産後11ヶ月はこんな時期
どんどん成長する赤ちゃんから目が離せなくなる

生後11ヶ月の赤ちゃんは、動きがますます活発になってきます。ハイハイも上手になって、スピードアップ。自由自在にいろんな所へ行ってしまいます。
ハイハイの力を活用して、階段を登ろうとしたり、椅子の上に乗ろうとしたりと危険な行動も。ママは赤ちゃんからますます目が離せなくなります。
つかまり立ちも上達して、テーブルや壁などにつかまりながら、移動するつたい歩きをするようにも。早い子だと自分の力だけでたっちする子もいます。
手の動きも器用になって、DVDプレイヤーのボタンを触ったり、引き出しの中身を全部出してしまったりと、好奇心のままにいろんなことに挑戦します。思わぬ赤ちゃんの行動に、びっくりさせられるママもみえると思います。
生後11ヶ月の赤ちゃんの男の子の平均体重は7.5~10.8kg、身長が69.4~78.5cm。女の子の平均体重は7.0~10.3kg,身長が67.4~76.7cm。身長、体重には個人差があるので、大きく外れていなければ問題ありません。
離乳食が進んでくるにつれ、授乳回数は減ってきます。授乳も1日2回ほどで済むことも。夜もまとめて寝てくれるようになるので、日中のリズムが整いやすくなります。
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産後11ヶ月のママの体調や心の変化
やっと妊娠前の体調に戻る

長い妊娠期間、産後の期間を経て、やっと体調が妊娠前の状態に戻ってきます。赤ちゃんが夜にまとめて寝てくれるようになったことで、少し睡眠不足も解消され、妊娠前の元気が出てくるママも。
とは言え、日中赤ちゃんの行動から目が離せず、疲労やストレスを感じているママも多くいます。産後11ヶ月になると授乳が減ってきたことで生理が再開しているママも出てきて、生理や腹痛に悩まされている方もいるでしょう。
産後の尿漏れに悩まされているママもみえます。尿漏れの原因には、妊娠・出産による骨盤のゆがみと、骨盤底筋のゆるみなどがあります。骨盤底筋を鍛える運動をしたり、骨盤を正しい位置に戻す体操などを取り入れてみるのがおすすめです。
体調がすぐれない中育児をするのはとても大変なことです。腹痛や尿漏れなどの症状が改善されない場合には、お医者さんに診てもらってくださいね。
他の赤ちゃんと比べてしまい悩んでしまうことも

産後11ヶ月にもなると、ママにも余裕もでてきて他の赤ちゃんがいる場所におでかけすることも増えてきます。この時期の赤ちゃんの成長・発達は個人差が大きいので、つい他の赤ちゃんと比べて一喜一憂してしまうことも。
たっちをした、言葉を話したなどは、目で見て分かりやすいので、他の赤ちゃんと比べてしまう気持ちも分かります。でも、早くたっちしたからといって、子どもの将来には何の影響もありません。
今だけのことなので、あまり神経質にならないようにしてくださいね。自分ではそう理解していても、周りからのプレッシャーを感じて、同じ年頃の集まる子育て支援センターなどに行けなくなることもあるようです。
この時期の赤ちゃんには、他の赤ちゃんとの触れ合いなどがすすめられているので、行きたくないけど行かないといけないという葛藤で苦しんでいるママも。
そんな時には、いつもと違う遠方の支援センターやイベントに行くのもおすすめです。いつもと同じメンバーだと比べがちですが、初めての相手なら気負いも少なくてすみます。
近所の支援センターだと、そのまま同じ保育園、小学校と一緒になる可能性が高いため、ママ友付き合いにも気を使いますが、遠方の支援センターならその場だけの付き合いですむので、気軽に付き合えますよ。
でも本当につらい時には、無理して子どもの集まる場所に行く必要もないと思います。心の元気がたまるまでお休みして、赤ちゃんと2人の時間を楽しむのもいいですね。
産後11ヶ月のママの気持ちの変化
授乳がもうすぐで終わってしまうと思うと寂しい気持ちに
ぺぃさんぴさんからの体験談:
子どもがたくさん食べられるようになってとてもうれしい気持ちでいっぱいでした。その反面、もう私のおっぱいは必要ないんだ、必死に吸ってくれるかわいい顔をもう見れなくなってしまうんだ、と思うと寂しく感じました。
あと少しの期間だと思いながら、子どもがおっぱいを吸う姿を目に焼き付けて授乳していました。 しかし、授乳しなくて良くなるということは、大好きなお酒を飲めるようになるという事だと気づき、旦那さんとお酒を飲めることを楽しみにもなっていました。
産後11ヶ月の過ごし方
赤ちゃんとのおでかけを楽しもう

ママの体調が妊娠前の状態に戻り、授乳回数も減り、睡眠時間も長くなってきたので日中に外出しやすくなります。休日は家でのんびり過ごしていた家族も、外におでかけするように。
赤ちゃんは感情表現が豊かで、いろんなことに好奇心をもって反応してくれるので、赤ちゃんの様子を見ているとパパもママも楽しくなると思います。
おでかけすることで、子どもの世界を広げてあげることもできますよ。いつもと違う環境を楽しむことで、パパとママのストレスも発散できそうですね。
赤ちゃんとのスキンシップをとることで、家族の絆も育まれそうです。どこにおでかけするのか迷うママもいるかもしれません。
今まで絵本でしか見たことのなかった、動物を見に行くのもおすすめです。本物の動物を目にすることで、脳も刺激されますよ。動物と合わせて、動物の名前を教えるのもいいですね。赤ちゃんはまだしゃべれなくても、ちゃんと聞いていますよ。
水族館で多くの海洋生物を見たり、近所の電車を見にいくのもいいですね。桜や紅葉など、自然と触れ合える場所もいいですね。
アンパンマンミュージアムなどの小さな子ども向けのテーマパークだと、赤ちゃん連れへのサービスなども充実しているので安心して利用できますよ。今は赤ちゃんのおでかけ用グッズなどもたくさん販売されているので、上手に利用して、赤ちゃんとのおでかけを楽しんでくださいね。
産後11ヶ月の注意点
復職するママは準備を

育児休職中のママの中には、生後1年で復職する方もいるかと思います。復職の準備は整っていますか?赤ちゃんのリズムに合わせた生活を送っていたママにとって、新しい生活に慣れるまでは大変だと思います。
復職してからの生活をシュミレーションしておきましょう。家事の負担を軽減してくれる、ネットスーパーや宅配サービスなども調べておくと役立ちますよ。パパへの協力もお願いしておきましょう。
小さい子どもは、胃腸風邪や水ぼうそうなど、感染する病気にかかりやすいので、病気の時の対応も考えておきましょう。市によって、病児保育を行っているところもありますよ。周りの理解と協力が得られる関係を作れるといいですね。
専門機関へのご相談はこちら
※健康状態に心配なことがある場合や受診の目安に迷った場合は専門機関へのご相談をおすすめします。以下のような窓口もご活用ください。
助産師会 相談窓口
https://www.midwife.or.jp/general/supportcenter.html
まとめ
生後11ヶ月の様子についてご紹介させていただきました。赤ちゃんの成長はとてもうれしいものですが、それによってママの心配事も増えていきますね。
この時期の赤ちゃんの発達には個人差が大きいということを忘れないでください。周りと比べて不安になることもあると思いますが、赤ちゃんのペースでちゃんと成長しています!
今しか過ごすことのできない、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
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