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赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因は?
食べ物に興味がない

離乳食を開始した時に、元々あまり食べ物に興味がない子もいます。食べ物よりもミルクや母乳がいい場合、ご飯はそんなに好きではない場合などなど…。
想像以上にたくさん食べるという子もいますが、そうではない子もいるのが現実です。
最初は10倍がゆと言われるおかゆからスタートするため、ミルクや母乳と違って味がしないおかゆを口に入れられても吐きだしてしまう子は多いようです。
食べてくれる子は食べてくれるので、他の子を見ると「あの子はこんなに食べるのに」と思ってしまうかもしれませんが、比較しないようにしましょう。
はじめは食べていたのに食べなくなった、食事の量が増えないなど、食べ方はその子その子で違います。
月齢に合っていない

離乳食は、5ヶ月頃はゴックン期、7ヶ月頃はモグモグ期、9ヶ月頃はカミカミ期、1歳からはパクパク期と呼ばれます。
5ヶ月頃から離乳食開始と言われているので、5ヶ月になったちょうどその日から離乳食を始める方が多いでしょう。
しかし、実際は離乳食は赤ちゃんが食に興味を持ってから始めるのがいいとされています。
大人のご飯を見てよだれが出る、スプーンをにぎって食べたいというようなしぐさを示す、等の様子が見られたらOK。
それと同じで、月齢で判断せず、赤ちゃんの成長に合わせて離乳食を進めていくのがベストです。
ただ、食欲が旺盛だからと早目早目に進めるのはあまりおすすめしません。歯がまだ生えていないのにカミカミ期の食事を与えても、食べづらくて食べる量が少なくなってしまうのは納得の結果でもあります。
1歳を過ぎると完了期と呼ばれますが、1歳になったその日からパクパク期のメニューが食べられるかというとそうではありません。
その子にとって食べやすいメニューかを確認してみることも大事かもしれません。
【対策1】離乳食の時間を変えてみる
お散歩やおでかけを入れて気分を変えて

5ヶ月から始まる離乳食ですが、眠い時に食事をあげても食べる気分にならないことがあります。
離乳食をあげる時間は、おっぱいをあげる前で眠くない元気な時がベストです。
1回食から2回食、2回食から3回食に増えた時は、いつもより食べ残しがあるケースがあります。
そういう場合はお昼寝や散歩の時間を変えてみて、食事と食事の間の時間を空けましょう。
空腹は最高のスパイスなので、お腹が空くように外出や遊びを上手に取り入れて、食事がおいしく感じられるようにしましょう。
【対策2】メニューを変えてみる
内容を変えてみて!

前日と同じご飯が連続で続くと、大人でも飽きてしまいませんか?赤ちゃんでも同じで、飽きてしまうと食べてくれません。
そんな時は工夫をして、メニューを変えてみましょう。例えば、シチューの翌日はチーズをかけてドリア風にしてみてはどうでしょう?
味つけを変えてみるだけで食べてくれることがあります。また、味を変えてみることも大事です。だしもコンソメか和風か、野菜か、トマトペーストかで違いがあります。
赤ちゃんは敏感な舌を持っているので、だしの味、味つけが変わると途端に食べてくれることもあります。
最近はレシピサイトでも、離乳食メニューがあったりします。検索して違う味つけを調べてみる、図書館で離乳食の本を借りて新しいレシピに挑戦してみるのも◎。
誕生日にはケーキ、ハロウィンにはかぼちゃメニュー、クリスマスにはチキンなど季節料理やイベント料理を取り入れて楽しむのもいいですね。
【対策3】スプーンを変えてみる
スプーンの感触が原因かも

離乳食を食べない理由の一つに、赤ちゃんがスプーンの感触に慣れず、使いにくいことがあげられるかもしれません。
今までは抱っこで母乳を飲んだり、哺乳瓶でミルクを飲んだりしていました。座った状態で、スプーンを使って食事することは赤ちゃんにとって大きな変化です。
特に金属製のスプーンの場合、口に当たった時の固さを嫌がったりスプーンの冷たさ、熱さに抵抗を感じる赤ちゃんもいます。
スプーンが理由かな?と思ったら、素材をシリコンや木等の自然素材の物に変えてみましょう。
大きさ、柄の長さ、デザイン等を変えて、色々試してみてもいいですね。また、早い赤ちゃんで離乳食後期より自分でスプーンを使って食べ始めます。
そのスプーンが使いにくいと、離乳食の時間にイライラしてしまうこともあるかもしれません。
その場合は、やはりスプーンを変えてみたり、もしくは、スプーンの使用を一旦やめて手づかみ食べを思う存分させてみるのもいいかもしれませんね。
【対策4】ご飯を楽しいものと感じさせて
ママが楽しいことが1番!

大人がおいしそうな姿を見せることで、赤ちゃんもご飯が楽しいものと思うようになります。
食べることが楽しいことと思ってもらえるよう、声をかけることも大切です。
テレビがついていると、テレビに注意が向き、ごはんに集中してくれないこともあります。食事中はテレビを切り、おもちゃは片づけておきましょう。
そしてスタイをつけ、テーブルクロスを敷き、椅子を持ってくるといった準備を「ご飯の儀式」のようにすると、ご飯の時間は楽しいと認識してくれることもあります。
ママが忙しくて大変な時は、「楽しく食べる」ことを優先して、赤ちゃんはベビーフードやママもお弁当など市販品を利用してみるのもいいかもしれませんね。
【対策5】それ以外の要因は?
他には何が原因?

赤ちゃんの離乳食が進まない理由は個々で違います。例えば、便秘体質の子だとうんちが出ない=お腹が膨れて食べないにつながることも。
この場合はオリゴ糖を飲ませたり、乳酸菌のヨーグルトをあげたりすると食べるようになることもあるそうです。
よく子どもの様子を見ていると、何を嫌がるのか、何が好きなのか原因が見えてくるかもしれません。
色々試してみると、子どもが急に離乳食を食べ始め、それをベースにアレンジしていくと離乳食を食べるようになるかもしれません。
それでも、具体的な解決法がわからない時は、保健所やショッピングセンターなどで、栄養士に相談できる相談会が開催されているので相談してみるのも一つの方法です。
電話相談を受け付けているところもあります。意外な気づきを与えてくれることもありますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。離乳食を食べない時の原因は、その子によって様々です。
日によってたまたま食べないという場合は気にしないのが1番かもしれません。ずっと食べる量が少なくて、もう少し多くしたいのなら工夫してみることも大切です。
基本は家族が楽しい食卓を囲むことが大事ですので、「楽しく食事をする」ということを大切にしつつ進められたらいいですよね。
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