「ネット銀行の定期預金」とは?

店舗サービスを行わない分、金利が高いと人気

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ネット銀行とは、本来は店舗を持たないネット専業銀行を指しますが、店舗があってもネットバンキングのサービスに力を入れている銀行を含めて呼ぶこともあります。ネット銀行は専用のATMもなく(コンビニや提携する他行のATMを利用します)、紙の通帳も発行しないことが一般的です。

ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などが代表的なネット銀行と言えるでしょう。

ネット銀行の定期預金は、店舗サービスを行わないことで経費がかからないため、そのぶん金利が高いと人気です。

現在、メガバンクの定期預金は、0.002%程度。100万円を1年間預けても、20円しか利息がつきません。

それに対して、ネット銀行の定期預金は、高いものは0.2%に及ぶ場合も。これなら100万円を1年間預けると2,000円の利息がつき、金利の高さは文字通り「ケタ違い」と言えます。

定期預金は、1年など、期間を指定してお金を預ける預金商品です。決まった期間預けることで高い金利が約束されていますので、期間が過ぎるまえに引き出すと中途解約率が適用され、予定した金利での利息は受け取れません。

「ネット銀行の定期預金」の選び方

金利と預入期間に注意して選ぶ

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ネット銀行の定期預金は、高い金利が魅力。金利に注目して選びましょう。

金利は預入期間(3ヶ月、1年、3年など)と、預入額(300万円以下、300万円超など)によって違います。通常、表記されている金利は年利(=年あたりの金利)です。

キャンペーン金利などはその金利が適用される条件を確認したうえで利用してください。一定期間だけの金利である場合などもあります。

定期預金は、決まった預入期間は引き出さずにお金を預けないと意味がありませんので、期待する金利のためには、いくらの額をいつまで預けておかないといけないのか、理解して利用することが大切です。

「ネット銀行の定期預金」のメリットデメリット

メリット

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ネット銀行の定期預金は金利ばかりに目がいきますが、預金商品の最大のメリットは、安全性です。

途中解約したとしても、予定の金利が得られないだけで、もともと預けた額(元本)が減ることはありません。また、預金保険制度により、万が一銀行が破綻したとしても、ひとつの金融機関につき、ひとりの人が預けた1,000万円とその利息までのお金は保護されます。

投資商品のように、値動きに一喜一憂することがないため、安心して利用することができます。

デメリット

デメリットとしては、預金のなかでは高金利とはいえ、金融商品全体で見れば収益性に乏しく、特に今の経済状況では増える額は限られているという点が挙げられます。

加えて、定期預金は、預入期間が決まっているため、損はしないものの、この期間は自由に引き出せないこともデメリットのひとつです。また、定期預金は固定金利といって、預けた時点の金利が適用されます。もしも、3年ものなど長期の定期預金を預けた後に、経済状況が変わって金利が上昇したとしても、すでに預けた定期預金の金利は変わらないため、機会損失のリスクがあると言えます。

学資保険との比較

返戻率と比べると?

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ネット銀行の定期預金は、学資保険と比べるとお得なのでしょうか?

学資保険は現在、返戻率105%程度が主流です。払い込んだ保険料総額が100万円だったとしたら、学資金は105万円受け取れるという意味になります。

定期預金は、10年もの・年利0.2%で100万円預け入れたものが10年後に102万円になります(単利計算。税金は考慮しない)から、返戻率にすると102%です。

学資保険の返戻率、定期預金の金利は、条件によって変わってきますが、おおむね学資保険のほうに軍配が上がりそうです。

定期預金の利息は課税されることや、学資保険は払込保険料に応じて所得控除を受けられることなども加味すると、トータルでは、学資保険のほうがお得だと言えるでしょう。

学資保険代わりに入るなら

教育資金の準備のためにネット銀行の定期預金を使うなら、そのメリットは、元本保証で、途中解約が可能という点です。

途中解約をすると、予定した金利は得られませんが、学資保険のように元本割れすることがないため、なにかの事情でお金が必要になったとき使える緊急資金に利用できます。

とはいえ、途中解約ばかりしていてはせっかくの高金利が活かせませんので、たとえば、手元に300万円があったなら、300万円をひとつの定期預金にするのではなく、100万円ずつ、3つの定期預金として預けることで、緊急時には1つだけを解約して残りの2つは継続することができます。

また、教育資金は使う時期が決まっています。進学のタイミングでちょうど満期になるよう預入期間を調整することで、効率よく貯めることができるでしょう。

こんな人におすすめ

「得をしたい」よりも「損をしたくない」という人

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定期預金は、投資商品のようにそれ自体が値動きすることはありませんし、学資保険のように途中解約で元本割れすることもありません。

そのため、「絶対にお金を減らしたくない」という人に向いています。

・投資などリスクのあることはやりたくない
・絶対に途中解約しないという自信がない

という人も、定期預金であれば、損をすることなくお金を貯めていくことができます。

その代わり、利率の面では、投資商品に比べると物足りないのも事実。収益性と安全性は両立できないのがお金の世界のさだめですから、「得をしたい」よりも「損をしたくない」という気持ちが勝つ人は、定期預金を教育資金準備の中心にしていきましょう。

ネットを使うことに慣れている人

ネット銀行は店舗サービスも紙の通帳もありません。残高の確認や、送金などは基本的にネットで行うことを前提にしています。

そのため、ネット銀行の定期預金も、ある程度はネットを使い慣れている人に向いていると言えます。最近はスマホアプリで口座管理ができるところも多いので、特にパソコンに詳しい必要はありません。

ネット銀行の特性として、

・ID・パスワードを忘れると利用できない
・不正アクセスの危険性がある
・一部のサービスで引き落とし口座に利用できない

といった点があります。基本的には対策可能なことではありますが、こうしたことに強い不安があるようなら、利用は控えたほうがいいかもしれません。

まとめ

ネット銀行の定期預金についてお伝えしました。

店舗サービスなどを行わないことで高金利を実現したネット銀行の定期預金は、元本保証という安全性がありながら、普通預金よりもお得にお金を貯めることができ、教育資金準備に活用できます。

しかしネット銀行であるがゆえのデメリットや、現在の経済状況では収益性も限られるという問題も。

特徴をよく理解し、学資保険など他の選択肢と比較したうえで利用を検討してください。(執筆:リキオ)

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