おもちゃを手作りするときのポイント
素材選び フェルトや布製なら、赤ちゃんが口にいれても安心

おもちゃを手作りする際、どのような素材を使えば良いでしょうか。やはり1番使いやすく安全なのはフェルトでしょう。
カラーフェルトは100均でも簡単に手に入ります。見つけたら買っておき、時間ができたら作り始めるのもいいですね。
また、生活の中でゴミになるものも、おもちゃ作りの素材として重宝します。ペットボトルや牛乳パック、ダンボール、お尻ふきのケースなどです。
特に飲むヨーグルト用の小さいサイズのペットボトルはおもちゃに変身させやすいので捨てずに取っておくといいかもしれません!
手作りおもちゃの作り方をたくさん知りたい場合は、教本を買うと必要な材料や作り方も載っているので参考にしてみてくださいね。
作る時の注意点

材料が揃ったら作っていくのですが、この時いくつか注意点があります。まず素材選びの際に、以下のことに注意を払いましょう。
・赤ちゃんが舐めても大丈夫なものかどうか
・赤ちゃんが口に入れて喉に詰まらないサイズかどうか
・フェルトや布ものの場合は汚れたら洗えるかどうか
・赤ちゃんが噛んですぐに破れたりしないかどうか
・遊んでいて危険ではないかどうか
そして、おもちゃを手作りする工程では以下のことに気をつけましょう。
・切り口で手を切らないようにビニールテープなどで補強をする。
・角が尖った部分は丸く加工する。
・カッター、キリなどを使う際には赤ちゃんの手の届かない所で作業する。
赤ちゃんが安全に楽しく遊べるように、細心の注意を払っておもちゃを作りましょう!ここからは手作りおもちゃの作成例と簡単な作り方をご説明します!
【1】フローティングボトル・ガラガラ|ペットボトル
キラキラゆらめくおもちゃで赤ちゃんも大喜び

子育て支援センターなどの遊び場に行くとよく見かけるこちらのフローティングボトル。赤ちゃんも見つけると手にとって喜びませんか?
キラキラゆらゆらという動きが赤ちゃんの視覚を刺激するそうで、発達にもよさそうですね。
用意する材料

【材料】
・ペットボトル(ホット飲料やヨーグルト飲料などが入っている小さめサイズが赤ちゃんは握りやすいです。)
・ラメやスパンコール、ビーズなど中に入れる素材
・水
・洗濯糊
・ビニールテープ
作り方
【作り方】
(1)よく洗った空ペットボトルにビーズやスパンコールなどの素材を入れます。
(2)水をペットボトルの半分まで入れたら、洗濯糊を少しずつ足していき泡立たないように混ぜます。この時、(1)で入れた素材の浮き沈みを確認してくださいね。
(3)あとは好みの状態になるような割合で水と洗濯糊を満タンになるまで足します。満タンになったら、キャップをして開かないようにビニールテープでしっかりと留め完成です。
赤ちゃんがキラキラゆらゆらの動きで楽しんで飽きてしまっても、おままごとの調味料役や飲み物役にも変身できるので長く使えますよ。
大きいペットボトルで作り、中にお魚のおもちゃを入れると小さな水槽みたいになりますよ。中に入れる物次第で、スノードームのような飾りにもなります。
子どもと一緒に、何を入れようか考えながら手作りするのも楽しそうですね。
ビーズなどの素材を入れるだけで赤ちゃんの大好きなガラガラに
洗濯糊がなくても、カラフルなビーズなど音がする素材をペットボトルに入れるだけでかわいいガラガラを作ることができますよ。
【材料】
・ペットボトル(飲むヨーグルト飲料のサイズがベストです。)
・ビーズ、鈴など音が出たり色合いが鮮やかな素材
・ビニールテープ
【作り方】
よく洗った空ペットボトルにビーズなどを入れて、ふたをして口が開かないようにビニールテープで留めます。これで完成です。
入れるだけなので、材料があればすぐ出来てしまいますよ!ふたを開けられるようになると誤飲の危険があるので、ふたをテープでぐるぐるに固定しておきましょう。
【2】噴水シャワー|ペットボトル
お風呂嫌いな赤ちゃん・幼児も大喜びな水遊びおもちゃ

子どもがお風呂嫌いで困っているママパパもいるのではないでしょうか?こちらのおもちゃは、底に小さな穴が開いていて、そこから勢い良く水が出てくるおもちゃです。
ふた部分を手で塞ぐと水が止まります。高確率で子どもの心を掴むので、お風呂タイムにぜひ試してみてください!
用意する材料

【材料】
・ペットボトル(ふたはいりません。)
・穴開け用のキリ
・ビニールテープ
作り方

【作り方】
(1)よく洗った空ペットボトルの底部分に好きな数だけ円状になるようにキリで穴を開けます。開けすぎるとすぐ水がなくなってしまうので気をつけてくださいね。
(2)ペットボトル部分を好きなようにカラービニールテープで装飾しましょう。これで完成です。
穴を8個開けて、赤いビニールテープで装飾をすればタコになり、穴を10個にすればイカになるので色々とアレンジをしてみてくださいね!
【3】ぽっとん落とし|ミルク缶
食に興味が出始めた子どもにぴったりのおもちゃ

ミルクをあげていると気付いたらミルク缶がたくさん集まってしまいますが、そのミルク缶もリメイクして食育・知育おもちゃに変身させることができますよ。
離乳食が始まり、食べることに興味が出てきた頃から活躍するもぐもぐぱっくんのおもちゃは、筆者の息子も大好きで1歳過ぎてからもしょっちゅう引っ張り出して遊んでいます。
「りんごちょうだい」「あーん」「もぐもぐ、おいしい~」など会話しながら遊ぶと、とても喜ぶのでおすすめです。
用意する材料

【材料】
・ミルク缶(なければペットボトル)
・ペットボトルの蓋
・フェルトや画用紙など装飾に使う素材
・ビニールテープ
・果物・食べ物シール
・カッター
作り方

【作り方】
(1)ミルク缶のふたに丸く穴を開けます。開けた部分は手を切らないようにビニールテープで補強しましょう。ペットボトルの場合は切ったところが鋭利になっているのでかならずビニールテープで覆いましょう。
(2)ペットボトルの蓋を二つくっつけて、ビニールテープで止めます。これで完成です。
ミルク缶の蓋に好きなキャラクターや動物の顔をつけ、ペットボトルの蓋に食べ物のシールを装飾してあげると食育にも役立ちますよ。「りんごちょうだい」「あーん」「もぐもぐ、おいしい~」「もぐもぐぱっくん」など会話しながら遊ぶと、とても喜ぶのでおすすめです。
【4】ひも通し|フェルト
フェルトの手作りおもちゃは、赤ちゃん~幼児知育に最適

裁縫が得意なママパパはぜひフェルトの手作りおもちゃに挑戦してみてください。手間はかかりますが、子どもにとっても宝物になりますよ。
写真のようなひも通し、ボタンかけ、絵合わせ、おはなしボード、指人形など子どもの好きなモチーフやキャラクターで知育玩具を作ることができます。
今回は、ひも通しの作り方をご紹介します。
用意する材料

【材料】
・フェルト
・ひも
・綿(立体的にする場合)
作り方

【作り方】
(1)好きな形のひも通しパーツをフェルトで作ります。紐が通せるように穴を開けて作ってくださいね。
(2)紐はそのまま、両端それぞれを結ぶだけでもいいですし、紐の先に動物のマスコットをつければ動物がもぐもぐしている形にできますよ。
写真のように「はらぺこあおむし」をイメージして作ってもいいですし、他に好きなおはなしがあればそれを題材にしても面白いですよ。
【5】押し車|段ボール
手作りに慣れてきたら大型のおもちゃにも挑戦してみよう!

ネットショッピングを利用する機会が増えるとダンボールも集まります。そのダンボール、子どもが大好きなあれこれに変身させることができますよ。
男の子なら押し車、女の子ならお家を作ってあげると喜ぶかもしれません。
材料と作り方

【材料】
・ダンボール(引っ越し用など強度の強いもの)
・透明ガムテープ
・画用紙など装飾に必要なもの
【材料】
・ダンボール(引っ越し用など強度の強いもの)
・透明ガムテープ
・画用紙など装飾に必要なもの
【作り方】
ダンボールの蓋部分を内側に折り込み、テープでしっかりととめます。底部分なども補強しておくと強度が上がりますよ。あとは外側を装飾したら完成です。
写真のように車の形や、電車、バスなど好きな形にして工夫してもいいですね。中にハンドルを付けると本格的な仕上がりになります!
【6】手作りマラカス|ペットボトル
中に入れるもので簡単にいろいろな音を楽しめる

音の出るおもちゃが大好きな赤ちゃんには手作りマラカスがおすすめです。赤ちゃんの手の大きさに合わせてフィットする容器で作ってあげましょう。
容器の素材や中に入れるものによって音が変わるので一緒に作ってどんな音がでるかな?とわくわくと楽しめますよ。
用意する材料

【材料】
・空のペットボトルやヤクルトの容器
・ビーズ、鈴(容器の中に入るものなら何でも)
・ビニールテープ
・シール等(装飾用に)
作り方

【作り方】
(1)空のペットボトルやヤクルトの容器にビーズや鈴を入れて入り口をビニールテープでしっかりと塞いでください。ふたが開いてしまうと誤飲の可能性があるので注意しましょう。
(2)カラフルなビーズを入れたり、容器にシールを貼ったりするとオリジナルのマラカスが簡単に出来上がります。
【7】お家でたのしい魚釣り|小さくなった靴下
簡単にできるリメイクおもちゃ

小さくなって履けなくなった靴下をリメイクして魚釣りゲームを作ってみませんか?少し大きくなれば、魚の色によって点数を変えて対戦ゲームにしても盛り上がります。
お気に入りだった靴下を捨てずに活用して、エコなおもちゃを作りましょう!履けなくなった靴下が、かわいい魚に変身しますよ!
材料と作り方

【材料】
・小さくなった靴下
・リボン等口を結べるもの
・綿
・磁石、割り箸、糸
【作り方】
(1)靴下の内側のつま先部分に磁石を固定させて、綿などをつめて口をかわいいリボンなどで絞って目玉をつければお魚の出来上がりです。裁縫が苦手なママさんは目玉は厚紙を切って、ボンドでつけてもOKです。
(2)割り箸に糸をつるして先に磁石をつければ釣竿の完成です。紐が長いと釣るのが難しくなるので短めがおすすめです。
【8】次々出てくるティッシュペーパー|ウエットティッシュケース
イタズラ好きな赤ちゃん・幼児に!思う存分取り出せる!

ティッシュやおしりふきを出すのが大好きな赤ちゃん。ちょっと目を離した隙に全部出された!なんてことがあるお家も多いのではないでしょうか。
プラスチックのウエットティッシュ入れの空を使えば「やめなさい」と怒らずに延々と出せるティッシュペーパーが作れます。本物のウエットティッシュを近くに置いておくと間違って赤ちゃんが全部出してしまう恐れがあるので本物は手が届かないところに置くようにしましょう。
材料と作り方

【材料】
・空のウエットティッシュケース
・布やタオル
【作り方】
容器にかわいい柄の布やタオルを入れるだけ!!出し切ればまた元に戻せば遊べます。
【9】牛乳パックでバスと電車|牛乳パック
自分好みの電車や車、バスが作れる

大好きな男の子も多い電車とバス。牛乳パックで簡単に作れ、お砂場遊び等外でも使えます。いくつか作って電車ごっこや連結遊びをしたり、お人形を乗せて電車遊びをしたり工夫次第で色々な遊び方が広がります。
材料と作り方

【材料】
・牛乳パック
・新聞紙
・お好きな色のビニールテープ
【作り方】
(1)牛乳パックをしっかりと洗ってよく乾かします。中に新聞紙を丸めたものを、出来るだけきっちりとつめると強度が増します。
(2)蓋をしめて直方体にして、回りを好きな電車やバスの色のビニールテープで巻いて窓やドアなどをつけたら完成!手先が器用なママさんは結構忠実に本物を再現しておられましたよ~。上から透明のテープでぐるぐる巻きにすればさらに強度が増します。
テープでの装飾だけでなく、絵を描いた紙を貼ってみたり、運転手さんやお客さんを描いてみたり、子ども好みにアレンジしてみてくださいね。
【10】牛乳パックでぱっちん遊び|牛乳パック
ママも昔遊んだことがあるかもしれないおもちゃ
出典:www.youtube.com小さい頃に遊んだことのあるママさんもいるのではないでしょうか。牛乳パックと輪ゴムがあればできるのでとってもお手軽に作れるおもちゃです。
誰のが一番よく飛ぶかな?と対戦ゲームにしても楽しめますよ。梅雨の時期、おうち遊びやおうちのおもちゃに飽きてしまった時に、手作りしてみるのがおすすめ。
パッと作れて意外と子どももハマるので、結構長く遊んでくれるおもちゃだと思います。
【材料】
・牛乳パック
・輪ゴム
【作り方】
牛乳パックをよく洗って乾かして、切り込みを入れて輪ゴムをつけるだけ。お子さんとも一緒に簡単に作れます。
カエルのイラストを書いたり、マスキングテープやはぎれをはってかわいくデコレーションしてみるとより楽しいですね。
【11】コッシーの椅子|100均の椅子
赤ちゃん~幼児に人気なキャラクターに座って遊べる

Eテレで子どもに大人気のコッシーの椅子。おもちゃ屋さんで買うと結構なお値段がしますよね。椅子に座るのが嫌なお子さんも大好きなコッシーの椅子なら喜んで遊び気分で座ってくれることでしょう。
顔はママのセンスの見せ所なので、見本をよく見てバランスよく仕上げてくださいね。失敗してしまうと、「なんか違う。誰?」という風に、悲しい結末になってしまう恐れもあります。
コッシーの椅子に変身できそうな椅子のデザインや、ぴったりのカラーを100均で発見したら、即買いしましょう。
【材料】
・100均の椅子
・ビニールテープ
【作り方】
100円ショップに青、緑、黄色の椅子が売っているのでビニールテープで髪の毛や顔を作ればコッシー、サボさん、レグの椅子がお手軽に作れます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、身の回りにあるもので手作りできるおもちゃを5つご紹介しました。簡単にできるものから少し手間がかかるものまで、他にもたくさんあるので探してみてください。
ぜひ、ママパパで協力して作ってみてくださいね。
・掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。