妊娠線ってどんなもの?
お腹に現れるひびのような線

「妊娠線」という言葉を初めて聞くママも多いかもしれませんね。
妊娠線とは、妊娠5ヶ月を過ぎた頃からお腹に出てくる線のことです。お腹だけでなく、太ももやおしり、バストや二の腕にもできることがあります。
ひび割れた傷のような形状で、まっすぐな線のものもあれば、何本も分裂した線ができることもあります。
妊婦の50%~80%の人にできると言われていますが、全くできない人もいます。
妊娠線ができるかどうかは個人差があり、
・急な体重増加をした人
・乾燥肌の人
・多胎妊婦
・経産婦
は、妊娠線ができやすいと言われています。
妊娠線ができる理由
主な理由は2つあります。
1つ目は、胎児が大きくなるにつれてお腹の皮膚が引き伸ばされ、表皮の下の真皮という組織が断裂してしまうことです。
2つ目は、ホルモンの影響です。妊娠中に肌の新陳代謝を抑制するホルモンの分泌が増加するため、通常よりも肌の弾力が失われて断裂が起きやすい状態になってしまっているからです。
一度できると消えない
残念ながら、妊娠線は一度できると完全に消すことができません。
産後は白っぽい色に変化していき目立たなくなりますが、線は残ってしまいます。
出来てしまってから後悔しないよう、妊娠中にきちんとしたケアをしましょう。
妊娠線のケア なにをすればいい?
体重管理と保湿が大切
皮膚が急激に伸ばされると亀裂が入りやすく、妊娠線ができやすくなります。
妊娠期は体型が変わりやすいですが、急な体重増加には注意しましょう。
安定期に入ったら、体調に配慮しつつ軽い運動などを取り入れながら、ゆるやかな体重管理を心がけてくださいね。
また、乾燥も原因の1つです。乾燥して硬くなった肌は妊娠線ができやすくなるため、みずみずしく柔軟性のある肌を保つことが大切です。
オイルやクリームなどの保湿剤で全身をしっかりと保湿すると効果的です。特に乾燥しがちな冬は、ケアを怠らないようにしてくださいね。
いつから始める?
お腹が大きくなりはじめる5ヶ月くらいからが良いと言われています。つわりが落ち着いて、心身ともに安定してきた頃に始めてみましょう。
スタートが遅くなってしまうと既に肌が引き伸ばされている可能性があるため、あまり効果的とは言えません。
妊娠線ケアは、お腹が大きくなる前に柔軟性のある肌作りをしておくことが重要です。
妊娠線ケアクリームのタイプ
妊娠線ケアクリームは、
●オイルタイプ
●クリームタイプ
●ローションタイプ
と、3つのタイプがあり、保湿力や使用感に違いがあります。
ここではそれぞれの特長を先輩ママのコメントも交えてご紹介します。
オイルタイプ
出典:www.amazon.co.jp油分でできているので、3つの中では最も保湿力が高く、保湿時間が長いです。
伸びがいいので、少量でもしっかり保湿できますよ。
オイルというとベタベタするイメージがありますが、最近はサラっとした使用感のものが増えています。
先輩ママのコメント
moco3さん オイルタイプを使っていました。
伸びもよく大きくなったお腹にも使いやすくて、産後はたるんだお腹のマッサージとしても使えてよかったです。
ヴェレダのママ用のオイルで、お友達にもプレゼントしたら香りも気に入ってくれていました。
ちゃむじろうさん 私はオイル派です。
妊娠初期にはクリームも試しましたが、オイルの方がより断然保湿力があります。
私は友人の勧めでエルバビーバのオイルを使っていますが、香りも強くなく家族にも好評です。夏ですが、ベタベタ感もありません。クリームと比較しても
伸びもよく毎日心地よく使えています。
ynawsmさん クリームタイプだと寝ている間に服に擦れて取れてしまい、朝起きるとしっとり感を感じられなかったのですが、オイルタイプだと
しっとり感が長続きしてしっかり保湿されているような感じがしました。臨月に入りお腹が下がって下腹部に妊娠線ができてしまったので、お腹が大きくてなかなか見えないですが下までしっかり塗った方がいいと思います。
クリームタイプ
出典:www.amazon.co.jp水分と油分がバランスよく配合されています。
水分が含まれているので、肌への保水と保湿が両立できます。
肌なじみが良く、使いやすい質感という点も人気です。
先輩ママのコメント
おかおかおかみちゃんさん 1人目も2人目もクリームタイプを5~6ヶ月頃から使用し始め、出産まで毎晩お風呂上がりに塗るようにしていました。伸びが良く、手についても気にならなかったり、洗えばすぐ落ちたので、オイルタイプよりクリームタイプがおすすめです。
maaana01vさん オイルタイプ、クリームタイプどちらも使用してみた結果クリームタイプに落ち着きました。
オイルタイプはクリームタイプに比べて潤いがありますが、下着に染みてしまったりする点が使いにくかったです。
クリームタイプなら
少し待てば浸透してくれるのでその点で使いやすかったです。
きりん♡さん クリームタイプ。初めは妊娠前に使っていたボディクリームを使い、使い終わってから、口コミとか見て新たにクリームを購入しました。
使いやすさとベタベタし過ぎない、出産後も使える物を選びました。
量も確認しました。
ローションタイプ
出典:www.amazon.co.jp水分の割合が多く、保水力に優れています。保湿成分が配合されているものが多いので、保湿効果もありますよ。
使い心地が軽いので、ベタつき感が苦手な方や夏におすすめです。
クリームタイプに使用感が近いミルキーローションもあります。
先輩ママのコメント
nobuko6312さん もともと肌が弱く、乾燥肌で皮膚科で保湿剤を貰っていました。産婦人科の先生に聞いたらお腹の乾燥にも使って大丈夫だとのことでそれを毎日使っていました。
2人目妊娠中ですが、夏場はローションタイプ、冬場はクリームタイプを使って保湿をしています。
はらぺこみさむしさん ママアンドキッズのミルクローションを使用していました。お腹が目立ち始める前からお風呂上がりに毎日塗っていたので妊娠線はできませんでした。
ベタつかなかったので毎日愛用していました。
ポンプタイプのものを使用していたので使いやすかったです。
さつ1109さん 朝はべたつきにくい、クリームやローションタイプ、夜はお風呂上がりに濡れた状態でオイルタイプと使い分けていました。
特に気になる場所はローションにオイルを足したり、保湿を心がけてました。
また、その日の気分で変えたりもしてました。
先輩ママに聞いた!妊娠線ケアクリームの選び方のポイントは?
たくさんの商品が販売されている妊娠線ケアクリーム。
先輩ママは何を重視して選んだのでしょうか?アンケートで聞いてみたところ、次のような結果となりました。

1位:タイプ(オイル、クリームなど)
2位:値段
3位:成分(オーガニック、無添加など)
先輩ママが最も重視したポイントは、タイプという結果になりました。
どんな点に着目をして選ぶとよいのか、ここからはアンケートの回答を交えて妊娠線ケアクリームの選び方のポイントを解説します。
妊娠線ケアクリームの選び方
使用感で選ぶ
アンケートでは、使用感のうち下記についてのコメントが多くありました。
●保湿力の高さ
●伸びの良さ
●ベタつきの有無
妊娠線ケアクリームを購入するときは、まずはこの3点をチェックしましょう。
最も保湿力が高いのはオイルタイプです。
クリームタイプでも十分な保湿はできるので、オイルの感触が苦手な方はクリームタイプを選ぶといいですね、
伸びの良さも大切なチェックポイントです。良く伸びるものは、何度も塗り直す手間がかからず、コスパも良いですよ。
ベタつきが気になる時や、汗ばむ季節はローションタイプに切り替えてみるのもおすすめです。
肌の状態や気候に応じて使い分けをしている先輩ママも多くいました。
マタニティ期間を快適に過ごすために、使い心地にはこだわって選んでくださいね。
先輩ママのコメント
プクプクさん 保湿力の高さ、伸びの良さを重視して選びました。つわりが長びいていたので、無香料であることも見逃せないポイントでした。
役所で頂いたたくさんの書類、サンプルのなかに割引クーポンが入っていたので口コミを調べて、その商品を購入しました。
まめさん0123さん 1番重視したのは塗りやすさです。もちろん保湿力も大切ですが、滑りが悪いと私の性格から毎日のケアを怠ってしまいそうだったので、化粧水で保湿した後、オイルを使っています。
まだ妊娠初期のため、結果はわかりませんが、もう少しお腹が出てきても オイルであれば伸びもいいので、大きなお腹でも気軽に使えると思っています。
みしぇる18さん 特にこだわりは無く、
その日の気分に合わせて使い分けしていました。今日は面倒だなぁ…ってときは、のびのよいオイルタイプ。またある日は、クリームにオイルを混ぜて使ったりなど。
値段も特に高価なものではなく、きちんと毎日塗ることが大事だと思いました。
少しサボると、かゆみが出てきたりしたので”続けて塗る”が一番でした。
値段で選ぶ
妊娠線ケアは肌の乾燥を防ぐことが重要です。乾燥を感じる前に、しっかり肌を保湿してあげましょう。
そのためには日々の継続的な使用が効果的ですが、コストを気にして使用量や使う回数を減らしてしまうと、その分、効果も無くなってしまいます。
毎日使うものなので、コストの面で負担なく続けられるものを選ぶようにしましょう。
先輩ママのコメント
保湿のしっかりとしたクリームタイプを使用していました。
とにかく乾燥させない、朝と夕にたっぷり塗りたかったのでお値段もお手頃なものを選び、惜しみなく塗りました。
このお陰で妊娠線を予防することができました。
のんのん52さん とにかくたくさん塗っていたので、
コスパのいいものを選びました。正直、どれだけケアしても出来る人は出来るし、手を抜いてもできない人は出来ない、と聞いていたので、あまり高いものに手を出すことも出来ず。気軽に入手できるよう、近くのドラッグストアで購入できるものにしました。結果、妊娠線はまったくできませんでした。
安くても保湿力の高いものを選び、香りや見た目はとにかく二の次。高いものをケチケチ使うより、
安いものをたっぷり使えるほうがいいよなあと、思ってのことでした。
成分で選ぶ
妊娠中はホルモンの影響で肌質が変わることがあります。
これまで肌のトラブルが無かった人も妊娠をきっかけに肌が敏感になることがあるので、スキンケア選びは慎重に行いましょう。
オーガニックのものや無添加のものなど、低刺激で肌への負担が少ないものを選ぶと安心です。
中には、産後に赤ちゃんと一緒に使用できるものもありますよ。余ってしまった場合も、無駄なく使えるのはうれしいですね。
先輩ママのコメント
ゆきんこ0429 オーガニックなものにこだわり、ジョンマスターオーガニックの妊娠線ケアクリームとオイルを併用していました。ビックボトルを購入し、妊娠線予防だけでなく赤ちゃんにも使えるので重宝しました。妊娠線予防もばっちりでした。
0516さなさん 妊娠中は肌も敏感になって妊娠前とは違うので、成分にこだわりました。天然のものや弱酸性、生まれた赤ちゃんにも使えるような物を選んで使用してみました。どうしても、合わない時は皮膚科で処方してもらったりもしました。
香りで選ぶ
妊娠中は、匂いに敏感になることがよくあります。また、普段は気にならない香りも体調によって感じ方が変わることがあります。
香りにはリラックス効果がありますが、匂いで具合が悪くなってしまうこともあるので
・香りが強すぎないもの
・無香料のもの
を選ぶようにしましょう。
はじめから大容量を買うのではなく、サンプルや少量タイプのもので試してみるといいですね。
先輩ママのコメント
shimayumiさん つわりでにおいに敏感になっていたので、無香料のもので探しました。
第一子も第二子も、無印の「ホホバオイル」を使えましたが、妊娠線はできずに過ごすことができました♡産後はベビーオイルとして、ベビーマッサージに使用したり、お鼻のお掃除に使用したりもできるので、おすすめです!
omc2223さん 妊娠線ケアを始めたのは
悪阻が辛く匂いに敏感な時期だったので、少しでも
リラックスできるような好みの香りのオイルを選びました。
オイルは手で温めてからマッサージするようにつけると肌が柔らかくなって、結果妊娠線はできませんでした。
ヴェレダのオイルがお気に入りで産後も乾燥が気になる所に使ってます。
まとめ
妊娠線ケアは、こまめな保湿がとても重要です。日々大きくなっていくお腹を、妊娠線ケアクリームで優しくマッサージしてあげましょう。ママもお腹の赤ちゃんもリラックスできますよ。
毎日ケアをするのは大変ですが、お風呂上りや就寝前の癒しの時間として妊娠線ケアを取り入れてみてくださいね。
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