トコちゃんベルトとは?

トコちゃんベルトは、東大阪市にある有限会社青葉にて、20年以上前から製造販売されている骨盤ベルトです。
着用時期や体の状態に合わせて3種類あります。
トコちゃんベルトⅠ
恥骨がゆるんで痛む方におすすめです。【着用時期】妊娠初期~産後1年ほど
【特徴】ダブルの面ファスナーで、骨盤を後ろから前に支え、ゆるんだ恥骨を寄せてくれます。
トコちゃんベルトⅡ
骨盤まわりがゆるんで腰や尾骨が痛む方におすすめです。【着用時期】妊娠期(妊娠初期~産後1年ほど)、思春期~老年期
【特徴】骨盤を前から後ろに支え、お尻側の仙腸関節を寄せてくれます。
トコちゃんベルトⅢ
骨盤まわりがゆるんで腰痛や姿勢のくずれが気になる方におすすめです。【着用時期】思春期~老年期(妊娠中は使えません)
【特徴】バックル式で左右の締め具合を調整しながら、骨盤の前側(恥骨)を寄せてくれます。
中でも、妊娠中~産後まで着用可能な「トコちゃんベルトⅡ」は 、妊娠をきっかけに起こる体の悩みが改善されると、多くの妊婦さんに愛用されています。
それでは、使用メリットや着用方法などの詳しい情報を見ていきましょう。
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「トコちゃんベルトⅡ」を使用するメリットは?

妊娠中は、出産準備のため、筋肉やじん帯をゆるめるホルモンが分泌されるため、骨盤もゆるみやすくなります。
しかし、妊娠中に骨盤がゆるみ過ぎると、腰まわりの違和感を覚えたり痛みが出たりと、様々なトラブルにつながることも あります。
そこで、安心して出産し、産後も快適にすごせるように、トコちゃんベルトⅡのメリットをチェックしながら、骨盤ケアを始めてみましょう。
妊娠中に起こる腰痛や恥骨痛などの予防
骨盤を前から後ろに支え、お尻側を寄せる事で、骨盤のゆるみ過ぎを防いでくれます。そのため、腰痛や尾骨痛などの予防を期待できます。
産後の骨盤矯正にも使用可能
産後は骨盤ケアをしないと、骨盤の位置はすぐに元に戻りません。骨盤がゆるんだままでは、腰痛やお尻のサイズアップが起こり、頻尿や尿漏れにつながる場合もあります。
トコちゃんベルトⅡは、骨盤を前から後ろに支えて安定させ、産後の体のバランスを整えてくれます。
思春期~老年期の腰まわりのトラブルを軽減
トコちゃんベルトⅡは産前産後だけでなく、思春期から老年期までの、骨盤のゆるみによって生じる様々なトラブルの軽減に期待できます。生理前後の腰痛から頻尿、下半身太りのケアやO脚の改善など、日常生活の多くの場面でサポートしてくれます。
「トコちゃんベルトII」を着けてみよう
いつからいつまで着用する?

妊娠初期~産後2ヶ月ほどの着用が目安ですが、それ以降も腰痛や生理痛対策に使用できます。
妊娠初期
すでに骨盤が開きやすい状態になっているため、妊娠が分かった時点での着用がおすすめです。就寝中
寝る時は外しても外さなくてもどちらでも良いとされています。就寝時に着用する場合は、「ズレ防止パーツ」や「トコサポート」が必要です。切迫早産などで安静を指示されている場合は、必ず医師と相談のもと着用してください。
分娩時
陣痛時は、医師と相談のもと着用するか判断してください。着用する際は汚れる場合があるので、汚れても問題ないアイテムを併用すると安心です。産後
産後2ヶ月までは、2種類のベルトを使用したダブル巻きで、骨盤全体をサポートしましょう。腰痛や恥骨痛などの症状が軽くなり、腰まわりへの不安がなくなった時が外す目安です。この記事に関連するリンクはこちら
サイズの選び方
骨盤を支えるベルトなので、立って前を向いてまっすぐの状態で測ったヒップサイズを基準にサイズを選びます。
ヒップサイズは、お尻の1番出ているところから恥骨にかけて1周の長さです。
伸びにくい素材なため、産前産後のサイズではなく、今の測定値そのままのサイズを選びます。
【トコちゃんベルトのサイズ】
S:70cm~80cm(←ヒップサイズ)
M:80cm~88cm
L:88cm~100cm
LL:100cm~120cm
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着用方法
出典:www.youtube.comトコちゃんベルトⅡの着用には少しコツがあります。多くの産婦人科や助産院で取り扱われているので、健診時に相談するなど、ゆったりした気持ちで安心して着けられるように、使い慣れることが大切です。
着用方法は骨盤高位バージョンと両ひざ立ちバージョンの2種類になります。ここでは、骨盤高位バージョンを紹介していきます。
※実際は素肌→腹巻→ベルト→ショーツの順に着用します。
①穴にベルトを通し輪にした状態を作ります。
②椅子や床に座り、ベルトに足を通します。 立ち上がり(またはヒザ立ちになり)、足の付け根からお尻の1番太い部分までベルトを上げて、仮止めをします。
③サイドの縫い目が左右均等になるように位置を整えます。 お尻に密着するようにマジックテープを止めます。
④あお向けに寝て、お尻を高くします。左右にひざを揺らしたり、安静にしたりを繰り返しながら内臓が上がり、ゆるみができるのを待ちます。
(横になれない時は、正面を向いて、息を大きく吸い込み、肋骨をなるべく高く上げたら、筋肉の力でお尻を寄せます。 )
⑤お尻を寄せ、ゆるみができた分だけベルトを引き、お尻に密着させマジックテープを再度止めます。骨盤高位の姿勢のまま、片手をお腹とベルトの間に上から差し込み、手首まで入る程度にします。
⑥横になっている場合はゆっくりと起き上がり、ベルトの下に余った腹巻を折りあげ、その上からショーツをつけます。
⑦正座になり、きつくないかチェックし、きつい場合はヒザ立ちになり、少しゆるめます。立った時にゆるいと感じる場合でも、骨盤はきちんと支えられています。
⑧座った時に、太ももの付け根でベルトの前部分が折り曲がっていないかチェックします。トコちゃんベルトは1度折れ癖がつくと戻らず、アイロンも掛けられないため、注意が必要です。
まとめ
トコちゃんのトコ(TOCO)は、お産を意味し、「トコトコちゃんと歩けるベルト」という願いも込められているそうです。
骨盤を安定させる効果が医学的に証明されており、産婦人科医や助産師公認の骨盤ケア用品として多くの人に使われています。
妊娠を機に骨盤まわりの悩みがある場合は、ぜひ検討してみてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。