目次
- ▼眠り王子から荒れ狂う夜泣き小僧へ豹変!
- ▼--すやすや眠る赤ちゃんの寝顔って、本当にかわいいですよね。でもママやパパは「寝かしつけ」や「夜泣き」に悩むと聞きます。きなこさんの場合は、どうでしたか?
- ▼--そんなによく寝る子だったのですね!では夜泣きなどで悩まされたこともないのですか?
- ▼--かわいい!「おひなまき」だと赤ちゃんの体がママの子宮のなかにいるような形になるので、赤ちゃんは安心すると聞きますね。それからはどうでしたか?
- ▼--大変でしたね……。その期間、ママであるきなこさんも睡眠不足だったのではないですか?
- ▼--母は強し!ですね。夜泣きの期間、パパはどうしていましたか?
- ▼--ママの大変さを理解して協力してくれるパパ、素敵ですね。
- ▼PROFILE
眠り王子から荒れ狂う夜泣き小僧へ豹変!
--すやすや眠る赤ちゃんの寝顔って、本当にかわいいですよね。でもママやパパは「寝かしつけ」や「夜泣き」に悩むと聞きます。きなこさんの場合は、どうでしたか?
きなこ
我が家の場合、新生児の頃はとにかく「眠り王子」だったんです。
産後、私は、「3時間をあけずに授乳するように。」「授乳しないと黄疸がとれませんよ。」「赤ちゃんの体重が増えないようならミルクを足しましょう。」といった感じで産院から指導を受けていたので、とにかく「授乳」に対するプレッシャーでいっぱいになってしまって。
「ミルクを足されてたまるものか! 授乳しなくては!」という感じで、焦っていました。おっぱいも張って痛くて痛くて……。でもその一方で全く起きようとしない息子(笑)。

どこでもスヤスヤスヤスヤ……眠り王子。
あの手この手で起こそうとするもびくともせず、1時間かけて起こし、ようやくおっぱいをくわえさせても、30秒も経たないうちに寝落ち。
1回の授乳に2時間近くかかる。また1時間も経たないうちに次の授乳……のエンドレスループ。帝王切開の傷も後陣痛もおっぱいの張りもしこりも痛くて、産後の不安定な精神状態も相まって、息子を起こすことで常に頭がいっぱい。「なんで起きてくれへんのー!」と起こしながら泣いていました。
今思うと笑い話ですが、私も眠くて朝まで一緒に寝てしまったときには、「前の授乳から6時間も開けてしまった!息子が干からびてしまう!」と焦っていました。
この頃の息子は起こさなかったら3日間くらい寝続けそうな状態でした。
--そんなによく寝る子だったのですね!では夜泣きなどで悩まされたこともないのですか?
きなこ
いえ、それが……産まれて1ヵ月ほど経った頃、急に眠り王子が目覚めたんです(笑)。いきなり1時間おきに目を覚まして泣くように。
寝かしつけようとしても、私が隣にいることでおっぱいを求めてさらに興奮状態に。「おくるみでくるむ」という寝かしつけ方法をネットで見て、見よう見まねで巻いてみるも効果はなく、1時間おきの寝起きに付き合う日々でした。
そんななかでおくるみの巻き方に「おひなまき」というものがあることを知り、試してみると、なんと巻いた途端にすぐ眠ってしまいました。
それからはおひなまきで巻いて夜寝かせ、朝ほどくとスッキリした顔で起きてくれるようになりました。「おひなまき」の正しい巻き方は助産師さんなどに相談してみるといいと思いますよ。
--かわいい!「おひなまき」だと赤ちゃんの体がママの子宮のなかにいるような形になるので、赤ちゃんは安心すると聞きますね。それからはどうでしたか?
きなこ
生後3ヵ月頃になると、手足の力がとても強くなり、おくるみを巻こうとしても抵抗してすぐに外れてしまうようになりました。
おくるみを思い切って卒業し、添い寝をしてギューっと抱きしめながら背中をトントンしてあげるとスッと寝てくれるようになりました。
生後4ヵ月頃は、再び1時間おきに起きて泣くように。そこから徐々に夜泣きはヒートアップしましたね……。

狂犬モード中。
生後9ヵ月頃にようやく落ち着き、夜中に3回ほどしか起きることはなくなりました。 この頃に離乳食ようやく1さじ2さじ食べてくれるようになったので、おなかも満たされて眠れるようになったのかなーと思っていました。
それまでお昼寝も抱っこ紐の中でしかできなかったのに、短時間なら布団の上で1人で眠ってくれるようになりました。
ただ、生後10ヵ月に入る頃に引越しをしたのですが、またおっぱいをくわえていないと泣き叫ぶ状態に戻ってしまうということがありました。環境の変化も赤ちゃんの睡眠に影響するのだろうと思います。
なので、今は規則正しい生活リズムを心がけ、昼に体をいっぱい動かし、夜は寝かせたい時間の少し前から部屋を薄暗くして、私たちも静かに過ごし、息子が落ち着ける環境を作る工夫をしています。
--大変でしたね……。その期間、ママであるきなこさんも睡眠不足だったのではないですか?
きなこ
夜中泣き叫び続ける息子を見ていると、息子自身、眠りたいけど眠れない辛い状態なのだろうなと感じ、どうやったらぐっすり眠らせてあげられるのだろうと心が痛くなっていました。
私自身も睡眠時間はとても少ないので眠くないわけではないですが、息子と一緒にお昼寝をしたり、休み休み無理のないようにのんびり生活しています。
母親の体は産後細切れ睡眠にも対応できるように変化しているらしいので、こうして夜泣きに対応できているのは母親の特権!と思っています。
--母は強し!ですね。夜泣きの期間、パパはどうしていましたか?
きなこ
“子どもの夜泣きの声にいち早く気付くママに対して、パパは全然気付かない”とよく聞きますが我が家もまさしく同じで、この世の終わりかのような盛大な泣き声で泣き叫ぶ息子の隣で、夫はぐっすり眠っていました(笑)。
でも夫は毎日仕事があるのでぐっすり眠って次の日に備えて欲しいと私は思っているので気にしていません。
朝、「昨日もすごい夜泣きやったんよ~。」と私が夫に話すと、「そうやったんか。なんで寝られへんのかな~。」と話を聞いてくれます。
夜泣きの大変さを共有し一緒に考えてくれて私はホッと気持ちが安らぎます。夫は息子が産まれてから勤務時間を朝早く出勤して夕方早く帰るパターンに変更してくれました。
毎日仕事からまっすぐ帰ってきてくれて息子といっぱい遊んで毎日お風呂にも入れてくれます。育児にはパパ、ママ、それぞれに役割があり、二人で補い合って子育ては成り立つと思います。
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