・牛乳　150cc
・片栗粉　小さじ1

【作り方】
1.たまねぎ、にんじん、さつまいもを月齢に合わせた大きさに刻む。
2.さつまいもは、5～10分程度水につけ、アク抜きをする。
3.ささみは薄皮と筋をとり、ミンチ状にみじん切りにする。
4.鍋に1の野菜と水を入れ、フタをして煮込む。
5.沸騰したらささみを加え、ささみがほぐれるように軽く混ぜたら、再びフタをして弱火で30～40分煮込む。
6.野菜が柔らかくなったら牛乳を加え、さらに10分程度煮込む。
7.フタを開けて火を止め、片栗粉がダマにならないよう少量ずつ混ぜながら加える。
8.再び火にかけ、とろみがついたら完成。

牛乳に抵抗がある場合は、余った粉ミルクを代用しても良いですね。具だくさんで栄養価も高い一皿なので、食材の大きさや種類をアレンジすれば大人までおいしく食べられます。

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