目次
- ▼おばけをテーマにしたおすすめ絵本をご紹介!
- ▼【1】ママがおばけになっちゃった! |のぶみ
- ▼【2】おばけのやだもん|ひらの ゆきこ
- ▼【3】おばけのバーバパパ|アネット チゾン
- ▼【4】おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ|わかやま けん
- ▼【5】おばけが ぞろぞろ |ささき まき
- ▼【6】めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス|せな けいこ
- ▼【7】おばけパーティ|ジャック デュケノワ
- ▼【8】おばけがいっぱい (ちいさなしかけえほん)|かどの えいこ
- ▼【9】おばけのコックさん|西平あかね
- ▼【10】おばけのもり|石津 ちひろ
- ▼【11】おばけむら|南部 和也
- ▼【12】ねないこだれだ|せな けいこ
- ▼【13】おばけなんてないさ|せな けいこ
- ▼【14】おおきなかぼちゃ|エリカ・シルバーマン
- ▼【15】おばけのてんぷら|せな けいこ
- ▼【16】うさこちゃんおばけになる|ディック・ブルーナ
- ▼【17】へんしんオバケ|あきやま ただし
- ▼【番外編】アッチとボンのいないいないグラタン|角野 栄子
- ▼おにをテーマにしたおすすめ絵本をご紹介!
- ▼【1】おにはそと!ふくはうち!|いもとようこ
- ▼【2】おにたのぼうし|あまん きみこ
- ▼オオカミをテーマにしたおすすめ絵本をご紹介!
- ▼【1】3びきのかわいいオオカミ|ユージーン トリビザス
- ▼【2】ぶたのたね|佐々木 まき
- ▼まとめ
おばけをテーマにしたおすすめ絵本をご紹介!
【1】ママがおばけになっちゃった! |のぶみ
大人も涙するのぶみさんのベストセラー

かわいらしいイラストと独特の目線が話題の絵本作家、のぶみさんの絵本です。子どもと親の立場や関係性について見直すことができる作風が特徴です。
この絵本はなんと「ママはくるまにぶつかって、おばけになりました。」という衝撃的な幕開けとなります。おばけになったママは息子のかんたろうが心配で、目の前に現れます。そして色々な話をします。
おばけになっても明るいママと少し甘えん坊なかんたろうの会話にふっと笑みがこぼれます。ママがおばけになってまで伝えたかった本当に大切なことは何でしょうか。読み聞かせではママの方が涙で読めなくなってしまうことが多いと言われる一冊です。
口コミ
・「ママはかんたろうのダメなところも大好き」という言葉にグッときました。ダメなところも含めて愛している、大事な存在であるということを再認識しました。
・ママがおばけになるという少しショッキングな内容ですが、のぶみさんのやわらかな絵とユーモアあふれる言葉が大切な想いを伝えてくれる、とても素敵な絵本です。
【2】おばけのやだもん|ひらの ゆきこ
いやいや期に入った子どもにおすすめ

おばけのやだもんは、「やだやだ」のだだっ子が大好きです。「やだやだまだかえりたくない!」「「やだやだジュースかって!」。やだもんはそんなだだっ子にくっついては、おばけの仲間にしてしまいます。
陽気に歌いながらだだっ子を探していると、やだもんは歯磨きが嫌いなさっちゃんを見つけました。ところが、どうやらさっちゃんはおばけにはなりたくないようで…。
どんな子でも「やだやだ」と親を困らせる時期が訪れます。こういった絵本を通して子どもの気持ちの成長を図ってみてはいかがでしょうか。
口コミ
・読んだ後、いやいや期の子どもから「やだ」の言葉が減った気がします。
【3】おばけのバーバパパ|アネット チゾン
ユーモアたっぷりのおばけ!?

おばけのバーバパパは、いろいろなものに自分の形を変えることができます。ある日動物園に連れられて行ってしまったバーバパパが、自分の形を変えて、街で人助けをするというお話です。
形を変えられることに気づいたバーバパパが活躍する、ユーモラスで心温まるお話です。形だけではなく、自分の気持ちを変えることで、人助けができることに気づくことのできるお話です。
口コミ
・大人が読んでも充分楽しめる内容です。
・少し横長のサイズなので、子どもも持ちやすいようです。
・バッグにも収まるコンパクトサイズ。外出先にも気軽に持っていけます。
【4】おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ|わかやま けん
目に見えているものだけが良いものではない

おばけのどろんどろんが、ぴかぴかおばけと出会い、新しい世界を知り、もっとこわいものを一緒にやっつけます。
どろんどろんは、最初ぴかぴかおばけの正体を知らずに怖がっていました。でも、助け合うことで、お互いに仲良くなったというお話です。
目に見えるものだけを信じて、ぴかぴかおばけを怖がっていただけでは、仲良くなれなかったことでしょう。そんな素敵なお話です。
口コミ
・夏の夜の空気、温度が伝わってくるような臨場感があります。
・幻想的な青色が美しく、色使いがやさしい絵本です。
【5】おばけが ぞろぞろ |ささき まき
面白い名前のおばけがぞろぞろ出てくる

子どもはおばけが出てくる絵本が大好きです。こちらは絵本の読み聞かせを始める時期にちょどいい、短くて分かりやすいお話です。
おばけや妖怪が「あそぼ~!」「はーい!」と友達を探して歩き回ります。タイトル通り、ぞろぞろとおばけが出てきますよ。いったいどこから出てくるのかページをめくる楽しみがあります。
「おばけがこわい」と寝るのを嫌がるときにピッタリです。ちっとも怖くない、変わった名前のかわいらしいおばけたちが出てくるこの絵本を読んであげてはいかがでしょうか。また、周りとの関りが増える時期に、お友達との遊び方や声の掛け方を伝えられる絵本です。
口コミ
・おばけがかわいく描かれていて、子どもはおばけが自分のところにも来ないかと楽しみにするようにまでなりました。
・1ページ毎に、変わった名前と姿のおばけたちがいろんなとこから出てくるので、子どもたちは楽しんでページをめくっています。
【6】めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス|せな けいこ
クリスマスが楽しみになる一冊

せなけいこさんの大人気絵本「めがねうさぎシリーズ」の1冊です。めがねうさぎのうさことおばけは、Tシャツやトートバッグなどのグッズが販売されるほど、多くのファンがいるキャラクターです。
クリスマスが大好きなめがねうさぎのうさこは、ツリーにするモミの木を森で取ってきたのですが、なんとそこには小さくなって寝ていたおばけがいたのです…!
めがねうさぎシリーズのおばけはこわいどころか少しかわいそうな目に遭ってしまうのですが、この「クリスマスったらクリスマス」のおばけは大丈夫。最後にサンタさんからケーキをもらえてハッピーエンドですよ。
口コミ
・クリスマスを楽しみにしている子どもにぴったりの一冊です。クリスマス前に購入しましたが、気に入って毎日読んでも飽きない一冊です。
・こわくないかわいいおばけのお話です。読んだ後は子ども達がクリスマスをわくわくと楽しみにしています。
【7】おばけパーティ|ジャック デュケノワ
色の変化がおもしろい、おばけが大好きになる一冊

続いては、海外フランスのおばけの絵本です。おばけのアンリが友達みんなを晩餐会に招待します。おばけが飲み物を飲んだり食べ物を食べたりすると、なんとその色や形にそっくりになってしまって…!
おばけは壁を通り抜けられるけれどお皿などにはひっかかってしまう…など、ちょっとした設定もおもしろいですよ。ほっぺがとろけそうなほどおいしい「こんやのとくべつメニュー」はなんなのか、親子で話してみるのも楽しいですね。
この「おばけパーティ」はシリーズ1作目で、その後たくさんの続編が出ています。おばけたちが旅に出たり病気になったり…。いつの間にかおばけが大好きになってしまいそうです。
口コミ
・おばけが食べた物と同じ色に変わっていくという、見ていてとても楽しい絵本です。娘のお気に入りで毎晩読んでいます。
・とってもこわがりでおばけの出てくる絵本を怖がって読ませてもらえなかったのですが、この一冊をきっかけにおばけが大好きになりました。
【8】おばけがいっぱい (ちいさなしかけえほん)|かどの えいこ
しかけ絵本なので小さい子どもにもおすすめ

「ちいさなしかけえほん」シリーズの4作目は、おばけの絵本です。小さい穴あきしかけがたくさんある、ページをめくるたびに楽しい絵本です。
トンネルの中やお花の中などを覗いてみると、どろんこおばけやいもむしおばけなど、とても楽しそうなおばけが次々に出てきます。
「どろんどろん」や「ぶかぶかぶか」など、おもしろい音の繰り返しが数多くあるので、年齢の低い子どもも楽しめますよ。
春夏秋冬もさりげなく描かれています。文章で書かれているわけではないので、季節を子どもと考えながら読み進めるのもいいですね。
小さめサイズの絵本なので、おでかけで飽きてしまったとき用としてバッグに入れておくのもおすすめですよ。
【9】おばけのコックさん|西平あかね
人気シリーズの一冊、他のシリーズもおすすめ

西平あかねさんのかわいい子どもおばけ絵本「さくぴーとたろぽうシリーズ」のうちの1冊です。
今回は、さくぴーとたろぽうは少しだけの登場で、おばけのコックのぺーたろとぽいぞうが主役です。こけチーズピザやおしりこなど、楽しい名前の料理が並ぶおばけレストランに、新しいメニュー「くるぽんキュースープ」が登場します。
レストランのおやかたとぽいぞうは、材料を調達しに買い物に行きます…。市場にも、きゃらめるきゃべつやねこのこばんなど、笑ってしまう品物ばかり並んでいます。
いろいろなおばけが出てくるので、「これはなんのおばけかな?」と考えながら読むとさらに楽しめますよ。
口コミ
・子どもたちはおばけ家族シリーズが大好きで、このお話が絵本化されるのをとても楽しみに待っていました。不思議な食べ物やお料理が楽しいようです。
・おばけの話し方や食材、料理の名前がユニークで、親子ではまっています。何度読んでも新しい発見があり、購入して良かったです。
【10】おばけのもり|石津 ちひろ
ユーモラス!言葉遊びもできる

「おへそのあな」などの絵本で知られる長谷川義史さんの絵がとてもユーモラスで、ちっとも怖くないおばけの絵本です。
友達とお祭りに行ったヒロシは突然ふしぎな世界へ入り込んでしまい、次から次へとおばけに遭ってしまう目に…!
情けなかったり、庶民的だったり、思わずクスリと笑ってしまうおばけ達がたくさん出てきます。「えー!?」と突っ込みをいれたくなってしまうページもあるので、楽しみに読んでみてくださいね。
また、たこやきなら 【「た」べると 「こ」んな 「や」さしい 「き」もち】 というように、言葉遊びも楽しめますよ。読んだ後に真似をして、言葉遊びをしてみるのもおもしろそうですね。
口コミ
・ユーモラスで人間味のあるおばけの絵がおもしろく、とても親しみを感じます。
・言葉遊びや絵探し遊びもできるので、年齢によって色々な遊び方のできる、長く読める絵本です。
【11】おばけむら|南部 和也
おばけを身の周りの問題に置き換えると…と考えさせられる絵本

大きな裏山があるだけのひなびた村。ある日、他の村から「山におばけを捨てさせて欲しい」とお願いされます。おばけを山に捨てさせると、お礼に美しい反物などをもらえました。次第にこれが噂になり、あちこちの村がお礼の品と共におばけを捨てにやってきます。
村人はとうとう働かなくてもお礼の品で暮らしていけるようになります。しかし山に増えたおばけたちが里まで下りてくるようになってしまいます。
失った大切なものは何だったのか、という教訓がこもったお話です。おばけの絵が怖くないので、子ども達も楽しみながら読み聞かせを進めることができますよ。
【12】ねないこだれだ|せな けいこ
内容は少しこわいけどなぜかくせになる!?

シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない絵本です。夜更かしをしているとおばけの世界に連れていかれてしまうストーリーはちょっぴり怖く、子どもたちが早く寝なくては!という気持ちにさせる絵本です。
夜更かしをしている女の子は、夜になっても眠りません。夜遅くまで起きているとおばけの世界に連れていかれちゃうよ~。それでも起き続けている女の子は、小さいおばけになり大きいおばけに手をひっぱられて、夜空へぐんぐん連れていかれます。
シルエットが描かれたページでお話は終わりますが、その後どうなったのかは語られないままなので、好奇心旺盛な子どもに読み聞かせるにはピッタリな絵本でおすすめです。
口コミ
・「こわい」と言いながらも毎日読むほどのリピーターぶりです。
・言葉のリズムがいいからか、子どもがすごく食いつきます。
・夜更かしをしている子どもにとてもいい本だと思います。読んでからおばけの時間を気にして早く寝てくれるようになりました。
【13】おばけなんてないさ|せな けいこ
せなけいこさんの切り絵と一緒にみんなで歌おう

続いても、せなけいこさんのおばけ絵本シリーズです。独特な切り絵のおばけは、かわいさもありながらもちょっぴり怖さがある絵本で、物語だけでなく絵も楽しめる作品になっています。
主人公は、おばけがこわいぼく。おばけに出会った時は、冷蔵庫に入れたら大丈夫!いや、おやつを一緒に食べれば大丈夫、怖くない!そんな気持ちになっていける楽しい内容です。そう、保育園や幼稚園で習う童謡の「おばけなんてないさ」の絵本です。
歌を歌いながら読んであげると怖くなく、小さなお子さんでも楽しく読めますよ。おばけを怖がる子にぴったりの絵本なので、一緒に読んでおばけが怖くない事を教えてあげましょう!
口コミ
・おなじみの童謡が絵本の世界に広がっていて、子どもたちは歌いながら絵本を見ています。
・絵本の内容はほぼ歌詞そのままだし、巻末には5番までの歌詞も載っているので一緒になって歌っています。
【14】おおきなかぼちゃ|エリカ・シルバーマン
「おおきなかぶ」に似ている展開だけど結末の違いを楽しみに読んでみて

西洋のおばけたちが登場するハロウィンをテーマにした絵本です。「おおきなかぶ」のパロディにも思える部分もあり、テンポよく読むことができます。
ハロウィンの前日、魔女はかぼちゃパイを作ろうと畑にかぼちゃを取りにやってきますが、大きく育ったかぼちゃは一人ではとても動かすことができません。
幽霊や吸血鬼、ミイラが次々にやってきては「我こそは」とかぼちゃを引っ張るのですが…。ハロウィンにかぼちゃパイは間に合うのでしょうか?ハロウィンを楽しみにしているのは人間だけではない、という面白い視点で描かれた作品です。
口コミ
・「大きなかぶ」のハロウィンバージョンで、子どもたちにもわかりやすいです。
・かぼちゃを引っ張る西洋のおばけたちがかわいいです。
【15】おばけのてんぷら|せな けいこ
めがねにおばけの天ぷら…食べてみたい?

せなけいこさんのおばけシリーズ絵本です。独特な絵はどこか懐かしさを感じますね。文字は少なく絵がメインになっているので、1歳未満の子どもでも一緒に絵を見て楽しめる作品です。
うさぎのうさこは、友だちのねこさんの天ぷらの入ったお弁当を見て食べたくなり、自分も料理を始めます。おばけはうさこの家に入り料理の天ぷらをつまみ食いしようとします。うさこの揚げる天ぷらには眼鏡やおばけも加わって…。
展開はユーモアもあり、笑いを誘います。おいしそうな天ぷらにつられて、自分もてんぷらになりそうになったおばけに、見ている子どもはハラハラしてしまうかもしれませんね。
口コミ
・シンプルなストーリーながら、うさこの独特なキャラクターやしゃべり方、それを彩る「せなさん」の切り絵の美しさに親子ともども夢中で読みました。
・自分が小さいときに買って読んでいた本で記憶に残っていたので、子どもにも買いました。いいものをいいと感じる心は今も昔も変わらないんだなとつくづく感じました。
【16】うさこちゃんおばけになる|ディック・ブルーナ
ミッフィーで有名なディック・ブルーナの人気作品

ブルーナのうさこちゃんシリーズの絵本です。いたずら好きのうさこちゃんは、ある日おばけに変身してみんなを驚かせてやろうと思いつきます。さっそくママに古いシーツをかぶせてもらって、穴をあけたら……おばけうさこのできあがりです。
でも、うさこちゃんとバレバレなおばけなので全然迫力がなく、かわいさ満点のストーリーです。お友達を脅かす、ちょっぴりいたずらっ子のうさこちゃんは大好きなふわこおばさんも驚かしてしまいます。
ふわこおばさんに嫌われないようにシーツをとって、おばけをやめていつものかわいいうさこに戻ります。うさこの心情が描かれていて、ちょっぴりおちゃめなうさこちゃんの一面がかいま見える、愉快なストーリーです。
口コミ
・ママ譲りのいたずらっ子なうさこちゃんが友だちを驚かして、まさに脱兎のごとく逃げ出すさまが痛快です。
【17】へんしんオバケ|あきやま ただし
楽しいことばあそび絵本

どきどきわくわくおばけどうくつ!このおばけどうくつをくぐりぬけると、だれでもおばけに変身しちゃうんです。どんなおばけに変身しちゃうのか、一緒に考えても楽しいストーリーの絵本です。
おばけがこわいと思うようになってくる時期が訪れることもありますが、かわいいおばけ、たのしいおばけ、へんてこりんなおばけ…きっとこれを読めばおばけが怖くなくなっちゃうかも!きみもおかしなおばけになっちゃうかもよ!?
声に出して読んでみるといろんなものが変身しちゃう不思議なことばあそび絵本。自分で絵本を読むことができるようになる4歳ぐらいなら、もっと楽しめるはずです!とても楽しく絵本に向き合うことができますよ。
口コミ
・トンネルを通ると言葉が入れ替わっておばけになってしまう言葉遊びの本なので、子どもが積極的に字を覚えて読んでいます。
【番外編】アッチとボンのいないいないグラタン|角野 栄子
読んだらグラタンが食べたくなるかも

おばけのアッチとのらねこのボン、ネズミのチとキが活躍する「小さなおばけシリーズ」。小学校低学年向けの児童書です。大きくなって1人で読書をする子どもにいかがでしょうか。
本に出てくる食べ物はどれもおいしそうで、かわいらしい絵のテイストは子どもらしく、不思議な魅力があります。
コックのアッチがいなくなって、ボンがコックをすることから物語が始まります。でも、ボンはお料理ができるのかしら?そして「いないいないグラタン」とは?ボンの作る料理に読み手もハラハラさせられ、自然に子どもと一緒に物語に引き込まれていきます。
小さなおばけシリーズは食べ物を題材にしたものが多く、どの料理もおいしそう。子どもと一緒に絵本を見て、同じ料理を作ってあげたら子どもたちも大喜び間違いなしですよ。
おにをテーマにしたおすすめ絵本をご紹介!
【1】おにはそと!ふくはうち!|いもとようこ
実はとってもかわいそうなおに 節分が学べる

まだまだ昔、もっと昔、「おふく」というかわいい子どもとおかあさんが畑に雨が降らずに困っていました。そこで、天に向かって雨を降らせてくれるよう、お願いしました。
おにはその願いを叶え、雨を降らせるかわりに、おふくは…。そしておには…。おふくのおかあさんの言葉を信じ、ずっとずっと待ちぼうけをする、やさしくてかわいそうなおにがでてきます。
「おにはそと! ふくはうち!」って いうのは なぜ?どうして まめを まくの?など、節分の由来をやさしく語っている絵本です。
【2】おにたのぼうし|あまん きみこ
本当は心やさしいおにの子

節分の夜。みんなが豆まきをしているので、主人公の「おにた」は行くところがありません。ひとりさびしく人間の町を歩いていると、女の子と友達になりました。女の子のお母さんは病気でした。2人の様子をみていたおにたは、女の子をよろこばせてやりたいと思います。
おにたは、悪気はなかったのですが、ともだちのためにしたことで豆をぶつけられてしまい…。こわい顔をしていても、本当は心のやさしいおにの子のお話です。
口コミ
・大人が読んでもいろいろと考えさせられるストーリーです。おには悪というイメージが変わります。
・豊かな現代にこそ、子どもに読みたい1冊です。読み聞かせにもおすすめの一冊です。
・せつないストーリーと、いわさきちひろさんの優しい絵がマッチしています。
オオカミをテーマにしたおすすめ絵本をご紹介!
【1】3びきのかわいいオオカミ|ユージーン トリビザス
本当は、仲良くなりたかったオオカミ

3びきのかわいいオオカミは、大きなぶたが怖く、ぶたに家を壊されるたびに家を頑丈にしていきますが、最後は仲良くすることを選びます。
3びきのこぶたとは反対の結末になっていますが、どのようにしてぶたと仲良くなれたのでしょうか。
最初は大きなぶたを怖がっていたオオカミたちも、やり方を変えることで仲良くなることができました。自分たちを信じることを教えてくれる1冊です。
口コミ
・真面目でかわいいオオカミが登場します。
・ブタの表情がユニークで笑えます。
・まるで「3びきのこぶた」のパロディのようなストーリーです。
・エスカレートするブタの行動に大笑いしました。
【2】ぶたのたね|佐々木 まき
足の遅いオオカミはぶたを食べることができるのか?

オオカミは足が遅いため、まだ一度もぶたを捕まえたことがありません。なんとぶたよりも足が遅く、ぶたにからかわれてしまうほどです。
悔しいオオカミは、きつね博士に相談します。すると「好きなだけぶたが食べられる」とぶたの種をもらいます。さて、見事にぶたがたくさんなった木が生えますが、おおかみは初めてのぶたの丸焼きが食べられるのでしょうか。
絵本の世界では悪役になることが多いオオカミですが、少しまぬけだけど一生懸命なオオカミの姿を微笑ましく思える一冊です。悪者やこわいものにも弱点がある、というところに親しみを感じます。「またぶたのたね」「またまたぶたのたね」と続編のシリーズもありますよ。
口コミ
・絵も文章もシンプルで子どもが理解しやすい絵本でした。
・くすっと笑ってしまうような展開とテンポの良いストーリーで親子で夢中になって読みました。
まとめ
子どもたちにとって、とってもこわ~い、おにやおばけ、オオカミなどのイメージが、この絵本で変わります!もしかしたら「おばけがでるから、はやく寝なさ~い」という呪文が、もうきかなくなってしまうかもしれませんね。
ぜひ、今回ご紹介した絵本を子どもに読み聞かせてみてくださいね。面白いおばけやおにの世界に魅了されてしまいますよ!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。