目次
妊婦さんはなぜカフェインを取ってはいけないのか?
ママ(母体)へのカフェインの影響

なぜ妊娠したらカフェインを控えなければならないのでしょうか?カフェインは、流産や早産、低出生体重児、発達障害などの原因になると考えられています。
妊娠中はカルシウムの摂取が必要になってきますが、カフェインを摂取すると尿に排出されるカルシウムの量を増やしてしまいます。せっかくカルシウムを摂取しても、カフェインにより流れ出てしまいます。
また、カフェインと強く結びつくタンニンが鉄分の吸収も妨げてしまいます。妊娠中は鉄分が必要になってくるので、不足すると貧血になってしまいます。
特に妊娠初期は、赤ちゃんに栄養を与え、血液量が変化するので貧血になりやすい時期です。また、体に栄養素を取り込む食事中~食後30分以内はカフェイン入りの飲料を飲まないように気をつけましょう。
お腹の赤ちゃんへのカフェインの影響
ママがカフェインを大量に摂取すると、胎盤を通してカフェインがお腹の赤ちゃんへ送られてしまいます。
カフェインは胎盤を通りやすいので、胎児に移行してママの体とほぼ同じ濃度になるともいわれています。
赤ちゃんの肝臓はまだまだ未熟な為、カフェインを排出しきれずに体内に長期間残ってしまいます。カフェインは、赤ちゃんにとても大きな負担をかけてしまいます。
それだけでなく、胎児の発育障害や胎児が死亡する原因としてカフェインが関係しているという説もあります。
カフェインは、母体のアドレナリンを増やし血流が悪くなってしまうため、胎児へ酸素と栄養が送られにくくなり、胎盤の血管が収縮し胎児が低酸素状態を起こし、発育障害や胎児の死亡へ繋がると考えられています。
授乳中のママも避けるべき?
出産後、授乳中のママも母乳を通してカフェインが赤ちゃんへ送られてしまうので避けた方が良いでしょう。赤ちゃんの落ち着きがなくなったり、興奮して泣きやまなかったりする事があると言われています。
また、カフェインを摂取すると乳幼児突然死症候群の発症率が高まるという報告もあるので気をつけましょう。
ノンカフェイン飲料の種類は?選び方
妊娠中のティータイムを楽しもう

ストレスになるくらいなら1日1~2杯くらいのコーヒーは大丈夫とも言われていますが、コーヒーと変わらないくらいおいしくて、妊娠中のプレママにとっても赤ちゃんにとっても優しいノンカフェイン飲料も多く発売されています。
香りが良い飲み物やビタミンなど栄養価の高い飲み物などノンカフェインにはたくさんの種類があります。
出産後は赤ちゃんのお世話に忙しくてゆっくりお茶を楽しむ時間もなかなか取れなくなります。せっかくのティータイムですから、お腹の赤ちゃんと一緒にゆったりとした気分で楽しめるといいですね。
あまり堅苦しい事は考えずまずは安全でリラックスできるものを選びましょう。それでは妊娠中や授乳中におすすめのノンカフェイン飲料にどんなものがあるか、種類をご紹介します。
麦茶
まずは定番の麦茶。くせのないスッキリとした味の麦茶は、老若男女に親しまれていて、いつも以上に水分接種が必要な妊婦さんにはぴったりです。
妊娠中に摂取したい食物繊維やミネラルも多く含まれていて、飲むだけで栄養補給にもつながります。
黒豆茶
妊娠中は体重管理が大変ですが、黒豆茶は美肌効果や血液の流れを改善したり便秘解消に効果があるなど妊婦さんにうれしい効果がいっぱいあります。
ほんのり甘い、黒豆の香りがやさしいお茶です。
ゆず茶
ビタミンC・ミネラル・鉄分などを含むゆずは、健康にも非常に良いお茶として知られています。体を温める効果もあるので、妊婦さんや女性におすすめです。
また、ゆずの皮には妊婦さんが摂取したい葉酸も含まれているので一石二鳥ですね。冬にはぜひ飲んでいただきたいおすすめの飲み物です。
ノンカフェイン(デカフェ)紅茶
紅茶の中にはシンプルなノンカフェイン紅茶だけでなく、フレーバーティーも売っているので、気分によって選んでみましょう。
フレーバーティーは特にアイスティーにするのがおすすめです。
ルイボスティー
ルイボスティーはミネラルが豊富で抗酸化作用があるなど、妊婦さんにも女性にも良い効能がたくさんあります。
少しクセがあるので好みが分かれますが、根強い女性のファンも多いです。ぜひ一度飲んでみてくださいね。
ローズヒップティー
きれいな真っ赤な色が特徴的なローズヒップティー。ビタミンCが豊富なドリンクで、レモンの20倍もあるそうです。甘酸っぱい香りが女性が好みな味わいです。
外で友人とお茶する時など、ティータイムにおすすめです。
デトックスウォーター(フレーバーウォーター)
デトックスウォーターとは、水に果物や野菜、ハーブなどの食材を入れて作ったスペシャルなお水のこと。作り方は簡単!好きな野菜や果物をカットして、水につけて1晩寝かせるだけ。
野菜や果物の甘味が香るので、水分補給が必要な妊婦さんもぐいぐい飲めますよ。
野菜ジュース
最後にご紹介するのが野菜ジュース。妊娠中は、普段の食事より意識して野菜を食べる必要があるので、野菜ジュースで補うのも良いですね。生の野菜には劣りますが、ビタミン・ミネラルを補給してくれます。
砂糖が入っていない野菜果汁100%のもの、葉酸摂取につながる緑黄色野菜が入っているものを選んでみましょう。鉄分不足を補うために、鉄分成分入りを選ぶのもおすすめです。
ノンカフェイン飲料商品をご紹介!
【1】オーガニック たんぽぽコーヒー|がばい農園
妊婦の栄養補給にぴったり

妊娠中はなるべく体にいいものを選びたいですよね。今回紹介するがばい農園のたんぽぽコーヒーはポーランド産で有機栽培で育てられた良質のものです。
たんぽぽコーヒーの特徴はノンカフェインで、必要なビタミン、ミネラル、鉄分が豊富で栄養補給にもぴったりです。子宮伸縮の作用もないですし、便秘にもいいので妊婦さんにぜひ飲んでもらいたいノンカフェイン飲料になります。
また、産後も母乳の出がよくなると言われているので、妊娠中、産後と長くお付き合いしたい飲み物です。
口コミ
・とても飲みやすく、渋さはありません。乳腺のつまりがなくなりました。
・コストパフォーマンスが良いです。
【2】ゆずかの柚子茶|キッコーマン
甘いものでほっとしたい時におすすめ

柚子茶はお茶の葉を使うのではなく柚子の皮を蜂蜜や砂糖で付けて作ったものです。ジャムのようにドロっとしていて、お湯で割って飲むのがポピュラーな飲み方です。
柚子茶はノンカフェインなので妊婦さんにもおすすめです。柚子の皮には豊富なビタミンがあります。妊娠中は簡単に薬を飲めないので、風邪予防や体が冷えてしまった時などにもいいですよ。
また便秘に効く食物繊維や疲労回復に良いクエン酸も豊富です。キッコーマンのゆずかの柚子茶は柚子2個分の皮が瓶詰されています。蜂蜜と砂糖で甘みもあるのでリラックスしたい時にほっとできる飲み物です。
お湯で割るだけでとてもお手軽でおいしいのですが、血糖値が高い妊婦さんや体重指導を受けている方は飲みすぎに気を付けましょう。
口コミ
・他の類似品と比べて添加物は少なく、風味が良いです。
・お湯で割って飲むと体があたたまって香りもいいです。
【3】ヘルシー ルイボスティー ティーバッグ|伊藤園
スッキリ飲めるカロリー0のハーブティー

妊娠中、できるだけハーブティーは避けた方が良いといいますが、ルイボスティーはノンカフェインで子宮伸縮作用など、お母さんにもお腹の赤ちゃんにも悪い影響を与えるものはないので安心して飲む事ができます。
伊藤園のヘルシー ルイボスティー ティーバッグは飲みたい時に気軽に作れ、すっきりとした味なので、つわり等で体調が悪い時も飲みやすいです。
ルイボスティーには妊婦さんにうれしい栄養がいっぱいです。妊娠中は便秘に悩まされる人も多いかと思いますが食品で摂取しにくい食物繊維、風邪やお肌の調子を整えるビタミンCやポリフェノールが含まれています。
カロリー0なので体重増加が気になる方も安心ですね。妊娠中の水分、栄養補給だけでなくきれいになる成分もいっぱいです。
口コミ
・飲み始めたら便秘が解消されました。
・手軽で良いです。お茶のメーカーが発売しているので安心です。
【4】健康ミネラルむぎ茶|伊藤園
あのいつもの飲み物も妊婦さんに最適

「妊娠したらカフェインに気を付けて今までと違う何か特別な飲み物を用意しなくてはいけないのかな?」と難しく考えなくても大丈夫です。
あのいつでも買えるお手軽な飲み物もノンカフェインで安心して飲めるんですよ。それは「麦茶」です!麦茶ならいつも家にある!という方も多いのではないでしょうか。
麦茶のメリットは単なる手軽さだけではないんです。伊藤園の健康ミネラル麦茶はすっきりと飲みやすく、いつでもどんな時でも飲むことができます。
麦茶には鉄分も含まれているので健康的!水分補給にぴったりです。麦茶は妊娠中だけでなく、日常的に常備しておきたいですね。産後も授乳でいつも以上にお母さんの体は水分を必要とします。
ノンカフェインで安心なのでたくさん飲んで体調を整えましょう。もちろん子どもも安心して飲めますよ。
口コミ
・たっぷり入っていて飲みごたえがあって、味もおいしいです。
・他社と比較してむぎ茶の中で一番味もまろやかで体にも良いと思います。
【5】べっぴん 黒豆ごぼう茶|ティーライフ
美容効果もあって一石二鳥!

妊娠するとお母さんの体はお腹の赤ちゃんに栄養を送るので、気づかないうちに水分不足から便秘になってしまったりむくみがでる事があるので、水分補給はいつも以上に気をつけなくてはいけません。
体にいいお茶をたくさん販売しているティーライフの「べっぴん黒豆ごぼう茶」は妊婦さんでも安心なノンカフェイン飲料です。
べっぴん黒豆ごぼう茶には香ばしい香りが特徴の黒豆、食物繊維たっぷりのごぼうの他に、イソブラボンが含まれ大豆胚芽、健康維持に効果のあるはと麦配合で妊婦さんの心強い味方です。
ノンカフェインで美容効果も高いので、たくさん飲んで体内環境を整えてきれいな妊婦さんを目指しましょう!授乳中に水分不足になると乳腺炎予防にもなりますし、おいしく健康的に水分補給をしましょう。
【6】フォション やさしい紅茶 ストレートティー |アサヒ飲料
本格的ノンカフェイン紅茶

コーヒーと並んでカフェインの量が多いと言われている紅茶ですが、どうしても飲みたくなる時はありますよね。日常的に紅茶を飲んでいた方にとっては、妊娠中から授乳中も我慢しなくてはならないのはストレスになりませんか。
アサヒ飲料の「ォション やさしい紅茶 ストレートティー」はカフェインゼロでありながら、アールグレイのいい香りとほんのり甘味があって疲れを感じた時やほっとしたい時にのみたい紅茶です。
パリの高級食材商、フォションというだけあって本格的です。お腹の赤ちゃんの為にと頑張るのはとても良い事ですが、たまには頑張っている自分へのご褒美においしい紅茶でリラックスしませんか。
この商品の基本情報
商品情報
*参考価格:¥ 3,629
*ブランド:FAUCHON(フォション)
*メーカー:アサヒ飲料
*商品サイズ:42cm x 30cm x 21cm
*商品重量:15.6kg
商品の特徴
*内容量:600ml×24本
*原材料:砂糖、紅茶、香料、乳酸カルシウム、ビタミンC、チャ抽出物
*商品サイズ(高さx奥行x幅):212mm×283mm×421mm
【7】毎日飲む野菜|カゴメ
妊娠中に安心して飲める野菜ジュース

カゴメの「毎日飲む野菜」は妊婦さんにおすすめです。1日に必要な野菜の摂取量が350gと言われています。カゴメの毎日飲む野菜は、なんとトマトやほうれん草の8種類の野菜260g分がギュっと詰まっているんです。
普段のお食事にプラスすれば野菜不足を補えますね。甘味料、塩分は入っていますが野菜に甘味があってとても飲みやすいです。煮込みやスープなどお料理にも使えますよ。
口コミ
・栄養が取れて、他社の野菜ジュースに比べておいしいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?妊娠前にコーヒーや紅茶などを日常的に摂られていた方は我慢するのも大変ですよね。
しかし、ノンカフェインの飲料は今回ご紹介したように多種多様です。新しいおいしさに出会えるかも!今しかない妊娠期間、授乳期間をリラックスして過ごしましょう。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。