目次
フェルトを使ったおもちゃの特徴
さわり心地が良く、幼児でも安全に遊べる

フェルトを使ったおもちゃの特徴としては、まず、さわり心地の良さが挙げられます。ぬいぐるみやおままごとセットなど、子どもが手で触れて遊ぶものに向いています。特に赤ちゃん向けのおもちゃの場合は、フェルトの柔らかさで感覚を養うのにも向いていますね。
また、さわったり握ったりしても手ざわりが柔らかいので安全ですし、自分の顔や足に落としてしまっても、怪我の心配があまりありません。また、おもちゃ全体にフェルトが使われている場合は、口に入れたりなめたりしても安全です。
衛生面に配慮できる
次に、衛生面に配慮できるのもフェルトおもちゃの特徴です。フェルトは布製なので、手洗いなどであれば洗濯も可能です。子どもが口に入れたりなめたりしても洗濯できるので、衛生的かつ長期間遊ぶことができます。
お天気の良い日に洗濯されたおもちゃが干されているのは、見るだけで気持ちが良いものです。子どもにも、おもちゃを大切にするという気持ちが芽生えることでしょう!
扱いやすく手作りしやすい 100均グッズで気軽に
手作りおもちゃというと、縫製するイメージを持つ方もいらっしゃると思います。しかし、フェルトは縫い付けるだけでなく、布用ボンドや接着剤などで貼り付けることも可能です。それに裁断しても布の端がほつれにくく、処理の必要がないのでとても扱いやすいんです。
切って貼るというだけでも手作りの品が出来上がるので、裁縫が苦手というママにもおすすめの材料ですよ。また100均でも手に入るので、材料費があまりかからずに気楽に作れるというのもうれしいですよね。
最近では、無地のものだけでなく柄物のフェルトを取り揃えているところもあるようですので、チェックしてみる価値ありですよ!
フェルトを使った赤ちゃんおもちゃの作り方をご紹介します
【1】おばけの指人形
子どもの視線が釘付け!一緒に指人形遊び
出典:www.youtube.com保育園や幼稚園の先生も保育によく使っている指人形。ねんねの頃はママやパパが、1歳頃からは子どもも一緒に遊べる優秀なおもちゃです。
かわいらしい見た目と指の動き1つで、子どもの視線も釘づけ!お話しながら遊べるところは、子どもの集中力をつけるのにもおすすめです。
材料
・フェルト
・ボンド
・裁縫ばさみ
作り方
(1)フェルトを指の大きさと形に合わせて2枚裁断し、ボンドで貼り合わせます。これがおばけの胴体部分になります。
(2)フェルトで切り抜いた目や鼻といった顔のパーツを貼り付けます。
(3)おばけの胴体にパーツを貼り付ければ完成です。飾りつけに帽子を被らせたり、ボタンなどを付けたりしても良いですね。
おばけというのは一例なので、子どもの好きなキャラクターなど、オリジナルのものもぜひ作ってみてくださいね。
遊び方
ねんねの頃は、ママやパパが指にはめて話しかけてあげましょう。「おはよう!」や「パパですよー!」といった言葉かけでも良いですね。
幼児期は、おばけを登場させた物語を作って子どもに聞かせてあげましょう。親子で指人形をはめて、話のやり取りするのも楽しいですね。
また、指人形を使って「◯◯ちゃーん?」と返事の練習をしたり、こちらの話に注目して欲しい時に指人形を使って呼びかけたりしましょう。遊びを交えることで子どもも喜び、子育ても楽しくなるはずです。
【2】カシャカシャおもちゃ
材料
・薄手のフェルト (薄手の布でもできます)
・2Lペットボトルのラベル (厚手のレジ袋でもできます)
・リボンや紐
・ミシン (手縫いでもできます)
・裁断ばさみ
作り方
(1)薄手のフェルトを適当な大きさに2枚切り、その大きさに合わせてペットボトルのラベルも切ります。リボンや紐も好きな長さに切り分けておきます。
(2)フェルトの1枚にビニールを仮縫いして縫い付け、もう1枚にはリボンやひもをランダムに配置し仮縫いして縫い付けます。
(3)2枚をミシンで縫い合わせれば完成です。
表面にボタンを付ければさわり心地を楽しめますし、長めの紐を付ければベビーカーに取り付けられるのでおでかけにも持ち運べて便利です。
遊び方
まずは、ママやパパが一緒に音を鳴らしてあげましょう。「カシャカシャ音がするね」と声をかけてあげると良いでしょう。また、「ここを触ってごらん」とリボンや紐に誘導してあげると、自分から遊べるようになるでしょう。
【3】ボタンつなぎ
材料
・フェルト
・ボタン
・針と糸
・裁断ばさみ
作り方
(1)フェルトを3cm×15cmの帯状の形に切ります。
(2)フェルトの端にボタンを縫い付けます。フェルトとボタンの間に隙間が多めにできるように糸を巻くと子どもがはめやすくなります。
(3)もう一方の端にはボタンが通るくらいの切り込みを入れます。ボタンをはめた時に切り込みがほつれないよう切り込みの周りを縫って補強します。
この場合の縫い糸は、切り込みが小さくならないように細目の糸で縫うようにしましょう。
(4)これで1本目の完成です。同じものをお好みの本数作りましょう。
遊び方
一般的なボタンつなぎのように、帯と帯をつなげて遊びます。4本作ってつなげていき、最後に1本目と4本目をつなげば正方形になります。同様に3本作れば三角形が作れます。「さんかく、しかく」と、形の名前を覚えるのにも良いですね。
帯状なので、七夕の輪飾りの要領で、輪っかと輪っかをボタンで留めて遊ぶこともできます。ひらめき次第で他にもユニークな遊びができそうです。
【4】ウサギのぬいぐるみ
材料
・フェルト
・針と糸
・綿
・ピンセット
・布用ボンド
・裁断ばさみ
作り方
(1)完成品より少し大きめにフェルトをうさぎの形に2枚切り抜きます。
(2)中に綿を入れるための入り口を残して、2枚のフェルトを縫い合わせます。手や足や耳といった綿を入れづらい箇所は、入れやすい箇所に綿を入れるための入り口を作っておきます。
(3)裏返して綿を詰めていきます。細くて詰めづらいところはピンセットなどを使って入れるとまくいきます。
(4)綿を詰め終わったら形を整えて、綿の入り口を閉じます。フェルトで顔のパーツを作り、布用ボンドで貼り付けます。ボンドが気になる場合は縫い付けても良いでしょう。
うさぎは一例なので、お子さんの好きな動物で作ってみてくださいね。服を着せたり帽子をかぶせたりしてもかわいいですね。
遊び方
生後3ヶ月を過ぎると、赤ちゃんは自分の手で物を持てるようになってくるので、持たせてあげるだけでもいいでしょう。落としてもフェルトで軽いので安全です。
ママやパパがぬいぐるみを使って赤ちゃんに話しかけてあげるのも良いですね。人形劇とまではいきませんが、ぬいぐるみを赤ちゃんの目の前で歩かせてあげるだけでも喜ぶかもしれませんよ。
【5】フェルトの腕時計
材料
・フェルト
・チェーンリング(長方形のもの)
・ビーズやスパンコール
・布用ボンド、接着剤
・ギザギザばさみ(なくても良いです)
・裁断ばさみ
作り方
(1)腕時計のベルト部分を作ります。長さは、子どもの腕周りより長めにフェルトを切ります。幅は、ベルトを通す時に使うチェーンリングの幅に合わせて切りましょう。
(2)ベルトの先端に向かって細くなるようにギザギザばさみで切りそろえます。ギザギザばさみがない場合は、普通の裁断ばさみで切りそろえても大丈夫です。
こうすることによって、固定する時に使うチェーンリングに通しやすくなります。
(3)次に、文字盤の部分を作ります。フェルトを直径5cmの円形に2枚切ります。表裏2枚の文字盤で、先ほど作ったベルトを挟むようにして縫い付けていきます。
縫い付ける前に、布用ボンドで一部を貼り付け乾燥させてから縫い合わせると、ずれずに縫うことができます。
(4)文字盤にビーズやスパンコールで時計の数字部分、フェルトを小さく切ったもので時計の針を作り、接着剤で貼り付けます。
ビーズなどが取れてしまった場合は、誤飲しないように注意してくださいね。
(5)最後に、ベルトの長さを調節し固定するために、ギザギザにした方とは反対にチェーンリングを2個通します。チェーンリングは100均でも手に入ります。
円形のものだとベルトがうまく通らないので、長方形のものを使用してくださいね。これで完成です。チェーンリングは外れやすいので、こちらも誤飲にはご注意ください。
遊び方
子どもの腕に巻いて、チェーンリングで固定してあげてください。固定の仕方ですが、まず2個のチェーンリングにベルトを通します。そして、ベルトを折り返して奥のチェーンリングの上から手前のチェーンリングに通します。
おでかけごっこの時に手に巻いてあげれば、大人気分になれること間違いなしです!
【6】お金とお財布セット
材料
・フェルト
・刺繍糸
・刺繍針
・マジックテープ 1セット
・裁断ばさみ
作り方
(1)まずは財布を作ります。横長封筒の形をイメージして作ります。適当な大きさにフェルトを切ります。蓋の部分を残して本体の両脇を縫い付けます。
(2)蓋の部分と本体にマジックテープを付け、開閉できるようにします。マジックテープをはがす時に取れないよう、しっかりと縫い付けましょう。
(3)蓋の表面のマジックテープの縫い跡を隠すように、飾りを付けましょう。フェルトでかたどったボタンでも良いですし、フェルトで作ったマークでも良いですね。
本物のボタンを付けてももちろんOKです。財布はこれで完成です。
(4)続いてお金を作ります。フェルトを紙幣と硬貨の形にそれぞれ複数切ります。大きさは、財布のサイズに合わせるようにしましょう。
(5)紙幣と硬貨にそれぞれ金額を刺繍します。フェルトを切り貼りして柄をつけても良いですね。これで全て完成です。
遊び方
お店屋さんごっこなどで使うと良いですね。ママやパパも一緒になって、お店屋さん側とお客さん側に分かれてやり取りしてみましょう。お金の種類や買い物の仕方を、遊びながら学ぶことができます。
【7】フェルトの電車おもちゃ
材料
・フェルト
・ジュースや牛乳パック 125ml~200mlのもの
・画用紙
・カッター
・ボンド(紙、布の両用)
・裁断ばさみ
・マジックテープ
作り方
(1)紙パックの底面をカッターで切り開け、洗って乾燥させます。ここで底面を切り離してしまうと、後で画用紙やフェルトが貼り付けられないので注意してくださいね。
(2)乾いたら、紙パック全体を覆うようにして画用紙をボンドで貼り付けます。ボンドを乾かしている間に、フェルトを紙パックの大きさに切っておきます。
(3)先頭車両の後部部分のフェルトには、あらかじめマジックテープを縫い付けておきます。また、2両目の前部にはマジックテープの反対側を縫い付けます。
こうすることで電車同士を連結させることができます。
(4)ボンドが乾いたら、紙パックにフェルトを貼り付けて乾かします。窓や車体のラインなどの細かい部分をフェルトで作り、ボンドで貼り付ければ完成です。
遊び方
手で押して遊びましょう。1両でももちろん遊べますが、2両、3両と作れば、連結させて遊ぶことができるのでおすすめです。
先頭車両に紐を付けてあげれば引っ張って遊ぶこともできます。また、個々を重ねて積み木のようにしても遊べるので、遊び方も広がりますよ!
【8】フェルトのお花
切って巻くだけのかわいいお花 親子でお揃いも◎
出典:www.youtube.com女の子らしさを演出してくれる、かわいいお花をフェルトで簡単に作ることができるのをご存知ですか?基本の作業工程は「切って」「巻く」、これだけです。
コツをつかめば短時間で大量に作ることも可能です。簡単にできるので、上手にはさみが使えるようになったら親子で一緒にお花作りを楽しめますよ。
材料
・フェルト
・ビーズ
・接着のためのグルーガンや手芸用ボンド
・コサージュやブローチの場合は安全ピン、ヘアアクセの場合は土台付きのピン等
・裁断ばさみ
作り方
(1)フェルトを長方形(18cm×4cm)に切っていきます。
(2)切ったフェルトを半分に折ります。
(3)半分に折って、「わ」になっている方に、はさみで切りこみを入れていきます。「わ」になっていない方はお花の茎のぶぶんになりますので、必ず5mm~6mmは残すようにしてください。
(4)フェルトを端からクルクル巻いていきます。この時、花びらではない方、お花の底になる部分が平らになるように巻いてください。あまりきつく巻きすぎない方が、接着をする際にきれいに仕上がります。
(5) (4)で作ったお花の底の部分をフェルトで作ります。巻き終えたお花の底の形と大きさに合わせてフェルトを切ります。
(6)グルーガン、もしくは手芸用ボンドでのりづけをしていきます。まず、巻き終わりの部分にのりづけをして、巻いて接着します。次に、最初に半分に折っている茎側の部分も、ペラペラとしてしまっていると思いますので、そちらをのりづけをして、巻いて接着します。
(7)最後にお花の底の部分全体にのりづけをしてから、(5)で作った底を接着します。
(8)指で花びらを広げて、形を整えて完成です。
(9)お花の真ん中にビーズを付ける場合は(8)の工程の後に、グルーガンなどで接着します。
(10)ブローチや、コサージュの安全ピン、ヘアアクセのピン等は底の部分にグルーガンなどで貼り付けていきます。
(3)のはさみで切りこみを入れる工程で、幅を広くしたり、細かくしたり変化をつけるとお花の表情がぐんと変わります。もちろん、すべて同じ幅でもかわいく仕上がります。仕上がり具合には好みもありますので、いくつか作成してみて、好みのお花を作ってみてくださいね。
また、フェルトの巻き初めに、半分に折った茎側の内側にあたる部分を少しずらしてから巻き始めると、きれいに巻いていくことができますので、お試しください。
遊び方
完成したお花は、ブローチ、コサージュ、ヘアアクセサリーなど、アイデア次第で色々なことに使用できます。たくさん作ってお花屋さんごっこをしたり、お気に入りのお人形につけてもかわいいですね。
フェルトを使った赤ちゃんおもちゃ おすすめの材料をご紹介します
【1】楽MoMo カラーフェルト 1.0mm 40色 30cm x 30cm|楽MoMo
アイデア膨らむ40色入り

気に入った色を一枚一枚購入するのもいいですが、自分ではまず選ばないだろうという色で作ったものが意外にかわいかったりすることってありませんか?
もしくは、毎回似たような色を選んでしまったり、ついつい安全な色ばかり選んでしまって冒険ができなかったり…。そんな時におすすめなのが、こちらのフェルトセットです。
40色入っているので、お好きな色はもちろん、普段は選ぶことがないような色にも挑戦することができます。厚さは1mmで、生地自体は少し硬めの作りになっています。
サイズは15cm×15cm、30cm×30cm、15cm×10cmから選ぶことができます。明るい色からダークな色まで揃っていますので、アイデア次第で色々なものが作れそうですね。
口コミ
・色が豊富でカットしやすく、フェルトのおままごとの製作にはもってこいのフェルトです。
・ちょっと使うのにいいサイズで、40色もあるのが助かります。
【2】ボンド手芸上手 手芸用接着剤 |コニシ
乾いても柔らかい仕上がり

フェルトでの手芸に欠かせないボンドです。木工用ボンドなどで代用する方もいるようですが、やはり、手芸には手芸用のボンドをおすすめします。
特にこちらの商品は、ボンド制作によくある悩み、「ボンドが乾燥後にカチカチに固まってしまった。」という心配が少なくなっています。乾いた後も完成した作品の風合いを壊さずに、柔らかい仕上がりのままです。
細かい箇所を接着したい場合には、専用の細口ノズルがついていますので、細かい作業にも適しています。また、最後まで使い切れるように逆さ容器になっているのもうれしいですね。
口コミ
・木工用ボンドよりフェルトの接着が上手くできました。
・乾いても柔らかく、接着力もいいです。
・スパンコールやくしゅくしゅのリボンでもはがれてくること無く、しっかりついています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?フェルトは、簡単に手作りしたいというママにはありがたい素材ですね。ここでご紹介したのはほんの一例です。ママのアイデア次第で、他にも素敵な手作りおもちゃが生まれることでしょう。
妊婦さんもこれから産まれるわが子のために、フェルトを使って赤ちゃんおもちゃを手作りしてみてはいかがでしょうか?
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。