つみたてNISAってなに?

積立投資専用の「NISA(少額投資非課税制度)」のこと

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つみたてNISA(ニーサ)は、一般の方も気軽に投資をしてもらおうという趣旨で始まった少額投資非課税制度のひとつで、2018年からスタートした制度です。

少額投資非課税制度には、
・2014年から始まっているNISA(つみたてNISAと区別して一般NISAと呼ばれることもあります)
・未成年の子どもを持つ親向けのジュニアNISA
があります。

少額投資非課税制度を利用すると、投資をしたときに通常は課される税金が非課税になるため、有利に投資が行えます。

つみたてNISAを詳しく見てみよう

つみたてNISAの特徴

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つみたてNISAは、少額投資非課税制度のなかでも、長期投資(長い時間をかけて資産を積み上げていくこと)に適していて、比較的リスクを抑えて利用できるのが特徴です。

ポイントをご紹介しましょう。

1.誰が利用できる?
日本在住で、その年の1月1日時点で20歳以上の人なら誰でも利用できます。
ただし、一般NISAとつみたてNISAを同時に利用することはできません。どちらかを選びます。

2.どうやったら始められる?
証券会社に申し込み、専用口座を開設します。

3.非課税ってどういうこと?
つみたてNISA口座では、投資信託を購入できます。通常、投資信託では、受け取れる分配金(利息のようなもの)や、売却したときの利益に課税されますが、これらの税金がかかりません。

4.いつまで非課税なの?
最長20年間です。20年を過ぎると、課税される通常の証券口座に移動します。また、つみたてNISAの制度で購入できるのは2037年までです(2037年に購入した投資信託はそこから20年の2057年まで非課税ということです)。

5.年間上限投資金額は?
つみたてNISA口座内では、1年あたり40万円ぶんまでの投資信託を購入できます。

つみたてNISAのメリット・デメリット

つみたてNISAのメリットは、まず非課税で投資信託の運用ができるということです。

投資信託は各証券会社が選んだつみたてNISA対象商品から選んで購入しますが、比較的安全性が高く、長期投資に向いたものが選ばれており、投資が初めてという人にも使いやすい制度です。

預貯金や学資保険に比べて、投資信託はより高いリターンを期待することができ、お金を大きく増やせる可能性があります。

デメリットとしては、預貯金や学資保険と違い、元本保証がありません。状況によっては、購入した投資信託が値下がりして損をしてしまうリスクもあります。

また、投資で損が出ると、他の投資で得た利益と相殺する損益通算という仕組みがありますが、つみたてNISA口座内の商品については損益通算ができません。つみたてNISA以外でも投資をしている人は、つみたてNISAでは損をしたのに、他の口座で出た利益には課税されるという状態になることがあります。

子育て中のママパパが知りたい!つみたてNISAの疑問

どんな人がつみたてNISAに向いてるの?

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「投資に興味があって始めたいと思っている」という人なら、つみたてNISAでの投資デビューはおすすめです。そこまでハイリスクではなく、選びやすい商品がピックアップされているので、初心者向きと言えます。

積み立て投資ですから、株式投資のように値動きに一喜一憂したり、タイミングを見て売買し利益を上げるといった投資手法ではありません。「投資には興味があるけど、株はちょっと怖いな」という人、投資のための情報収集や取引に時間をかけられない人も始めやすいでしょう。一度積み立ての設定をすれば、後はある程度の期間放っておいても継続できます。

結果が出るのも時間が必要ですから、ひとつのことをコツコツ続けるのが得意な人に向いています。

子どもの教育資金をためる方法としてあり?なし?

マイナス金利の状況で、預貯金はほとんど増えず、学資保険の返戻率も以前より低下しています。そんななかで、より高いリターンを期待できるつみたてNISAでの投資は、教育資金準備にも有効でしょう。

ただし、リスクも十分に理解する必要があります。

そのため、教育資金準備の全額をつみたてNISAに頼るというのはNG。必ず、預貯金や学資保険などの元本保証がある方法も確保しましょう。そのうえで、余裕資金を使ってやるのがおすすめです。

元本保証がある方法(安全資産)で用意する額と、つみたてNISAなどの投資(リスク資産)で用意する額の割合を決めておくのがいいでしょう。明確な答えはありませんが、リスク資産が全体の1~3割以内であるのがひとつの目安です。

学資保険や預貯金と併用してバランス良く

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高い収益が狙えるつみたてNISAと、安全な学資保険の組み合わせは、おすすめできる方法です。ですが、注意したいのは「流動性」という観点です。流動性とは、資産が自由に現金化できるか?ということ。

途中解約すると損をする可能性が高い学資保険は流動性の面では「×」。つみたてNISA口座内の投資信託も、換金(売却)に多少日数がかかりますし、値下がりのタイミングでは損が発生しますから「△」です。

そこで、学資保険とつみたてNISAを併用するときは、必ず、預貯金も並行して貯めていくようにしましょう。流動性に優れた預貯金も持っておくことで、お互いの弱点を補えます。整理すると以下のとおりです。

学資保険
収益性:△ 安全性:〇 流動性:×
つみたてNISA(投資信託)
収益性:〇 安全性:△ 流動性:△
預貯金
収益性:× 安全性:〇 流動性:〇

それぞれに偏りすぎず、バランスよく配分するのが大切です。割合に確実な正解はありませんが、迷ったらファイナンシャルプランナー(FP)に相談するという方法もあります。

まとめ

つみたてNISAは、非課税で投資信託への投資が行える制度です。預貯金や学資保険より高いリターンを期待できるので、教育資金準備に取り入れる価値はあります。

それでも「なんかちょっと怖い」「自分には難しそう」と思う人もおられるかもしれませんね。

リスクもありますし、無理にやる必要はまったくありません。また、詳しいやり方や、学資保険と併用する場合の配分などは、FPにアドバイスをもらうのをおすすめします。

せっかくの制度ですから、賢く取り入れて、教育資金準備に弾みをつけていきましょう。

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