妊娠中の肌荒れ・・・症状と原因は?

ニキビ、乾燥肌

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妊娠前はニキビの悩みがなかった人でも、妊娠中にニキビや乾燥肌を経験する人は多いようです。

その原因の1つが、妊娠中に分泌が増加するプロゲステロンというホルモン。このホルモンが皮脂の分泌を促進してしまうのです。

皮脂は肌をなめらかにしてくれる一方、過剰に分泌されると毛穴がつまり、ニキビの原因となってしまうのです。そして皮脂が増えると洗顔の量が増えてしまいがちで、それにより乾燥肌も招いてしまいます。

頬や手足の紅潮

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妊娠中の肌トラブルの1つに、頬や手足の紅潮があります。頬や手足の紅潮は、毛細血管上の小さな房が破壊されることによって起こります。

その主な原因は、妊娠中、赤ちゃんに酸素を送るため血流量が増えることです。また、妊娠によって毛細血管が圧迫されることも原因の1つです。

妊娠線

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お腹の皮膚がひき伸ばされると妊娠線ができるのはよく知られていると思います。この線はお腹だけでなく、乳房や太ももにも見られることがあります。75%~90%もの妊婦を悩ませているともいわれる妊娠線。

その主な原因は、2つあります。1つは、体重増加によって皮膚が急激に伸び、表皮の下の真皮などの組織が断裂してしまうことです。もう1つは、妊娠中にコルチコステロイドというホルモンの分泌が増加することです。

コルチコステロイドには肌の新陳代謝を抑制する働きがあり、それにより肌の弾力が失われ、断裂が起きやすくなるのです。

色素沈着(黒ずみ)

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妊娠中の肌トラブルの1つ、色素沈着(黒ずみ)。その原因は、妊娠中に増えるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンにあります。

妊娠中に増えるこれらのホルモンがメラニン色素を増やし、色素沈着(黒ずみ)の原因になります。妊娠中に体がメラニン色素を増やすのは、紫外線から母体を守るためです。

つまり妊娠中の黒ずみは、ママの体が赤ちゃんを守ろうとしている証拠なのですね。

今まで使っていた化粧品が合わなくなる

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妊娠中に、今まで使っていた化粧品が合わなくなった、という方も多いのでは?これはホルモンバランスの変化によって起こる現象です。

ホルモンのバランスが変わると、普段使っていたものが合わなくなったり、小さな刺激が強く感じられたりするのです。

妊娠中の肌荒れ・・・症状別の対処法

ニキビ、乾燥肌の対処法

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妊娠中の肌荒れは、肌を刺激することでより悪化してしまうことが多いです。洗顔は優しく行い、ごしごしと強く洗わないように気をつけましょう。また、お風呂に長時間浸かることは、肌を乾燥させる原因になります。できるだけ長湯は控えましょう。

そして、バランスのよい食事も大切です。妊娠中は、必要なミネラル、ビタミンや鉄分が不足してしまいがちです。したがって、普段の食事でも、肌の新陳代謝を促進し、肌に潤いを与える成分を摂取する必要があります。

特にビタミンAは肌荒れを防ぐ役割をするので、妊娠中に積極的に摂取したいビタミンの1つです。βカロテンは必要に応じて体内でビタミンAに変化するため、ビタミンAを過剰に摂取する心配がありません。

そこで、βカロテンを多く含む緑黄色野菜やみかんなどの柑橘類を意識して食事に取り入れることをおすすめします。

頬や手足の紅潮の対処法

妊娠中の頬や手足の紅潮は出産後自然に治るので、心配する必要はありません。気になる場合には、極端な寒さや暑さを避けるとよいでしょう。

ただし、全身が赤くなってかゆみを伴う場合は炎症を起こしている可能性もあります。その場合はまず炎症の原因となる肌荒れを治し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

妊娠線の対処法

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妊娠線はほとんどの場合、産後は消失するか色が薄くなります。妊娠線を予防するには、急激に体重が増えないように気をつけることが有効です。

また、ビタミンEの配合されたクリームや市販のオイルの利用もおすすめです。そして、水分補給をして保湿することも大切です。化粧水等で肌の水分を補うだけでなく、加湿器などで肌の潤いを保つとよいですよ。

色素沈着(黒ずみ)の対処法

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色素沈着(黒ずみ)は、気になるからといって強く洗うと、さらに症状を進めてしまうので気をつけましょう。

また、紫外線は肌にストレスを与えるだけでなく、色素沈着(黒ずみ)を悪化させる原因になるので、紫外線に直接あたらないようにしましょう。

ただし、適度な日光浴はビタミンDを作るためにも大切です。妊娠中にできる色素沈着(黒ずみ)は、出産後に薄くなりますから、あまり気にしない方がよいでしょう。

化粧品が合わないときの対処法

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普段は肌の強い方でも、妊娠中は想像以上に肌が敏感になっている場合があります。妊娠中は、低刺激の無添加化粧品などを使いましょう。

何が自分に合うのか分からない場合は、化粧品の販売直営店でカウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。

妊娠中の肌荒れに市販薬は使えるの?

産婦人科で相談すると安心

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妊娠中の肌荒れに市販薬を使用してよいか迷う方も多いと思います。

たとえば、大塚製薬から市販されているオロナインは、添付文書の記載事項をよく読んで適切に使用すれば妊娠中でも使用できる、とされています。

この他にも妊娠中に使える市販薬はありますが、使用する前に、まず添付文書の使用上の注意事項をよく読むようにしましょう。心配な場合は自己判断せず、かかりつけの産婦人科で相談すると安心です。

妊娠中の肌荒れ・・・困ったときはお医者さんに相談しよう

皮膚科を受診するときには、妊娠中であることを伝えて

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肌荒れの症状によっては、妊娠中でも使える薬を病院で処方してもらえます。困ったときには、かかりつけの産婦人科で相談するか、皮膚科を受診するとよいでしょう。

皮膚科を受診する際には、妊娠中であることを必ず伝えてくださいね。

妊娠中もステロイドでの治療は可能?

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ステロイド外用薬が皮膚から吸収される量はわずかですから、妊娠中に使用しても、適正な量であれば胎児に影響はないとされています。

必要な場合は、お医者さんの説明をよく聞き、適切に使用するようにしましょう。

悪影響だけじゃない!妊娠中の肌の変化

皮脂の分泌増加にはこんな効用も

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妊娠中の皮脂の分泌増加には、皮膚内に水分を保ってくれるという効用もあります。そのため、肌はつやつや、ふっくらします。しわが目立たなくなったり、血行もよく見えたり、と嬉しい効果も。

また、妊娠中の肌荒れは妊娠による一時的なもの。出産すれば治るものがほとんどなので、あまり気にしないようにしましょう。

妊娠中の肌荒れに関する体験談

妊娠4ヶ月頃、重度の肌荒れに悩まされた

monoiさんからの体験談:
妊娠4ヶ月頃、吐き気などのつわりは回復の兆しを見せ始めていたのですが、重度の肌荒れが発生し外出が本格的に嫌になりました。検診以外では基本的に外に出ない生活です。

この時期は具合が悪いといった体調的なものより、肌荒れによるストレスでイライラしっぱなしだったと思います。「元気なんだから外に出れば」という夫の言葉を無視して日中は寝ていることが多かったです!

妊娠前は肌が丈夫だったのに、妊娠9ヶ月頃に乾燥肌に

T.Nさんからの体験談:
妊娠9ヶ月頃に起こった変化で1番辛かった事は、体全体の乾燥です。 特に、乳輪とお腹が痒くてしかたがなく、常に掻いていました。

時期も1月と冬で乾燥していたことも理由かとは思いますが、元々私は乾燥体質では全くなく、手荒れや肌荒れもしません。

皮膚は丈夫な方でしたので、体の痒みがこんに辛いものなのかと、初めての体験でした。大きなお腹が真っ赤になるくらいでした。

まとめ

妊娠中のママの体にはさまざまな変化が起こりますが、それはすべてお腹の赤ちゃんを育てるために起こること。

肌荒れについても「肌に変化が起こっているということは、お腹の赤ちゃんが順調に育っているサイン」とポジティブにとらえて、妊娠生活を楽しんでくださいね。

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