母子手帳とは?

母子手帳ってどんなもの?

母子手帳,妊娠,母子手帳,内容

母子手帳の正式名称は「母子健康手帳」といいます。

「母子保健法」に基づき、市区町村ごとに交付され、妊娠中から出産後の母子の健康に関する重要な記録や情報が一冊にまとめらています。

(※母子健康手帳は、2023年4月〜新様式に改定されました。実際の内容は、厚生労働省HPで見ることができます。)

この記事に関連するリンクはこちら

母子手帳はいつどこでもらう?

母子手帳をもらう時期

母子手帳をもらう時期は、厳密には決まっていません。だいたいの目安としては、赤ちゃんの心拍が確認できるようになった頃に医療機関から「母子手帳をもらってきてください」と言われたら、もらいに行くのが一般的です。

母子手帳をもらう場所

医療機関で母子手帳の交付のための資料をもらい、お住まいの役所などで母子手帳の交付を受けます。

交付場所は、市区町村によって違いますので、事前に案内窓口やホームページ、電話で確認してくださいね。

母子手帳の受け取りに必要なもの

一般的に母子手帳を受け取る際に必要なもをあげておきます。お住まいの市区町村によってことなる場合があるので、事前にホームページや電話等で確認しておくと安心です。

・妊娠届出書
・妊娠の診断を受けた医療機関の診察券
・身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
・マイナンバーカード(通知カード、個人番号が記載された住民票の写しなど)


母子手帳をもらう際、妊婦健診の補助券やマタニティマーク、両親学級の案内なども一緒に渡されます。補助券、両親学級などの参加への説明もしてくれますので、時間に余裕を持っていくといいですよ。

妊婦健診の補助券は、妊娠中定期的に使用しますので、紛失しないように保管してくださいね。

母子手帳の使い方

母子手帳って、もらったらどうやって使うの?なんて疑問もありますよね。

母子手帳には、医療機関が記入する必要事項と妊婦さん自身が記入する欄があります。また、妊娠・出産・育児についての情報がわかりやすく書かれたページも設けられています。

上手に活用するために、内容や使い方をご紹介していきます。

妊娠中〜出産まで

妊婦と母子手帳,妊娠,母子手帳,内容

もらったらまず基本情報を記入しよう

母子手帳をもらったらまず妊婦とパートナーの名前や年齢、居住地、連絡先、妊婦自身の健康状態、職業やその環境などを記入します。

基本情報は、母体の健康管理をしていく上で重要な情報となります。仕事の内容の欄には、「立ち仕事が多い」、「外回りが多い」など具体的に記入しておくと、医療機関が妊娠中のアドバイスをする時、参考になります。

妊婦中は常に持ち歩く

母子手帳は、妊婦健診に行く際のマストアイテムです。妊婦健診毎に医療機関や助産院の担当医や担当助産師が妊娠中の経過や検査結果などを記入していきます。

これらは、医療機関が共有する重要な情報となり、万が一かかりつけ以外の医療機関にかかるときなどにも役立ちます。妊娠中は、もしものケースに備えて常に母子手帳を持ち歩くようにしましょう。

妊娠中の気持ちや体調、妊婦健診の際に尋ねたいことなどを自分で書き留めておくページもあります。妊娠期ごとに気をつけたい症状などの情報も同じページに載っているので、記入する際にチェックしておくと安心です。

出産の状態は産後も必要になる

出産の状態のページには、分娩日時や経過、所要時間、出産時の赤ちゃんの計測値などが記入されます。

出産時の赤ちゃんの基本情報は、産後も予防接種などさまざまなシーンで記入する必要があり、何度も見返すことになる重要なページです。

出産後

体重測定する赤ちゃん,妊娠,母子手帳,内容

赤ちゃんの成長を定期的に記録しよう

母子手帳の産後パートには、退院後の1ヶ月健診から始まる定期健診などで、医療機関に記入してもらう欄と、保護者が赤ちゃんの成長や自身の状態を定期的に記録していく欄があります。

首が座った、寝返りができるようになった、などといった赤ちゃんの日々の発達の様子を記録したり、ママパパの悩みの相談にも活用できるものになります。

また、身長、体重のグラフを書く所もあるので、定期的に測っているご家庭は母子手帳に記録すると成長の様子が一目でわかって便利ですね。

予防接種にも母子手帳は忘れずに

母子手帳には生後2か月頃より始まる四種混合、ヒブ、肺炎球菌などや任意で受けるインフルエンザなどの予防接種の記録箇所があります。

接種記録は、それぞれの予防接種の間隔や追加接種などの確認にもなるので、予防接種を受けた病院で忘れずに記入してもらいましょう。

産後ケアなどを利用する際にも持って行くと◎

産後ケアや地域の子育てに関する相談機関(子育て世代包括支援センター)などの利用記録を記入するページもあります。

いつ頃どんなケアやサポート受けたか記録を残すことで、自身に適したサポートを受ける手助けになりますよ。

入園・入学前にも必要に!?

幼稚園、保育園に入園前や小学校に入学前にも母子手帳が活躍します。

入園、入学の時に、子どもがどのように成長してきたのかを学校側が把握しなければならないことから、病歴や予防接種歴などの記録の提出を求められることがあります。

そのためにもしっかりと書いておくと、大切な成長記録にもなり子どもの今後に関わる手助けにもなりますよ。

まとめ

母子手帳は、妊娠中から細かく記入をしていくことで、ママだけでなく子どもにとっても大切な成長記録になります。

「生まれた頃はこれくらいだったよ。大きくなったねー!」と、母子手帳を見返しながら子どもと語り合える記録をぜひ作っていってくださいね!

・掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。