目次
出産前に揃えておきたいアイテムもいろいろ
(1)出生届
生まれた赤ちゃんを戸籍に登録する手続きで、生まれた日を含めて14日以内に出します。14日以内に手続きをしなかった場合、罰金を科せられる場合があります。
出生届は母子手帳の出生証明書と同じ紙に横並びになっていて、出生証明書の欄は病院で記入してもらうようになっています。
(2)健康保険の加入届
生まれた赤ちゃんを健康保険に加入する手続きです。国民健康保険の場合は住民票のある市区役所・町村役場に、社会保険や共済保険の場合はパパかママの勤務先への手続きになります。
共働きの場合はどちらでもよく、所得が高いほうでなければならないという決まりはないので、扶養に入れる側で手続きを行います。
健康保険の加入は1ヶ月検診を受けるまでに手続きします。
(3)出産育児一時金・出産育児付加金
健康保険に加入していると、出産費用の一部(42万円)が給付される制度です。こちらも国民健康保険の場合は住民票のある市区役所・町村役場に、社会保険や共済保険の場合はパパかママの勤務先への手続きになります。
出産育児一時金はパパママが直接手続きするのでなく、病院が代わりにやってくれる「直接支払制度」が多くなっていますが、病院により異なりますのでチェックが必要です。
(4)児童手当金
公的年金制度に加入していることを条件に、国から育児を支援する目的で支給される手当の申請です。子どもが0歳から中学校を卒業するまで支給されます。金額は子どもの年齢により変化します。
児童手当金は届け出が遅れてしまうと、さかのぼって支給されないため、忘れずに申請しましょう。
(5)乳幼児医療費助成
子どもが病気やケガで医療機関を受診したときに、医療費を助成してもらえる制度です。
子どもの年齢や親の収入により助成内容が違うなど、自治体によって制度が異なります。乳幼児医療証の提示で医療費が無料になったり後日補助金で還付される場合があるので、お住まいの自治体の制度を事前にチェックしておきましょう。
(6)その他の手続きは?
上記以外にも、例えば未熟児で出生した赤ちゃんなどの場合は「未熟児養育医療給付金」、働くママが出産した場合に勤務先へ届け出す「育児休業給付金」や「出産手当金」などがあります。
また、民間の医療保険に加入している方で、出産前に入院や出産時に帝王切開などの手術をした場合は、入院給付金や手術給付金を受け取ることができるので、こちらも忘れずに手続きしましょう。
役所へ手続きするものと勤務先へ手続きするものと分かれますので、その点も出産前に一度整理しておくといいですね。
手続きする前に事前に準備しておくとよいおすすめアイテムをご紹介
【3】クリアファイルやクリップ
もらった用紙は分類するのがおすすめ

ご紹介したように、とにかく産後は赤ちゃんに関する手続きがいっぱいあり、それに伴い書類も多いです。
病院からもたくさん配られますし、添付書類の用意もありますし、書いて提出した書類は自分の控えも戻ってきますし、中には「必ず捨てずに保管していてください」という用紙もあります。
また、それぞれの手続に関する説明の用紙ももらいますし、セットで赤ちゃんとの生活に関するガイドブックなどももらうので、本当に「紙だらけ」の状態になります。
紙だらけになってからよりも、事前にクリアファイルとクリップを用意しておいて、「役所提出用」「勤め先提出用」「控え」「ガイドブック類」など分類できるようにしておくと、あとでかなりラクになりますよ。
大切な書類の紛失防止にもなるので、事前に準備しておきましょう。
【4】郵便物関係のアイテム
転送届、封筒、切手など

里帰り出産でパパと離れている場合に書類を送ったり、勤務先へ届ける書類を送ったり、意外と使うのが封筒と切手です。
コンビニでも売っていますが、赤ちゃんとの生活はコンビニにもすぐには行けない場合もあります。郵送は特に日数がかかるので、発送が遅れてしまうと期日ギリギリになってしまうこともあります。
封筒と切手も出産前に少し買い揃えておくだけでぐっとやりとりがラクになりますよ。
また、長い期間里帰り出産をする場合は、忘れずにしておきたいのが郵便物の転送届です。自宅でパパがすべてやってくれたらいいのですが、仕事をしているとそうもいかない場合が多いですよね。
自宅から里帰り先への転送と、戻ったらまた自宅への転送の手続きが必要です。最近はインターネットでもできるようになっていますし、転居届用紙をあらかじめもらっておくと便利ですね。
まとめ
以上、産後の手続きのために出産前に準備しておくことができるアイテムについてご紹介しました。
ママはできるだけ赤ちゃんのお世話と自分の身体の回復に集中できるよう、なるべく産後の事務手続きは事前に準備しておいてスムーズに終わらせたいですね。
特に里帰り出産の方は念入りにチェックをしておくのがおすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。