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食事マナーはどうして必要なの?
どうして必要なの?
お話が分かるようになってきたら、なんのために食事のマナーを身に付けないといけないかをきちんと説明しなければいけません。「食べ方を見ると、その人が分かる」と言われることもありますが、汚い食べ方をすることは、周りのひとに不快な思いをさせてしまうことを理解してもらえたらいいですね。
大人になってから、音を立ててごはんを食べたり、肘をついていたりマナーが悪くても、なかなか注意してもらえないものです。子どものうちにきちんと身に付けていきましょう。
きちんとした食事マナーは大人になってからきっと財産になると思いますよ。食事に限らず、マナーというものは、一度注意したらできるものではないので、日々の積み重ねが大事です。毎日繰り返していきましょう。
子どもに教えたい食事マナー
2歳,3歳から少しずつ行儀よく食べることを意識させよう
2歳を過ぎるとママパパのいうことを少しずつ理解してきます。少しずつ子どもの様子をみながら教えていくといいでしょう。
・口に適量入れてよく噛む
口に入れすぎるとよく噛めず、飲み込むことができないので、吐き出してしまうことがあります。ついつい欲張って入れすぎてしまいますが、入れすぎた時は声をかけてあげるといいですね。
・スプーンやフォークで遊ばない
食事に飽きてくるとスプーン、フォークでお皿や机を叩いてしまう子どもって多いですよね。2歳すぎからきちんと注意していきましょう。
・姿勢よく食べる
肘をついたり、猫背で食べるのが習慣づいてしまっていたら、きちんと注意していきましょう。
4歳ころからは音のマナーにも注意しよう
口に食事を入れたまましゃべったり、音を立てたりしないようにしましょう。口を閉じて食べることで、くちゃくちゃ音を立てずに食べることができます。音を立てて食べることを不快に思う人は多いので、気を付けていきましょう。
5歳ころから食べ物のありがたみや日本の年中行事なども
5歳ころになると、幼稚園や保育園でお芋掘りに行ったり、園で野菜を栽培したりすることもあるでしょう。また、料理を手伝ってもらう機会も増えてくるのではないでしょうか。
食卓に並べられている料理が、なんの食材を使用し、その食材がもともとはどんな形をしているのか、どのように育てられているのか…など会話を楽しんでみましょう。
肉、魚も切り身や開いた状態しか知らない子どももいるかもしれませんね。生産者の方の思いを考えてみると、その食材への気持ちも変わってきて、残さずに食べてくれるようになるのではないでしょうか。
ご飯、お椀の位置、魚の頭の向きなどのマナーも少しずつ説明していくといいでしょう。また、日本にはたくさんの年中行事があり、行事ごとに食べる料理があります。
大晦日に食べる年越しそば、お正月のおせち料理、節分の恵方巻や鰯…そのような日本ならではの行事も楽しく子どもと学んでいけたらいいですね。
お箸の持ち方はいつ教える?
お箸の持ち方はどうやって教える?
スプーン、フォークに慣れた子どもにとって、お箸で何かをつかむというのは、想像以上に難しいものです。まずは鉛筆持ちに慣れることが大事です。
ママパパと同じようにお箸で掴めるとうれしいので、まずは掴みやすい食材でチャレンジしてみましょう。大人が正しい持ち方を見せてあげるといいですね。
各種のトレーニング箸が出ています
現在、さまざまなトレーニング箸が出ています。メーカーによってさまざまですが、2歳で一番初めにお箸を使うなら、リングがついていて2本のお箸が連結しているタイプが使いやすいと思います。早くから始めた場合は、徐々に補助を少なくしていく必要があります。
もし、3,4歳からお箸練習を始めるなら、リングがなく、指を置く正しい位置にくぼみがついているタイプの矯正箸や、リングがついていても、お箸が分かれているものから練習するのもおすすめですよ。
ママ達の体験談
ママ達はこんな風に食事マナーを教えています!
先輩ママに食事マナーをどのように教えているか、どんなことを気を付けているかを伺いました。ママ仲間の体験談を読んで、ぜひ参考にしてくださいね。
★それぞれの体験談は下の写真横のタイトルをクリックするとお読みいただけます★
おすすめの絵本やトレーニング箸を紹介します
【1】テーブルマナーの絵本|高野 紀子
和食、洋食のマナーがこれ一冊で分かる

食事のマナーをキツネやウサギなどの動物たちがやさしく教えてくれる絵本です。お箸や器の置き場所、お箸のルール、お店で外食したときに気を付けることなど…子どもだけでなく大人もマナーを再確認することができます。
イラストもとてもきれいで分かりやすいので、子どもが成長していく過程で、折に触れて読み返したくなる一冊です。
【2】やってきたオハシマン―正しいはしの持ち方と食事のマナー|箸匠せいわ
オハシマンからお箸の持ちかたを教わろう!

「オハシマン」というヒーローが出てきて、給食を食べている子どもたちにお箸の持ちかたを教えてくれます。かっこいいヒーローの登場に子どももわくわくしながらお箸の持ちかたや食事マナーを学ぶことができると思いますよ。
【3】たべるのだいすき!―みんなげんき|吉田 隆子
食べることの大切さが分かる

子どもに分かりやすく栄養と体の関係を説明している絵本です。食べ物をその栄養や働きによって、赤・緑・黄色・白の4つの色に分け、いろいろな食材をバランスよく食べることがなぜ大切かを教えてくれます。
好き嫌いの多い子どもにもおすすめです!
【4】エジソンのお箸1 イエロー 右手用|ビリーブ
2歳から使えるエジソンのお箸

トレーニング箸といえば、このエジソンのお箸を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。こちらは、2歳から使用可能です。
リングに指を入れるだけで、握力がない子どもでも簡単に正しく持てるようになっています。右手用、左手用があるので、左利きの子どもにもおすすめです。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 1,296
*ブランド:ビリーブ
*対象年齢:2歳~
*カラー:イエロー
*商品重量:18g
商品の特徴
*[本体サイズ] サイズ:W61×D40×H160mmリング内径:(親指用)16×18mm、(人差し指・中指用)13×13mm
*[製造国] 大韓民国
*[素材] 本体:ABS樹脂人差し指・中指リング:シリコーン
【5】SKATER トレーニング箸 3本セット トミカ ADT3S|SKATER
ステップアップできる3本セット

トレーニング箸3本セットです。こちらは一本一本が分かれているタイプです。ステップ1では薬指のリング、人差し指のガイドが付いていて、ステップ2ではリングがなくなり、そのかわりに6箇所の指をあてるところにくぼみがつきます。
ステップ3ではくぼみもなくなり、普通のお箸に…と徐々にステップアップしていくことができますよ。パトカーがついていて男の子のやる気をアップさせてくれます。女の子向けにはかわいいハローキティもありますよ!
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 1,080
*メーカー:SKATER
*カラー:トミカ
商品の特徴
*[セット内容・付属品] 箸 3種類(STEP1、STEP2、STEP3)
*[本体サイズ] STEP1/約145mm、STEP2・STEP3/約150mm (マスコット部は除く)
*[製造国] 中華人民共和国
*[素材] アクリル樹脂
【6】子ども用 三点支持箸 右利き用 16.5cm|イシダ
5歳くらいから始める子どもにおすすめ

指をあてるそれぞれのポイントが、指の形にそったくぼみとなっており、正しいお箸の持ち方を自然に身に付けることができます。子どもにも分かりやすいイラストもついています。
16.5センチは目安として5歳の標準サイズとなっています。普通のお箸に近いものからスタートしたいちょっと大きめの子どもにおすすめです。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 648
*ブランド:イシダ
*サイズ:16.5cm
商品の特徴
*本体重量:約15g
*素材:天然木
*原産国:日本
*天然木を使用しているため、サイズ・重量が若干異なる場合があります
まとめ
いかがでしたでしょうか。食事マナーを子どものころから身に付けて、大人になったときに、誰とでも楽しく気持ちよく食事ができるようになってほしいものです。
強く注意してしまうこともあるかもしれませんが、言い過ぎてしまって、食事の時間が嫌になってしまってはいけませんよね。難しいところではありますが、楽しく食事をしながら、毎日少しずつ正しいマナーを身に付けていけたらいいですね。
子どもの性格、成長によって、いつ、どのようなマナーを教えていくかは変わってきます。お子さんが何に興味を持っているのかなども判断しつつ教えていきましょう。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。