目次
- ▼年齢別おすすめの魚の本は?
- ▼魚の図鑑やしかけ絵本も
- ▼魚の絵本 おすすめをご紹介します
- ▼【1】きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)|五味 太郎
- ▼【2】やきざかなののろい|塚本やすし
- ▼【3】ちがうねん|ジョン・クラッセン(作)、長谷川義史(訳)
- ▼【4】にじいろのさかな|マーカス・フィスター
- ▼【5】スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし|レオ・レオニ(作)、 谷川 俊太郎 (訳)
- ▼【6】チョコレートをたべた さかな|みやざき ひろかず
- ▼魚の図鑑&しかけ絵本 おすすめをご紹介します
- ▼【1】オーシャン (しかけえほん)|ダン・ケイネン、キャロル・カウフマン
- ▼【2】海の生き物たち (キラキラしかけえほん)|ルース・マーティン(著)ピーター・スコット(イラスト)
- ▼【3】うみ 改訂版 (はっけんずかん)|今泉 忠明 (監修), 長尾 嘉信 (イラスト), 西片 拓史 武田 正倫 河戸 勝
- ▼【4】DVD付 新版 魚 (小学館の図鑑 NEO)|井田 斉 (監修)
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- ▼まとめ
年齢別おすすめの魚の本は?
3歳・4歳|食育にも
3歳や4歳になってくると、だんだん物語の内容もしっかりわかるようになり、頭の中で本の主人公になった気分を楽しむことができるようになってきます。この時期の子ども達には、子どもたちの心に響くようなしっかりしたストーリーの絵本がおすすめです。
また、魚というと水の中を泳いでいるだけでなく食卓に上ることも多いですが、栄養豊富な食材にもかかわらずけっこう魚嫌いの子って多いですよね。そんな時にはおかずになった魚の気持ちがわかる絵本を読んであげると、食育にもつながります。
5歳・6歳|リアルな魚の世界がわかるものも
5歳や6歳の子は、より長いストーリーもしっかり理解できるようになり、また自分で絵本を読むことも増えてきます。さらに、自分の興味のあることに対する集中力もどんどん高まってくる時期です。
水の中の世界って実際はどうなっているのかという疑問に答えてくれる絵本や、色々な魚のイラストがいっぱいの絵本図鑑などがおすすめです。
魚の図鑑やしかけ絵本も
図鑑を読んで魚博士に
魚の図鑑は、それまで漠然とイメージしていただけの水の中の世界を、もっと具体的に知るきっかけになってくれます。
また、魚にはたくさんの種類がいて大きさや色にもかなりのバリエーションがありますが、図鑑では一つ一つの種類の魚の名前や特性を知ることができます。図鑑にハマると、魚のことなら何でもわかる魚博士になれますよ。
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魚の絵本 おすすめをご紹介します
【1】きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)|五味 太郎
逃げ回るきんぎょを探そう

金魚鉢から飛び出して、家の中の色々なものに紛れながら逃げる金魚を、探していくお話です。最初は何で逃げ出したんだろうと不思議なのですが、ラストまで読むとなるほどと納得してしまいます。
ここだよと金魚を指さしで教えてあげていると、そのうち子どもも指でさして教えてくれるようになりますよ。人気絵本作家の五味太郎さんの作品の中でも定番で、味わい深い絵がとても魅力的です。
文字数はそんなになく繰り返しが多いので、1歳前後からでも楽しめます。最初の魚の絵本にもおすすめです。
口コミ
・1歳4ヶ月になる子どもに何度も読み聞かせていると、そのうち自分から指でさして金魚を教えてくれるようになりました。絵の色彩も鮮やかで目で見ても楽しめます。
・文章はシンプルで少ないですが、金魚を探したり描いてあるものについて話したりと、親子で楽しくコミュニケーションがとれる絵本です。
【2】やきざかなののろい|塚本やすし
食育にもおすすめ

焼き魚が嫌いで食べたふりをして食べ散らかした主人公の男の子ですが、その後で行く先々に骨になった焼き魚がついてきて嫌わないでと訴えてきます。
表紙もタイトルもあらすじもちょっと怖い感じですがホラーな展開ではなく、ラストのオチでは笑えたりもします。読み終わったら魚嫌いな子でも食べてくれるようになるかもしれない、楽しく好き嫌いを克服するための食育にもなる絵本ですよ。3歳くらいから楽しむことができます。
口コミ
・小学4年生の子どもが夢中になって毎日読んでいます。大人が読んでも面白く、読むと焼き魚が食べたくなります。
・子どもがこちらを読んでから、箸の進まなかった魚を食べてくれるようになりました。
【3】ちがうねん|ジョン・クラッセン(作)、長谷川義史(訳)
黒い表紙に関西弁のタイトルが印象的 帽子を盗んだ小魚の運命は

アメリカのその年に出版された中で一番優秀な絵本に贈られるコルデコット賞受賞作品で、黒の背景とその上に広がる海の世界の絵が印象的な絵本です。絵本作家の長谷川義史さんの関西弁の翻訳が、斬新でもあります。
大きい魚がかぶっていた小さい帽子盗んでしまった小魚ですが、ばれないだろうと自分に言い聞かせているものの実はバレバレです。小魚が大きい魚から必死に逃げるスリリングな展開で、その後待ち受けているラストははっきりとは描かれていないものの、思わず背筋が冷たくなります。
口コミ
・魚の表情がとても豊かで、関西弁の雰囲気も含めて非常に面白い絵本です。ラストが不気味で何とも言えません。
・物語の雰囲気と関西弁がとてもマッチしています。読んだ後に色々と考えさせられますが、子どもに読んであげたくなる本です。
【4】にじいろのさかな|マーカス・フィスター
きれいなウロコ、みんなに分けてあげるとより幸せになる 虹色の魚のお話

尊大な態度のせいで一人ぼっちになってしまった、きれいな虹色のうろこを持つ魚。寂しくなった魚がそのうろこを1枚ずつ他の魚たちにわけてあげると、みんなとても喜んでまた仲良くなったというお話です。
何かをあげることで友達になるということに賛否両論があるものの、この絵本に描かれているのは自分の持っているものを人に分けてあげるとみんなに喜んでもらえて、みんなの喜ぶ姿を見て自分もうれしくなるという、あたたかな優しさだと思います。
イラストもきれいな色使いで、うろこが本当にキラキラしていてとても印象的です。
口コミ
・絵がとても美しく、読み聞かせるのにも良かったです。
・幸せは分け与えてみんなで幸せになろうという、思いやりを描いた絵本です。
【5】スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし|レオ・レオニ(作)、 谷川 俊太郎 (訳)
小さくても大群で大きい魚に立ち向かう スイミーの機転とは

兄弟みんなが赤いのにその中で1匹だけ黒い小魚のスイミーは、遊んでいる時にマグロに襲われ自分以外の兄弟をみんな食べられてしまいました。
一人ぼっちになって落ち込むスイミーは、海の中で新しいものを目にすることで次第に立ち直っていき、やがて新しく見つけた仲間たちと大きな魚を追い出すための策を立てます。自分の個性を見事に生かしたスイミーの機転と、小さい体で大きな魚立ち向かう場面には心が動かされます。
小学校の教科書などでおなじみのこのお話は、美しい絵に彩られた冒険のお話です。
口コミ
・絵が絵画のようにきれいです。スイミーの世界観に子どもも引き込まれているようでした。
・みんなで力を合わせれば、ひとりでできないことも成し遂げられるということを優しく学べる絵本です。
【6】チョコレートをたべた さかな|みやざき ひろかず
チョコレートに夢中になった魚はどうなるのか

魚として海を自由に泳ぎ回る生活が気に入っていた魚でしたが、ある日小さな男の子が知らずに落としたチョコレートを食べてしまってから、もう一度チョコレートを食べることだけに憑りつかれたようになってしまいます。この魚は一体どうなってしまうのでしょうか。
偶然のめぐりあわせで知らないうちに影響を与えあっているこの世界の、ちょっと残酷な現実とファンタジックなラストに、読み終わった後胸の中がじーんとします。チョコレートと同じ色だけで描かれたやさしい絵もとても魅力的ですよ。
口コミ
・チョコレートカラーの柔らかいタッチのイラストで描かれた、小さいサイズの絵本です。結末が意外すぎて、とても驚きました。
・知らない間に誰かが誰かに与えてしまう影響について、深く考えさせられます。大人になってからもずっと持っていたいと思う本です。
魚の図鑑&しかけ絵本 おすすめをご紹介します
【1】オーシャン (しかけえほん)|ダン・ケイネン、キャロル・カウフマン
本物の魚のような動きに大興奮!

この絵本はページをめくると挿絵の中の生き物が動く、とても不思議な仕掛けがされています。静止しているの当たり前と思っている挿絵が動画のように動く様子は、大人でも驚かされると思います。
本の中で取り上げられている魚はタコやタツノオトシゴ、それにウミガメなど少し神秘的な海の生き物ばかりで、それと動く挿絵が合わさって独特の世界観を創り出しています。解説もついているので、海の生物について詳しく知ることができますよ。
口コミ
・魚たちのしかけがとても巧妙で、リアルに動きます。
・映像を見ているかのように魚たちが動くので、大人でも夢中になって読んでしまいます。
【2】海の生き物たち (キラキラしかけえほん)|ルース・マーティン(著)ピーター・スコット(イラスト)
リアルなイラストで詳しい解説付き

海の生き物を題材にした飛び出す絵本です。ポップアップした生き物は角度によって色を変えたりキラキラしたりしていて、ただの飛び出す絵本と一味違っています。
朝の海の色とりどりの美しさや夜の海の不気味さ等、色々な表情の海を詳しい解説とともに見ることができて、目で見ても読んでも楽しめます。小さな子どもから小学生まで幅広い年代で楽しむことができますよ。
【3】うみ 改訂版 (はっけんずかん)|今泉 忠明 (監修), 長尾 嘉信 (イラスト), 西片 拓史 武田 正倫 河戸 勝
扉を開いて魚を知ろう

海で生きる魚や動物がたくさんの写真やイラストで紹介されている図鑑です。イラストのページにはしかけの扉がついていて、めくるとその魚についての説明が現れます。
掲載されている魚の種類が多く、解説も大人でも知らないようなことがたくさんあって目からウロコです。イラストがかわいいので、2歳や3歳くらいの小さな子でも楽しむことができます。海の世界が好きな子へ、初めてプレゼントする図鑑としても人気です。
口コミ
・ページをめくると、魚が開けたりと姿が変わるしかけ絵本です。イラストだけではなく写真もあり、魚の名前あてなども楽しむことができます。
【4】DVD付 新版 魚 (小学館の図鑑 NEO)|井田 斉 (監修)
DVD付きの大ボリューム魚図鑑

約1400種もの魚について知ることのできる、ボリューム満点の魚図鑑です。最新技術で実際の魚の色をできる限り再現されている写真と詳しい解説で、小学校高学年まで長く使うことができます。
また、深海魚についても詳しく取り上げられていて、魚の飼育法等も解説してくれています。
ドラえもんとコラボしたDVDもついていて、動画でさらに詳しく知ることができますよ。
口コミ
・DVDが付いているので小さい子どもでも見やすく、詳しい図鑑と説明もあるので大きくなってからも長く楽しめます。
・小学1年生になる子どものリクエストで購入しましたが、カラフルで見やすく、子どもでもわかりやすいように丁寧に解説してくれているので、夢中になって読んでいます。
(ご参考)コズレ会員の絵本お気に入りランキング・おすすめ診断もチェック!
(ご参考)Amazon・楽天の絵本人気ランキングもチェック!
まとめ
身近なようで実は奥が深く、不思議があふれる魚の世界は、子どもたちを惹きつけてやみません。そのためか魚を主人公にした絵本にはたくさんの種類があり、絵が印象的なものも多くて人気です。
魚の世界に興味を持ち始めた子には、絵本とともに魚の生態を知ることができる図鑑をプレゼントするのもおすすめですよ。絵本や図鑑を読んで、広い海を自由に泳ぎ回る魚になった気分を楽しみたいですね!
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