【子どもに教える箸の持ち方(1)】お箸を始めるタイミングはスプーンにあり!

箸を使えるようになるのはいつから?

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最初に箸を始めるタイミング(時期)についてのお話です。

保育園では一般的に満3歳を向かえた子が順次スプーンから箸への移行をしていくか、2歳児クラスで「お箸の日」と園独自の区切りで箸を使うことがありました。

3歳になったら箸が使えなくてはダメ、という雰囲気がなんとなくあった様に思います。

スプーンの「鉛筆持ち」が重要

近年になり箸への移行はスプーンを正しい持ち方でしっかりと使えるようになってからが望ましいと言われるようになりました。

ここでいうスプーンの正しい持ち方は、「鉛筆持ち」のことを指しています。

「鉛筆持ち」は箸を扱うのに必要な発達や指先の運動が含まれているために、スプーンの持ち方が曖昧なままに箸を持ってしまうと癖がついてしまうことが多くなります。

箸への移行を考える時には是非お子さんのスプーンの持ち方がしっかりと鉛筆持ちになっているか確かめてみましょう。<img src="https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/eyecatch/69731_160x160">

【子どもに教える箸の持ち方(2)】動画で知るお箸の正しい持ち方

分かりにくいポイントは実際に観て学ぶ

出典:www.youtube.com

お箸の持ち方は意外と複雑です。

保育現場では、実際に自分が使っているところを見せてあげたり、子どもの手の形を作ってあげるなどして「言葉」と「動作」で指導をしていきました。

百聞は一見にしかずと言いますし、文章やイラストを見せるだけで教えると尚更わかりにくくなってしまうのではないでしょうか。

そこで、箸の持ち方を丁寧に教えてくれる動画を載せました。正しい箸の持ち方の練習の参考にしてみてください。

子どもと一緒にパパママもやってみよう

子どもへの教え方としては一緒に箸を実際に持ちながら、指の使い方、箸1本だけの動き、2本での動き、そして実践という手順を踏むのが良いかと思います。

しかし、当たり前ですが箸を握った指の内部までは見えません。

そのため、子どもが「こんな感じかな?」と妥協して正しくない持ち方になってしまうのではないでしょうか。

上記動画のやり方なら、その内部となる動きを順に練習することができるので、大変わかりやすいと思います。

子どものやりたい気持ちに合わせて地道に

子どものやる気がある時こそが何かを習得しやすい時です。そこで、お子さんの集中の仕方に合わせた練習が必要になります。

最初の何分かは頑張る。もしくは、ご飯を食べ終わる頃に残りの食事を箸で頑張る。とすれば練習に集中しながら、食事もおろそかにはならないでしょう。

箸の動かし方は、慣れている大人からしたら当たり前の動きですが、これから覚える子どもにとっては大変です。

食事の際に箸を使いたいと言ったら不慣れでも使わせてあげたりして、地道に少しずつ練習していきましょう。

【子どもに教える箸の持ち方(3)】既に癖がついてしまっているのなら・・・

悪い癖(その1)クロス箸

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参考写真は所謂「クロス箸」ですが、使っている指はそこまで正しい持ち方と変わりません。違うのは持った位置から上部の箸が動く方向です。

正しい持ち方では、上部の箸は人差し指と中指を伸ばし、その伸ばした人差し指と中指を元の位置に戻すと食べ物を掴むことができます。「パッ、グー」という形です。

クロス箸ではまず上部の箸が下にいってしまいます。箸を持った状態から握りこむ形で人差し指と中指を曲げるのです。

そして物を掴むときには下から元に戻す様にしています。

「グッ、パー」になったら違うよね、と声をかけ、「パッ、グー」の形を一緒に復習しながら教えてあげると良いでしょう。

悪い癖(その2)握り箸

握り箸をしてしまう場合には立ち戻る必要があるかもしれません。

一度お子さんにスプーンかフォークを持たせてみましょう。

この時にしっかりと「鉛筆持ち」ができていなかったら、まずはスプーン等を使った練習から始めることが、間違った持ち方にならない最短ルートです。

クロス箸と違って、持ち方は正しいのに動かし方が…という癖ではないので、矯正するのは握り箸の方が容易かもしれません。

悪い癖を矯正するときの注意点

矯正する場合の注意は、強引に矯正してしまうと子どもを傷つけてしまう可能性があるということです。

子どもにとって箸とは単なる食事の道具ではなく、成長した自分を見せるためのものでもあるのです。

それを、一度箸からスプーンに戻したり持ち方が違うといきなり言われてしまったら、傷ついてしまったり自尊心を失わせてしまうことがあります。

そこで子どもに「綺麗に持てたらもっと格好いいよ!」と声かけを変えましょう。

それだけで子どもは、今の自分を認めてくれていて練習したらもっと格好いいと思ってもらえるんだ!とやる気になります。

まとめ

参考動画とともに箸の持ち方について書かせて頂きました。保育士の立場からの率直な感想は「こうやって子どもに教えたら良いのか!」です。

教える側がきちんと教え方を理解しなければ務まりません。是非ともパパとママも参考動画を沢山見てください。

そして、その動画では伝わりきらない部分を、お子さんの分かりやすい言葉に変えたり見本を見せることこそが周りの大人が出来ることです。

矯正は後退ではなく、よりよい形への前進です。

これから箸を教える方も、癖付いた持ち方を矯正しようと思っている方も、子どもを励ましながらゆっくりと練習していきましょう。

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