東京の安産祈願に人気の神社をご紹介します!
大國魂神社|東京都府中市
大國魂神社が安産祈願で有名な理由
大鳥居をくぐった参道左側には、源頼朝が使者を送り、妻の北条政子の安産を祈願したと言われる、安産の神様をまつった宮乃咩(みやのめ)神社があり、例祭日の7月12日には、安産特別祈願祭が行なわれています。
境内には樹齢千年のイチョウの樹があり、古い時代には、イチョウの根元にいる蜷貝(にながい)を煎じて飲むと、母乳の出が良くなると言われていました。
またイチョウの大樹に手を合わせるだけで、産後の肥立ちが良くなると言われています。
大國魂神社の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点
初穂料 / 5,000円、または10,000円
授与品 / お守り・お札・お神酒など
腹帯 / 持参、または購入2,000円
受付時間 / 9時~16時、予約不要
アクセス / 京王線:府中5分、JR武蔵野線・南武線:府中本町5分、有料駐車場あり
注意事項 / 腹帯を持参する場合は新品のみ
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大宮八幡宮|東京都杉並区
大宮八幡宮の概要

杉並区大宮にある大宮八幡宮は、源頼義によって建てられ、日本三大八幡宮のひとつとして、『八幡様』と呼ばれ親しまれています。
第15代天皇である応神天皇と、応神天皇の父母がまつられ、千年近いの歴史を持っています。
応神天皇は父の仲哀天皇の遺志をつぎ、母の神功皇后とともに国づくりを進め、その輝かしい働きから、人々に力を授ける神様として信仰されてきました。
大宮八幡宮が安産祈願で有名な理由
応神天皇がおなかに宿っている時、母の神功皇后はお腰の帯に石を結び、陣痛を抑えて大陸へ出陣し、無事に戻り出産したと言われています。
応神天皇は胎内にいる時から神の力を発揮したとして、胎中天皇とたたえられ、父の仲哀天皇を含む親子3神の絆から、安産・子育て・縁結びの神社として有名です。
都内で3番目の広さとなる1万5千坪の境内には、併設幼稚園もあり、神門の両脇に植えられている夫婦イチョウは、夫婦円満のシンボルとして親しまれ、子宝にもご利益があると言われています。
大宮八幡宮の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点
初穂料 / 8,000円以上
授与品 / 腹帯・お守り・絵馬など
腹帯 / 授与
受付時間 / 9時半~16時半、予約不要
アクセス / 京王線:西永福町7分・永福町10分、JR:新宿・中野・高円寺からバス有り、無料駐車場あり
注意事項 / 無料駐車場は台数に限りがあるため、混雑時や祭事の際は利用注意
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日枝神社|東京都千代田区
日枝神社の概要

千代田区永田町の小高い丘の上にある日枝神社には、江戸城の守り神、また徳川家のお産の神さまとして、大山咋神(おほやまくひのかみ)がまつられています。
一般民衆が参拝できるようになったのは、2代目秀忠が、江戸城内にあった社殿を、城外へ移してからのことです。
400年前の大火によって社殿が焼失し、時の将軍家綱が松平忠房の邸地を官収し、赤坂の溜池を望む現在の場所に新社殿を建てました。
日枝神社が安産祈願で有名な理由
江戸市民からは、『江戸の産神』として信仰されていました。猿を、神さまのお使いの御神猿としてまつり、社殿の左右には夫婦の猿神様の像があります。
犬と同じように、猿もお産が軽く、いつも子どもを抱いて守り育てることから、子猿を抱いた妻猿をなでると安産に良いと言われ、日枝神社では、戌の日または申の日に安産祈願をすすめています。
外堀通りには登り専用のエスカレーターもあり、妊婦さんにやさしい神社です。
日枝神社の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点
初穂料 / 10,000円から
授与品 / 玉串・お守り・お神酒など
腹帯 / 持参、または購入5,000円
受付時間 / 9時~16時、予約不要
アクセス / 東京メトロ銀座線・南北線:溜池山王3分、千代田線:国会議事堂前5分・赤坂5分、銀座線・丸ノ内線:赤坂見附5分、有楽町線・半蔵門線・南北線:永田町5分、無料駐車場あり
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水天宮|東京都中央区
水天宮の概要

中央区日本橋にある水天宮は、福岡県の久留米市にある久留米水天宮の分社として、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)など四神がまつられています。
水天宮は、名前の通り水の神様をまつり、水難除けなどの他、子授け・安産・子育てなどのために、信仰されてきました。
水天宮は二百年の歴史があり、日本橋蛎殻町(かきがらちょう)にあります。2016年春、新社殿がお披露目されました。
水天宮が安産祈願で有名な理由
水天宮の『水』の字が、仏教の『天之水分神(あめのみくまりのかみ)・国之水分神(くにのみくまりのかみ)』とつながることから、『みくまり』の発音が『みこもり(御子守り)』に変化し、子育ての神・子どもの守り神として信仰されるようになったと言われています。
本社殿には、母子の狛犬が置かれています。また、『子宝いぬ』の像は、母子犬の周りに並ぶ自分の干支をなでると、子宝や安産のご利益があると言われています。
また、水の神様にもふさわしい、3児を連れた小さな『安産子育てかっぱ』の像が立っています。
水天宮の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点
初穂料 / 5,000円
授与品 / お守り・お札・お神酒など
腹帯 / 持参の場合は縫い付け用小布御守3,000円、または購入4,000円
受付時間 / 8時~15時半、予約不要
アクセス / 東京メトロ半蔵門線:水天宮前1分、日比谷線:人形町6分、都営浅草線:人形町8分 有料駐車場あり(戌の日は混雑が予想されるため、利用できないことも)
注意事項 / 戌の日が土日祝日や大安と重なる日、入場規制あり ◎戌の日の昇殿は本人のみ
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まとめ
時代は変わっても、子を思う親の心はひとつです。長い歴史の中で、たくさんの父と母が、おなかの赤ちゃんやわが子のために、お参りを続けました。歩くしかない時代でも、便利な現代でも、出産といういとなみは何も変わってはいません。
空に向かう鳥居を見上げ、杜の静かさの中でいにしえの母たちの心を思う時、新しい命への期待と歓びが湧き上がってきますね。
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