目次
- ▼離乳食のパンについてのポイント
- ▼離乳食のパンはいつから食べられる?
- ▼パンに含まれる栄養は?
- ▼離乳食初期のパンの選び方
- ▼離乳食初期のパンを食べさせる時の注意点
- ▼離乳食初期のパンの下ごしらえ&調理方法
- ▼離乳食初期におすすめのパン粥レシピをご紹介します!
- ▼【1】離乳食初期☆基本のパン粥
- ▼【2】<離乳食初期>バナナパン粥
- ▼【3】<離乳食初期>りんごパン粥
- ▼【4】離乳食☆かぼちゃとほうれん草のパン粥♪
- ▼【5】離乳食初期☆トマトじゃがいもパン
- ▼【6】<離乳食初期>きな粉ミルクパン粥
- ▼【7】<離乳食初期>離乳食ケーキ
- ▼【8】 <離乳食初期>キャベツ粥
- ▼【9】さつまいもとブロッコリーのミルクパン粥
- ▼【10】離乳食初期~中期☆野菜のパン粥
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- ▼まとめ
離乳食のパンについてのポイント
●パンは糖分、塩分、油分が少ない食パンであれば離乳食初期から食べさせることができる
●パンに含まれる栄養素は体をつくる炭水化物やたんぱく質・脂質などがある
●パンに含まれる小麦はアレルギーを起こしやすいため、初めて食べさせる時には小児科の空いている午前中に食べさせるとよい
●卵・牛乳・バターは離乳食初期から与えられないので原材料はしっかり確認する必要がある
●パン粥は離乳食初期から食べさせることができ、りんごやかぼちゃ・トマト・じゃがいもなどを一緒にまぜるのもおすすめ
では、詳細とおすすめのレシピを紹介していきます!
離乳食初期のパンの選び方
離乳食初期に向いているのは食パン!他のパンは?
パンの中でも糖分、塩分、油分が少ない「食パン」は離乳食初期、お粥になれてきた頃から食べることができます。離乳食初期~中期の段階では、パンをそのまま食べさせるのではなく、食パンの耳を取り除き、細かくしてお湯や調乳ミルクでふやかしてパン粥として調理する必要があります。
離乳食後期になると、食パンを軽くトーストしたものを手づかみで食べられるようになります。ロールパンやフランスパンなども食べられるようになります。ホットケーキミックスを使った蒸しパンが食べられるようになるのもこの時期です。
離乳食完了期には、食パンの耳も食べられるようになります。
離乳食初期のパンを食べさせる時の注意点
小麦粉、卵、牛乳アレルギーに注意

パンには、アレルゲンである小麦粉が使われています。小麦はアレルギーを起こしやすく症状が重篤な「特定原材料7品目」の1つです。初めて食べさせる時は、小児科の開いている午前中に小さじ1杯から与えて、その後様子を注意して見てみると良いでしょう。午前中に与えるのは、数時間経ってからアレルギーが発症することもあるためです。
また、万が一アレルギー反応があった時、どの食材が原因かわからなくなるので、初めて食べる食材を1度に複数与えないようにしましょう。
市販の食パンの中には卵や乳製品などが使われていることもあります。離乳食初期は、卵や牛乳、バターなどはまだ与えられないので、原材料をよく確認しましょう。
トロトロに煮て食べやすくしよう
離乳食初期にパンを使う場合は調理が必要です。まずはパン粥から始めましょう。パン粥とは、パンを細かくしてお湯や粉ミルク、スープなどでトロトロになるまでお鍋で煮たものです。
お米が10倍粥から始まったように、パンも「パン粥」から始まります。トロトロに煮てあるので赤ちゃんも食べやすいですね。野菜や果物をトッピングしたり、野菜スープなどで煮たりなどアレンジもしやすいですよ。
離乳食初期のパンの下ごしらえ&調理方法
パン粥の食べる量は?基本の作り方
10倍粥と同じようにパン粥も主食として重宝するメニューなので、1度作り方をマスターしておくと安心ですね。
離乳食初期は、耳を取り除いた食パン1/4枚に対し、調乳ミルク(お湯)を約60ml。中期は、食パン1/2枚に対し、調乳ミルク(お湯)を約120mlが1食分の目安となります。
それでは離乳食初期から食べられるパン粥の作り方をご紹介します。
1.鍋に下ごしらえしたパンと水分を入れます。(水分はお湯、ミルク、野菜スープなどを使うことができます。)トロトロになるまで煮ます。
2.冷めたら、なめらかなるまですり潰して完成です。
パンやパン粥は冷凍保存できる?
パンは冷凍することができます。買ってから1~2日くらいで使い切るのが理想ですが、離乳食初期は、少量しか使わないので、余ってしまうこともありますよね。使わない分は1食分ずつに分けてラップをして冷凍しましょう。
冷凍したパンは、すりおろして使うこともできますよ。冷凍したパンをすりおろせば、調理も簡単です。
また、作ったパン粥も冷凍保存することができます。1食分ずつに分けてラップをして冷凍しましょう。
便利な調理道具は?
パンを離乳食で取り入れる時にあると便利な調理道具をご紹介します。
・おろし金
離乳食初期はパンを細かくする必要があるので、おろし金で細かくすると簡単に細かくなります。冷凍保存してから使う時も、冷凍したままおろし金ですりおろすことができるので便利です!
・ミルクパン
ミルクパンとはミルクを温めるのに適した小さいお鍋のことです。小ぶりで温まるのも早いので離乳食を作る時に重宝します。
大きいお鍋で少量の離乳食を調理すると焦げやすく、作る量も多くなってしまうこともあります。1つあるととても便利なので揃えておくと良いですよ。
離乳食初期におすすめのパン粥レシピをご紹介します!
【1】離乳食初期☆基本のパン粥
冷凍食パンを使って時短調理

お粥に慣れたり、ちょっと飽きてきたりしたらパン粥に挑戦してみては?パンを離乳食にする時の基本となるレシピです。複雑な工程もないので、簡単そして時短になりますよ。粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんは粉ミルクを使ってもOKです。
【作り方】
1.食パンの耳を切り落とし、すりおろします。
2.お湯やミルク、野菜スープでひと煮立ちすれば完成です。
完全に冷めたら小分けにして冷凍することができます。
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【2】<離乳食初期>バナナパン粥
バナナでアレンジパン粥!電子レンジで簡単!

離乳食を開始すると便秘になる赤ちゃんも多いと思います。そんな時にうれしいレシピです。おいしく食べられて、便秘解消にもなれば一石二鳥ですね!
【作り方】
1.食パンの耳を切り落とし細かくします。
2.粉ミルクやお湯に、1を食べやすい柔らかさになるまで浸します。
3.バナナを電子レンジで約40秒加熱し、すり潰します。
4.パン粥の上にバナナを添えれば完成です。
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【3】<離乳食初期>りんごパン粥
ミルクの風味とりんごの甘味で食べやすい一品

りんごは甘くて赤ちゃんも食べやすいですよね。そんなりんごを使ったパン粥は赤ちゃんもきっと気に入るはずです。
【作り方】
1.食パンの耳を切り落として、白い部分を細かくします。
2.調乳した粉ミルクに1を浸す。
3.りんごの皮をむいてすりおろします。
4.2にりんごを添えれば完成です。
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【4】離乳食☆かぼちゃとほうれん草のパン粥♪
葉物野菜が食べやすくなる!かぼちゃのパン粥

ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は、繊維質が多いので、離乳食には柔らかい葉先を使いましょう。柔らかく茹でて水にさらしアクを抜いてから調理してくださいね。
今回は甘味のあるかぼちゃと組み合わせて、食べやすく仕上げています。
【作り方】
1.耐熱皿に大さじ4杯ほどの調乳したミルクかお湯を入れて、細かくちぎった食パンを浸します。
2.かぼちゃは茹でて潰し、ほうれん草は葉先を柔らかく茹でて刻み、それぞれペースト状にします。
3.1に2を加えて電子レンジで1分ほど温めます。
4.なめらかさが更にほしい時はお湯を加えて完成です。
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【5】離乳食初期☆トマトじゃがいもパン
トマトの風味がアクセントに!

1回分を生のトマトで作るならプチトマトを使うのがおすすめです。湯剥きをしたプチトマトを半分に割り、小さめのスプーンで種を掻き出すように取ってすり潰します。
また、1回ずつ作るのが面倒であれば、普通サイズのトマトを湯剥きして種を取り除き、ざく切りにした後ですりつぶせば数回分の作り置きができますよ。
1回分ずつ小分けにして冷凍すれば、使いたいときにすぐに使えます。冷凍の場合は1週間を目途に使い切りましょう。生のトマトはヘタがみずみずしくてハリのあるものを選びましょう。
【作り方】
1.じゃがいもは皮をむいてカットし、耐熱容器に水と一緒に入れラップをし、電子レンジでやわらかくしておきます。
2.水を切り、マッシュポテトにします。固ければ茹で汁でのばしてください。
3.トマトは皮と種を取り、必要であれば電子レンジで加熱します。裏ごしするか、食べやすい大きさに細かくします。
4.パン粥にじゃがいもとトマトを加えて、かき混ぜれば完成です。
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【6】<離乳食初期>きな粉ミルクパン粥
かけるトッピングを変えればアレンジ自在

きな粉は大豆から作られるため、大豆アレルギーの赤ちゃんには注意が必要です。
アレルギーの心配がなければ、きな粉はとても優秀な食材です。ビタミンも食物繊維もたんぱく質も豊富。いつもの離乳食に加えるだけで、マンネリ化しがちな味にも変化が付けられます。振りかけるだけで良いので調理の手間が少ないのも魅力ですね。
購入の際には添加物の入っていない無糖のものを選びましょう。小分けタイプのものもありますが、大袋で購入した場合は残ったものを密閉容器に移し、冷蔵庫で保管するようにしてください。
【作り方】
1.食パンの耳を落として粉々にし、粉ミルクに浸してふっくらするまで待ちます。きな粉をかけて出来上がりです。
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【7】<離乳食初期>離乳食ケーキ
おやつやデザート感覚で食べられます

果物も野菜も旬のものを食べるのが、栄養的にも値段的にも良いですね。ハウス栽培で通年見かけるイチゴですが、やはり春先の甘酸っぱいイチゴを使いたいですね。
このレシピのように裏ごししたピューレ状であれば、赤ちゃんでも無理なく食べることができます。多少の酸味は粉ミルクの甘みがカバーしてくれますよ。初期は、さっと茹でてから使いましょう。
【作り方】
1.食パンは耳を落として細かくちぎり、溶いた粉ミルクに浸します。裏ごししたイチゴでデコレーションすれば完成です。
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【8】 <離乳食初期>キャベツ粥
なめらかなパン粥がキャベツを食べやすくしてくれます

生でも食べられるキャベツですが、離乳食に使用する場合は必ず火を通します。茹でてもいいですし、細かくしたものをラップに包んで、葉1枚につき1分ほど電子レンジで加熱しても火が通ります。
キャベツは季節によって柔らかさが違います。春キャベツは冬キャベツに比べて柔らかいので離乳食向き。ほんのりとした甘みが食べやすい味です。
固い芯や葉脈は避けて葉先を使用します。取り除いた芯や葉脈も野菜スープの出汁を取るのに使えますよ。
【作り方】
1.食パンの耳を落として細かくちぎり、溶いた粉ミルクに浸してなじませます。裏ごししたキャベツを乗せれば完成です。
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【9】さつまいもとブロッコリーのミルクパン粥
野菜の組み合わせ次第で味のバリエーションが広がる

ブロッコリーは緑色が濃く、固くしまっているものが新鮮なものです。離乳食初期は穂先を細かく刻んで使いましょう。
さつまいもは全体的にハリのあるものを選んで使ってください。低温に弱いので冷蔵庫で保管するのは避け、新聞紙などに包んで常温で保管します。ペースト状にしたものを冷凍保存してもいいですね。
皮や端に近い部分は筋が多いので、中央部分のみを使います。アクが強いので、加熱前に水にさらしておいてくださいね。
緑黄色野菜の中でもクセの少ないブロッコリーを、さつまいもと合わせることでより一層食べやすくしてくれます。いろいろな栄養素を一品で摂れるのがいいですね。
【作り方】
1.ブロッコリーは柔らかく茹でてみじん切りにします。
2.耳を落として細かくしたパンと、お湯、さつまいものペースト、1のブロッコリーを耐熱容器に入れてレンジで1分ほど加熱します。
3.2に粉ミルクを混ぜて出来上がりです。
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【10】離乳食初期~中期☆野菜のパン粥
野菜スープを作る際に取り分けした野菜を活用

野菜がたっぷり入った栄養満点のパン粥です。具材はアクの少ない野菜ならなんでもOKです。野菜スープを作る際に具を取りわけて使ってもいいですね。多めに作って冷凍保存することも出来るとても便利な一品です。
【作り方】
1.にんじん、たまねぎ、大根などの野菜は7mm程度の厚さに切って、やわらかく茹でます。初期はなめらかにすり潰し、中期はみじん切りにします。
2.パンは白い部分を細かくちぎります。
3.1の野菜、2のパン、野菜スープを鍋に入れ、ひと煮立ちさせたら完成です。初期はさらにすり潰してから与えてください。
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まとめ
いかがでしたか。ここまで、離乳食で使用する際のパンの選び方や食べさせ方についてご紹介しました。パンは栄養も豊富で扱いやすいので、アレルギーの心配がなければ離乳食に便利な食材です。
赤ちゃんがパンを好きになればママも離乳食を作るのが少し楽になるかもしれません。いろいろな食材と組み合わせて楽しみながら離乳食を進めてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。