目次
- ▼きむらゆういちってどんなひと?
- ▼きむらゆういちの代表作は?
- ▼きむらゆういちの絵本 おすすめをご紹介します
- ▼【1】いないいないばああそび (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
- ▼【2】ごあいさつあそび (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
- ▼【3】いいおへんじできるかな (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
- ▼【4】いいこでねんね できるかな (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
- ▼【5】はみがきあそび (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
- ▼【6】おいしいな! (きむらゆういちのパッチン絵本)|きむらゆういち
- ▼【7】だーれだだれだ! (きむらゆういちのパッチン絵本)|きむらゆういち
- ▼【8】どうする どうする あなのなか(日本傑作絵本シリーズ)|きむらゆういち
- ▼【9】あらしのよるに ちいさな絵童話 りとる|きむらゆういち
- ▼【10】あるはれたひに ちいさな絵童話 りとる|きむらゆういち
- ▼まとめ
きむらゆういちってどんなひと?
赤ちゃん向けの絵本を多く手掛ける 童話や小説、脚本など幅広い分野で活躍

きむらゆういちさんは、1948年東京生まれの絵本作家で童話作家です。名前はひらがな表記のほか、漢字で木村祐一と表記されることもあります。
多摩美術大学を卒業後、子ども向けの番組制作に携わるという経験を経て、絵本作家としてデビューしました。赤ちゃん向けの仕掛け絵本である「あかちゃんのあそびえほん」シリーズは、たくさんの人にファーストブックとして選ばれています。
きむらゆういちさんの子ども心をぎゅっとつかむセンスやアイデアは、子ども向けの番組の制作に携わっていたという経験も大いに関係しているのかもしれませんね。
また『あらしのよるに』は様々な賞を受賞して、海外でも翻訳される大ヒット作となっています。これまで手掛けた絵本などの著書は600作以上あり、さらに『あらしのよるに』の舞台では脚本も務めるなど、現在幅広い分野で活躍されています。
きむらゆういちの代表作は?
幼児が好きなアイデア満載の「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ

きむらゆういちさんの誰もが知っている代表作といえばやはり「あかちゃんのあそびえほん」シリーズでしょう。
『ごあいさつあそび』や『いないいないばああそび』に代表される楽しい仕掛け付きのこのシリーズは、赤ちゃんのファーストブックとして発売から30年あまりで900万部の売上を誇ります。
厚紙の通常タイプに加えて、さらに破れにくく小さいサイズのボードブック版も発売されていて、赤ちゃんを楽しませ続けてくれていますよ。
テレビ番組、映画、舞台化もされた、世界的に有名な人気作品「あらしのよるに」シリーズ
そしてもう一つ、きむらゆういちさんの代表作で忘れてはいけないのは『あらしのよるに』シリーズです。
嵐の夜に暗闇の中で出会ったオオカミとヤギ。普段は絶対一緒になんていない2匹が、お互いの素性が分からないまま徐々に友情を育んでいく物語です。こちらは発売以来大ヒットとなり、講談社出版文化賞絵本賞や産経児童出版文化賞JR賞を受賞しました。
人気の面でも専門家からの評価の面でも大成功を収めたこの作品は、舞台化や映画化もされ、今では小学校の教科書にも載っています。
『あらしのよるに』は発売後読者たちの期待に応える形で、全7作でシリーズ化されています。あの絶妙なユーモアとドキドキの展開にはまった人は、ぜひシリーズを全部読んでみてくださいね。
きむらゆういちの絵本 おすすめをご紹介します
【1】いないいないばああそび (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
ページをめくって、いないいないばあ!

動物や怪獣、それにゆうちゃんたちと一緒にいないいないばあ遊びができます。みんなの手の部分を動かせるようになっていて、動かした手の向こうからとびきり楽しそうな顔が現れます。
元気で大きなイラストで、絵本全体が明るい雰囲気に包まれています。最後のママのいないいないばあは、他とは一味違うちょっとしたサプライズがありますよ。
きむらゆういちさんの代表作「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの中でも特に人気の作品です。
口コミ
・生後5ヶ月になる娘に買いましたが、読んであげるととても喜びます。少し大きくなってからも手を振って喜び、読み終わったら寂しくて泣くほど気に入っていました。
・8ヶ月になる子どもの1番お気に入りの絵本で、「いないいないばあ!」と言ってめくってあげると声をあげて笑います。ページが分厚く丈夫なので、0歳児がめくっても破れにくいです。
【2】ごあいさつあそび (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
元気にあいさつできるかな?あいさつを覚えるきっかけにも

ゆうちゃんの家に遊びに来た動物さんたちが、頭をぺこりと下げて「こんにちは」とご挨拶します。思わず赤ちゃんも手を伸ばしたくなるしかけとみんなの元気な様子で、赤ちゃんに自然にあいさつの習慣を教えてあげられますよ。
厚めの紙でできているので、赤ちゃんが自分でめくってもなかなか破れにくいのもこのシリーズのうれしいところです。「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの第1作目ですよ。
口コミ
・1歳になる息子が本の真似をして、おじぎして挨拶できるようになりました。この本を読むと機嫌が悪くてもご機嫌になってくれるのでとても助かります。
・しかけ絵本なので、子どもが自分でめくって楽しんで読んでいます。
・気軽なプレゼントによく使っています。親子でコミュニケーションをとるツールとしてとても良い絵本だと思います。
【3】いいおへんじできるかな (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
名前を呼ばれたら上手にお返事できるかな

名前を呼ばれたみんなが「はい」と元気にお返事してくれます。返事をするときに手を上にあげる仕掛けが楽しくて、繰り返し読み返したくなってしまいますよ。
家にいるときは声でお返事するだけでいいかもしれませんが、幼稚園に入るとお返事の時は手をあげるように言われることがあります。この絵本は楽しみながら、この習慣を身に着けることができるのでうれしいですよね。
絵本の最後でお子さんの名前を読んであげてみてくださいね。元気に手をあげて「はーい」とお返事してくれるかもしれませんよ。
口コミ
・読み聞かせているうちに、だんだん自分で手を挙げてお返事できるようになりました。お返事の練習をするのに良い本だと思います。
・シンプルな文章なので、じっとしていられない小さい子どもでも読み聞かせしやすいです。
・ページがめくりやすいので、子どもも自分でめくってしかけを楽しんでいます。
【4】いいこでねんね できるかな (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
ゆうちゃんはねんねできるかな?

動物や怪獣が「ねんね」と言って、思い思いの姿で次々に眠っていきます。一人なかなか寝付けないゆうちゃんを助けてくれたのはやっぱりママで、添い寝して絵本を読んでもらってやっとすやすやと眠ることができました。
ゆうちゃんとママの姿は、まさにこの絵本を読んでいるママとお子さんの姿かもしれませんね。「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの中でも、特に寝かしつけの時の読み聞かせにおすすめの1冊ですよ。
口コミ
・寝る前にいつも読み聞かせています。怪獣さんのところでいつも大笑いします。
・すごく気に入っていて何度も読んでとせがまれるのですが、短い本なので読み手の負担感も少ないです。優しく読み聞かせていると、大人も眠くなっています。寝室に常備することをおすすめします。
【5】はみがきあそび (あかちゃんのあそびえほん)|きむらゆういち
歯磨き嫌いにバイバイ

このシリーズお馴染みのみんなが、しゃかしゃかとしっかり歯磨きをしてくれます。しっかり歯磨きした後の歯がとてもきれいになっていて、元気なイラストにさらに清潔感が広がって気持ちいいです。
歯磨きが嫌いな子どもは多いですが、この絵本を見せながら歯磨きするとイヤイヤがちょっとは収まってくれるかもしれませんよね。
歯の大切さと歯磨きすることの意義を自然と感じることができる、ママの助けになってくれる1冊ですよ。
口コミ
・歯磨きが大嫌いな子どもにプレゼントしました。自分でしかけを開け閉めして喜んで読んでいます。歯磨きも前よりスムーズにできるようになりました。
・毎晩絵本を読みながら、一緒に歯磨きの練習もしています。
・読み始めてから歯磨きに興味を持ち始め、自分で歯ブラシを口に入れるようになりました。
【6】おいしいな! (きむらゆういちのパッチン絵本)|きむらゆういち
絵本を引っ張る仕掛けが楽しい

ピクニックに行ったくまくんたちが、もぐもぐおいしそうにお弁当を食べていきます。これだけでも楽しいシチュエーションですが、各ページにある本を上下に引き延ばせる仕掛けで、子どもたちの目は絵本に釘付けです。
仕掛けからお弁当が登場した時の高揚感や、おいしそうに食べるくまくんの様子をみていると、こっちまで楽しい気分になってきますよ。家族でお弁当を持ってピクニックに行く前に読んであげるのもいいですよね。
口コミ
・モグモグ、パリパリと色々な動物たちが口をぱくぱくして食べる様子を見せながら、読み聞かせができます。食育にもおすすめです。
・絵が見やすくてはっきりとした色合いで、しかけも面白いです。「誰がどれを食べてるのかな?」などと子どもと会話してコミュニケーションをとりながら読めるところが良いです。
【7】だーれだだれだ! (きむらゆういちのパッチン絵本)|きむらゆういち
隠れているのは誰?名前を呼んであげよう

こちらも本のページを引きのばす仕掛けがついたシリーズで、仕掛けを引くと紙に書いた似顔絵やお花やカーテンの後ろから隠れていた動物が登場します。
いないいないばあやかくれんぼの要素が詰まった作品は、子どもたちの遊び心をがんがん刺激してくれます。はっきりとした色使いで大きく描かれたイラストは、0歳の赤ちゃんの目でも見やすいですよ。
しっかりとした紙でできていて、赤ちゃんが思いっきり引っ張っても大丈夫なところもうれしいですよね。
口コミ
・7ヶ月になる娘が、自分でページを引いたり戻したりして楽しく読んでいます。絵も子どもが好きそうなかわいらしいイラストなので、じっと見つめて目でも楽しんでいます。
・しかけがとても楽しいので、子どもの心をぐっと掴むと思います。大人が読んでも楽しめる素敵な絵本です。
【8】どうする どうする あなのなか(日本傑作絵本シリーズ)|きむらゆういち
猫とねずみが穴に落ちたら…タイトルと表紙だけでも気になる! 読み出したら止まらない面白さ

ねずみを追いかけていたねこと、ねこに追いかけられていたねずみが、一緒に深い穴の中に落ちていきます。
穴から脱出するという目の前の目的は同じでも、天敵同士。“逃げたい”“食べたい”という真逆の最終目的を持つねことねずみの会話や思考が秀逸で笑えてきます。
深い穴の中で繰り広げられるストーリーのため、この絵本は縦に長く開くようになっていますよ。高畠純さんの凄みのあるイラストが、絵本のちょっと不穏なユーモアにあふれる世界観を見事に描き出してくれています。
口コミ
・絵の雰囲気も良く、縦に開く構造も斬新でストーリーに合っています。最後の展開に、幸せな気持ちになれます。大人も楽しめる絵本です。
・どうやって穴から脱出しようか考えるやまねことねずみのやり取りがとても面白く、子どもは興味津々で聞いてくれます。本の縦開きが深い穴をうまく表現しています。
【9】あらしのよるに ちいさな絵童話 りとる|きむらゆういち
講談社出版文化賞(絵本賞)と産経児童出版文化賞(JR賞)受賞作品

嵐の夜、真っ暗闇の小屋の中に逃げ込んだのはオオカミとヤギでした。食べて食べられる間柄のこの2匹は、お互いが誰なのか気づかないまま次第に友情を育んでいきます。
ばれそうでばれない2匹の会話がスリリングで、夢中で読み進めてしまいますよ。正体を明かさないまま次の日に会うことを約束した2匹の再開の様子が知りたい人は、ぜひ続編も読んでみてくださいね。
講談社出版文化賞絵本賞や産経児童出版文化賞JR賞を受賞し、舞台や映画にもなったきむらゆういちさんの大ヒット作で、小学校の教科書にも採用されている名作です。あべ弘士さんのちょっと暗くて味のあるイラストにも注目ですよ。
口コミ
・お互い誰かわからないまま進んでいく、噛み合っていないようで噛み合っている2人の会話がとても面白く、続きが気になる結末です。
・お互いを思いやる心を描いた心温まる友情の物語で、大人が読んでも楽しめます。
【10】あるはれたひに ちいさな絵童話 りとる|きむらゆういち
あの2匹のその後のお話とは?愛すべきキャラクターに国内外の読者ファンも多数

嵐の夜に正体を明かさないまま別れたオオカミとヤギの2匹が、とうとう明るい光の下で再会します。
本当なら食べて食べられる関係ですが、そのまま友達でいることを選んだ2匹。しかしオオカミにはふと、ヤギを食べたいという気持ちが表れるのですが、そのたびにその考えを頭から振り払っていきます。
もともと『あらしのよる』は1話完結のお話の予定だったところ、全国からその後を知りたいという声が集まって続編6話がつくられたということです。引き続きあべ弘士さんの見ごたえあるイラストも堪能できます。
口コミ
・昼間の明るいうちに二人が会ったらどうなるのか、ハラハラドキドキの展開に目が離せません。
・絵は怖い感じですが、ストーリーはほのぼのしていて、オオカミさんの悩む姿がとてもかわいらしいです。
まとめ
赤ちゃんが初めて手に取る絵本から小学生の教科書に載ってしまう作品まで、幅広い年齢層で人気の作品が揃うきむらゆういちさんの作品のラインナップは、本当にすごいですよね。
世代で語り継がれる名作たちを、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。