目次
生後11ヶ月の赤ちゃんの成長・発達
赤ちゃんの身長・体重は?

それまでは急激に大きくなってきますが、この頃の赤ちゃんは活発に動くようになるため、体重の伸びはゆるやかになります。
身長の平均は、男の子だと 68.9~78.9cm、女の子だと 67.3~76.3cm です。体重の平均は、男の子だと 8.3~10.1kg、女の子だと 7.7~9.5kg です。
個人差が大きくなってきますので、元気に育っていればそれほど気にすることはありません。しかし、母子手帳に載っている成長曲線から大きく外れている場合には一度医師と相談するのがいいかもしれません。
伝い歩きをすることも

伝い歩きやつかまり立ちができるようになり、中には一人で立ったり何歩か歩きはじめたりする赤ちゃんもいます。もちろん個人差の大きい時期ですので、伝い歩きができなくても心配する必要はありません。
転倒などに注意しながら、ゆっくり見守りましょう。歩きはじめた赤ちゃんには、ファーストシューズや赤ちゃん用のスニーカーなどを用意すると良いですね。
足にしっかりフィットして、つま先が少し上がったかたちのものが良いでしょう。靴底はクッション性があり、足にそって曲がるものが歩きやすいです。また、まだ足首が不安定なのでくるぶしまであるハイカットの形がおすすめです。
なお、立っている時と抱っこしている時では足のサイズが違います。必ず赤ちゃんが立った状態でサイズを確認しましょう。つま先に5mmくらいのゆとりがある靴を選ぶのが理想的です。
子どもの足はどんどん大きくなっていきますので、ちゃんと靴のサイズがあっているかこまめにチェックしましょう。
子供靴を扱っているデパートやお店では、足のサイズや形を計測し合った靴を提案してくれるところもありますので、活用してみると良いと思います。
生後11ヶ月の生活リズム
お昼寝は1日1回ほどに

お昼寝は午前か午後の1回になることが多くなり、夜にある程度まとめて眠れるようになる子が増えてきます。ただしこれも個人差があり、夜泣きが続く子もいます。
また生活リズムが乱れると、お昼近くまで寝ていたり、夜泣きをして明け方まで起きていたりと睡眠サイクルも乱れてしまうことがあります。
以下の点に気をつけて、ママパパの無理ない範囲で徐々に生活リズムを整えるようにしましょう。
・朝は6時~7時半に起こし、太陽の光を浴びる
・離乳食はだいたい同じ時間に食べる
・昼間はしっかりと遊ぶ
・夕方眠そうにしていても昼寝はしない
・夜は寝る2時間程前には静かな環境にして、部屋を暗くする
・21時頃までには寝る
生後11ヶ月の生活リズムに関する体験談
お昼寝は2時間

母乳をあげてお昼寝を

生後11ヶ月の健康
夜泣きが続くことも…

この時期は回数は減ってきますが、まだ夜泣きをする子も多いです。夜泣きをはじめたら、赤ちゃんに声をかけたり体に手をあてたりして安心させてあげましょう。おっぱいをくわえさせると安心して泣きやむ場合があります。
また、体を温めると落ち着くことがあります。睡眠サイクルの乱れや、刺激、ストレスなどによって夜泣きをすることがあるので、まずは生活のリズムを整え、睡眠のサイクルを正しくしましょう。
赤ちゃんの体が冷えていると夜泣きが多くなると言われています。特に寝る前は、飲み物は常温のものをあげるようにしましょう。また、洋服もお腹や足が冷えないようなものを選んであげましょう。
とはいえ、何をしても泣きやまないこともあるのが夜泣きです。1歳半を超えると徐々におさまっていきますので、ママはストレスをためないように息抜きをしながら、乗り切っていきましょう。
便秘や下痢になりやすい

まだミルクや母乳を飲むことはありますが、徐々に離乳食がメインになってきます。そのため、水分が不足し、便秘になることがあります。意識的に麦茶や水をあげるようにしましょう。
便秘が続く場合には効果があると言われているみかんやヨーグルトを食べさせたり、綿棒でお尻を刺激したりして排便を促してみましょう。また、下痢が続くこともあります。
この時期はまだ腸の動きがしっかりと整っていないため、便が少し硬くなったり、ゆるくなったりします。下痢が長く続く場合などには、アレルギー反応の可能性もあるので、小児科を受診しましょう。
歯が生えはじめる時期です

上の歯、下の歯とも生えてくる時期です。口の中がむずがゆくなって、スプーンやおもちゃなどを噛むようになりますので、歯固めをあげてみましょう。また、歯みがきを毎食後に行うようにしましょう。小さいうちから習慣づけておくと良いですよ。
生後11ヶ月の授乳・離乳食
離乳食はどんなものをあげればいいの?

指でつぶせるバナナくらいのかたさを目安にしてみましょう。ごはんは5倍粥か、食べられるようならば軟飯にしても良いでしょう。離乳食は1日3回で、1回あたりの量は、以下を目安にしてください。
・おかゆ(軟飯) 80~90g
・野菜や果物 30~40g
・魚 15g/肉 15g/豆腐 45g/卵(卵黄なら1個、全卵なら1/2個)/乳製品 80g(どれか1品をあげてください)
食べムラや好き嫌いが出てくる時期ですが、味付けや調理法を変えるなどの方法を試してみましょう。栄養バランスがとれていれば、食べる量にはそれほど神経質にならなくても良いですよ。
離乳食のレシピやかたさなどは赤ちゃんの好みを見ながら工夫してみましょう。離乳食で足りないようでしたら、おやつで栄養を補うのも良いでしょう。
ただし、あまりしょっぱいものや甘いものをあげてしまうと、濃い味に慣れてしまったり胃に負担がかかったりするので注意が必要です。
おやつも、おにぎりやかぼちゃ、さつまいもや果物などを優先してあげてみてはいかがでしょうか。市販のものならば、塩分・甘さ控えめのおせんべやボーロなどの赤ちゃん用のお菓子がおすすめです。
生後11ヶ月の授乳・離乳食に関する体験談
授乳は4~5回ほど

1日に2回程度の授乳

まとめ
生後11ヶ月は、赤ちゃんとコミュニケーションがとれるようになってきたり、個性を感じたりと、楽しい時期です。
一方で、夜泣きなど体力的にも精神的にも負担がかかる時期でもあります。上手に息抜きしながら、赤ちゃんの成長に付き合っていきましょう。(文書作成:米奉行)
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