里帰り出産する場合のスケジュールは?

妊娠が分かったら、夫や両親などに相談!

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妊娠がわかったら、夫や実家の両親、家族と里帰り出産の相談をしましょう。

その際、家事や上の子のお世話など出産前後にサポートしてほしいことや赤ちゃんをお世話をする部屋やグッズの準備など、事前にお願いしたいことをまとめておくと話がスムーズに進みますよ。

里帰り出産は、一般的に以下のようなスケジュールになります。

【妊娠2ヶ月~5ヶ月】
・出産する病院を決める
・現在の通院先へ、里帰りのため転院することを伝える

【妊娠5ヶ月~6ヶ月】
・転院の手続きを行う
・体調の良い時に、転院先の病院を受診する

【妊娠8ヶ月~9ヶ月】
・里帰り出産に必要なものを用意する
・帰省し、出産予定の病院へ転院する

それでは、時期別に詳しく見ていきましょう。

妊娠2ヶ月~妊娠5ヶ月

出産する病院を決める

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里帰り出産を決めたら、早めに転院先の病院を探しましょう。つわりなどで体調が悪い時は、無理をせず、夫や家族と協力して情報収集を進めるのがおすすめです。

探す際のポイント

●帰省先の出産状況をチェック
都市部に比べて、地方は分娩施設が少ないため、インターネットや帰省先の役所などで、実家近くに里帰り出産の受け入れ可能な病院があるかどうか調べる。

●希望する転院先の詳細や評判をチェック
バースプランや費用、受けられるサービスをホームページで確認する。実際にそこで出産した先輩ママの口コミや意見を参考にして、自分の希望する出産が可能か検討する。

●実家からの距離をチェック
帰省先からの通院のしやすさや移動手段を確認する。

転院先を見つけたら、すぐに分娩予約

希望の転院先が決まったら、里帰り出産の分娩予約ができるか、すぐに問い合わせてみましょう。人気の病院は早く分娩予約が埋まることがあり、また、一度診察を受けないと予約できない病院もあります。

問合せの際は、分娩予約について次のポイントをしっかり確認しましょう。

【問い合わせのポイント】
●予約方法をチェック
ネットや電話で予約できるのか、直接来院が必要なのか、予約の方法を確認する。

●手続きや診察スケジュールをチェック
予約金の有無や費用の支払い方法、必要書類など予約手続きの詳細を確認する。

週数や出産予定日を伝えて、受診時期や診察スケジュールを把握する。

●予約に必要な条件をチェック
病院によっては、分娩予約の条件として、診察や転院の時期を指定していることがあるので、条件の有無を確認しておく。

現在の通院先に転院することを伝える

転院先の病院が決まったら、現在定期健診を受けている病院へ里帰り出産することを伝えておきましょう。

里帰り出産する際は、紹介状など書類の手続きが必要になります。紹介状の提出時期や様式に指定がある場合は、早めに通院先へ連絡をしておきましょう。

また、紹介状を書いてもらったあとに転院先の病院が変更になった場合は、改めて紹介状を書き直してもらう必要があるので、注意しましょう。

妊娠5ヶ月~妊娠6ヶ月

紹介状をもらい、転院の手続きを行う

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転院先の病院から指示があった期間に紹介状を提出し、転院の手続きを行います。

妊娠5、6ヶ月は安定期に入り、体調が落ち着く時期です。体調の良い時に転院先の病院を受診しておくと、病院の様子や対応が把握できて安心です。

帰省するときの注意事項など、疑問や不安に思っていることは先生に質問し、里帰り出産に向けての準備を始めましょう。

妊娠8ヶ月~妊娠9ヶ月

里帰り出産に必要な物を用意する

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里帰りの時期が決まったら、出産後に必要な物の準備を始めます。体調をみながら余裕をもって計画し、急な里帰りや入院にも対応できるようにしておきましょう。

また、たくさんの荷物を抱えて帰省すると、体に負担を掛けてしまうこともあるので、ママと赤ちゃんの生活用品は、宅配便などで事前に実家へ送っておくと便利です。

産前から産後の1ヶ月健診までを実家で暮らすことになるので、実家で用意してもらえる物を確認し、持って行くものは必要最低限にしておくと、移動がスムーズに済みます。

出産後の手続きや産後の生活についても、夫や家族と事前に話し合っておきましょう。

【準備しておくもの】
●生活用品
下着や洋服、歯みがきなどの洗面道具、化粧品など、産後に買い物へ行かなくても済む程度の量を用意しておく。

●ママの入院&産後ケアグッズ
パジャマ、授乳用ブラジャー、産褥ショーツ、母乳パッドなど、入院中や産後にママ自身が使うためのグッズを準備する。

入院に必要なものは、病院からリストをもらったり、インターネットで調べたりしておく。

●ベビー用品
おむつやおしりふき、赤ちゃん用衣類など産後すぐに必要なものは、早めに実家へ送っておくと安心。

ベビー布団やベビーバスなど、かさばる物は実家で用意してもらえるか確認しておく。

●各種手続きに必要な書類
母子手帳、診察券、健康保険証、印鑑、入院の手続き書類、児童手当、乳幼児医療費助成制度、産後休暇や育児休暇に関する書類など、産後すぐに必要となる書類を準備し、記入できる部分は記入する。

●自宅の準備
里帰りから戻って、すぐに赤ちゃんのお世話ができるよう、部屋の配置換えなど自宅の準備をする。

留守中にパパが生活に困らないよう、生活必需品のストックを用意したり、家事全般の注意事項などがあればリストにしたりしておくと安心。

帰省し、出産予定の病院へ転院する

里帰り出産の準備が整ったら、帰省し、出産予定の病院へ転院します。帰省時期の目安や移動手段を確認しながら、無理のない日程で帰省しましょう。

帰省時期の目安

妊娠9ヶ月の妊娠32週~35週前後までがおすすめです。

また、ゴールデンウイークやお盆、年末年始など交通機関の混雑が予想される時期の帰省は避けましょう。

ただし、転院先の病院から帰省時期を指定されている場合は、病院の指示に従ってくださいね。

移動手段

移動時間や乗り継ぎを考慮して、体の負担が少ない方法を選択しましょう。飛行機は、週数によって診断書の提出が必要な場合があります。事前に確認しておきましょう。

帰省時期や手段に不安や疑問がある場合は、医師や助産師に相談し、家族としっかり話し合ってくださいね。

まとめ

里帰り出産を決めたら、早めにスケジュールを立てて計画を進めていくと、気持ちにも余裕が出てきます。

実家の家族や夫、通院先と転院先の病院とのコミュニケーションをきちんととることが、スムーズな里帰り出産へとつながります。

サポートしてくれる家族に感謝しながら、安心して出産にのぞめるよう準備してくださいね。

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