妊娠初期に体温が下がる理由は?
妊娠初期に体温が下がる原因|計測ミス
では、これ以前の妊娠初期に体温が下がる原因とはなんでしょうか?まず1つ目に計測ミスがあります。
基礎体温は少し動いたり、睡眠不足であったり、ちょっとした体調の変化でも変動しやすいです。この場合は翌日にもう一度正しく計測して本当に体温が下がっているかを確認してみてください。
体の冷え
2つ目の理由としては、単に体が冷えているということも考えられます。冬場などの寒い時期にはいくら基礎体温といえども、体が冷えると体温が下がってしまうことがあります。この時は部屋を暖めて寝るなどして、翌日に再度体温を計ってみてください。
流産の可能性
そして、3つ目は流産の可能性が考えられます。妊娠すると、生理予定日1週間頃(妊娠5週目)から妊娠検査薬で妊娠判定ができるようになります。また、この頃から胎嚢が確認でき始めるようになります。
その後、妊娠6週~7週頃から胎児の心拍が確認できるようになります。しかし、個人差もあるため妊娠8週頃に確認できる人もいます。
流産は妊娠した人の約10~15%に起こるとされています。ほとんどが妊娠初期の流産ですが、胎児の心拍が確認されると、流産の確率は約3~5%に減少します。
もし、妊娠初期に流産をした場合は体温が下がることに加え、出血や腹痛を伴うこともあります。一方で、先に述べた2つのように体温の計り方などが原因で一時的に基礎体温が下がってしまうこともあります。
妊娠初期は流産のことが心配になる時期ではありますが、気にし過ぎるのもよくないです。体温が下がってしまった時も焦らずにもう一度翌日に測定してみてくださいね。
もし、体温の低下とともに出血や腹痛などがある時は病院に連絡をしてみてください。
下腹部痛があるのはなぜ?
子宮が大きくなるため
妊娠すると子宮は大きくなります。この子宮が大きくなる過程で子宮の痛みや子宮周辺の靭帯が引っ張られるような痛みを感じることがあります。この痛みを腹痛として感じることがあります。
子宮外妊娠の可能性
受精卵が子宮ではなく、子宮以外の場所に着床してしまうことを子宮外妊娠と言います。子宮外妊娠は全妊娠の約2%に起こるとされています。
妊娠検査薬では陽性が出たけれど、産婦人科のエコーで子宮内に胎嚢が確認できず、卵管などで胎嚢が発見されます。
この子宮外妊娠の場合も腹痛が起きることもありますが、子宮外妊娠は病院で確認しなければわかりません。
子宮外妊娠は放っておくと、卵管破裂を起こし大量出血する危険もあります。妊娠検査薬で陽性が出たら産婦人科を受診し、正常に妊娠しているかを確認するようにしてくださいね。
流産の可能性
妊娠初期は流産の可能性が最も高い時期です。確率として全妊娠の10~15%で流産が起こるとされていますが、そのほとんどが妊娠初期です。
また妊娠初期の流産において、その原因のほとんどは胎児の染色体異常など胎児側に原因があります。流産の兆候としては、基礎体温が下がる、出血、腹痛などの症状があります。
また、流産による腹痛の場合は痛みがだんだん強くなる、痛みが続く、我慢できない程の強い痛みなどの症状が出ることもあります。このような症状がある場合は、病院に連絡をして受診をしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?妊娠初期の体温低下や腹痛といった症状はとても心配になりますね。しかし、心配しすぎることもよくないですよ。
体温低下や腹痛だけで流産かどうかの判断は難しいこともあります。心配な時は病院に連絡して受診をしてくださいね。
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