妊娠超初期(生理前)の寒気

妊娠超初期に寒気が起こる原因

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妊娠超初期とは、生理予定日の1週間くらい前から、生理予定日の1週間くらい後までの時期を指します。この時期は妊娠しているかどうかにかかわらず寒気が起こる時期と言えます。

なぜなら、生理前にはプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増え、これによって基礎体温が上がるからです。少しであっても体温が上がると、外気温との変化が大きくなって寒気が起こる場合があります。

また、妊娠している場合には、この基礎体温の上昇が生理予定日を過ぎても継続し、多くの場合は更に体温が上がるため、更に寒気を感じることになります。

寒気の種類

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妊娠超初期には、頭痛を伴う寒気が起こることがあります。これは、先にも述べたプロゲステロンという女性ホルモンが、脳の血管を広げ、神経が刺激されて頭痛を引き起こすことがあるからです。

この場合の頭痛はほとんどが偏頭痛で、ズキンズキンと拍動するような痛みや、下を向いた時に後頭部をなぐられたような痛みを感じることがあります。

また、偏頭痛に関連して、吐き気を伴う寒気を感じることもあります。偏頭痛の合併症として最も高い確率で起こるのが吐き気で、体温の上昇に伴う寒気と同時に起こることがあります。

さらに、妊娠超初期には、めまいを伴う寒気が起こることもあります。このめまいは、貧血によるものです。妊娠すると、超初期のうちに母体の血液量が増えるようです。

しかし、最初は水分だけが増えて赤血球はそのままのため、結果的に血液が薄まって貧血の症状を起こします。このために、超初期症状としてめまいが起こることがあるのです。立ちくらみや冷や汗なども起こることがありますが、同じように貧血によるものと考えられます。

妊娠超初期に寒気が起こるのは妊娠の兆候?

これは、一概に妊娠の徴候とは言い難いものがあります。というのは、生理前の症状としても寒気が起こることがあるからです。プロゲステロンによる体温の上昇は妊娠していてもしていなくても起こりますから、結果的に寒気も、妊娠の有無にかかわらず起こるというわけです。

頭痛を伴う寒気も同様で、妊娠していなくても起こることがあります。ただし、めまいや立ちくらみに関しては、妊娠超初期症状という可能性もありますとくに普段そういった症状がない人の場合は、妊娠している可能性が高いかもしれません。

風邪との見分け方

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生理前や妊娠超初期は免疫力が低下している時期であるため、風邪を引きやすくなります。風邪で熱が上がる時もゾクゾクとした寒気を感じるので、妊娠によるものかどうかの区別が難しいでしょう。

ただし、風邪の場合は、他にも風邪症状があるはずです。インフルエンザの場合なら発熱による寒気と同時に関節痛があるのが普通ですし、胃腸風邪なら下痢、嘔吐、胃痛といった消化器症状が起こります。

そういった症状が無いのに、寒気や頭痛、めまいだけが起こるなら、妊娠している可能性があるかもしれません。

寒気対策

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寒気を感じたら、衣服を1枚増やすなどして体を暖かく保ちましょう。ソックスやスカーフで末端を温めるのも良い方法です。

妊娠超初期にはホルモンのバランスが不安定になりやすいので、寒気が治まると同時に急にほてりが現れ汗をかくこともあります。その場合はできるだけすぐに着替えをして、汗が冷えないように心がけましょう。本当に風邪を引いてしまうことになります。

体験談:とにかく冷やさないように

OSHBIEさんからの体験談:
とにかくお腹を温めました。もともと冷え性なので、腹巻きや手首足首ウォーマーを巻いて冷やさないように過ごしました。4週目頃から便秘がひどかったので、常温の水をいつもより多く取るようにしました。

妊娠初期の寒気

妊娠初期に寒気が起こる原因

妊娠初期とは、一般的に妊娠5~6週頃(エコーで胎嚢確認後)から妊娠16週目までのことをいいます。この時期には、妊娠超初期と同様に寒気が起こることがあります。

妊娠超初期にも活発に分泌されているプロゲステロンですが、その後も胎盤形成後まで持続的に分泌されます。従って体温がやや高く保たれ、これによって寒気を起こすことがあります。

寒気の種類

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妊娠超初期と同様、頭痛を伴う寒気、めまいを伴う寒気、さらに吐き気を伴う寒気があります。頭痛を伴う寒気は、つわりの症状としてもよく聞かれます。このつわりは、妊娠初期から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の作用によって起こると言われています。

また、胎児を育てるために起こる母体の急激な変化が体調不良を招くということも言われています。いずれにしても、頭痛は代表的なつわりの症状のひとつで、吐き気や寒気を伴うことが多くあります。また、つわりによって吐き気だけでなく胸焼けが起こる場合もあります。

めまいを伴う寒気も、引き続き貧血によって引き起こされます。血液の水分量に赤血球の量が追いついて貧血が治まるのは、早ければ妊娠12週頃、遅い人では妊娠中ずっと貧血の人もいます。

妊娠初期に寒気は流産の可能性?

妊娠初期に寒気がしても、それが流産につながるということはありません。ただし、すでに流産してしまっている場合、基礎体温が下がって、身体が冷えたような感じがすることはあるかもしれませんが、自覚できるほどの体温低下はほとんどないでしょう。

いずれにしろ、寒気と流産を結びつけて考えるのは間違いです。

病院に行った方がいい?

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妊娠初期に寒気がしたからといって、必ずしもすぐ病院に行く必要はありません。寒気は妊娠初期にはよくみられる症状だからです。ただしそれでも心配な場合は、かかりつけの産科医に相談しましょう。

例えば、頭痛やめまいがあれば、程度によって鉄剤や痛み止めが処方されるかもしれません。また、発熱を伴う寒気の場合は、風邪やインフルエンザ、時には膀胱炎という可能性もあるかもしれません。

膀胱炎は通常残尿感を伴いますが、妊娠中は残尿感や頻尿が起こることがよくあるため、見逃されてしまうこともあります。尿検査ですぐにわかりますので、健診の時に診断してもらえる場合が多いでしょう。

寒気対策

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まず体を温かく保つことです。冬は室内を暖かくし、外出時には下着を一枚増やすなどして寒さ対策をしましょう。夏は冷房対策が最も重要です。冷房による冷えは免疫力も低下させてしまうので、自宅なら設定温度をやや高めにし、オフィスなどではカーディガンや膝掛けなどで対応しましょう。

飲み物は、季節に関わらず温かいものを飲むようにし、冷たいものは避け、体を内側から温めるようにしましょう。

体験談:生姜紅茶で体の中から温めた

Maritiさんからの体験談:
第一子を授かった妊娠4ヶ月(12~15週頃)は、寒い季節だったので、体が冷えないように気をつけていました。

体の中から温まるように、生姜紅茶を飲んでいました。腹巻をしたり、足首を冷やさないように靴下を重ね履きしていました。何より、健康的な生活が一番だと思い、早寝早起きするようになりました。

まとめ

寒気は、妊娠超初期から妊娠初期にかけてよく起こる症状です。寒気だけなら心配する必要はありませんので、暖かくして過ごしましょう。体調管理に注意して、健やかな妊婦生活を送ってくださいね。

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