『不思議の国のアリス』のおはなし、知っていますか?

あらすじ

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物語は、アリスが姉と一緒に川辺でのんびりしているところから始まります。服を着て言葉を話す白ウサギが駆けていくのを見付けたアリスは、ウサギを追いかけ穴に落ちてしまいます。

不思議の国で個性的な生きものに出会い、体が大きくなったり小さくなったりする中で、悪戦苦闘しながら冒険を続けていきました。ピンチを迎えたところでアリスは目を覚まし、今までが夢だと気付いて物語は終わります。

続編『鏡の国のアリス』は、アリスが鏡をすり抜けてたどり着いた鏡の国での冒険を描いたものです。チェスのルールに従って行動し、最終的には女王となるアリス。こちらも不思議なキャラクターとユーモアたっぷりの文章を楽しめます。

作者はルイス・キャロル

原作の作者は、イギリス人のルイス・キャロルです。本名はチャールズ・ドジソンといい、元々は数学者ですが「ルイス・キャロル」のペンネームを使って作家活動もしていました。

最も有名な著作は『不思議の国のアリス』ですが、他にも詩や数学書も書いています。また、ニクトグラフィと呼ばれる速記法やことばの梯子という言葉遊びの考案者でもあります。

『不思議の国のアリス』は、ルイス・キャロルが親交のあったリデル家の三姉妹に即興で話した物語が元となっています。三姉妹の1人アリスは、自分と同じ「アリス」という少女が活躍する話を気に入り、書き留めておいてほしいと願ったそうです。

この書き留めておいた物語をまとめ、知り合いの作家に相談して出版することになったということです。

人気の理由は?

魅力あふれるキャラクター たち

トランプとアリス,ふしぎの国のアリス,絵本,

『不思議の国のアリス』の世界を彩っているのは、何といっても個性的で変わり者のキャラクターたちなのではないでしょうか。

主人公のアリスを始め、冒険のきっかけとなった白うさぎや神出鬼没なチェシャ猫はキャラクターグッズも多数出されるほどの人気者です。

不思議なお茶会を行う帽子屋と三月ウサギ、すぐに怒るハートの女王とその部下のトランプの兵隊たち…。彼らのお陰で不思議の国が成り立っているといえるくらい、とことん変なキャラクターなのです。

しかし一方でどことなく親近感をもってしまうかわいらしさもあり、読み進めていくうちに彼らの魅力のとりこになってしまいそうです。

言葉遊び、挿絵も好評

『不思議の国のアリス』は奇想天外なストーリーやキャラクターが大きな魅力ですが、あちこちに散りばめられた当時の教訓詩や流行歌のパロディ、韻を踏んだ表現や言葉遊びも人気の一つでした。

例えばチェシャ猫や三月うさぎなどのキャラクターは当時の慣用句を元に生まれていますし、童謡「きらきら星」を元にした「きらきら光るお空のコウモリ」という歌が登場します。

また当時の人気風刺イラストレーターが描いた挿絵は、物語の不思議な世界観と大変マッチしていると高評価でした。

それまでの子ども向けの文学は知識や信仰心を植え付けるためのものだっただけに、『不思議の国のアリス』は純粋に子どもが楽しめる作品として画期的でした。

全世界で人気を博し、ユニークな文章のために一時は翻訳が難しいと言われながらも、やがて多数の言語で翻訳・出版されました。

ディズニー映画や実写映画にも

アリスの映画と聞くと、真っ先にディズニーの映画が思い浮かぶという人も多いのではないでしょうか。ディズニーの『ふしぎの国のアリス』は、原作の『不思議の国のアリス』のお話に『鏡の国のアリス』の要素も一部盛り込んで制作され、1951年に公開されました。

原作の皮肉めいた表現を減らしたミュージカル仕立ての作品となっていて、作中の面白いキャラクターたちが生き生きと描き出されています。またこの作品はその後のアリス像に大きな影響を与え、これ以降アリスは金髪・青いドレス・白いエプロンというイメージで描かれることが多くなります。

実写映画も欧米で多数制作され、1972年公開のものは英国アカデミー賞も受賞しました。最近では、成長したアリスが再び不思議の国に戻るというストーリーの『アリス・イン・ワンダーランド』が2010年に公開されました。

『不思議の国のアリス』おすすめ絵本や書籍をご紹介します

【1】ふしぎの国のアリス (世界名作ファンタジー 17)|平田 昭吾

日本人による世界の名作シリーズ

ふしぎの国のアリス (世界名作ファンタジー 17),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

児童書で有名なポプラ社から刊行された「世界名作ファンタジー」シリーズは、手塚治虫のアシスタントを務めたこともある平田昭吾が文を手がけ、絵柄もプロの漫画家やアニメーターが担当しました。

こちらはそのシリーズの『ふしぎの国のアリス』です。左側に挿絵、右側に文章というレイアウトなので、子どもの目でも追いやすいです。日本人の作家たちが作っただけあり、日本らしい優しいテイストに仕上がっているのが特徴です。

お値段も大変お手ごろなので、最初にチャレンジする絵本としても向いていますよ。文字が大きいので、おやすみ前の読み聞かせにもいいですね。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 378
*メーカー:ポプラ社
*著作者:平田 昭吾
*ページ数:44

口コミ

・買いやすい値段で、読みやすいページ数、さらには子どもも見やすいページ構成で、親子で気に入っています。寝る前の読み聞かせにちょうどよく、同じシリーズで揃えています。

【2】ディズニースーパーゴールド絵本 ふしぎの国のアリス|森 はるな

ディズニー映画が絵本になった

ディズニースーパーゴールド絵本 ふしぎの国のアリス (ディズニーゴールド絵本),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

こちらの『ふしぎの国のアリス』は、映画のイラストをそのまま使った絵本です。丈夫な厚紙でできていて、ほどよいページ数なので小さいお子さんにも読みやすいですよ。

文字が大きいので読み聞かせはもちろん、ひとり読みしたい年齢の子どもにも最適です。

このスーパーゴールドシリーズはリーズナブルな価格も人気です。他のディズニー作品の絵本と一緒にそろえてみてもいいかもしれません。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 473
*メーカー:講談社
*著作者:森 はるな
*ページ数:18

口コミ

・映画とほぼ同じ絵で、丈夫な本で破れないところもいいです。

・絵がかわいく、文字も大きく、文章の量もちょうどいいです。6歳の子が自分で読むのにいいです。お値段が安いのもうれしかったです。

【3】不思議の国のアリス| リスベート・ツヴェルガー

シンプルでシャープな絵柄のアリス

不思議の国のアリス,ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

カラフルで華やかなものよりもシンプルな絵が好みという方へ、こちらの『不思議の国のアリス』はいかがでしょうか。

オーストリア出身の女性絵本作家、 リスベート・ツヴェルガーによる挿絵は、シンプルでシャープな筆致で描かれています。とはいえ色使いは明るく、登場人物たちの表情も柔らいので不思議なあたたかみのある作品となっています。

リスベート・ツヴェルガーは児童文学での国際的な賞である国際アンデルセン賞を受賞し、さまざまな賞にもノミネートされて、ヨーロッパでも評価の高い作家です。その彼女の挿絵と、日本の児童文学作家である石井睦美の訳文の組み合わせは読みやすいと評判ですよ。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 3,024
*メーカー:BL出版
*著作者:ルイス キャロル
*ページ数:101

口コミ

・読むだけではなく、見ていても美しい絵本です。

・プレゼントに購入しました。喜んでもらえたので、良かったです。

【4】ふしぎの国のアリス (10歳までに読みたい世界名作)|学研教育出版

たくさんの絵と読みごたえのある文章量

ふしぎの国のアリス (10歳までに読みたい世界名作),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

年長さんや小学生くらいになったら、子どもも絵に好みが出てくるかもしれません。もしかしたら、少しマンガっぽい絵柄が好きな子どももいるかもしれませんね。

そんな時に、こちらの本はいかがでしょうか。参考書や辞書を作る会社として有名な学研が、世界の名作に親しんでもらいたいと出版した「10歳までに読みたい世界名作」シリーズの『ふしぎの国のアリス』です。

イラストはオールカラー、物語全体を分かりやすく解説した「物語ナビ」のお陰で頭に入りやすいですよ。本文も1ページ当たりがちょうどいいボリュームなので、すいすい読み進められそうです。

絵本の文字数では物足りない、でも活字多めの本はまだまだとっつきにくい…という子どもにぴったりの本です。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 950
*メーカー:学研教育出版
*著作者:ルイス キャロル
*ページ数:153

口コミ

・元のお話よりははしょっている感じがありますが、子どもも楽しんで読んでいました。

【5】不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)|ロバート・サブダ

迫力満点!飛び出すしかけ絵本

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

ロバート・サブダはアメリカ出身の絵本作家です。小さい頃から工作が得意で仕掛け絵本を作っていたといわれています。

こちらの本は、そのロバート・サブダの手による見事な仕掛け絵本の『不思議の国のアリス』です。飛び出す仕掛けの一つ一つが精巧かつ大胆な作りになっています。

例えば最初のアリスがうさぎを追いかけるお馴染みのシーン。ページを開けば大きな木と、まるで本当に走っているかのようなアリスとうさぎが飛び出します。そのページの端にある小さな仕掛けを引っ張ると、穴に落ちていくアリスが…!

大きな仕掛けと小さな仕掛けを組み合わせてストーリーが進んでいき、工夫がこらされた数々のページにため息が出ますよ。特にトランプが大きなアーチを描くシーンは圧巻です。子どもだけでなく大人も満足できる1冊です。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 4,320
*メーカー:大日本絵画
*著作者:ロバート・サブダ
*ページ数:12

口コミ

・ついつい「えーっ!」「うそっ!」と声を上げてしまいます。デジタル化する世の中で、人の手でこれだけのものを作れることがすごいです。

・かなりのお値段ですが買ってよかったです。娘のために買ったのに、私が感動しています。読み聞かせている子どもが右斜めから見ることを想定した仕掛けにも感心しました。

【6】アリスのとけいえほん|角川書店

アリスと一緒に時計を学べる

アリスのとけいえほん 3〜5歳向け,ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

アリスやチェシャ猫たちと一緒に、時計の見かたが学べる絵本です。ディズニー映画の絵柄そのままのアリス達が描かれているので見やすいですよ。

ストーリーを追いながら、長針と短針の進み方や「○時○分」などの時刻の読み方などが丁寧に解説されています。イラストはカラーで、文は長すぎず難しすぎずで、小さい子どもでも読みやすくなっています。

時計の見かたに興味を持ち始めた子どもに読んであげるのはもちろん、シンプルにアリスの絵と物語を楽しむのもいいですよ。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 1,080
*メーカー:KADOKAWA/角川書店
*ページ数:31

口コミ

・絵がきれいで分かりやすいです。この本のお陰で時計に興味がでてきたようです。

【7】ディズニーキャラクターさがし絵本 ―アリスと不思議の国のABC|講談社

ディズニーキャラを探しながらアルファベットも学べる

ディズニーキャラクターさがし絵本 ―アリスと不思議の国のABC― (FIND BOOK),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

ディズニーのキャラクターがたくさん出てくる絵本なのですが、お話は『ふしぎの国のアリス』をベースに進みます。白いうさぎを追って穴に落ちるところまでは原作の通り。しかし、落ちた先のドアを開けると、アリスがたどり着いた先はアルファベットの部屋。

「Aの部屋」はAで始まるキャラクターが名前とともにたくさん描かれています。同じように「Bの部屋」「Cの部屋」…と続き、キャラクターの名前を追いながら、アルファべットを学べる仕組みになっています。

圧倒的なのは、そのキャラクターの数です!280ものキャラクターが各ページにひしめきあっています。カラフルながらふんわりとした絵と、無理なく英語を学べるストーリーになっています。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 1,944
*メーカー:講談社
*著作者:イーボッシュスタジオ
*ページ数:32

口コミ

・全てのページにアリスがいるので、アリス好きにはたまりません。アルファベットのAからZそれぞれのページにキャラクターとアルファベットにちなんだアイテムが描かれていて、自然にアルファベットを覚えられそうです。

・絵がきれいです。そしてかなりマニアックなキャラも出てくるので見ごたえたっぷりです。

【8】アリス・イン・ワンダーランド |楠田誓子

装飾がかわいいアートな絵本

アリス・イン・ワンダーランド 不思議の国のアリス,ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

トールペイント作家で大のアリスファンである楠田誓子による、『不思議の国のアリス』です。トールペイントは、元々は木や布、ブリキなどあらゆるものに絵を描く技法をいい、近年ではさまざまな装飾絵画のことを指すようです。

そのトールペイントの技法を応用したこちらの絵本は、レースで縁どられたページにバラの花やベビーカーなど物語に関連した小物が美しくあしらわれて印刷されています。

基本的には左に挿絵、右に文章が載っていますが、見開きで美しい挿絵が広がっているページもあります。どのページも華やかで豪華なので、開いた状態で飾りたくなってしまいます。

これ1冊がアート作品となっているので、一度手にとって眺めてみてはいかがでしょうか。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 3,000
*メーカー:カラーフィールド パブリケーションズ
*著作者:楠田誓子
*ページ数:48

口コミ

・トールペイントで描かれた絵がかわいいです。そのトールペイントとコラージュの組み合わせが、とてもおしゃれです。本が大きいのでレースや小物がよく見えました。

【9】不思議の国のアリス|岩波少年文庫

原作のテイストをいかした訳本

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047)),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

大正時代に創業し、古典や学術研究などを広く世に広めた岩波書店。その岩波書店が小中学生に向けて出版しているのが岩波少年文庫です。

その岩波少年文庫版の『不思議の国のアリス』がこちら。ユーモアあふれる言葉遊びや詩など原作の要素を活かした翻訳は、アリスと一緒に不思議の国を体験している気持ちになりそうです。

対象年齢が小学生からなので小さい子どもには難しいかもしれません。しかし絵本や映画などでアリスに親しんでいた子や、読書が好きな子にはぜひ挑戦してほしい1冊です。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 691
*メーカー:岩波書店
*著作者:ルイス・キャロル
*ページ数:230

口コミ

・子どもの頃に読んでとてもワクワクしたのを覚えています。子どもの頃は分からなかったラストシーンの意味が分かるようになって、さらにはっきりと心に焼き付いています。

・言葉遊びを楽しむなら英語の原文を読むしかないかと思っていましたが、この訳なら原文の要素を楽しむことができます。

【10】不思議の国のアリス(ナビつき洋書シリーズ)|ルイス・キャロル

日本語の解説が付いた英語の原文

不思議の国のアリス Alice's Adventures in Wonderland【日本語ナビ付き原書】 (ナビつき洋書シリーズ),ふしぎの国のアリス,絵本,出典:www.amazon.co.jp

『不思議の国のアリス』の世界観にはまっていくと、原文で読んでみたいという気持ちがわいてくるかもしれませんね。でも英語だけの文章を読むのはちょっと不安、という場合におすすめなのがこちらの本です。

題名にある通り、日本語による要訳や人物紹介、教訓など日本語ナビとして載っています。巻末には簡単な辞書も付いているので、子どもが成長したら英語の参考書としても使えますよ。

最初は子どもが一人で読むには難しいかもしれませんが、初めての洋書としてママパパと一緒に読みながら慣れていってもいいかもしれませんね。

この商品の基本情報

商品情報
*参考価格:¥ 1,260
*メーカー:IBCパブリッシング
*著作者:ルイス・キャロル
*ページ数:208

(ご参考)コズレ会員の絵本お気に入りランキング・おすすめ診断もチェック!

コズレ会員の皆様が読み聞かせをした絵本の評価を月齢別に集計。その結果をもとにランキングや診断をご覧いただけます。

(ご参考)Amazon・楽天の絵本人気ランキングもチェック!

Amazon・楽天の絵本人気ランキングは以下のリンクからご確認いただけます。お気に入りの絵本選びの参考にしてください。

まとめ

世界中で愛されている『不思議の国のアリス』は、絵本や映画などさまざまな作品が作られているので、子どもの頃から親しむことができます。

絵が多く字の少ない絵本から、文章がほどほどに多い本、イラストなどで分かりやすく解説されている本、アリスのキャラクターが出てくる、原作に忠実な本などアリスに関連したたくさんの本が出ています。

成長にしたがっていろいろと読み比べできる点もうれしいですね。元のアリスシリーズは長編でユーモアあふれる表現も多いので、読むごとに新しい発見があるはずです。いろいろな本に触れながら、ぜひアリスの世界観を楽しんでくださいね。

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