妊娠35週ってどんな状態?

妊娠後期に分類され、妊娠9ヶ月の4週目にあたる時期

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妊娠35週目は、妊娠9ヶ月の4週目にあたります。これで9ヶ月目も最後。妊娠後期に分類されます。

赤ちゃんはどんどん成長して大きくなるため、ママのお腹も大きくなります。大きくなった子宮が体に影響を与えることも。赤ちゃんは出産時の体型に近づき、臓器も完成されていきます。

赤ちゃんに会えるのもあと1ヶ月ほど。

妊娠35週の母体の状態

子宮内の変化|前駆陣痛を経験したり、子宮口が開いたりする人も

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赤ちゃんが大きくなるにつれて、子宮もどんどん大きくなり、子宮底長は29~37センチに。子宮も出産の準備を始めます。前駆陣痛を体験するママも。

前駆陣痛は、お腹が張って痛くなる症状で、陣痛と間違えられることがあることから、「偽陣痛」とも呼ばれています。

本当の陣痛との違いは、お腹の痛みが不規則で起こること。痛みが強くなったり、弱くなったりして安定しないことです。

前駆陣痛があると不安になるママもいるかもしれませんが、本当の陣痛に向けての練習だと思って心を落ち着かせましょう。

痛みが規則的になったり、破水したり、いつもと様子が違うときには、時間にかかわらず病院に連絡してくださいね。

また、子宮口が開き始めるママもいます。子宮口が開いていると聞くと、赤ちゃんが生まれてしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、0.5~1センチ程度なら大丈夫。

赤ちゃんに会えるまでゆっくりと待ちましょう。

ホルモンバランスの乱れで情緒不安定に

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妊娠を維持するのに必要な女性ホルモンである黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌が盛んになります。

そのため、ホルモンバランスが乱れることに。ホルモンバランスが乱れると、情緒が不安定になったり、イライラしたりしやすくなります。

自分でイライラしていると感じたら、「今の状態はホルモンのせいで、一時的なもの」だということを思い出し、冷静になるようにしてください。イライラを忘れられるようなストレス発散法を見つけておくのもいいですね。

胃が圧迫されて起こるつわり、動悸や息切れ、尿もれなどのトラブル

大きくなった子宮が、体にさまざまな影響を与えます。一番高い位置にある子宮底がみぞおちの位置にまでくるので、胃が圧迫され、気持ちが悪くなることがあります。

「またつわりが再発してしまった」とガッカリするママも。でも、次第に胎児が出産に向けて少しずつ下がってくるため子宮も下がり、それとともに胃の圧迫も軽減され、つわりの症状はそのうちに治まってきます。

大きくなった子宮は、胃だけでなく、心臓や肺も圧迫するので、動悸や息切れをしやすくなります。さらに、膀胱も子宮に圧迫されるので、トイレが近くなります。腹圧にも弱くなるので、ちょっとの刺激で尿がもれることも。

これは一時的なことで出産して落ち着くと治まるので、それまで生理用ナプキンなどで対処するのがおすすめです。

足腰へ負担がかかり疲れやすくなったり、母乳から分泌物が出たりする場合も

そして、大きなお腹を支えるために足腰も酷使されるので、体を動かすとすぐに疲れるようになります。おっぱいも出産に向けて準備を始めます。母乳を出すために、分泌物が盛んに作られるようになります。

作られた分泌物は、おっぱいにたまって張りの原因になります。中には、母乳のような薄黄色い液体が出ることもあります。

この時期から、母乳マッサージをすすめる産院もあるようです。赤ちゃんに母乳を飲んでもらうのが待ち遠しいですね!

妊娠35週の胎児の状態

皮下脂肪がつき、エコーでは新生児に近い姿が見られる

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この時期、胎児は体脂肪率が8%前後になり、ぷっくりした赤ちゃんらしい体型になってきます。皮下脂肪がつくことで、顔のしわもなくなり、顔つきも赤ちゃんらしくなってきます。

また、赤ちゃんの体重や体型に個人差がみられるようになります。エコーでも、新生児に近くなった姿を見ることができ、赤ちゃんとの対面がますます楽しみになります。

呼吸器が完成し、爪や髪の毛も成長、末梢神経も発達

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赤ちゃんの体も、出産に向けて準備を始めています。呼吸器が完成して、肺呼吸ができるようになってきます。

また、全身をおおっていた胎毛がだんだんなくなっていき、胎脂が赤ちゃんをおおって保護するようになります。

爪も成長して伸びてきます。個人差がありますが、髪の毛が伸びてくる赤ちゃんも!末梢神経も発達するので、手を開いたり握ったりという細かい動きも上手になってきます。

各器官ができあがってくるので、万が一この時期に出産することになっても、赤ちゃんが無事に育つ確率は高くなります。でも、できればもう少し子宮の中で成長してもらいたいですね。

常位胎盤早期剥離のリスク|下腹部の強い痛みや出血、お腹の張り、胎動の減少に注意

胎児にとってとても大切な胎盤。通常、胎盤は出産時に赤ちゃんの後に出るものですが、妊娠中に剥がれてしまうことがあります。

これを常位胎盤早期剥離と言います。この病気がおこるのが最も多いのが、妊娠35週~37週になります。

症状は、下腹部の強い痛み、出血、お腹の張り、胎動の減少です。早期に対処しないと母子の命に関わる病気なので、おかしいと思ったらすぐに病院に連絡してください。

しておくべきこと・気をつけることは?

適度な運動|お産のための体力作り!便秘や腰痛にも効果あり

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お腹も大きくなり動きにくくなると、ついつい休憩ばかりしてしまいそうですが、良いお産のためには適度な運動も必要です。

お産は体力勝負!な部分もあるので、今体力をつけておくのはとてもいいことですよ。運動をすることで、便秘が解消されたり、腰痛が軽減されることも。

適度な運動をすることは大切ですが、腹圧をかけるような運動は厳禁です。お腹が張ってきたら、すぐに体を休めるようにしましょう。

大きなお腹のせいで動悸・息切れをしやすい状態なので、くれぐれも無理をしないようにしてください。

体重管理|食事は少量ずつ回数を増やす、貧血対策には鉄分を

妊娠35週は、胃が圧迫されて気持ち悪くなったり、子宮が下がってきて食欲が増してきたりと、子宮の位置に影響を受けやすい時期。

その時々の状態によって対処することが必要になります。胃が圧迫されて気持ちが悪いときでも、食事をとって赤ちゃんに必要な栄養を送らなければいけません。

そんなときは食事の1回量を少なくし、食事の回数を増やすと食べやすくなりますよ。また、子宮が下がってきて気持ちの悪さが治まったときには、食べすぎに注意してくださいね。

さらに、この時期のママは、妊娠することで体内の血液量は増えているけれど赤血球は増えていないので、血液がうすくなり貧血しやすい状態になっています。鉄分の多く含まれている食材をとれるといいですね。

出産に必要な物を確認、赤ちゃんグッズの準備も

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出産に必要な物は揃っていますか?いつ出産になってもいいように、きちんと確認しておきましょう。自分だけでなく、家族にもわかるような場所に準備しておくことも大切です。

余裕があったら、出産後に必要になる赤ちゃんのグッズなどを選ぶのもいいですね。へその緒ケースやおもちゃなど、気分が明るく楽しくなるようなグッズを見て、出産や赤ちゃんとの生活をポジティブに考えるようにしましょう。

パパはなにをしてあげたらいい?

家事や上の子のフォローなど、頼れるパパの姿を見せてください!

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出産は、ママにとって大仕事。出産や入院中、退院後に、期待も不安もいっぱいな状態です。ママが安心して前向きな気持ちになれるように対応してください。

食事、洗濯、掃除などの家事をどうするか決めておくといいですよ。頼りがいがあるパパの姿を見たら、ママも安心して出産や子育てに専念できます。

上の子がいる場合には、上の子のフォローも必要になります。ママが入院中にはパパが頼りです。上の子の面倒をみられるように、日ごろからお世話するようにしてくださいね。

妊娠35週 (妊娠9ヶ月)の体験談

急に足元が見えなくなる時期なので注意、破水や陣痛の対策も

sakkomackさんからの体験談:
この時期から急に足元が見えなくなるので、お風呂や階段は特に気をつけていました。

何かあった時用に携帯は肌身離さず持ち、電話の履歴は家族以外は削除して非常事態でも家族の誰かに電話がすぐにかけられるようにしていました。

また、破水から始まるお産用に常にお産パッドをかばんに入れ持ち歩いていました。実際に、家ではありましたが破水から始まるお産だったのでこの用意は役に立ったと思います。

実際に陣痛や破水が始まったら、という話を家族みんなでしておくとあたふたしなくて良いかと思います。

余裕のあるこの時期に、出産と育児に向けて準備

琴ちゃんママさんからの体験談:
産休に入って少し余裕ができたこの時期に、産後必要になる赤ちゃん用品やお世話グッズのお買い物にでかけたり、赤ちゃんのために手作りのスタイなどを作ってゆったりと過ごしました。

それから、楽にお産ができるように体操をしたり、お風呂でおっぱいマッサージをして母乳の出が良くなるようにして準備していました。

また、いつ陣痛が来ても対応できるように、タクシーの番号を携帯の電話帳にいれておき、何かあったときにすぐに病院へ行けるようにしていました。

まとめ

妊娠35週のママと胎児の様子についてご紹介させていただきました。

妊娠生活もあと少し。お腹の中に赤ちゃんがいる状態は、人生の中でも特別な時間です。いつか懐かしくなる時がくると思います。

かわいい赤ちゃんに会えるまで、妊娠生活を楽しんで下さいね!

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