妊娠中のニキビ

ニキビができる原因

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生理周期の後半(排卵から次の生理開始日まで)は、プロゲステロンという女性ホルモンが分泌され、子宮内膜をふかふかにする役割を果たします。このプロゲステロンには、他にも体温を上げる働きや、乳腺を発達させる役割もあります。

そして、大変厄介なことに、プロゲステロンの作用によって、肌荒れ、特にニキビができやすくなります。そのため、生理前になるとニキビに悩まされる人が多いのです。

通常生理が始まるとプロゲステロンの分泌は止まりますが、妊娠すると、逆に分泌が増えます。妊娠中にニキビに悩まされる人が多いのはそのためです。

特に妊娠初期、胎盤がしっかりとできるまでは、ホルモンバランスが崩れやすく、また、からだがプロゲステロンの作用に慣れていないために、にきびやその他の不快症状(吐き気、頭痛、倦怠感)などに悩まされることが多いのです。

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病院に行った方がいい?

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妊娠中のニキビは通常はホルモンバランスが落ち着く妊娠中期になれば、自然と治まってきます。従って、特に病院に行く必要はないでしょう。

ただし、あまりにもひどくて精神的にストレスになるようなら、かかりつけの産科医に相談してみましょう。もしも皮膚科に行く場合は、妊娠中であることを医師に必ず伝えましょう。

治療法

プロゲステロンの分泌を止めることはできませんので、残念ながら効果的な治療法はありません。あまりにひどい時は一時的にステロイドを使うこともありますが、妊娠中なので慎重になった方が良いでしょう。

時期がくれば自然に治るものなので、気持ちを大きく持ってあまり焦らない方が良いでしょう。

薬は使えるの?

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やはり妊娠中は市販薬の使用はできるだけ避けた方が良いでしょう。また、妊娠中のニキビは母体に起こる自然な変化の一つなので、市販薬の効果はあまり期待できないかもしれません。

妊娠中のニキビ、いつできる?

超初期症状(妊娠の兆候)って本当?

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妊娠中のニキビはプロゲステロンの作用によってできますから、プロゲステロンの分泌が活発になる時期、つまり妊娠超初期からでき始める場合が多いです。

妊娠に気づく前に、あごや鼻の頭に大きなニキビができていて、おかしいなと思っていたら妊娠していた、という話もよく聞きます。個人差はありますが、普段できないような大きなニキビは、妊娠の超初期症状の可能性があるでしょう。

初期には治まる?

妊娠初期のプロゲステロンは卵巣から分泌されますが、妊娠12週頃に胎盤ができると、卵巣からの分泌は止まり胎盤からの分泌に変わります。

この頃になるとホルモンバランスがかなり整いますから、プロゲステロンによる不快症状は治まってくることがほとんどです。また、この時期は多くの妊婦さんのつわり症状が楽になってくる時期でもあります。

ただし、中には出産までつわり症状が続く妊婦さんもいます。同様に、出産までニキビに悩まされる妊婦さんもいるでしょう。

妊娠中ニキビができやすい場所は?

鼻、口周り、顎、頬、生え際など

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妊娠中にニキビができやすい場所としては、鼻の頭、顎、口周り、頬、生え際など顔面のどこかがあげられます。これは、毎日鏡で見る場所ですし、敏感な場所でもありますので、気がつきやすいということもあるかもしれません。

時には、鼻の中にできることもあります。胸や背中、下半身もできやすい場所と言えるでしょう。脚の付け根や太もも、陰部にできることもあります。

体験談:つわりとニキビに悩まされた

yuki0507さんからの体験談:
つわりもひどく顔中もニキビだらけになり、心身ともにかなり参りました。ニキビがひどくて顔を見せるのが恥ずかしく、常にマスクで伏し目がちになりました。

つわりによって仕事も遅れ、周りに迷惑をかけていることもストレスになり、また、会社の方針などが変わったりと別のストレスもあり、かなり疲れきっていました。

妊娠しているという喜びを全く忘れるほど心も身体も体調不良でした。ストレスで主人に当たってしまうこともかなりありました。

妊娠中のニキビ対策

食べ物に気をつける

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妊娠中のニキビはプロゲステロンの作用によってできますので、完全な予防法というのは残念ながらありません。ただし、食生活を改善することで、ある程度軽減することができる場合もあります。

最もニキビに良くないとされているのは、脂っこい食事です。脂っこいものを食べ過ぎるとニキビができてしまうことはよくあります。

また、チョコレートやナッツ類なども食べ過ぎるとニキビができることがありますので、ほどほどに控えましょう。甘いものの摂りすぎもニキビの原因になると言われています。一番大切なのは、バランスの良い食事を心がけることです。

この時期はつわりもあって、バランスの良い食事をとるのは非常に難しいかもしれません。例えば緑黄色野菜をジュースにしたり、それを凍らせてシャーベット状にするなど、食べやすい形に工夫して少しずつでもバランスよく栄養を摂るように心がけましょう。

スキンケアを変える

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妊娠すると、今までは肌に合っていたものが、急に合わなくなることがあります。これは、ホルモンバランスの乱れや、妊娠による免疫力や抵抗力の低下が原因と考えられます。また、理由はよくわかっていませんが、妊娠を機に体質が変わってしまう人もいます。

こういう場合は、無理に同じもを使い続けるのではなく、刺激の少ない無添加の製品に変えてみましょう。また、ファンデーションは毛穴を詰まらせるので、できれば使わない方が無難です。

日焼け止めクリームなども、オイリーなものよりもサラッとしたローションタイプの方がニキビ対策には有効でしょう。洗顔や洗髪、からだを洗う時などは、よくすすぐことを心がけましょう。石けんやシャンプーが残っていると毛穴のつまりの原因になります。

顔のニキビがあまりにひどい時は、思い切ってぬるま湯だけの洗顔にして、洗顔後はなにもつけないという方法もあります。石けんを使うと洗顔後に顔がつっぱるので、どうしても化粧水が必要になります。

何を使っても効果がない場合は、このように何も使わないケアというのが意外に効果的な場合もあるかもしれません。

まとめ

妊娠中にはいろいろな不快症状が現れますが、ニキビもそのひとつです。母親になるための自然な変化だと思えば仕方のないことですが、それでも気になりますよね。

食生活の改善やスキンケアの工夫など、できる範囲で対策しながら快適な妊婦生活を送れるといいですね。

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